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太陽光発電で失敗する人しない人 | 10の失敗例&後悔しないコツ

2023年07月31日
太陽光発電で失敗する人しない人 | 10の失敗例&後悔しないコツ

「自宅に太陽光発電を設置したいけど、失敗しないかな・・・」

このような不安から、太陽光発電の設置をためらっていませんか?

太陽光発電の設置費用は年々安くなる傾向にありますが、それでも決して手頃な金額ではありません。実際に「設置しなければよかった」、「やめたほうがいい」といった声も多く、本当に設置する価値があるのか不安に感じてしまいますよね。

そこでこの記事では、太陽光発電でよくある失敗例を10個ご紹介します。先に10個の例を挙げると、以下のとおり。

  • 高額な契約
  • 格安な初期費用
  • 雨漏り
  • ずさんなシミュレーション
  • 補助金トラブル
  • 業者の倒産
  • 反射光
  • 騒音
  • 落雪
  • 雑草

事前に失敗例を知ることで、同じ過ちを回避しやすくなります。一つずつ原因をチェックし、後悔するリスクを最小限に抑えましょう。

 

太陽光発電は訪問販売業者で契約しない!

太陽光発電は訪問販売業者で契約しない!

大前提として、太陽光発電を訪問販売業者で契約するのはおすすめできません。実際、太陽光発電に関するトラブルの大半が、訪問販売業者によるものです。

訪問販売業者は、消費者の太陽光発電に関する知識が少ないことをいいことに、法外に高額な料金で契約を迫ってくることがあります。こうした悪質な訪問販売は社会的にも問題視されており、過去には経済産業省から注意喚起が発表されたこともありました。

以下のように上手なセールストークを受けたときは、まず情報の真偽を自分自身で確認した方がいいでしょう。

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太陽光発電のよくある失敗例【業者選び】

太陽光発電の失敗例は、大きく「業者選びの失敗」と「近隣住民とのトラブル」の2つにわかれます。まずは、業者選びでよくある失敗例を確認しましょう。

1. 高額な契約

太陽光発電のよくある失敗例:高額な契約

悪質な業者と契約すると、高額な契約を強いられることがあります。そもそも、太陽光発電にはじめから詳しい消費者はほとんどいません。悪質な業者は、こうした消費者の知識不足につけこんで、高額な契約を当たり前のように提示するのです。

残念ながら、太陽光発電をいくらで販売するかは、業者の自由です。たとえ高額な契約だったとあとでわかっても、それを理由に契約を解除することは簡単ではありません。

一般的に、太陽光発電の相場は30万円/kWhが目安とされています。特に訪問販売業者の場合は、本当に費用が妥当か事前に確認すべきでしょう。費用が妥当か確認したいときは、複数の業者に相見積もりをとるのも効果的です。

2. 格安な初期費用

太陽光発電のよくある失敗例:格安な初期費用

一方で、初期費用が格安だとトラブルに発展しやすいのも事実です。初期費用が安いのは消費者にとって嬉しいポイントですが、中にはいい加減な施工をする業者、訳アリの商品を勝手に設置する業者なども少なくありません。絶対に必要な費用を計上せず最低限の金額だけで消費者を引きつけようとする業者もいます。

また、太陽光発電には定期的なメンテナンスが欠かせません。仮に初期費用が安く済んだとしても、結果的にメンテナンス費用が高くついてしまったら、経済的メリットは少ないでしょう。こうしたトラブルを避けるためには、相場の適正価格を知ることが大切です。

3. 雨漏り

太陽光発電のよくある失敗例:雨漏り

一般家庭の屋根に太陽光パネルを設置する場合、ずさんな工事により雨漏りが発生することがあります。

太陽光パネルの商品には、屋根の素材によって設置できるものとできないものがあります。通常の業者であれば屋根の素材に応じて適性な商品を紹介してくれますが、悪質な業者だと屋根素材にNGな商品を勧めてくる可能性もあります。

また、雨漏りが発生したとしても、保証外とする業者も少なくありません。明らかに太陽光パネルの設置が原因だと思っても、「直接的な因果関係はない」などと修繕費を拒否される可能性があります。

雨漏りによるトラブルを避けるためには、保証内容の項目に雨漏りが含まれているかをよくチェックしておくといいでしょう。

4. ずさんなシミュレーション

太陽光発電のよくある失敗例:ずさんなシミュレーション

太陽光発電の設置前には、実際の発電量をシミュレーションするのが一般的です。これにより、消費者としては設置後の電気量や電気代を計算しやすくなり、太陽光発電がある暮らしをイメージしやすくなります。

しかし、中にはシミュレーションの数値があまりにもいい加減な業者も存在します。もちろんシミュレーションには多少の誤差はありますが、「シミュレーションの結果の半分しか発電できない」となってしまうケースも珍しくありません。

また、中にはそもそもシミュレーションのやり方がわかっていない業者もいます。正確なシミュレーション数値を知るには、太陽光発電の実績が豊富な業者に依頼するのが安心でしょう。

5. 補助金トラブル

太陽光発電のよくある失敗例:補助金トラブル

太陽光発電を設置すると、一定の条件を満たすことで補助金が給付されることがあります。補助金が適用されるかどうかは業者が事前に教えてくれますが、中には「補助金がおりますと」と言っておきながら、実際は補助金適用外だったというケースがあります。

考えられる原因は、主に以下の3つにわかれます。

  • 業者が補助金を申請し忘れた
  • 業者の申請方法に不備があった
  • 業者の知識不足で、もともと補助金の対象ではなかった

補助金がおりるかどうかで、消費者の費用負担は大きく変わります。想定以上の出費を強いられないためにも、できるだけ経験豊富で信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

6. 業者の倒産

太陽光発電のよくある失敗例:業者の倒産

業者とのトラブルで特に深刻なのが、契約していた業者が倒産してしまうケースです。太陽光発電はそのまま継続利用できますが、以下のようなデメリットを被ることになってしまいます。

  • 前金が戻ってこない
  • トラブルが起きても保証が利用できない
  • 困った時の問い合わせ窓口がなくなる

倒産直前の業者だと、あまりにも安い価格で太陽光パネルを販売することがあります。巻き込まれる可能性は低いとはいえ、激安価格に飛びつくと業者の倒産のリスクもあることを頭に入れておきましょう。

 

H2:太陽光発電のよくある失敗例【近隣住民とのトラブル】

太陽光発電の設置後に多いのは、近隣住民とのトラブルです。近隣住民との関係が悪化すると日常生活にも影響が出るため、事前によくあるトラブル事例を確認しておきましょう。

7. 反射光

太陽光発電のよくある失敗例:反射光

太陽光発電を設置すると、光が反射して近隣住民に迷惑をかけることがあります。屋根の上に設置する場合はリスクは低いですが、野立て(地面と同じ高さ)で設置する際には、反射光について十分な配慮が欠かせません。

実際に、過去には「太陽光発電の反射光がまぶしくて熱中症になった」として裁判に発展した事例も存在します。反射光は季節や時間帯など、さまざまな条件を想定して設置角度を決めることが大切です。

8. 騒音

太陽光発電のよくある失敗例:騒音

太陽光発電を設置すると、少なからず騒音が発生します。これは太陽光発電で生まれた電力を家庭用に変換する「パワーコンディショナー」という装置の音で、おおよそエアコンの室外機と同レベルの音が発生します。

近年はこうした騒音問題への対策として、音がほとんど発生しないタイプや、高周波音を減らしたタイプのパワーコンディショナーも展開されています。隣の家との距離が狭い場合などは、こうした騒音の少ないモデルを検討するといいでしょう。

9. 落雪

太陽光発電のよくある失敗例:落雪

太陽光パネルの表面は滑りやすいため、積もった雪がすべり台のように流れ落ちてしまうことがあります。隣の家が近い場合や、降雪量が多い地域に太陽光発電を設置する場合は、特に注意が必要でしょう。

落雪によるトラブルを防ぐには、以下のような対策が考えられます。

  • 屋根の先端とパネルの間隔をあける
  • 軒先部分に雪止めを設置する
  • 落雪防止のストッパーを設置する

10. 雑草

太陽光発電のよくある失敗例:雑草

最後に紹介する雑草のトラブルは、近隣住民から迷惑を受けてしまうパターンです。これは太陽光パネルを野立て(地面と同じ高さ)に設置するときによくあるトラブルで、雑草が生い茂ると太陽光が遮られてしまい、発電量が低下してしまいます。

自分の敷地内であればこまめに除草できますが、近隣住民の敷地となるとそうはいきません。親しい間柄ならまだしも、なかなかお願いしにくいこともあるでしょう。

また、雑草だけでなくツタ植物が太陽光パネルにからむ事例もあります。近隣住民がペットを飼っていれば、ペットのいたずらによって太陽光パネルの回線がショートしてしまう可能性もあるでしょう。

 

太陽光発電で失敗・後悔しないためのコツ

太陽光発電で失敗・後悔しないためのコツ

太陽光発電で失敗や後悔をしないためには、以下の3点が大切です。

  • 経験豊富な業者を選ぶ
  • 見積書を依頼する
  • メンテナンス費用を計算する

この3つを徹底することで、「太陽光発電やめておけばよかった」と後悔するリスクを下げることができます。

経験豊富な業者を選ぶ

太陽光発電で失敗しないためには、業者選びが非常に重要です。業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックするとわかりやすいでしょう

  • 太陽光発電の設置実績は十分か
  • 口コミはいいか
  • 補償内容は十分か
  • 質問にはっきり回答してくれるか

経験豊富な業者なら、太陽光パネルの設置や補助金の申請なども非常にスムーズです。値段も重要ではありますが、「適正価格」で販売している業者を選ぶようにしましょう。

見積書を依頼する

気になる業者がいくつか見つかったら、見積もりを依頼しましょう。検討している業者が複数ある場合は、相見積もりをとることで、どの業者が最適か見分けやすくなります。

見積書は大まかなものではなく、明細までしっかりと記載されているか確認しましょう。また、このときにあわせて保証内容を確認しておくと安心です。

メンテナンス費用を計算する

太陽光発電は、設置後も何かと費用がかかってくるもの。太陽光パネルやパワーコンディショナーなどを長期的に利用するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

あとになって「こんなにお金がかかるの?」とならないためにも、事前にメンテナンス費用を把握しておくことが大切です。メンテナンス費用がわからないときは、あらかじめ業者に目安を聞いておきましょう。設置と同じ業者に依頼すれば、なにかと事情がわかっているためメンテナンスもスムーズです。

経験豊富な業者なら、実例を交えつつ具体的な金額を提示してもらえることもあるでしょう。

 

太陽光発電で失敗する人・しない人

太陽光発電で失敗する人・しない人

記事の内容をおさらいすると、太陽光発電で失敗する人としない人の違いは以下のとおり。

【太陽光発電で失敗する人】

  • 太陽光発電を訪問販売業者で契約する人
  • 太陽光発電設備の相場を知らない人
  • 格安な初期費用に飛びついてしまう人

【太陽光発電で失敗しない人】

  • 経験豊富な業者をしっかり選べる人
  • 細かい見積書を依頼する人
  • メンテナンス費用を事前に計算できる人

太陽光発電で失敗しないためには、業者選びが最重要です。なんとなくで即決するのではなく、複数の業者に相見積もりを依頼し、じっくりと比較しましょう。

信頼できる業者で太陽光発電を設置すれば、その後の電気代を長期的に抑えられます。ぜひこの記事を参考に、失敗する要素を事前に取り除き、満足のいく太陽光発電ライフをはじめてくださいね。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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