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気になるリフォーム費用の相場|費用の内訳、リフォーム別相場費用などを詳しく紹介

2023年07月31日
気になるリフォーム費用の相場|費用の内訳、リフォーム別相場費用などを詳しく紹介

リフォーム費用は、リフォームする箇所や内容によって異なります。自分が希望するリフォームの費用がどれくらいになるのか、とても気なるところです。また、リフォームは設備や建材の費用に加えて、施工費用や諸経費、場合によっては申請費用などが必要になってきます。見積りを見て詳しい内訳がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、リフォームの工事費用と工事以外に必要な費用、その内訳やリフォーム内容別の費用相場を詳しく解説していきます。

リフォーム費用の内訳

リフォームとお金の写真

リフォームには、工事本体の費用以外にも必要な費用があり、当初の予算よりも大幅にオーバーしてしまうことがあります。後悔のないリフォームを行うためにも、まずはリフォーム費用の内訳をしっかりと理解しておきましょう。

工事に必要な費用

リフォーム費用の内訳には「材料費」「施工費」「諸経費」などがあります。「材料費」は、設備などを含めた資材や建材の調達・購入にかかる費用、「施工費」は職人の人件費です。「諸経費」には、管理費や経費などが含まれ、いらなくなった廃材や資材の運搬・引き取り・廃棄処分の費用なども必要になります。

工事以外にも必要な費用がある

大規模なリフォームやこだわりを詰め込んだリフォームを行う際には、設計・デザイン費をはじめ、仮住まいのための家賃や引越し費用、一時的に荷物を預けるトランクルール費などが必要になります。他にも、確認申請の手数料や印紙税などの負担もあることを念頭において予算を立てましょう。

<設計・デザイン費>

間取りの変更が伴うような大掛かりなリフォームや建物全体のリノベーション工事の場合は、設計・デザイン費用が必要になります。設計事務所や建築デザイナーなどに依頼することもあれば、リフォーム会社によっては最初から工事費に含んだ見積りを出すところもあるので、内訳をしっかりと確認してください。

<仮住まいに必要な費用>

住みながらの工事が難しい場合は、ホテルなどの仮住まいを準備する必要がある他、家具などを一時的に保管しておくトランクルーム費用も必要です。工期によって借りる期間が長くなり、費用負担も増えていくため、できる限り工期が短くなるようにするなどの工夫を検討してみてください。

<引越し・運搬費>

家具・家電を運び出す際と運び入れる際の2回分の引越し費用や家財の運送費も念頭に置いて予算を組みましょう。

<確認申請のための手数料と印紙税>

増改築が伴う建築には確認申請が必要であり、行政書士への手続き費用や契約にともなう印紙税がかかります。増改築以外にも、大規模な屋根材の葺き替え、外壁の張り替え、一定以上の大きさのカーポートの設置などでも確認申請が必要です。

リフォーム箇所ごとの費用相場

リフォーム箇所ごとの費用相場

ここでは、代表的なリフォーム内容ごとの費用相場を紹介します。あくまでも平均的な工事の場合の相場ですから、ハイグレードな建材や設備を使ったり、特殊なデザイン・工事が伴ったりする場合は、別途費用が必要になるため、目安程度に参考にしてみてください。

リビングリフォームの費用相場

リビングリフォームの価格帯の中心は、15~150万円です。非常に幅が広いのですが、間取り・面積・材料など費用が変動しやすい要素が多いため、個別の見積りで確認するのが無難です。また、現在の住宅に多い間取りであるLDKの場合は、キッチンやダイニングスペースも併せてリフォームするケースが多く、相対的に費用が高くなりがちです。

キッチンリフォームの費用相場

大幅なレイアウト変更を伴わないキッチンリフォームの場合、費用のボリュームゾーンは60~100万円です。キッチン全体のリフォームでなければ予算を抑えやすく、60万円以下でもシステムキッチンの入れ替えリフォームが十分に可能です。その一方で、I型から対面型やアイランドキッチンなどへ変更する際には、給排水設備の工事が伴うため、100万円を超える費用になるケースがほとんどです。

浴室リフォームの費用相場

ユニットバスを交換する場合、50〜80万円が費用相場となっています。在来工法からユニットバスへのリフォームは、解体工事が伴うため100万円程度が必要です。120万円以上の予算をかければ、浴室を広げたり、オーダーメイドでデザインできたりなど、自由度の高いリフォームも可能となっています。

トイレリフォームの費用相場

トイレリフォームに掛かった費用は、全体の4割を15万円以下が占め、5割が15〜30万円、残りの1割が30万円以上となっています。費用を左右するのは、交換するトイレのタイプです。省スペース化が叶うタンクレストイレは、20万円以下でも取り替え交換できるため人気を集めています。その一方で、高い節水機能を持つタイプなどハイグレードなトイレを選んだ場合は、30万円以上の予算が必要となっています。

洗面所リフォームの費用相場

基本機能を備えたスタンダードタイプの洗面台であれば、20万円以内の予算でのリフォームが十分に可能です。家族が多い世帯向けの収納スペースが豊富なタイプなどハイグレードな洗面台を選んだ場合でも、費用は25万円程度に抑えられます。

エクステリアリフォームの費用相場

門扉やフェンス、アプローチなどを含むエクステリアリフォームの相場は、50~100万円となっています。リフォーム箇所や内容によって異なりますが、敷地の外周にフェンスを新設する場合であれば、50万円程度が費用相場です。

外壁リフォームの費用相場

外壁リフォームには、サイディングを張り替えるリフォームと塗料を塗る塗装リフォームのいずれかのパターンが多く、中でも塗装リフォームの比率が高くなっています。塗装リフォームの場合、予算を決めるのは使用する塗料のグレードです。スタンダートタイプであれば、1坪あたり1万2000円が相場ですが、高耐久性のハイグレードタイプであれば2万円以上が相場となっています。

屋根リフォームの費用相場

屋根の代表的なリフォームは、ひび割れた瓦や劣化したスレートの交換が代表的です。既設の屋根の撤去費用が発生する場合は、100~150万円と高額になりますが、防水塗装であれば100万円以内での施工も可能です。

耐震リフォームの費用相場

耐震金具の取り付けや耐震パネルへの交換などが、耐震リフォームの主なメニューです。費用は25~200万円と幅が広く、工事内容や施工範囲によって大きく左右されます。まずは耐震診断を行って、現在の状態を把握した上で、必要な耐震リフォームを判断するのがよいでしょう。

断熱リフォームの費用相場

屋根・外壁・床などに断熱性の高い建材を使用し、家全体を断熱化する場合は300~500万円と高額になります。全体の費用は高くなりますが、断熱リフォームは補助金の対象となるため、国や自治体の実施する制度を利用するのがおすすめです。

リフォーム費用を抑える方法

リフォームの相談風景

リフォーム費用をできるだけ安く抑えるには、どんな点に気を付ければいいのでしょうか。今回は5つのポイントを紹介します。

予算に見合ったリフォーム内容を検討する

リフォームプランを検討していると、当初の予算よりも見積り額が高くなってしまうこともあります。例えば、水回りリフォームではグレードの高い装備品やオプションの追加で予算をオーバーするケースが多いため、優先順位をつけて必要な装備・機能に絞ることで、全体予算を低く抑えるのがポイントです。

補助金の利用を検討する

国や自治体が実施する補助金を活用することで、持ち出し費用を低く抑えることができます。エコ・省エネリフォーム、耐震リフォーム、バリアフリーリフォームなど、工事内容によって対象となる補助金が異なるため、希望のリフォームが補助金の対象になっているかしっかりと確認しましょう。また、補助金には申請期間や工事完了期間などが指定されているため、事前にしっかり確認してください。

既設の設備を再利用する

耐用年数に余裕がある設備は、クリーニングして再利用することも可能です。システムキッチンなどであれば、コンロ、換気扇など使用頻度の高いパーツだけ取り換え、設備にかかるコストを抑えられます。

工期を短縮する

人件費を節約するために、住みながらの工事を避けて、工期を短縮する方法が有効です。仮住まいの費用が発生しますが、トータルの費用が安くなるケースも多いため、施工会社に相談して決めるのが得策です。

水回りはまとめてリフォームする

本体工事費用に加えて、給排水工事の費用が伴う浴室・トイレ・洗面台などのリフォームは、一度にまとめて行うことで予算が抑えられます。耐用年数が迫っている箇所は、数年後にリフォームが必要になる可能性が高いため、長期的な計画を立てて行いましょう。

リフォーム業者選びのポイント

リフォーム業者選びのポイント

リフォームで後悔しないためには、希望に合ったリフォーム業者を選ぶことが重要です。リフォーム業者選びでは、以下に紹介する5つのポイントに気を付けてみてください。

得意分野や過去の実績を参考にする

各社には得意とするリフォームがあります。例えば、屋根や外構・エクステリア工事が得意な会社もあれば、大手メーカーの製品を使った工事に強い会社もあり、自分が希望するリフォーム内容との相性や過去の実績などを参考にするのがポイントです。

担当者の対応力で判断する

工事費用の内訳や工事内容の説明が丁寧な担当者や、要望に応じた提案をしてくれるような会社が好ましいと言えるでしょう。予算やデザイン、工期などの希望を柔軟に受け入れてくれる会社は、施工後の満足度も高くなります。

保障やアフターフォローの手厚さで選ぶ

日常的に使うことが多い住宅設備は、保証やアフターフォローも重要です。長期保証などのアフターフォローが充実している会社を選ぶと将来的にも安心です。

会社としての信頼性を重視する

リフォーム関連の協会や団体などの加盟企業は、信頼性の高い会社であると言えます。過去の実績だけでは良し悪しを判断できない場合や、会社としての信頼性を重視する場合はとても参考になります。

クチコミやレビューなどリアルな評価を参考にする

広告などによるイメージではなく、実際のユーザーの声をもとに業者の良し悪しを判断することも有効な手段です。顧客満足度を重視する業者は、施工や対応も丁寧な傾向にあるため、クチコミやレビューサイトなども参考にしてみてください。

まとめ

リフォームでは欲しい設備やオプションを選んでいくと、どうしても当初の予算よりも見積りがオーバーしてしまいます。工事箇所以外にも修理が必要な部分などがあるケースも多く、思った通りの予算にはおさまらないのが悩ましいところです。

そんな場合は、リフォーム内容に優先順位をつけて費用を抑え、補助金の利用なども検討するのがおすすめです。リフォーム業者に希望をしっかりと伝えれば、代案を出してくれる親切な会社も多くありますので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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