踏むと大きな音が出る防犯砂利は、不審者の侵入を防ぐ方法として効果的です。家の防犯を考えているなら、防犯砂利の敷設も検討してみましょう。
この記事では防犯砂利敷きのメリット・デメリット・種類などを紹介します。効果的な敷き方や費用相場も紹介しますので、ぜひ参考としてご覧ください。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。
防犯砂利のメリット

首都圏を中心に、闇バイトを使った悪質な住居侵入や強盗の事件が増えています。店舗だけでなく、個人宅が対象になる場合もあるため、効果的な防犯対策を探している方も多いのではないでしょうか。
手軽にできる防犯対策のひとつが、防犯砂利の敷設です。防犯砂利には次のようなメリットがあります。
- 防犯効果に期待できる
- 雑草が生えにくくなる
- 水たまり・泥はね防止になる
防犯用の砂利敷をする代表的なメリットについて解説しますので、ぜひご覧ください。
防犯効果に期待できる
名前のとおり、防犯砂利は防犯効果に期待できることが大きなメリットです。防犯砂利は、軽く踏んだだけでも大きな音が出ます。音の大きさは商品で違うものの、セミの鳴き声よりも大きい「74dB」以上が主流です。大きな音で不審者の侵入を察知できるだけでなく、驚いた不審者がそのまま逃走する可能性もあります。
雑草が生えにくくなる
防犯砂利は、雑草が生えにくくなることもメリットです。土のままの場所は雑草が生えてくるため、定期的に除草しなくてはなりません。しかし、防犯砂利敷きにすると、庭の手入れにかかる負担を減らせます。より効果的な雑草対策をしたい方には、防草シートや防草材との併用がおすすめです。
水たまり・泥はね防止になる
防犯砂利は、水たまりや泥はね防止になることも大きなメリットです。土のままの場所も、防犯砂利を敷くと水たまりができにくくなり、泥はねも防止できます。また、晴れているときの土埃も抑えることが可能です。
防犯砂利のデメリット
防犯砂利は便利なアイテムですが、メリットだけではありません。デメリットもあるため、防犯砂利の購入時は十分な検討が必要です。
- 近所迷惑になる可能性がある
- 素材によっては定期的な補充が必要になる
- 掃除の手間が増える
3つのデメリットについても内容を確認してみましょう。
近所迷惑になる可能性がある
大きな音が出る防犯砂利は、静かな住宅街では近所迷惑になってしまう可能性があるため、注意が必要です。人の出入りが多い場所には、音が控えめな防犯砂利を選ぶ方法もあります。なるべく近所迷惑にならないよう、工夫してみましょう。
素材によっては定期的な補充が必要になる
素材によっては定期的な補充が必要になることも、防犯砂利敷きで考えられるデメリットです。軽い防犯砂利は雨や風などで流れてなくなってしまいやすいため、定期的に補充しなくてはなりません。
しかし、重い防犯砂利は価格が高めです。価格や補充の頻度も考えて防犯砂利を選びましょう。
掃除の手間が増える
掃除の手間が増えることも、防犯砂利で考えられるデメリットのひとつです。防犯砂利にごみが挟まってしまうと、取り除く手間が生じます。また、砕けたものが車や外壁などを汚してしまうこともあるでしょう。
防犯砂利の種類
防犯砂利は種類で特徴が変わります。代表的な種類は次の4つです。
ご自宅にあった防犯砂利を選ぶために、種類ごとの特徴も紹介します。
ガラス製
ガラス製の防犯砂利は、廃ガラスを溶解して発泡処理したものです。空気が多く含まれており、踏むと高くて大きな音が出ます。ガラス製は安価で軽く、防犯性が高いことが大きな特徴です。ただし、軽くて割れやすく、風が吹くと飛ばされやすいというデメリットがあります。
ほかの素材と比べると風化が早いため、いつのまにか小さくなってしまう可能性もあるでしょう。不審者を知らせてくれる効果は高いものの、定期的な補充が必要です。
また、砕けたガラス製の防犯砂利は、怪我の原因になる場合もあります。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、敷く場所に注意しましょう。
セラミック製
天然砂利のような見た目に加工した、セラミック製の防犯砂利もあります。踏むと非常に大きな音が出ることから、普段あまり人が通らない場所の防犯対策におすすめです。ガラス製と比べると、セラミック製の防犯砂利は価格が高めに設定されています。ただし、重さがあるため頻繁に補充しなくてすむでしょう。
天然石・溶岩製
防犯砂利には、天然石や溶岩などで作られている商品もあります。天然石や溶岩から作られた防犯砂利は、重めでデザイン性が高いことが特徴です。重くて雨や風に流されにくいため長く使えるものの、ガラス製やセラミック製よりも音は控えめになります。色やデザインも豊富であるため、外観にこだわりたい方におすすめです。
瓦製
廃瓦を再利用していてリーズナブルな価格で購入できるのが、瓦製の防犯砂利です。音は控えめになるものの、瓦製の防犯砂利は耐水性に優れています。和風の庭におすすめです。
防犯砂利の選び方でのポイント
初めて防犯砂利を敷くにあたって、どの種類がよいか悩む方もいらっしゃるでしょう。防犯砂利の選び方でチェックしたいポイントは次の3つです。
3つのポイントについてひとつずつ紹介しますので、購入時の参考にお役立てください。
音の大きさ
防犯砂利を選ぶ際、まず確認しておきたいのが音の大きさです。使用される素材によって踏んだときに出る音の大きさは変わります。音の大きさを重視するなら、おすすめはガラス製またはセラミック製です。ただし、閑静な住宅街の場合、大きな音が近隣の迷惑になるかもしれません。敷く場所で防犯砂利の種類を変えることも検討してみましょう。
砂利の重さ
防犯砂利は、重さも選び方での大切なポイントのひとつです。軽さや使いやすさだけを重視するならガラス製が適しています。しかし、軽い素材は風雨で流されやすいため、定期的に補充しなければなりません。
定期的な補充が難しい場合は、天然石製・溶岩製・瓦製など重さのある防犯砂利がおすすめです。ただし、天然石製や溶岩製の防犯砂利は価格が高めになっています。防犯砂利を敷く方の体力や、補充の頻度も考慮して選んでみてください。
砂利のデザイン
砂利のデザインも選び方でのポイントです。使われている素材の種類によって、防犯砂利のデザインは変わってきます。粒の大きさや色などをチェックしてみましょう。裏口のように見えない場所であれば、音の大きさだけで選んでも構いません。外から見えやすい場所に敷くのなら、家の外観にマッチしたデザインを選びましょう。
おすすめの防犯砂利
防犯砂利なら、おすすめはカインズの「防犯ジャリ」です。カインズの防犯砂利には20Lと60Lの2種類があります。60L一袋でおおよそ1平方メートル分です。色はホワイトとブラウンミックスの2種類で、エクステリアに合わせて選べます。実際の色合いや形は以下の記事でご確認ください。
参考:カインズ 防犯ジャリ 60L ホワイト | 庭園資材 通販 | ホームセンターのカインズ
効果的な防犯砂利の敷き方

防犯砂利は敷き方も大切です。不審者は人の目につきにくい場所から侵入します。そこで、防犯砂利は次のような場所に敷くとよいでしょう。
DIYなら、地面を平らにしてから防草シートを敷き、3~5センチ程度の厚さを目安に防犯砂利を敷きます。なお、商品によっては水が流れる場所には敷けません。購入時には商品の説明書きも確認しましょう。
防犯砂利の費用相場
実際に防犯砂利を敷くにあたって気になるのが、費用です。「DIYで防犯砂利を敷く場合」と「業者に依頼する場合」にわけて、費用相場を紹介します。
ただし、紹介する費用は目安です。選ぶ防犯砂利の種類や依頼する業者によって費用は変わりますので、参考としてご確認ください。
DIYで防犯砂利を敷く場合
なるべく費用を抑えたいのなら、DIYで防犯砂利を敷いてみるのもよいでしょう。DIYでの防犯砂利敷設にかかる費用の目安は以下のとおりです。
材料 |
金額(目安) |
防犯砂利20リットル×2袋 |
1,080円×2=2160円 |
防草シート |
約96円 |
固定ピン |
約280円 |
合計 |
2536円/m2 |
ただし、DIYの砂利敷きは時間や手間がかかります。きれいに仕上げるためにも、力仕事が苦手な方や忙しく時間を作るのが難しい方は、業者への依頼を検討してみましょう。
業者に依頼する場合
工事費はかかるものの、砂利敷きは業者に依頼すると手間をかけずきれいに仕上げられます。業者によって違いがあるため、事前に見積もりを依頼して、費用・内容・対応などを比較してみましょう。カインズでの砂利敷き工事でかかる費用は以下のとおりです。
- 砂利敷き工事費:5,980円(税込)/m2~
- 防犯砂利敷き工事費:9,980円(税込)/m2
カインズなら砂利の調達もワンストップで、変形庭にも対応可能です。お庭を拝見したうえで必要な砂利の量を計算し、材料費込みでのお見積もりを行っております。業者への依頼をご検討されている方は、ぜひカインズにご相談ください。
まとめ
不審者の侵入を防ぐなら、防犯砂利はおすすめのアイテムです。素材によって特徴や価格は違いますので、比較して選びましょう。防犯対策は、防犯砂利以外にも複数の方法を組み合わせると効果的です。カインズリフォームでは防犯リフォームについてのご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
防犯リフォーム商品はこちらから>>カインズの防犯リフォーム|【公式】株式会社カインズ
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