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駐車場工事の適切な選び方とは?最適な駐車場工事を行うためのノウハウを紹介

2024年06月13日
駐車場工事の適切な選び方

「自宅の庭を駐車場にしたい」「余っている土地を月極駐車場にして貸し出したい」などの理由から、駐車場の整備を検討されている方もいらっしゃるでしょう。自宅の敷地に駐車場を設ける場合、地面の舗装の種類や屋根の有無などさまざまな選択肢があります。ただ、選択肢が多い分、何を基準に選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。そこでこの記事では、駐車スペースの地面を舗装する素材の種類や選び方、カーポートやガレージなど駐車場のタイプ、駐車場工事を施工する会社の選び方、駐車場工事の基本的な流れなどについて解説していきます。

舗装素材の選び方

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駐車場の工事において、地面の舗装は重要なプロセスです。舗装の材料には主に砂利やアスファルト、コンクリートなどが使われていますが、それぞれに特徴があり、使う目的も異なります。それでは、駐車場の舗装に使われる素材の選び方について解説していきます。

コストで選ぶなら砂利

まず地面を掘って整地し、重たい車が乗っても土台が耐えられるよう転圧したうえで、砂利を敷くタイプの駐車場です。数ある舗装方法の中でも少ない費用で施工できるので、駐車場を整備するのにコストをかけたくない場合にピッタリの方法と言えます。ただし、雨が降ると砂利が駐車場から流出したり、雑草が生えてきたりする可能性があるため、日々のお手入れには手間がかかるかもしれません。

コストと利便性のバランスを重視するならアスファルト

アスファルトは見た目がキレイで、水はけが良く、さらに柔軟性があるため車が移動しても音が静かなことが特徴です。また、コンクリートよりも費用が抑えされるのも、アスファルトで舗装するメリットです。その一方で耐久性は低く、年数が経つと劣化して表面が剥がれたり、ひび割れが生じたりします。こうしたメリットとデメリットがあるので、コストと利便性のバランスを重視するのであればアスファルトが適していると言えるでしょう。

手間をかけたくないならコンクリート

駐車場の舗装材として一般的なのがコンクリートです。暑さに強く、傷がつきにくいという耐久性の高さがコンクリートの強みとなっています。さらに、劣化もしにくいためメンテナンスが簡単な点も大きなメリットです。ただ、初期費用は砂利やアスファルトと比較して大きく、撤去する際にも少なくない費用が必要なので、他の工法と比較すると基本的にコストがかかります。工程も多いため工期が長く、駐車場として使えるようになるまでには施工から2週間〜1ケ月ほど必要です。

駐車場タイプの選び方

駐車場タイプの選び方

戸建て住宅における駐車場は、地面の舗装のみでオープンな見た目の「オープンタイプ」、風雨から大切な愛車を守る屋根を付ける「カーポートタイプ」、車を建物の中に収めてしまう「ガレージタイプ」の3パターンに大きく分けられます。舗装素材と同じように、駐車場のタイプにもそれぞれ違いがあり、適した用途があります。それでは、駐車場タイプの選び方について見ていきましょう。

駐車スペースを広く確保したいならオープンタイプ

駐車場スペースの地面を舗装するだけの、シンプルな構造の駐車場です。車をカバーする屋根や壁などがないため、駐車スペースを広く確保することが可能です。車が出入りする際、障害物に衝突する心配を減らせます。また、設備がないため、コストがかからないのもメリットの一つです。その一方で、常に風雨にさらされ、地面からの砂埃なども車に付着しやすい環境です。車が傷みやすいのはデメリットと言えるでしょう。

車を汚したくないならカーポートタイプ

車を覆う屋根と地面から伸びる支柱で構成されているのが、カーポート。雨や雪、鳥のフン、紫外線などから車を守ってくれる設備です。できるだけ愛車を汚したくないのであれば、駐車スペースにカーポートがあると非常に便利です。また、玄関前のすぐそばにカーポートがあれば、雨が降っていても車の乗り降りをする際、濡れずに移動できます。ただ、カーポートの設置コストは10万円以上かかります。さらに、外から見える状態にあるので、盗難に対する不安も感じるかもしれません。

防犯を意識するならガレージタイプ

ガレージは、屋根と3方向以上の壁で車を囲むタイプの駐車設備です。カーポート以上に、雨や雪、紫外線などから車を守ってくれます。そのようなガレージの最大の特徴は、防犯性の高さにあります。車は建物に囲まれているため外部から侵入がしにくく、盗難防止には最適です。ただ、ガレージは大がかりな設備であり、工事が比較的長期間におよぶことがデメリットです。費用も高く、設置に少なくとも100万円ほどはかかるという点は理解しておいたほうがいいでしょう。

施工会社の選び方

施工会社の選び方

駐車場の工事は、幅広いジャンルの会社に依頼することが可能です。こちらでは、目的に合わせた施工会社の選び方を紹介していきます。

スムーズに進めたいならハウスメーカー・工務店

自宅の建築を担当するハウスメーカーや工務店に、駐車スペースの施工もまとめて依頼するパターンです。家づくりと一緒に相談できるため、スムーズかつスピーディに駐車場の施工を進められます。ただ、基本的にハウスメーカーも工務店も自社で施工をするわけではなく、外構工事を専門に手がける業者に依頼するのが基本です。中間マージンがかかるので、工事にかかる費用は高くなりがちです。

コストを抑えたいなら外構工事専門業者

外構工事業者とは、住宅の庭や塀といった外構工事を専門に引き受けている施工会社のことです。実際に工事を行う会社に直接依頼するため中間コストはかからず、施工費用を抑えることが可能です。ただ、外構工事といっても得意なジャンルは業者ごとに異なります。依頼する際には、駐車場工事の実績が豊富かどうかをあらかじめ確認することが大切です。

さまざまな商品から選びたいならホームセンター

ホームセンターでは、駐車スペースに設置するゲートやカーポート、ガレージなど、さまざまなメーカーのアイテムを扱っています。自分で商品を購入してDIYで駐車スペースを整備する場合はもちろん、工事を依頼することも可能です。駐車場に限らず、外構に関するさまざまな相談に乗ってくれるのもホームセンターの良いところです。駐車場と一緒に庭や塀も整備したいという場合は、ホームセンターに相談してみるといいかもしれません。

駐車場工事の流れ

工事の内容に応じて、費用やスケジュールは変わってきます。そのため、駐車場工事の基本的な流れは知っておきたいところです。それでは、駐車場工事の流れについて見ていきましょう。

障害物の撤去

駐車スペースに樹木が植えてある場合、駐車の邪魔になるため根元から撤去する必要があります。同様に、門やブロック塀といったエクステリアも、障害物になる場合には撤去工事が必要です。撤去した際に地面に開いた穴は埋め戻し、取り除いた障害物は廃棄物として処理に出します。

駐車スペースの舗装

地面が土のままで駐車場として利用すると、車が出庫する際に道路が土や泥で汚れてしまいます。また、雨が降ると水たまりができ、車の乗り降りがしにくいため、「せっかく工事したのに……」と頭を悩ませるかもしれません。そうならないよう、砂利やアスファルト、コンクリートなどを使って、駐車スペースの地面を舗装します。舗装する前には地面を掘削し、掘削して残った土は、一般的には自治体の処理施設に持ち込んで処分することになります。

カーポートやガレージ、フェンスなどの設置

愛車を風雨から守りたい、より防犯性を高めたいなどの希望があれば、必要に応じて駐車スペースにカーポートやガレージを設置します。また、自宅と隣り合う住宅との境界という意味に加えて、車の盗難や空き巣の侵入を防ぐためにフェンスを設置するケースもあります。

駐車場工事の費用相場

駐車場工事の費用相場

駐車場工事の費用は、主に撤去工事、舗装工事、設置工事からなります。自宅のある程度の敷地を使って駐車場を整備することになるため、少なくない費用がかかります。では、それぞれの工事にかかる費用の相場は、どれくらいなのでしょうか

障害物の撤去費用

駐車スペースに障害物がある場合、まずは撤去作業が必要になります。植木の場合、撤去には15万~20万円ほど。塀や門であれば20万~25万円程度の費用がかかります。

駐車場の舗装にかかる費用

砂利で駐車スペースの地面を舗装する場合、工事費用は車1台分で10万~15万円程度が目安です。同様にアスファルトで舗装する工事の場合は、10万〜20万円程度かかります。さらにコンクリートの場合は施工に手間がかかるため、他の舗装方法よりも高めの25万~40万円ほどが標準的な費用です。できるだけコストを抑えたいのであれば砂利やアスファルト、質を求めるのであればコンクリートを選ぶことになるでしょう。

駐車場のタイプによる設備の費用

屋根などが何もないタイプのオープンタイプの駐車場は、設備の設置工事が不要です。そのため、砂利の舗装であれば10万円程度から整備できます。カーポートを設置する場合は、屋根の大きさや耐久性、機能性などによって費用は異なるが35万~45万円が一般的。ガレージは、本体価格と設置工事の費用で100万円程度からが相場です。さらにガレージの場合、建築確認申請や固定資産税などの費用もかかるため、さまざまな費用を合算して200万円程度は必要であると考えたほうがいいでしょう。

まとめ

自宅の駐車場は、毎日の生活の利便性を大きく左右する設備です。この記事でご紹介した通り、駐車場の工事にはさまざまな方法があります。工事のタイプによって特徴やメリット・デメリットは異なります。自宅の環境に合った方法を選ぶことで、駐車場はより快適に使えますので、しっかり把握した上で最適な方法を選びましょう。自分ではわからないという場合は、外構工事の専門業者やホームセンターなど駐車場工事に詳しいプロに相談してみることをオススメします。

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