大切な愛車をガードするだけでなく、エクステリアとして自宅を豪華な印象に仕上げてくれるカーポート。なんとなく「おしゃれなカーポートにしたいなあ」と考えていても、実際どのように選んだらいいか分からないと困惑してしまう方も多いでしょう。
この記事では設立30年以上の歴史を持つカインズが、最新のおしゃれカーポートをはじめ、カーポートの上手な選び方や注意点を詳しく解説します。
カーポートの購入を考えている方のほとんどは初めてのため、カーポート選びに迷ってしまうのは当然です。一つずつポイントを押さえながら、自宅にマッチするおしゃれなカーポートを絞り込んでいきましょう!
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おしゃれ・かっこいいカーポートおすすめ10選
まずは、各社から販売されているおしゃれなカーポートをご紹介します。
自宅のデザインと馴染みやすい|木目調のカーポート
どんな建物にも馴染むナチュラルな雰囲気の木目調のカーポートは、人気が高まっているデザインのひとつです。おすすめの木目調カーポートは次の2つです。
カーポートSC 2台用|LIXIL
LIXILの「カーポートSC」シリーズに仲間入りした、木目調アクセントのカーポート。柔らかい表情が空間に馴染みやすく、おしゃれなカーポートをお探しの方におすすめです。カーポートSCは「2017グッドデザイン賞BEST100」も受賞しています。
カーポートSC1台用|LIXIL
中骨を省いて屋根そのものを構造材としたムダのないデザインが人気の、近代的なカーポート。40mmという薄さのアルミ屋根は風や雪に強く、錆びにくいので、強度の高いカーポートを求めている方にもおすすめ。
梁の延長にも対応しているので、カスタマイズ性に優れています。

おしゃれで安い|おすすめカーポート
予算が限られている場合でも、おしゃれなカーポートを設置することはできます。ここからは、おしゃれで安いおすすめのカーポートを2つ紹介します。
スタイリッシュポート|CAINZ
「費用は抑えつつスタイリッシュさを取り入れたい」という方には、カインズの「スタイリッシュポート」シリーズもおすすめです。スマートに仕上げたい方は屋根がまっすぐな「FLAT style」、より柔らかな印象に仕上げたい方は屋根に丸みがある「ROUND style」を選ぶと良いでしょう。
さらに風に対する強度を高める屋根材ホルダーやサイドパネルなども追加で設置可能なため、お住いの地域の気候によって強度とおしゃれさを両立できます。
エフルージュ プラス |YKKAP
フラット型の屋根が特徴で、シンプルでどのような外装にも似合うカーポートです。柱は片側支持タイプですが、屋根の端部分ではなく、少し内側に柱があります。そのため、屋根が広い部分に車を駐車し、狭い部分を玄関から車への通路として利用可能です。狭小地でも敷地を有効に使えます。価格は24万8,000円です。
積雪や風に強い|耐久性に優れたカーポート
積雪がある地域や、台風対策をしたい方は耐積雪、耐風圧のカーポートを検討するのがおすすめです。ここからは、耐久性を高めたおしゃれなカーポートを3つ紹介します。
セルフポートパワー II |LIXIL
フラット型の屋根で、両側支持タイプのカーポートです。非常に頑丈で、耐積雪は50cm、100cm、150cmの3種類あり、耐風圧性にも優れいています。デザイン性がそこまで高いカーポートではありませんが、シンプルで普遍的な見た目となっています。価格は広さと種類によって異なり、29万8,000円~63万2,000円という価格帯です。
ソルディポート|LIXIL
ソルディポートも頑丈で雪や風にも強いカーポートです。屋根がフラット型の両側支持タイプで、厳しい自然環境にも対応できます。ソルディポートは1台用でも両皮支持タイプとなっており、丈夫さが特徴的でしょう。1台用は35万8,000円~39万8,000円、2台用は54万8,000円~77万8,000円です。
ガーデンフェイス折板カーポートⅡ100| カインズオリジナル
100cmまでの耐積雪、46m/sの耐風圧といった高い耐久性を持つカーポートです。高強度アルミ押出し型材の採用しており、約1.6倍の強度性能を保有した梁構造が特徴。
ブラウンやブラックといったシックなカラーを選ぶことで、高級感のあるカーポートになります。

目隠しできる|防犯性に優れたカーポート
シャッターの取り付けに対応しているカーポートは、おしゃれと防犯が両立できます。目隠しすることで、道路から庭や車が見えにくくなるため、大切な車を守れるのはもちろん、プライベート空間を保護できます。
エクスティアラ|YKKAP
YKK APから販売されているおしゃれなカーポートとしては、「エクスティアラ」が有名です。前面シャッターの有無、天井や側面などのパネルの有無を選択できるため、定番のカーポートの中にもオリジナリティを加えられるでしょう。
中でも屋根の「エクスティアラルーフ」は耐久性に優れ、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
洗練された見た目が魅力|デザイン性の高いカーポート
おしゃれなカーポートに仕上げたいなら、屋根のデザインやカラーにこだわるのもひとつの方法です。ここからは、デザイン性のある屋根を採用したおしゃれなカーポートを2つ紹介します。
M・シェード|三協アルミ
三協アルミから販売されている「M・シェード」は、おしゃれなカーポートとして定番ともいえるシリーズ。屋根の格子が非常に細かいのが特徴で、デザインは下記の2タイプに分かれます。
- 上吊りタイプ(柱が後方にある):おしゃれや開放感にこだわりたい方におすすめ
- 梁置きタイプ(フレームの上に屋根を設置する):安定感を重視する方におすすめ
屋根の素材はポリカーボネートのため、紫外線や赤外線を抑えながら明るい日差しを取り込めます。車が停まっていないときには、バーベキューや子ども用のプールなどを楽しむのも良いかもしれません。
アーキフィールド|LIXIL
アーキフィールドは、サイドパネルのデザイン性の高さが特徴のカーポートです。通常、サイドパネルは柱の外側が一般的ですが、アーキフィールドのサイドパネルは柱の内側に設置します。そのため、内側からの見た目がすっきりした印象になります。

おしゃれなカーポートの相場
シンプルなカーポートよりも、デザインにこだわったカーポートはやや高めの値段となります。設置費用の相場としては、1台用で30~60万円、2台用で100~200万円ほどでしょう。ただ、カーポートの素材やサイズによって費用は大きく異なります。まずは、見積もりを依頼し、厳密な費用を算定しましょう。
【スペック】おしゃれなカーポートの選び方
おしゃれなカーポートを選ぶ前に、まずはカーポートの基本となるスペックから確認していきましょう。まず最初に考えなくてはならないのは、下記の5点です。
- 車の台数
- 縦列or横並び
- 支持タイプ
- 屋根の形
- 屋根の色
おしゃれなカーポートを選ぶ上で特に注意したいのが「支持タイプ」です。自宅の形や駐車場の位置も配慮しながら、なるべくデザイン性の高いシリーズを取り入れるようにしましょう。

車の台数
まずはじめに、カーポートに収容したい車の台数を確認しましょう。カーポートは主に1台用か2台用、さらに大きいものだと4台用まであり、必要台数に応じて設置することがポイントです。
基本的には所有している台数分で問題ありませんが、親戚や友人が頻繁に家を訪れる場合には、あらかじめ1台分余裕を持って設置するのも良いかもしれません。
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縦列or横並び
2台用のカーポートを設置する際、意外に重要なのが車の並び方です。スペース次第では縦列の方がコンパクトに収まるかもしれませんが、奥に入れた車は気軽に出入りできません。
2台とも自由に出入りできる横並びの方が利便性が高いといえますので、敷地面積も考えながら、なるべく横並びのカーポートを選ぶようにしましょう。
支持タイプ
カーポートのデザイン性を決める上で最も重要なのが支持タイプ。主に以下の3タイプに分かれ、それぞれ外見の印象が大きく変わってきます。
- 片支持:スマート&シンプル
- 両支持:安定感
- 後方支持:スタイリッシュ&開放的
おしゃれを重視する方であれば、やはり片支持か後方支持のどちらかがおすすめです。両支持は安定感がある反面、住宅を少し窮屈に見せてしまう可能性も考慮しなくてはなりません。
屋根の形
カーポートの屋根の形はフラット(F型)とラウンド(R)型の2種類に分かれ、それぞれ下記のような特徴があります。
- フラット(F型):スタイリッシュ&シャープ
- ラウンド(R)型:丸みのある柔らかな印象
フラット型は屋根がまっすぐであるのに対し、ラウンド型はゆるやかな丸みを帯びています。雨や雪などの流れは、傾斜のつきやすいラウンド型の方が優れているといえるでしょう。
屋根の色
住宅との調和を保つ上では、屋根の色も意外と重要なポイントになります。メーカーによってカラー展開は異なりますが、およそ下記の5つに分類されます。
- シルバー系
- ブロンズ系
- ブラック系
- グレー系
- ホワイト系
採光量や紫外線・赤外線カット率は屋根の素材によって決まることが多いため、色選びの際は住宅との相性が最も大切だといえます。シックな印象にしたい方はブロンズ系やブラック系、明るい印象にしたい方はシルバー系やホワイト系を選ぶと良いでしょう。

関連記事:どの色が合う?カーポートの色選びで知っておきたいポイント!
関連記事:おしゃれな黒のカーポート|メリット・デメリットを紹介
おしゃれなカーポートでおすすめのオプション
おしゃれなカーポートをさらにアレンジして機能的にするためにおすすめのオプションを紹介します。それぞれの特徴や期待できる効果についても解説するので、ぜひ検討してみてください。
サイドパネル
引用元:カーポート用 側面パネル|三協アルミ
基本的にカーポートは車庫とは違い、サイドが開放されていますが、サイドパネルを設置することによって、防犯対策、防風対策ができます。隣接する住宅と距離がない場合、サイドパネルを設置すれば、プライベート空間を確保できるのも大きなメリットです。
ガレージを設置するよりもコストが抑えられるほか、すっきりとした骨組みのパネルを選べば、洗練された印象のカーポートに仕上がります。
照明
カーポートの天井に照明を設置すると、まるでディーラーのような雰囲気に。自慢の車をライトアップできます。
また、照明を設置することにより、夜間でもカーポート内が明るいので、防犯対策ができます。夜間の駐車や出庫も楽になるので、見た目だけでなく機能としても優れているオプションです。
カーゲート
スライディングゲート ライアーレ 1型 サンシルバー(SLC)
家のカーポート(駐車場)において、間口や出入口に設置される門扉や仕切りの役割を果たす外構を「カーゲート」といいます。おもに外部からの不審者の侵入や大切な車の盗難を防いだりする目的で設置します。
引き戸式や跳ね上げ式のカーゲートは、目隠しの面積が大きいので防犯対策として優れているほか、洗練された見た目に仕上がるのでおすすめです。
▶︎関連記事:カーゲートの種類や設置するメリットについて解説
おしゃれなカーポートを設置する4つのメリット
「カーポートを設置するならできるだけおしゃれにしたい」と考える人は多いですが、おしゃればかりに気を取られすぎて実用性が失われてしまっては意味がありません。カーポートのスペックや周辺環境を十分に考慮しながら、おしゃれと実用性の両方を兼ね備えたカーポートを選ぶようにしましょう。
カーポートを設置すれば、自宅の外観がおしゃれになるだけでなく、下記のようなメリットが生まれます。どれも車にとって嬉しいことばかりで、メンテナンス代の節約にもつながります。
- 洗車回数が減る
- 愛車を日差しから守れる
- タイヤが長持ちする
- 雨天時でも濡れない
「なるべく費用を抑えておしゃれなカーポートを設置したい」、「自宅にどんなカーポートが合うか分からない」といった方は、ぜひお近くのカインズかWEB窓口までお気軽にお問い合わせくださいね!
おすすめ記事:カーポートの固定資産税はかかるの?金額はいくら?建ぺい率との関係も解説
おしゃれなカーポート選びの注意点
カーポートを設置する際には、デザイン性だけでなく周辺地域の環境も考慮しなくてはなりません。対策を怠ると万が一の際にカーポートが破損するケースがあるため、自然災害への強度は十分か、事前にチェックしておきましょう。
耐雪性は十分か
一般的なカーポートは、最大積雪20cmを想定して設計されています。そのため、雪が20cm以上積もることがある地域では、耐雪性の強いカーポートを選ばなくてはなりません。
また、耐雪性は新雪を想定しているため、「連日雪が降っても20cm以内なら大丈夫」というわけではありません。新雪は水気を含むと重量が5~10倍にも増すといわれているため、こまめに雪下ろしすることが前提となります。
関連記事:雪に強いカーポートは?雪国における適切なカーポートの選び方
耐風性は十分か
自然災害としては、耐風性も大切な指標の一つです。特に台風が多い地域では、できるだけ耐風性に優れたカーポートを設置しておくと安心です。
万が一カーポートが風で破損してしまうと、愛車が傷つくだけでなく、最悪の場合近所の家に被害をもたらす可能性があります。不安な方はできるだけ風の通りにくい場所にカーポートを設置し、安定性の高い両支持タイプなどを採用すると良いでしょう。
関連記事:カーポートの台風対策まとめ!補強・対処法やロープの結び方も紹介
日差しは強すぎないか
日差しの紫外線や赤外線が気になる方は、屋根の素材がポリカーボネートのカーポートを選のがおすすめです。ポリカーボネートの多くは紫外線をほぼ100%カットするため、夏でも日焼けを気にすることなく屋根の下でバーベキューなどを楽しめます。
また、日差しをカットすることで、愛車の日焼けや塗装剥がれなども最小限に留めます。夏でも車内温度が上がりにくく、乗車時の不快な暑さも軽減できるでしょう。
照明器具は必要か
カーポートは家の中でも暗くなりがちなため、安全な運転のためにも照明器具があると便利です。カーポートによっては屋根の内部に配線を通してライトを設置できるタイプもあり、デザイン性を維持したまま利便性を向上できます。
また、照明器具があることで、防犯の役割も果たしてくれます。車へのいたずらや嫌がらせなどの早期発見にもつながるため、人通りの多い場所にカーポートを設置する際には照明があると安心でしょう。
優良業者に施工を依頼できるか
カーポートを設置するときは、環境や設置スペース、建ぺい率などを考慮し、的確な提案をしてくれる信頼できる業者を選ぶことが大切です。優良業者かどうか見極めるために、ぜひ施工実績を確認してみてください。施工実績の数はもちろん、幅広い地域や設置場所での設置実績があると信頼性が高いです。
また、すぐに1つの業者に絞り込むのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し、費用面や不要な項目がないか確認してから、依頼する業者を決めてみてください。
▶︎関連記事:カーポート業者選びの秘訣! 失敗しないカーポート施工業者選びの4つの注意点

おしゃれなカーポートの施工事例
どんなにおしゃれなデザインのカーポートも、住宅のデザインとの相性や、庭の広さや雰囲気などによって印象が大きく変わります。自宅にピッタリの設置方法が知りたい方は、カインズのカーポート施工事例を参考にしてみてください。
スタイリッシュで防犯性の高いカーポート
大切な車を保護するため、車庫タイプのシャッター付きカーポートを導入した事例です。コンクリートとマッチしたグレーカラーを採用することで、一体感のあるスタイリッシュな印象に。シャッターは自動を選択して利便性を向上。長く使える飽きのこないデザインのカーポートに仕上がりました。
建物と馴染むおしゃれなカーポート
住宅のカラーとカーポートのカラーを合わせることで、離れた場所に配置しても一体感が出ます。遮光性を重視したカーポートを選ぶことで、かっこよく存在感のあるカーポートに仕上がり、家族みんなが気に入るエクステリアに。
もともと夏場はサンシェードを使って車内の温度が上昇するのを防いでいたそうですが、カーポートを設置することでサンシェードが必要なくなり、夏場でも快適に車を使用できるようになりました。
遮光性とデザイン性を確保したカーポート
中骨を無くしたフラットな屋根と柱だけというシンプルな構造のカーポートは、ワンランク上の洗練された印象に。アルミ素材のかっこよさを活かすシルバーカラーも車と馴染んでいます。
1台用などコンパクトなモデルでも存在感が出るほか、アルミ素材は耐久性にも優れているのでおすすめです。

まとめ
おしゃれでかっこいいカーポートを設置すると、自宅やエクステリアのデザイン性が高まり、より自宅や愛車への愛着が湧くという声も多いです。また、カーポートを設置と、車をきれいに保てたり、防犯性を高めたりする効果が期待できます。予算や設置場所の環境、車の種類などに合わせて、ベストなカーポートを選んでみてください。
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