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リフォームを行う時期の目安は?費用相場・ポイント・注意点

2022年07月27日
リフォームを行う時期の目安は?費用相場、ポイント、注意点とともに解説

住宅の状態を保つためには、リフォームによるメンテナンスが必要不可欠です。ただし、リフォームの時期の目安は、設備によってもそれぞれ異なります。この記事では、リフォームの時期の目安を知りたい人に向けて、それぞれの設備のリフォームに適した時期の目安を解説します。リフォームのポイントや注意点も解説するため、ぜひ参考にしてください。

住宅を建ててからリフォームするまでの期間の目安

住宅を建てた後、どの程度の期間が経ったらリフォームを検討すればいいのでしょうか。具体的な期間の目安を解説します。

キッチン

キッチンをリフォームする期間の目安は、住宅を建ててから10~20年後です。ただし、10年程度が経過すると、レンジフードやコンロなど一部の機器に不具合が生じる場合があります。住宅を建ててから10年が経過したら専門業者に点検を依頼し、故障やトラブルが生じている箇所がないか確認しましょう。

トイレ

トイレの本体を交換するリフォームが必要になるのは、住宅を建てて15~20年が経過した頃です。ただし、トイレの本体には問題がなくても、タンク内部や洗浄便座などの機器部分に不具合が生じる場合もあります。その際は経過年数に限らず部品の交換やリフォームを検討すべきです。

なお、20年前のトイレと比較すると、現在のトイレは清掃性や節水性能などが上がっています。壊れていなくても早めに交換すれば、節水の効果を期待できます。

浴室

浴室のリフォームは、住宅を建ててから15~20年後が目安となります。特に、床や壁がタイル貼りの場合は、15~20年経つと目地の汚れやヒビが気になってきます。15~20年が経過したら、特に気になる不具合がないとしても点検やメンテナンスを実施したほうがいいでしょう。現在のシステムバスは汚れが付きづらく清掃性も良く、浴槽に保温効果もありエコな商品が増えています。

居室

居室のドアは、住宅を建ててから15年程度が経過すると立て付けが悪くなってきます。スムーズにドアを開閉できないと感じるようになったら、ドアのリフォームを検討しましょう。

また、壁紙やフローリングのリフォームの目安は、10~15年程度です。劣化が進んでいるのが気になっている場合はリフォームが必要です。

和室の場合、畳は3~4年程度で畳表のゴザの裏返しをし、5~6年程度でゴザを交換する表替えをする必要があります。10年以上経過したら、畳を新しいものに交換することも検討しましょう。

外装

外壁や屋根などの外装は雨や紫外線にさらされているため、住宅を建ててから約10年後にはリフォームが必要になります。外壁と屋根のリフォームは、同時に依頼したほうが費用を抑えられる可能性が高いです。外装のリフォームをするには足場を組む必要がありますが、外壁と屋根の工事を同時に依頼すると足場代を節約できます。

マンションをリフォームする時期の目安

マンションの場合は、どの程度の期間でリフォームすればいいのでしょうか。時期の目安について具体的に解説します。

新築マンションの場合

新築マンションを購入した場合、リフォームの時期の目安は基本的に戸建て住宅と同じです。キッチンは10~20年程度、トイレ本体や風呂は15~20年程度が経過したらリフォームを検討しましょう。ただし、マンションで自由にリフォームできるのは、専有部分のみです。あらかじめ管理会社や管理組合へ連絡し、リフォームについて確認をとりましょう。

中古マンションの場合

中古マンションを購入した場合は、購入前のリフォームの有無や時期をチェックしましょう。前回のリフォームから経過している期間が数年程度であれば、改めてリフォームする必要はありません。しかし、前回のリフォームから10年以上経っているなら、リフォームが必要である可能性もあります。劣化している箇所がないか確認し、リフォームが必要か検討しましょう。

水回りのリフォームにかかる費用相場

水回りのリフォームにかかる費用は、設備によってそれぞれ異なります。ここでは、費用相場について解説します。

キッチン

ホームセンターで販売されている20万円程度のキッチンに取り替える場合は、工事費を含めても40~50万円程度でリフォームが完了します。メーカー品を希望する場合の費用相場は、80~120万円程度です。

キッチンのリフォームは導入する設備の本体価格によって変化するため、予算を考慮してグレードを決めましょう。

トイレ

さまざまな機能がついている温水洗浄便器に交換する場合、リフォームにかかる費用相場は40万円程度です。ただし、トイレ本体だけでなく、クロスや床も含めてリフォームするなら、60~80万円程度の費用がかかります。トイレのクロスや床は汚れやすいため、劣化の具合を確認してリフォームを検討しましょう。

浴室

25年程度前に設置したユニットバスを交換する場合、リフォームにかかる費用相場は60~80万円程度です。浴室の状態や選ぶ設備のグレードによっても、かかる費用が変化する可能性があります。

リフォームを行う時期のポイント

リフォームするときは、関連する箇所はなるべくまとめて依頼することをおすすめします。それぞれ別の機会に依頼するよりも業者にとっての手間が省けるため、費用を安く抑えられる可能性があるからです。具体的には、キッチン・トイレ・浴室などの水回りのリフォームは、できるだけ同時に依頼しましょう。外壁や屋根のリフォームについても同様です。

1つずつ依頼すれば手間や時間もそれぞれかかり、リフォームにかかる総額も高くなるため注意してください。

リフォームを検討する際の注意点

リフォームを検討するときは、ほかにも気をつけたいことがあります。ここでは、具体的な注意点を解説します。

家の状態を正しく把握する

業者にリフォームの相談をする前に、自分たちで家の状態を把握する必要があります。どのような不具合が発生しているか、実際に目で見て確認しましょう。最終的には業者に専門的な目線で点検してもらう必要がありますが、日々の生活における問題点をまずは自分たちでチェックすることが大切です。

自分たちで家の状態をきちんと把握していれば、業者にもスムーズに相談できます。

どのようなリフォームができるか理解する

家の状態によっても、リフォームできるかどうかは異なります。実現可能なリフォームの内容を把握しておくと、無駄な検討をせずに済みます。

特に、マンションでは、リフォームできる内容に制限があるため、注意が必要です。リフォームを検討する前にマンションの管理規約を読んだり管理会社に確認をとったりし、できることとできないことの線引きをはっきりさせておきましょう。

必要なリフォームに優先順位をつける

住宅を建ててからある程度の年月が経過すると、住宅全体の劣化が気になってきます。すべてを新しくするには高額な費用がかかるため、優先順位をつけてリフォームを検討しましょう。見た目も重要ですが、生活に大きく影響する部分を優先してリフォームする必要があります。設備の不具合が生じているなら、まずはそこからリフォームしましょう。

なお、リフォームでは最新の設備も選択できますが、普段の生活であまり使用しないなら無駄になります。本当に必要な機能がついている設備を厳選しましょう。

信頼できる業者を選ぶ

業者を選ぶときは、必ず複数の会社に相談して相見積もりをとりましょう。見積書の内容を比較し、納得できるところを選ぶべきです。費用だけでなく、施工内容についてもなるべくくわしく書かれている業者を選ぶと安心できます。

また、見積書を作成してもらう際は、担当者とやり取りします。担当者の態度を確認し、説明が丁寧かどうかもチェックしましょう。費用、施工内容、対応などを総合的に判断し、信頼できる業者を選んでください。

まとめ

住宅を建ててから一定期間が経過すると、不具合が生じる可能性があります。今回紹介した時期の目安を参考にし、適切な時期に点検やリフォームを実施しましょう。なお、目安の時期が経過していなくても、気になる部分があれば早めに対処することが大切です。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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