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玄関アプローチの種類を素材別に解説!デザインテイスト別のおすすめも紹介

2023年10月18日
ファサードエクステリア みられ(MIRARE) 壁材:SRU/枠材:KC

門から玄関までを繋ぐ玄関アプローチは、さまざまな種類の素材・配置方法を組み合わせて作ることができます。玄関アプローチの種類は非常に豊富なため、デザインや機能などの着眼点から迷ってしまう方も多いのではないのでしょうか。

この記事では、玄関アプローチに使われる代表的な素材の種類や、素材ごとの敷き方・仕上げ方について解説します。外観デザインのテイスト別におすすめの玄関アプローチの種類も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

玄関アプローチとは

ファサードエクステリア マクリズム 枕木材・機能門柱:トラッドパイン(TP)/枕木連結カバー:スモークグレー(SGY)

敷地外から玄関までの通路のことを、玄関アプローチと呼びます。

玄関アプローチの役割は主に2つあります。1つは、家族はもちろん来客や配達員などを玄関に導くための目印としての役割です。玄関アプローチを整備することで、車椅子やベビーカー、台車などもスムーズに通れるようになります。また、ガーデニングに力を入れている住宅では、大事に育てている草花を不用意に踏んでしまうのを防止するのにも効果的です。

もう1つは、外観のデザイン性を高める役割です。天然石やレンガ、タイル、枕木などの素材を玄関アプローチとして取り入れることで、庭まわりをおしゃれに演出できます。さらに、玄関アプローチを整備することで、その箇所は雑草が生えにくくなり、手入れが行き届いた印象になるでしょう。

玄関アプローチの種類を選ぶ際の着眼点

ファサードエクステリア マクリズム 枕木材・機能門柱:トラッドパイン(TP)/枕木連結カバー:スモークグレー(SGY)

玄関アプローチは選ぶ素材の種類によって、機能性も印象も大きく変わります。ここでは、玄関アプローチの種類を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。

外観デザインとの調和

玄関アプローチの素材や色調は、住宅本体や他のエクステリアと揃えると効果的です。それにより外観に一体感が生まれて、デザイン性の高い住まいを実現できます。

安全性の高さ

玄関アプローチによく使われる素材は水に濡れると滑りやすくなるものが多く、雨の日に怪我をしてしまうリスクがあります。危険を防ぐためにも、滑りづらい素材や仕上げ方法を選ぶと良いでしょう。

メンテナンスのしやすさ

掃除しやすい素材を選ぶと、玄関アプローチの設置後にもお手入れしやすくなります。また、経年劣化した際に全面的に張り替えるのはコストも時間もかかるので、部分的に交換できる素材を選ぶのもおすすめです。

防犯性の高さ

玄関までの通り道である玄関アプローチは、歩くと音がする素材を選ぶと人が通った際に気づけます。万が一不審者が侵入した場合に備えて、足跡がつきやすい素材を選ぶのも効果的です。空き巣が嫌がって、侵入する住宅の候補から外す効果も期待できるでしょう。

玄関アプローチに使われる素材の種類

ファサードエクステリア フィオーレ サンシルバー(SLC)

玄関アプローチに使われる代表的な素材は7種類あります。ここでは、それぞれの特色やメリット・デメリットを解説します。

コンクリート

住宅の基礎部分や駐車場などさまざまな場所に使われているコンクリートは、玄関アプローチにも使われます。加工しやすい素材のため、形や仕上げ方法によってさまざまなデザインが楽しめることがメリットです。デメリットとしては、仕上げ方次第では表面が滑りやすくなることが挙げられます。

石材

玄関アプローチに使われる石材は、天然石である御影石・花崗岩・石英岩・石灰岩などが代表的です。ほかにも、御影石を立方体にカットしたピンコロ石や、水晶が含まれていて高い耐久性を持つ人工石クォーツスト―ンなどもあります。石材は丈夫で雑草も生えにくいことがメリットですが、価格が比較的高いことがデメリットです。

砂利

玄関アプローチ用として、グレーやベージュ、イエロー、ピンク、ホワイトなど、さまざまな色の化粧砂利が販売されています。大きさや形もさまざまで、角のあるタイプを選ぶと踏みしめたときに音がなるため、防犯対策として効果的です。ただし、他の素材と比べると歩きづらく、掃除や雑草取り、雪かきなどが面倒なことがデメリットとして挙げられます。

レンガ

粘土や泥に砂や石灰を混ぜて焼成したレンガは、玄関アプローチとして取り入れると温かみのある雰囲気を楽しめます。経年とともに風合いが増していくため、ガーデニングとの相性に優れていることもメリットです。その反面、風化しやすいことがデメリットとして挙げられます。

タイル

タイルは、粘土を焼成してできた陶磁器製の素材です。玄関アプローチには、固くて吸水性の低い磁器質タイルがよく使われています。メンテナンス性に優れている一方で、濡れると滑りやすく、夏場に高温になりやすい面もあります。また、コストも高いこともデメリットです。

インターロッキング

インターロッキングはレンガに似た見た目の、コンクリートでできた長方形のブロックです。レンガとは施工方法が違うため、コストが抑えやすく、透水性が高く滑りづらいなどの特徴があり、公園や歩道などでもよく使われています。デザインが限られていることがデメリットでしたが、近年はさまざまなデザインのインターロッキングが販売されています。

枕木

線路に使われている枕木風の、長方形の木材です。枕木のメリットはデザイン性が高いことが挙げられます。レンガや石材・砂利・グリーンなどと組み合わせることで、さらにおしゃれな外観を実現可能です。ただし、木材のため雨風に弱く、シロアリがつきやすいなど、メンテナンス性に乏しいことがデメリットと言えます。

コンクリートの仕上げの種類

コンクリートは仕上げ方によって、さまざまなデザインを実現可能です。ここでは、コンクリートの主な仕上げの種類を3つ紹介します。

金ゴテ仕上げ

表面に凹凸がなく、なめらかな仕上がりのコンクリートです。メンテナンス性には優れていますが、滑りやすいため玄関アプローチにはあまり向きません。

刷毛引き仕上げ

刷毛を使って表面に縦の筋模様をつけた仕上げ方法です。凹凸ができるため雨の日も滑りづらくなる一方で、ホコリや泥などの汚れが溝に入りやすいことがデメリットと言えます。

洗出し仕上げ

コンクリートの表面に砂利や砕石、玉石などの種石が姿を表している仕上げ方法です。打ちっぱなしのコンクリートと比べるとデザイン性が高く、種石の種類や大きさによって純和風なデザインも、洋風・モダンなデザインも実現できます。その一方で、価格が他の2つよりも高くなることがデメリットです。

石材の貼り方の種類

ファサードエクステリア フィオーレ RNC(シナモンエルム・オールドファッションパイン・オレンジチェリー・ダークブロンズ)

石材は、貼り方によって多彩なデザインを実現できます。ここでは、玄関アプローチの石材の貼り方の種類を3つ紹介します。

飛び石貼り

人の歩幅に合わせて、敷石を飛び飛びで設置する方法です。まわりに砂利を敷き詰めたり、芝生を敷いたりすることで、外構のデザイン性を高めることができます。

乱形石貼り

乱切りした石材をパズルのように組み合わせて、石と石の間にセメントを詰める方法です。飛び石と違ってアプローチ部分には雑草が生えづらい一方で、施工に職人の技術が問われます。

レンガ・タイル貼り

石材を正方形や長方形にカットして、レンガやタイルのように敷き詰めた幾何学的なデザインにする方法です。飛び石貼りや乱形石貼りと比べると隙間や凹凸が少ないので、掃除がしやすいことも魅力です。

レンガ・タイル・インターロッキングの貼り方の種類

レンガやタイル、インターロッキングは、素材と素材の接合部の「目地」をどうするかによって印象が変わってきます。目地割りの種類は多種多様ですが、ここでは玄関アプローチに使われることの多い目地の種類を紹介します。

馬踏み目地

目地を半分ずつずらして交互に並ぶよう配置する、定番の貼り方です。馬踏み目地にすると、1段目と3段目、2段目と4段目の目地が揃います。レンガの代表的な貼り方であることから、「レンガ目地」と呼ばれることもあります。

通し目地

方眼紙のように、縦と横の目地を一直線にして貼る方法です。目地が揃っているため、掃き掃除がしやすいことが特徴です。通し目地は、正方形のタイルの貼り方としてよく使われます。

網代張り

縦向きの素材と横向きの素材を交互に組み合わせて、L字になるようにした貼り方です。網代貼りにはガーデン網代・フランス網代・二超網代・重ね網代などの種類があり、それぞれ少しずつ異なった印象になります。

また、この他にも「やはず張り」「四半目地」「バスケット」「三つ目市松」などさまざまな目地がありますので、エクステリアの施工経験が豊富なリフォーム業者に相談しながら、住まいにあった目地を選ぶと良いでしょう。

【テイスト別】おすすめの玄関アプローチの種類

ファサードエクステリア フィオーレ トラッドパイン・ダークブロンズ(TPC)

住宅の外観のテイストごとに、おすすめの玄関アプローチの種類を紹介します。

欧風テイストの玄関アプローチ

住宅本体やガーデニングがヨーロッパ調の雰囲気であれば、レンガや枕木など、温かみのある素材を選ぶのがおすすめです。玄関アプローチの導線は曲線を意識しながら作ると、デザイン性の高い外観を実現できます。

モダンテイストの玄関アプローチ

モノトーンを基調としたモダンテイストの住宅であれば、コンクリートや石材などシンプルな素材がぴったりです。玄関アプローチの形は直線的にすることで、モダンテイストの幾何学的な印象がより強まります。

リゾートテイストの玄関アプローチ

ハワイや地中海、カリフォルニアなどを思わせるリゾートテイストの住宅であれば、枕木・砂利、木目調のタイルなど、素朴な雰囲気の素材の玄関アプローチが似合います。カラーは明るいものを選んで、形は直線を意識することもポイントです。

和モダンテイストの玄関アプローチ

純和風のテイストにモダンな要素を取り入れた住宅には、洗出し仕上げのコンクリートや、乱形石貼り・飛び石貼りの石材がおすすめです。玄関アプローチの形は直線的なものが人気ですが、曲線を取り入れても和の風合いを醸し出せます。

まとめ

玄関アプローチは選ぶ素材や、配置・仕上げの方法次第で多彩なデザインを実現できます。また、防犯性やメンテナンス性など機能面が優れた素材もありますので、素材・敷き方の種類を組み合わせて、理想の玄関アプローチを作りましょう。

玄関アプローチの種類で迷ったら、ぜひカインズ・リフォームにご相談ください。全国のカインズ店舗にあるカウンターで気軽に相談できますし、ホームセンターだからこそ商品サンプルもその場で確認できます。施工は独自の基準をクリアした優良業者に依頼しますので、安心して任せられるはずです。玄関アプローチをはじめ、外構のリフォームに関するお悩みは、カインズ・リフォームへお気軽にお問い合わせください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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