Logo Cainz Reform

大切な車を守る!カーポートを設置するメリットとは?

2022年06月14日

車を所有していると、「できるだけキズをつけたくない」「キレイな外見のまま、ずっと長持ちさせたい」という気持ちが湧いてくるのは自然のことでしょう。愛車を守っていきたいという人にとって力強い味方となってくれるのが、「カーポート」です。では、実際にカーポートにはどんな機能があり、どんな役割を果たしてくれるのでしょうか。当記事では、カーポートを設置するメリットや、種類とそれぞれの特徴、設置する際の注意点などについて、紹介していきます。

そもそもカーポートとは?

カーポートは、大切な愛車を守ってくれるエクステリアです。まずは、カーポートとはどういうものかという点について、確認してみましょう。

カーポートの概要

カーポートとは、屋根と柱、梁という構造の簡易的な車庫のことを指します。屋根が、雨や風、太陽光に含まれる紫外線、さらには鳥のフンなどから車を守ってくれます。壁などで囲われていないので、車の乗り降りは簡単です。基本的に、数本の柱を建てて、そこに屋根を取り付けるという工事内容なので、設置も短期間で終わります。将来的に不要になった際に撤去しやすいという特徴もあります。

ガレージとの違い

車を風雨や紫外線から守るという点では、ガレージもカーポートと同じ役割を果たします。ガレージは、屋根だけではなく、3方向以上の壁で覆われ、空間が周囲と遮断されている構造のものを言います。壁があるので風雨や紫外線から車を守るという点では、カーポートよりも機能性は高いでしょう。防犯性も高いので、盗難などに遭遇する心配は少ないと言えます。一方で、乗り降りに必要なスペースを確保する必要があり、構造も複雑なので、導入にかかる費用はカーポートよりもかかります。

カーポートのメリット

田窪製作所ベルフォーマカールフォーマ
画像引用元:ガレージ&倉庫 カールフォーマ・ベルフォーマ | 商品検索 | 田窪工業所 | 商品サイト

カーポートという設備の構造に続いて、カーポートを建てることで得られるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。こちらでは、カーポートがもたらすメリットの代表的なものについて紹介していきます。

雨風から車を守る

まずは何と言っても、雨や風から車を守るという点です。雨の強さや風向きにもよりますが、屋根が付いているので車に雨が直接当たりにくくなります。雨は汚れやサビつきの原因となるもので、車への負担を軽減します。また、せっかくかけたワックスが流れ落ちるのを抑えることにもつながります。結果として、車のメンテナンスやお手入れにかかる手間や時間を、少なくすることができます。また、雨が降っていると、車の乗り降りの際に濡れてしまいます。しかし、カーポートには屋根があるので、傘をささずに車に乗り込むことができ、荷物の積み下ろしもスムーズです。

太陽光の直射による車の劣化を防ぐ

太陽光には、紫外線が含まれています。紫外線には、車体の塗装を劣化させる作用があり、人体の皮膚などにも悪影響を及ぼします。カーポートの屋根は、その紫外線を遮断してくれます。また、直射日光を避けることで、暑さの原因となる赤外線もカットできるため、真夏には車内の温度上昇を抑制します。このように、太陽光から車を守ってくれるのも、カーポートの重要な機能の一つです。

雪や霜から受ける影響を軽減する

日本には、冬に大雪が降る地域もあります。最深の積雪が50cm以上という豪雪地帯も、広く分布しています。雪が降る地域では、冬になると車に雪が積もってしまいます。しかし、カーポートがあれば、車に直接雪が積もることを防ぐことができます。車で出勤する場合、朝の忙しい時間に雪下ろしや霜取りなどに時間を取られることが少なくなります。また、雪は実は重たく、高く積もれば相当な重さがのしかかります。それが続けば、車の劣化も進んでしまうでしょう。そんな車への負担を減らすことができるのも、カーポートの利点です。

カーポートの種類や選ぶポイント

イナバ物置ブローディア
画像引用元:電動開閉ガレージ ブローディア|株式会社稲葉製作所

屋根と柱でできているカーポートですが、実は商品のバリエーションが豊富です。性能やデザインも多種多様で、悩むかもしれません。こちらでは、カーポートの種類や選ぶために見るべきポイントを紹介したいと思います。

車の数やサイズで選ぶ

カーポートは1台用だけではなく、一般の戸建て用であれば、2~4台用が用意されています。複数台の車を所有している場合、その台数に合わせて商品を選ぶことが可能です。ただ、「1台用」「2台用」と表示されていても、メーカーによってサイズが異なる場合があるので、自分の車のサイズをしっかり把握しておくことが大切です。単に駐車するだけではなく、乗り降りのスペースも考慮して、余裕のあるサイズを選びたいところです。また、将来的な買い替えや台数の変化も、頭に入れておくべき要素と言えます。

設置場所の自然条件から選ぶ

設置する場所の自然条件から選ぶ考え方もあります。たとえば、いつも強い風が吹いているような地域では、カーポートも強風に耐えられる仕様であることが求められます。そのため、風圧に強い商品が選ばれます。同様に豪雪地帯では、屋根にある程度の雪が積もっても耐えられる商品が欠かせません。

敷地の形状や出し入れのしやすさから選ぶ

柱の位置によっては駐車する際にぶつけてしまったり、ドアを広く開けることができなかったりと、設置後に不便を感じることもあります。こんな状況を招かないよう、駐車スペースの間口の広さや形状などからカーポートを決める方法もあります。カーポートは、1台分の場合、屋根の四隅に柱が設置されている「両側支持タイプ」が基本です。しかし、駐車スペースによって左右のどちらかに柱を設ける「片側支持タイプ」、駐車スペースの後方だけに柱を設置する「後方支持タイプ」なども選択できます。さらに、片側支持のカーポートを2つ組み合わせて2台分の屋根にする「合掌タイプ」などもあります。

デザインから選ぶ

カーポートの屋根は、基本的に「アーチ(アール)型」と「フラット型」に分かれます。屋根が緩やかにカーブしている曲線の屋根が、アーチ型。優しく、どんなタイプの住まいにも合わせやすいデザインという印象を与えます。一方、フラット型は屋根が直線的。スタイリッシュで引き締まった見た目で、モダンなデザインの住宅に相性が良いでしょう。さらにフラット型は、台形や斜めなど敷地の形状に合わせて屋根をカットしやすいという利点もあります。なお、アーチ型もフラット型も、強度や性能の点では大きな差はありません。

カーポートを設置する際の注意点

リクシルカーポートST3000ナチュラルシルバー

「このカーポートが欲しい」と思っても、実際に建てるためには自宅の駐車スペースに設置できるかどうかを検証しなければなりません。しっかり検証しないと、せっかく設置したのに、後々になって問題が発生する可能性もあります。こちらでは、カーポートを設置するにあたって注意すべき点について説明していきます。

柱の位置

駐車スペースにカーポートがあるかないかは、車の出し入れのしやすさに大きく影響します。柱が設置されたことで、それまでより駐車軌道が狭くなったり、乗り降りやドアの開閉がしにくくなったりということも、考えられます。車の出し入れや、車の乗り降りがスムーズにできる広さを確保できるかどうか、カーポートのサイズをしっかり確認しましょう。

また、柱は地面に埋め込むことになりますが、検討していた位置に水道管やガス管、浄化槽などが埋設されていると作業はできません。自宅の地下のどの位置に、どのようなインフラが通っているのか、工事に支障がないのか、あらかじめ確認して設置工事を行う必要があります。

建築確認の申請が必要な場合もある

建築物を建てる際には、建築基準法や都市計画法によって「建築確認申請」が義務付けられています。建築基準法によると、建築物は「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱、もしくは壁を有するもの(これに類sする構造のものを含む)」と規定されています。カーポートも土地に定着し、屋根と柱からなる構造物になるため、カーポートも建築物として扱われます。

建築確認申請は、建築主(カーポートを建てる人)が行うことになっており、各種図面を提出しなければなりません。図面の作製には専門知識が必要なので、一般的に建築士などに依頼することになります。ただし、床面積が10平方メートルを超えず、かつ場所が防火地域・準防火地域でない場合は申請が不要です。なお、「申請が面倒」と、建築確認申請をせずに自分の手でカーポートを設置するのは危険です。申請せずに建てたことが判明したら移動や撤去の可能性が生じますので、注意が必要です。

隣接する住宅に入らないようにする

カーポートは、隣接する住宅との境界線付近に設置されるケースが多いでしょう。境界線ギリギリに設置すると、隣の家にカーポートの屋根がはみ出したり、雨水や積雪が敷地内に落ちたりするかもしれません。こうしたことも、近隣とのトラブルの原因になるかもしれません。トラブルを避けるためにも、カーポートの設置場所や形状はしっかり検討しましょう。

まとめ

カーポートには、大切な車を守る役割があります。そのカーポートには様々な種類があり、それぞれのメリットや注意点を理解することで、効果を最大化できるものです。カーポートを設置するメリットをしっかり得られるよう、購入の際にはしっかり商品について知るなど準備をしましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

カインズハイヤーイチオシ商品

  • maker

    ○ミンティアポートciel ワイドタイプ(2台収納) 54-50型 標準柱

    product

    標準工事付き

    388,000円(税込)〜

    風に強い!中桟をなくした新構造が生み出す、スタイリッシュな意匠!

    この商品の特徴

    • 2台用
    • 3色のカラーバリエーション
    • 耐風圧強度42m/秒相当
    • 紫外線約100%低減

カーポートの基礎知識

LIXIL(リクシル)カーポートSCを徹底解剖!3つの特徴・価格・バリエーション

LIXIL(リクシル)カーポートSCを徹底解剖!3つの特徴・価格・バリエーション

LIXIL(リクシル)から販売されている「カーポートSC」は、シャープなデザインにより自宅の外観をおしゃれに演出できる商品です。サイズやカラー展開も豊富なため、どんな車のサイズや建物の色にも合わせやすいのが魅力です。 一… Continue reading LIXIL(リクシル)カーポートSCを徹底解剖!3つの特徴・価格・バリエーション

雪に強いカーポートは?雪国における適切なカーポートの選び方

雪に強いカーポートは?雪国における適切なカーポートの選び方

北海道や東北、あるいは日本海側の地域などは、冬になると雪が降ります。 豪雪地帯では、一晩で1メートル近く積もるようなところもあります。カーポートは、そんな積雪から大切な車を守ってくれる心強い存在です。しかし、せっかく車を… Continue reading 雪に強いカーポートは?雪国における適切なカーポートの選び方

カーポートの外構工事の基礎知識を徹底解説!気になる費用や施工事例・おすすめのカーポートを紹介

カーポートの外構工事の基礎知識を徹底解説!気になる費用や施工事例・おすすめのカーポートを紹介

カーポートの設置を検討したとき、「どの位置にどんなカーポートを設置する?」「カーポートと外構をおしゃれに見せるコツは?」と、疑問が尽きないものです。 そこで今回は、カーポート外構工事の基礎知識や施工事例を紹介します。また… Continue reading カーポートの外構工事の基礎知識を徹底解説!気になる費用や施工事例・おすすめのカーポートを紹介

片持ちカーポートのメリットやデメリットは?スタイリッシュなおすすめ片持ちカーポートを紹介!

片持ちカーポートのメリットやデメリットは?スタイリッシュなおすすめ片持ちカーポートを紹介!

「狭い場所でも設置できるカーポートはない?」 「圧迫感のないコンパクトなカーポートを設置したい」 このように考えている方におすすめなのが、片方に柱がある片持ちカーポートです。本記事では、片持ちカーポートのメリットとデメリ… Continue reading 片持ちカーポートのメリットやデメリットは?スタイリッシュなおすすめ片持ちカーポートを紹介!

駐車スペースだけじゃない!カーポートを活用した庭のアレンジ方法と選び方を紹介

駐車スペースだけじゃない!カーポートを活用した庭のアレンジ方法と選び方を紹介

カーポートは「車を保護するもの」というイメージがあるかもしれませんが、使い方次第で庭をアレンジできます。そこで今回は、カーポートを活用した庭のアレンジ方法を紹介します。また、庭に設置するカーポートの選び方や、おすすめのカ… Continue reading 駐車スペースだけじゃない!カーポートを活用した庭のアレンジ方法と選び方を紹介

三協アルミのカーポート|選び方・おすすめ商品・設置の流れを紹介

三協アルミのカーポート|選び方・おすすめ商品・設置の流れを紹介

カーポートを設置するにあたり、商品の選び方やおすすめの商品を調べている方も多いでしょう。数あるカーポートメーカーの中で三協アルミはおしゃれなデザインをラインナップしているのが特徴で、20種類以上もの商品が展開されています… Continue reading 三協アルミのカーポート|選び方・おすすめ商品・設置の流れを紹介

お電話でのご相談

受付時間 9:00〜18:00(日曜定休)

メールでのお問い合わせ

お問い合わせフォーム