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カーポートに目隠しを設置するポイント|施工費用やメリットを解説

2021年11月22日
カーポートに目隠しを設置するポイント|施工費用やメリットを解説

自宅にカーポートがあり便利に使ってはいるものの、周囲からの視線が気になり、目隠しをしたいと考えている人もいるでしょう。しかし、具体的にどのようにすればよいのか、そもそも目隠しを設置する必要はあるのかなど悩みやすいものです。

そこで、この記事では、カーポートの目隠し方法やメリットなどを設置費用の目安とともに解説します。検討中の方は役立ててください。

カーポートを目隠しする方法とは

屋根と柱だけで構成されているカーポートを、外から見えないようにするための方法は主に2つあります。

フェンスを取り付ける

目隠しできるだけではなく防犯対策にも期待が持てるのが、カーポートの脇にフェンスを取り付ける方法です。フェンスとは家の敷地の内外を区別する仕切りです。

また、フェンスはさまざまな素材やデザインの種類があります。耐久性が高いものや自宅にあうデザインのものなど、自分の希望にあったもの探しましょう。

サイドパネルを設置する

サイドパネルはカーポートの側面に立つ柱に取り付ける薄い板状のもので、隙間がないデザインであるため、外部からの視線などをしっかり遮れる点が特徴です。メーカーが各種サイドパネルを用意していて、オプションとして取り付けることが一般的です。カーポートの設置とあわせて取り付けられます。

サイドパネルは主に3種類

サイドパネルには大きく分けて波板、平板、デザインパネルの3種類があります。波板はパネルを波状に加工したもので、色の選択肢が多い点が特徴です。また、平板は名前の通り平らな板状のパネルをいいます。フラットなデザインであるため、部材の接合部分や出来上がりの見た目がすっきりする点が魅力です。

最後に、デザインパネルとはデザイン性に優れたパネルを指します。シンプルな雰囲気になりやすいカーポートを、こだわりを感じさせるデザインにすることが可能です。

目隠しは後付けでも問題ない

目隠しはカーポートの設置時に一緒に取り付けるとスムーズですが、実際に使用した後で目隠しの必要性を感じてから後付けする方法でも、問題ありません。お店などで後付けに対応した部材も販売されているので、購入して自分でDIYするのもいいでしょう。

ただし、少しでも作業に不安を感じる場合にはプロに相談したほうが無難です。パネルやフェンスはしっかり取り付けないと、強風や地震などにあった際に簡単に外れる恐れがあるため危険です。

目隠しを設置するメリットとは

カーポートに目隠しを設置すると、どのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは、主なメリットを4つ紹介します。

周囲の人の視線を遮れる

カーポートに目隠しを設置すると、車の乗り降りや荷物の出し入れなどの際に、周囲の視線を気にせずに済みます。そのため、カーポートでもプライベートな空間を確保したい人には、特に目隠しの設置がおすすめです。

紫外線を防止できる

カーポートの屋根付きの本体とあわせてサイドにも目隠しで壁を作れば、方々から降り注ぐ紫外線から車を守りやすくなります。屋外に置くことで車が浴びてしまう紫外線は、車の塗装や内装にダメージを与えるものです。紫外線をほぼ100%カットするポリカーボネート素材のものを目隠しに使うと、紫外線防止の効果が高まるでしょう。

太陽熱対策になる

目隠しの設置は、真夏の日中に停めている車への太陽熱対策にもなります。車に降り注ぐ直射日光を目隠しで遮った分だけ、車内温度の防止に効果的です。特に、夏場はガソリンなどの燃料の節約にもつながります。駐車中の車内温度の上昇を抑えられれば、乗車するたび、温度を下げるためにエアコンをフル稼働せずに済みます。

雨や風から車を守れる

風雨から車を守れる点も目隠しを設置するメリットです。横殴りの強い風雨に当たれば当然のこと、屋外で日々風雨にさらされているだけでも、車はダメージを受け劣化しやすくなります。

また、目隠しはサイドから入る雨避けになる点もメリットです。雨天時に車から荷物を出し入れするときもぬれずに済みます。さらに、降雪地帯では車から雪下ろしをする面倒もなくなり楽です。

関連記事:おしゃれなカーポート9選!費用&失敗しない選び方をプロが解説

カーポートを目隠しする際の注意点とは

カーポートへの目隠しの設置による失敗を防ぎ、メリットを有効に生かすために押さえておくべき注意点を4つ紹介します。

風の影響を受けやすい

サイドに取り付ける目隠しは、カーポートを横に抜けようとする風の力を受けやすいため、柱や地面にしっかり固定しておかなければなりません。台風などで強風が吹くと、風の勢いに負けて目隠し部分が外れ吹き飛ぶ恐れがあります。

自分の家だけではなく、道路や近隣に飛んで迷惑をかけてしまう可能性もあるため注意が必要です。

適切な高さ・方向をよく考える

目隠しは設置する高さや方向によって、カーポートにさまざまな影響を与えます。たとえば設置位置が高すぎると日当たりが悪くなったり、十分な採光が取れなくなったりする可能性があります。

また、目隠しの角度によって風向きが変わり風を受けやすくなったり、カーポートの風通しが悪くなったりする場合もあるため熟考することが大切です。

実物を確認した方が安心できる

目隠しをカーポートに設置してから後悔しないためにも、事前に実物を確認しておくことは大切です。目隠しに使用する部材には、カラーや質感、大きさなどにさまざまな種類があり、いずれもカタログやネットなどに掲載されている写真などと、印象が異なる可能性があります。実際の部材は店舗や展示場などで確認しておきましょう。

自然環境を考慮する

地域によって天候や環境はさまざまであるため、自分の住む場所の自然環境にあった目隠しを取り付けることが大事です。たとえば、降雨量や降雪量、風が吹いてくる方向や強い風が吹く頻度などは、事前にチェックしておくと設置の際に参考になります。

引っ越しを予定していて引っ越し先で目隠しの設置を検討している場合には、転居先の自然環境をあらかじめ確認しておきましょう。

カーポートの目隠しにおすすめの商品を紹介

カーポートの目隠しにはさまざまな商品があるため、選ぶ際には迷いやすいことでしょう。そこで、おすすめの商品を具体的に2つ紹介します。

LIXIL:アーキフィールド

LIXTL:アーキフィールド

デザイン性の高さが特徴のサイドパネルで、価格目安は20万9,800円~です。サイドパネルの設置場所は従来カーポートを支える柱の外側が一般的ですが、アーキフィールドのサイドパネルは柱の内側に設置します。そのため、内側からの見た目がすっきりとしていてスマートです。

さらに、横軸のない同デザインのルーフとそろえて設置することで、カーポートが光の入るスタイリッシュなサンルームのような空間になるでしょう。

三協アルミ:M.シェードⅡ

カーポート M.シェード2 梁置きタイプ 両側支持 側面パネル ブラック(KC)

ポリカーボネート板を使って作られているパネルタイプです。強度の高さと縦に長く伸びたシックなパネルデザインが特徴です。デザインは5種類あり、家や自分の好みにあわせて自由に選ぶことが可能です。

人の視線や横から入る雨風をしっかり防げます。

カーポートの目隠しにかかる施工費用とは

施工費用は、カーポート本体とあわせて設置するか否かなどによっても変わってきます。一般的にはフェンスのみを設置すると約7~10万円、後からサイドパネルだけを取り付けると約1~3万円が施工費用の目安です。

一方、車1台分のカーポートとサイドパネルを併せて設置する場合には、40万円~ほどかかるでしょう。設置場所の地面がコンクリートになっている場合には、既存のコンクリートを削る工事費用として別途1万円ほど必要です。

プロに依頼した場合|施工日数の目安

業者に設置してもらう場合にかかる施工日数は、工事や作業の依頼内容によって変わってきます。基礎工事から依頼する場合にかかる施工日数は6~9日くらいが目安です。また、コンクリートを削る斫(はつ)り工事から頼むと3~5日くらいかかります。

一方、基礎工事などは不要でフェンスだけを後付けする場合には、2~3日くらいで終了することが一般的です。サイドパネルの後付けであれば、通常はさらに早く1~2日くらいで終わります。

カーポート目隠しのまとめ

カーポートをフェンスやサイドパネルで目隠しすると人の視線を遮れるだけでなく、紫外線や雨風を防げるなどのメリットがあります。自分でDIYして取り付けるのが不安な場合は、プロに施工をお願いした方が安全です。

CAINZ Reformでは、住まいに関するメンテナンスやサポートのサービスを提供していて、カーポートの設置や目隠しの取り付けも依頼できます。年の実績があるだけでなく、対面での相談や実物の確認などができる点も魅力です。

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