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カーポートの修理|買い替えの見極めや費用目安、火災保険の適用など詳しく解説

2022年04月20日
カーポートの修理|買い替えの見極めや費用目安、火災保険の適用など詳しく解説

カーポートが壊れていると、車にも影響が出る恐れがあります。カーポートの劣化や破損が起きており、修理を検討している人もいるでしょう。この記事では、カーポートを修理したいと考えている人に向けて、カーポートの修理と買い替えの見極め方法や費用の目安などを解説します。カーポートの状態を改善するために、ぜひ参考にしてください。

カーポートが壊れる原因

カーポートが壊れる原因はさまざまです。自然災害により破損したり、経年劣化で不具合が生じたりするケースもあります。また、場合によっては設置した際の施工不良が原因でカーポートが壊れてしまう場合もあります。メーカーによってカーポートのデザインや構造が異なり、環境にあわず破損につながる可能性もあるでしょう。

カーポートの破損によるデメリット

カーポートが破損すれば、修理の手間や費用がかかります。修理の内容によっては費用がかさむ恐れもあるでしょう。また、カーポートが破損していると、車に当たって傷がつくリスクもあります。

カーポート修理、買い替えとの見極めは?

カーポートを設置してから数年以内に破損した場合、修理で直せるケースが多いです。しかし、設置してから10~20年以上が経過している場合は、修理ではなく買い替えを検討したほうがいいでしょう。

修理と買い替えのどちらが適しているかは、実際の破損状況によっても異なります。業者に見てもらい、専門的な目線から判断してもらうのがおすすめです。

カーポート修理で行うことと日数の目安

カーポートの修理では、どのような作業をするのでしょうか。ここでは、具体的な作業内容と修理にかかる日数の目安を解説します。

修理・補修の場合

カーポートの一部を修理・補修する場合は、該当箇所を確認したうえで枠やパネルを交換します。簡単な内容であれば、数時間で作業が終わる場合もあるでしょう。少し作業が複雑な場合でも、2日程度で作業が完了します。

撤去および新規設置の場合

古いカーポートを撤去して新しいカーポートを設置する場合、すべての作業を終えるのに数日かかります。撤去工事は1日程度で終わりますが、新設工事には数日かかるためです。

まず、カーポートを解体して撤去作業を進めます。その後、新しいカーポートを設置するために基礎工事を実施します。屋根の基礎やパネルを設置し、雨どいを取り付けたら完成です。

カーポート修理の費用相場

カーポートの修理には、どの程度の費用がかかるのでしょうか。ここでは、具体的な作業ごとに費用相場を解説します。

屋根パネルの交換

カーポートの屋根パネルを交換するための費用は、パネルの材質によって異なります。素材にはアクリルやポリカーボネートなどの種類があるため、あらかじめ確認しておくと安心です。1枚の交換にかかる費用の目安は、3万円〜となっています。交換する枚数が増えれば、その分だけ費用も高くなります。

支柱の修理や交換

カーポートの支柱の修理や交換をする場合は、大掛かりな作業が必要です。そのため、費用は8~20万円程度がかかります。まずは屋根の部分を解体し、支柱を掘り起こす作業をします。支柱の修理や交換を終えた後は、カーポートを組み立て直す作業が必要です。

支柱だけの修理や交換で済まなければ、カーポートそのものを交換しなければならない可能性もあります。

アルミ枠の交換

アルミ枠の交換のみであれば、4万円程度から工事を依頼できます。アルミ枠は価格がそれほど高くないため、交換作業にもあまり費用がかかりません。

ただし、カーポートを設置してから時間が経っていると、同じパーツの生産が終了している可能性もあります。その場合は、カーポートそのものの交換が必要です。

カーポートの新設

経年劣化で破損が目立つ場合や修理で対応できない場合は、カーポート本体を交換して新設する必要があります。カーポートの新設にかかる費用相場は、15万円から100万円以上と幅が広いです。(撤去費用を除く)選ぶカーポートの種類や大きさによっても、費用は大きく変化する可能性があります。

カーポートの修理費用を抑えるために行うべきこと

カーポートの修理費用を抑えるには、どうすればいいのでしょうか。ここでは、修理費用を抑えるためにできることを解説します。

地域の気候にあうカーポートを設置する

カーポートは外に設置するため、地域の気候を考慮して設置する必要があります。たとえば、台風が多い地域や雪が多く降る地域では、負荷がかかっても耐えられるスチール折板のカーポートが適しています。海の近くであれば、錆びにくいアルミ製がおすすめです。気候にあうカーポートを設置すれば、破損や劣化を防ぎやすくなります。

基礎工事を丁寧に行う

カーポートをしっかり支えるためには、柱を取り付ける際の基礎工事が重要です。基礎工事に問題があれば、カーポートがすぐに傾いてしまう恐れがあります。その場合、基礎工事のやり直しが必要になるため、余計な修理費用がかかります。高い技術をもっている業者に依頼し、丁寧に基礎工事をしてもらいましょう。

カーポートは火災保険で修理できる

自然災害が原因でカーポートが破損した場合、火災保険の補償を受けられる可能性があります。火災保険では、風や雪などによる被害も対象としているためです。業者のなかには火災保険の適用にくわしいところもあるため、相談してみるといいでしょう。カーポートだけでなくほかの部分にも被害が出ているなら、同時に補償を申請するとスムーズです。

火災保険は車には適用されない

カーポートが自然災害により破損していても、それによりついた車の傷は火災保険の対象にはなりません。火災保険が対象としているのは建物や家財であり、車はそれらに該当しないからです。車の破損に備えるためには、別途自動車保険の車両保険に加入しておく必要があります。

火災保険でカーポートの修理を行う場合の注意点

カーポートの修理に対応している業者のなかには、悪質なところもあるため注意が必要です。たとえば、火災保険が適用されなかった場合に修理を断ると、違約金を求めてくる業者もあります。また、さまざまな理由をつけてカーポート以外の工事を無理に契約させようとする業者も存在するため、気をつけなければなりません。

カーポートの修理を依頼する際は、契約内容をよく確認しましょう。また、業者の言い分を鵜呑みにしないよう、修理が必要なタイミングについても把握しておくと安心です。

カーポートの修理はDIYで行える

カーポートの状態によっては、DIYで修理できる可能性もあります。ただし、材料をそろえるには費用がかかる点や高い場所での作業が必要な点を考えると、業者に依頼したほうがいい場合もあります。

ここでは、DIYによるカーポートの修理費用の目安や流れを解説します。

DIYで行うカーポートの修理の費用目安

屋根のパネルを自分で交換する場合、ポリカーボネートは2,000円程度から用意できます。自分でパネルを交換するためには、さまざまな道具も必要です。電動ドリルは5,000円程度、接着剤は300円程度、コーキングは300円程度で手に入ります。高い場所で作業する必要があるため、脚立も用意しましょう。

【DIY】カーポート修理の流れ

ここでは、DIYでカーポートを修理する際の流れを解説します。

屋根パネルの寸法を確認する

まず、屋根パネルの寸法を測ります。実際に設置してあるパネルをチェックし、長さ、幅、厚みなどを測りましょう。修理したい箇所が破損していて寸法を測れない場合は、隣のパネルを測るといいでしょう。

新しい屋根材を用意する

修理により交換するための新しい屋根材を用意します。屋根材はネット通販でも購入可能です。カーポートの設置を依頼した業者に相談すれば、どのような屋根材なのか具体的にわかるでしょう。設置する箇所よりも10cm程度大きいものを選ぶのがポイントです。

残っている屋根材を外す

屋根材を交換するときは、最初に残っている屋根材を外しておきましょう。屋根押さえがビスで止まっているなら、ビスを外す必要があります。ビスがない場合は、ドライバーを屋根押さえに差し込むと屋根材を外せます。カーポートのタイプによって外し方が異なるため、状況にあわせて作業を進めてください。

新しい屋根材を張る

屋根材をカーポートの屋根の上に乗せ、古い屋根材を外した場所に乗せます。安全に作業するには、2人で屋根材を運んだほうがいいでしょう。屋根材の端をビスでとめれば、屋根材の設置は完了です。

なお、屋根材には表面を保護するためのビニールがついています。ビニールは最後に剥がしましょう。

カーポート修理を依頼する業者選びのポイント

カーポートの修理を業者に依頼する際は、細かいポイントをチェックする必要があります。まず、カーポートの屋根の修理を専門に扱っている業者を選ぶことが大切です。施工実績を確認し、なるべくたくさんの事例がある業者を選ぶとより安心できます。また、カーポートの修理を相談した際に技術やサポートについてくわしく説明してくれるかどうかも重要です。

さらに、現地調査を実施し、くわしい見積もりを出してくれる業者に依頼しましょう。大幅な値引きをしたり全額前払いを要求したりする業者は、後からトラブルになるリスクがあるため注意が必要です。

まとめ

長くカーポートを使用していると破損する場合があります。カーポートが破損した際は、早めに適切な修理をする必要があります。場合によってはカーポートの交換が必要な場合もあるため、専門の業者によく相談しましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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