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カーポートの撤去費用はどのくらい?自分で撤去する場合も含めて解説!

2022年04月28日
フーゴA 1台用 27-50型 施工例 シャイングレー(屋根材:クリアマット)  

「カーポートの老朽化が進んでいる」「車の台数やサイズが変わった」などの理由で、カーポートの撤去を考えている方も多いかもしれません。カーポートの撤去費用は、自分で撤去するか業者に依頼するかによっても変わってきます。そのため、カーポートを撤去する際の工事内容を頭に入れておくことで、費用を割り出しやすくなるでしょう。

そこでこの記事では、「カーポートを撤去するタイミング」や「カーポートを撤去する際の工事内容」、「カーポートの撤去費用」について解説します。また、「カーポートを自分で撤去できるかどうか」についても説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

カーポートを撤去するタイミングとは?

そもそもカーポートは、どのようなときに撤去を考えるべきなのでしょうか。ここでは、カーポートを撤去するのにふさわしいタイミングについて解説します。

(1)カーポートの老朽化が進んだとき

どれだけ良い素材を使っていても、エクステリアはいずれ寿命を迎えます。カーポートも決して例外ではなく、耐用年数は10年~15年程度が一般的です。耐用年数が近づいてくると、支柱が傾いてきたり、天井に錆(さび)が発生したり、天井のパネルが外れてしまったりする可能性も高まります。老朽化したままカーポートを使い続けると思わぬ事故につながるリスクもあるため、できるだけ速やかに撤去する必要があるでしょう。

(2)自然災害でカーポートが壊れたとき

カーポートは屋外に設置されているため、自然災害の影響を受けやすいのが特徴です。例えば、「台風の際の強風でパネルが外れてしまった」「積雪の重みで天井が崩れかかっている」といった事態も起こりえます。地域によっては台風の数が多かったり、豪雪地帯だったりと特に自然災害に悩んでいる方もいるかもしれません。自然災害や悪天候の影響でカーポートが破損してしまった際には、なるべく早めに撤去や交換をすることが大切です。

(3)車の台数・サイズが変わったとき

カーポートは、それぞれ「1台分」「2台分」「3台分」のように収容台数が決まっています。そのため、所持する車の台数が増えたときには、もう1台分大きめのカーポートを検討することもあるでしょう。車のサイズが大きくなった際も、1台分で収まりきれない場合があるかもしれません。また、免許を返納して車を持たなくなったときはカーポートが不要になります。そのような際は、カーポートが寿命を迎える前に撤去するようにしましょう。

カーポートを撤去する際の工事内容とは?

カーポートST_4500タイプ2台用_単体4本柱_55-55型_ブラック  

カーポートを撤去する際の工事内容を知っておけば、自分で撤去できるかどうかの判断がしやすくなるでしょう。ここではカーポートを撤去する際の工事の流れについて「4つ」のステップで解説します。

ステップ1:屋根を外す

カーポートの撤去は、安全性を考えて「上から下へ」の順番で進めることが基本です。そのため、まずは屋根のパネルから撤去します。屋根は地上からある程度高さがあるため、脚立などに上って作業を進めることになるでしょう。パネルは複数枚が組み合わさっているので、1枚ずつ剥がしていきます。その際、補助の作業員を一人配置して、そばでパネルを受けとってもらったり、脚立を支えてもらったりすると非常にスムーズです。

ステップ2:骨組みを解体する

続いて、カーポート全体の骨組みを解体します。カーポートの梁(はり)は一般的にボルトとナットで組まれているため、インパクトドライバーと呼ばれる工具を使って外していきます。骨組みは長さがあり、鉄やアルミでできているため重みもあります。そのため、安全に作業できる状態にしてから解体する必要があります。解体した骨組みは、運搬用のトラックに積みこんでいくとスムーズです。

ステップ3:支柱を切断する

屋根と骨組みを外したら、最後にカーポートの支柱を切断します。支柱は地面に60cmほど埋まっており、基礎で固められています。そのため、撤去の際、支柱は地面に接している部分で切断することが一般的です。切断するときはセーバーソーという工具を使い、支柱の断面が地面と水平になるようにカットしていきます。支柱が倒れてくると危険なため、切断の際には必ず支柱を支える人にきてもらうようにしましょう。

ステップ4:モルタルで補修する

支柱の切断面は鋭利になってしまうケースもあり、そのまま放置してしまうとけがの原因になりかねません。そのため、支柱の跡(あと)はインスタントモルタルのような建材で埋めておくことが大切です。インスタントモルタルはホームセンターでも市販されていて、水と混ぜればすぐに使用できます。支柱の切断面にインスタントモルタルを塗り、最後にしばらく乾かせばカーポートの撤去作業は完了です。

カーポートの撤去で発生した解体材やコンクリート、鉄くずなどは「産業廃棄物」として処理する必要があります。そのため、専門の資格を持った運搬業者に依頼して、速やかに処分してもらうようにしましょう。

番外編:基礎そのものを撤去する

「カーポートの跡地に新しい建物を建てる」という理由で、カーポートの基礎そのものを撤去したい方もいるかもしれません。カーポートの支柱は、根巻きコンクリートと呼ばれる構造で地中に埋められています。この基礎部分を撤去するには、コンクリートの「斫(はつ)り」と呼ばれる作業が必要で、掘削(くっさく)機械で基礎ごと掘り起こす必要があります。基礎を撤去したあとは、新たにコンクリートを流し込んで固めます。

新しいカーポートを建てる場合には、新しい支柱の位置を古い支柱の位置から少しずらすことも可能です。そのため、特に大がかりな建物を建てる予定がない場合には、基礎を残しておくのも一つの選択肢でしょう。

カーポートの撤去費用の目安とは?

カーポートの撤去は、専門業者に依頼するとどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、「基礎を残す場合」と「基礎ごと撤去する場合」に分けて、費用の目安を紹介します。

【ケース1】基礎を残す場合

支柱の基礎を残す場合は、カーポートの解体・運搬の費用が必要です。解体費用については、カーポートの台数によっても異なります。目安としては、1台分のカーポートを撤去する場合2万円~3万円、2台分の場合3万円~5万円、3台分の場合5万円~7万円程度です。加えて、産業廃棄物の運搬に1万円程度かかります。支柱の鉄やアルミについては買い取ってもらえる場合もあるため、そのぶん減額になるケースもあるかもしれません。これらの費用をトータルで考えれば、カーポートの撤去は10万円前後で収まることが一般的といえるでしょう。

【ケース2】基礎ごと撤去する場合

支柱の埋まっている基礎部分ごと撤去したい場合には、コンクリートの斫(はつ)り工事が必要です。そのため、支柱1本(基礎1カ所)あたり別途0.7~0.8万円程度かかります。例えば、両側支持のカーポートで支柱が6本ある場合には、基礎の撤去に3.5万円~4.8万円かかるイメージです。ちなみにカーポートの撤去費用や基礎の除去費用は業者によって異なるため、まずは相見積もりを依頼して総額を見比べてみることをおすすめします。

カーポートを自分で撤去する際の注意点

イメージカット カーポートST 3000タイプ 2台用 単体4本柱 55-55型 ナチュラルシルバー 屋根材:採光タイプ

カーポートを「自分で撤去したい」と考えている方もいるかもしれません。ここでは、自分で撤去する際の注意点を解説します。

(1)DIYの知識・十分な人手が必要

カーポートは工事のなかでも比較的簡単な部類に入るため、DIYで撤去することも可能です。スムーズに作業を進めれば、半日~1日で撤去できます。ただし、前提として「工具の使い方」や「建材の扱い方」など、DIYに関する最低限の知識が必要です。見よう見まねで作業してしまうと、思わぬ事故につながる可能性もあります。また、撤去作業は基本的に2人で進めるため、補助の人員を確保しておく必要もあるでしょう。

(2)工具がそろっていないと、逆に割高になることも

カーポートを撤去する際には、ボルトやナットを外すための「インパクトドライバー」、支柱を切断するための「セーバーソー」といった工具が必要になります。また、支柱の跡を埋める際に「インスタントモルタル」も購入しなければいけません。カーポートを自分で撤去する場合は、こうした工具・建材が一式そろっていることが条件です。あとから買いそろえるとなると、専門業者に依頼するよりも割高になってしまう可能性もあるでしょう。

(3)安全性と手間を考えるなら、業者に依頼を

安全性や手間を考えるなら、エクステリアやカーポートに強い施工業者に依頼するのがベストです。専門業者に頼めば、安全にカーポートを撤去してもらえるだけでなく、産業廃棄物の運搬・処理についても一貫して担当してもらえることが多いでしょう。また、支柱の基礎部分を除去したい場合、コンクリートの掘削はDIYでは難しいのが実情です。そのため、カーポートを撤去する際は、まず専門業者に相談してみることをおすすめします。

まとめ

カーポートの撤去は、基礎部分をそのまま残すケースであればシンプルな工程で工事を行えます。十分な工具と人数がそろっていれば、自力で撤去することも不可能ではありません。

ただし、安全性や確実性などの面で考えると、業者に依頼するほうが安心です。自分で工具を一式買いそろえるよりも、業者に発注するほうが割安になるケースもあるでしょう。そのため、ぜひ一度各業者のホームページをチェックし、費用を確認してみることをおすすめします。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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