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【2024年】水回りリフォームパックに使える補助金・助成金制度3つ!自治体の制度も紹介

2024年08月30日
【2024年】水回りリフォームパックに使える補助金・助成金制度3つ!自治体の制度も紹介

水回りリフォームにかかる費用を抑える方法として、補助金制度の利用が挙げられます。リフォーム内容によっては、国や自治体が提供する補助金・助成金制度が適用され、自己負担が減るかもしれません。

今回は、水回りリフォームに使える補助金・助成金制度について解説します。補助金以外でリフォーム費用を抑えるコツや補助金を活用する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※各補助金の金額や要件などは、2024年5月時点の情報です。

水回りリフォームに使える国の補助金

水回りリフォームに使える国の補助金

国が設ける補助金・助成金制度の中で、水回りリフォームに使えるのはおもに3つです。ぞれぞれの制度の概要と対象リフォーム、補助金額について解説します。

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、エコホーム支援事業者と工事請負契約を締結して省エネ性の高い設備の導入や断熱リフォームを行う際、費用の一部を補助する制度です。制度名に「子育て」とありますが、誰でも利用できます。ただし、18歳未満の子を有する子育て世帯、もしくは夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯は補助上限が引き上げられます。

支給条件 住宅の所有者であること
対象リフォーム ・節水型トイレの設置

・高断熱浴槽の設置

・高効率給湯器の設置

・節水水栓

・浴室乾燥機の導入

・手すりの設置

・段差の解消

・浴室やトイレの出入り口の拡張

補助金額 補助額:上限20〜65万円

 

注意点としては、合計補助額が5万円未満の場合は補助の対象外であることです。そのため、リフォーム内容によっては複数箇所の工事が必要になります。なお、交付申請期間は、2024年3月29日から2024年12月31日までで、予算に達し次第終了です。

エコ住宅設備の設置【リフォーム】|子育てエコホーム支援事業【公式】

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム邁進事業は、既存住宅を長期的に使えるように住宅性能(耐震性、断熱性、耐久性)を高めるリフォームを行う際に、費用の一部を補助する制度です。

支給条件 ・工事後に国が指定する耐震性と劣化対策、省エネルギー性の基準を満たすこと

・性能向上リフォーム、三世代同居対応改修工事、子育て世帯向け改修工事、防災性・レジリエンス性向上改修工事のうち、いずれかを行うこと

・インスペクション(現況検査)を実施し、維持保全計画と工事履歴を作成すること

対象リフォーム ・高断熱浴槽の設置

・高効率給湯器の設置

・ユニットバス化

・手すりの設置

・段差の解消

・トイレを和式から洋式へ変更

・車椅子利用者が使えるキッチンへの変更

補助金額 ・補助率:工事費の3分の1

・評価基準型:上限80万円

・認定長期優良住宅型:160万円

・三世代同居対応改修、若者・子育て世帯向け改修、既存住宅を購入して改修する場合は、50万円を上限に加算

 

基本的に申請手続きは登録事業者が行います。そのため、リフォームの依頼先は登録事業者であることが必須です。なお、交付申請期間は、2024年5月13日から2024年12月23日までで、予算に達し次第終了になります。

事業概要 | 長期優良住宅化リフォーム推進事業

介護保険

介護保険は、リフォーム金額の一部を補助して、高齢者や障がいを持つ方が生活しやすい居住環境にするための制度です。おもに、バリアフリーを目的としたリフォームが対象になります。

支給条件 ・利用者が要支援1〜2、要介護1〜5のいずれかに認定されている。

・利用者が介護施設や病院に入居・入院していない

対象リフォーム ・手すりの設置

・段差の解消

・滑りにくい床材の変更

・引き戸への変更

補助金額 ・補助率:工事費の90%

・上限:18万円

 

本制度の申請は、ケアマネージャーと被保険者が行います。ケアマネージャーに必要なリフォーム内容について打ち合わせを行い、生活しやすい環境になると判断したうえでプランを決定します。介護保険を利用して住宅改修する場合は、原則1人1回です。例外として、転居した場合や要介護度が3段階上がった場合は再度利用できます。

介護保険における住宅改修 | 厚生労働省

水回りリフォームに使える自治体の補助金・助成金

お住まいの市町村でも、独自の補助金・助成金制度を設けている場合があります。国の補助金が利用できなかったり申請受付を終了していたりする場合は、自治体の補助金制度を活用できないか確認してみましょう。ここでは、一例として3つの補助金・助成金を紹介します。

茨城県筑西市「住宅リフォーム助成事業補助金」

市内の施工業者を利用して、修繕・改修・増築などを行う際に費用の一部を補助する制度です。工事費が20〜100万円未満の場合は10%、100万円以上の場合は上限10万円が補助されます。

令和6年度住宅リフォーム助成事業補助金について|筑西市公式ホームページ

愛知県名古屋市「障害者住宅改造補助事業」

障がいのある方が暮らしやすいように住宅改修する際に費用の一部を補助する制度です。リフォームに必要な経費80万円を限度に助成され、介護保険の要支援・要介護認定を受けた方は上限60万円となります。

障害者住宅改造補助金の支給 | 介護・障害情報提供システム ウェルネットなごや

静岡県浜松市「高齢者住宅改造費補助金」

60歳以上で要支援・要介護認定を受けた方の住宅をバリアフリー化する際に費用の一部を補助する制度です。限度額は75万円ですが、厚生労働大臣が定める地域については限度額100となります。

高齢者住宅改造費補助金/浜松市

補助金以外で水回りリフォームの費用を抑える方法

補助金以外で水回りリフォームの費用を抑える方法

ここでは、補助金以外で水回りリフォームにかかる費用を抑える方法を3つ紹介します。早くリフォームしたい方、補助金の申請間に合わなかった方は、ぜひ試してみてください。

相見積もりをする

水回りリフォームの費用を少しでも抑えたい場合は、相見積もりしましょう。相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼することです。価格やリフォームプラン、対応力などが確認でき、業者を比較する材料になります。

見積もり内容をそろえるとより比較がしやすくなるため、気に入ったリフォームプランで見積もりをしてみましょう。基本的に無料で見積もり対応してくれることがほとんどですが、内容によっては有料で作成する業者もいます。

また、業者によって見積もり金額が異なるのは当然ですが、あまりにも安かったり高かったりする場合は要注意です。必要な工程や人件費をカットしているリスクや、無駄なオプションが含まれている可能性があります。価格だけ見るのではなく、内訳もしっかり確認しましょう。

設備のグレードを下げる

予算オーバーしたときは、設備の機能性やデザイン性のグレードを下げてみましょう。ショールームやモデルハウスで見る水回り設備は、ハイグレードなモデルが採用されている傾向にあります。場合によっては、必要ではないオプションがあるかもしれないため、標準仕様と比べてみましょう。

たとえば、手をかざすと自動で水が出る水栓ではなく手動タイプの水栓にしたり、お風呂の壁パネルを標準にしたりすると、コストを削減できます。機能性やデザイン性にあまりこだわりがなく、生活するうえで不自由がなければよいと考えている場合は、不要な設備がないかチェックしてみましょう。

また、同グレードで別のメーカー製品にすると少し安くなる場合があります。業者に相談すると同グレードのメーカーを提示してくれるため、気になる人は聞いてみましょう。

水回りリフォームパックを利用する

水回りリフォームパックとは、トイレ・洗面台・お風呂・内装を組み合わせたリフォーム内容のことです。リフォーム会社によっては、キッチンもパックに取り入れたり内装がなかったりすることもあるため、まずは内容を確認してみましょう。

リフォームパックを利用すると、製品価格や工事費用を安くできるのが大きなメリットです。人気製品を厳選してラインナップしているため、機能性やデザイン性に失敗しにくいといえるでしょう。

水回りリフォームパックは、標準仕様のままでも十分機能が備わっています。選ぶメーカーやサイズによって多少変動はしますが、オプションをつけすぎると予算オーバーになるので注意してください。

補助金を活用した水回りリフォームの注意点

補助金を活用した水回りリフォームの注意点

ここでは、補助金を活用して水回りリフォームする際の注意点を解説します。

実施期間や申請タイミングを確認する

補助金・助成金制度はそれぞれ実施期間が異なります。期限内であっても予算達し次第終了の場合もあれば抽選制の場合もあるため、申請期間を確認すると同時にどのような申請方法なのかチェックしておきましょう。

また、利用申請は着工前に行うことが一般的ですが、制度によっては工事完了後に申請しても適用される場合があります。事前に申請タイミングを確認し、計画的に進めることが重要です。

補助金を併用できない場合がある

基本的に国の補助金・助成金は併用できません。補助金によって申請の条件や対象リフォーム、補助金額は異なるため、どの制度が住宅にとって好条件か見定めましょう。

ただし、国と自治体のように財源が異なる制度であれば併用できる場合があります。併用の可否は、お住まいの自治体に確認してみましょう。

補助金は工事完了後に振り込まれる

補助金は、役所に工事完了報告をした後に振り込まれるのが一般的です。そのため、まずは自己負担で業者に支払うことになります。

一方で、カインズリフォームなら補助金額をあらかじめ引いた金額で工事を受注することが可能です。水回りリフォームにかかる初期費用を抑えることができるため、ぜひご相談ください。

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まとめ

水回りリフォームをするなら、国や自治体が設けている補助金・助成金制度の利用を検討しましょう。リフォーム内容によっては補助金が適用されるため、自己負担額を抑えられます。どのような補助金・助成金制度を利用できるのかわからない場合は、リフォーム業者に聞いてみましょう。

カインズリフォームでは、初期費用を抑えられる水回りリフォームパックを用意しております。トイレ・洗面台・お風呂・内装をまとめてリフォームできるプランのため、費用が安くなるのはもちろん、工期の短縮も可能です。お気軽にご相談ください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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