LIXIL(リクシル)から販売されている「カーポートSC」は、シャープなデザインにより自宅の外観をおしゃれに演出できる商品です。サイズやカラー展開も豊富なため、どんな車のサイズや建物の色にも合わせやすいのが魅力です。
一方で、選択肢が多いため、「何を基準に選べばいいかわからない」「住宅や外構と合わせてどんなデザインにすればいい?」とお悩みの方も多いでしょう。
この記事ではカーポートSCの3つの特徴やバリエーション展開、さらに気になる価格帯についても解説します。デザイン性&機能性に優れるカーポートSCは、以下のような人におすすめです。一つでも該当する方は、ぜひ最後までチェックしてください!
【カーポートSCが向いている人】
・ 家の外観をきれいにしたい
・愛車を大切に守りたい
・積雪が多い地域に住んでいる
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。

LIXIL(リクシル)のカーポートSCとは?コンセプトは住宅との調和

カーポートSCのコンセプトは、ずばり「住宅との調和」。以下の3点を徹底することで、ミニマルなデザインを追求しています。
見た目はできるだけシンプルに仕上げつつも、カーポートとしての機能性もアップ。構造がシンプルになったことから、施工がスムーズなのもカーポートSCならではの特徴です。
カーポートSCは、日本唯一の総合的デザイン賞として知られるグッドデザイン賞のほか、国際的なデザイン賞を4つも受賞しています。権威ある機関から高く評価されているのも、カーポートSCの信頼の証といえるでしょう。
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受賞モデル |
受賞年 |
賞の概要 |
German Design Award(ドイツデザイン賞) |
SC1台用 |
2019年 |
国際的に権威のあるデザイン賞。5400件以上の作品の中から、Excellent Product Design / Building and Elements部門にてWinnerに選出。 |
iF(アイエフ)デザイン賞 |
SC1台用 |
2018年 |
ドイツ発祥の権威あるデザイン賞で、優れた工業製品の1つに選出。 |
グッドデザイン賞 |
SC 1台用
SC 2台用
SC ミニ
SC1500 1台用SC1500 2台用 |
2017年 |
日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。審査委員会により特に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」に選出。 |
JIDAデザインミュージアムセレクション賞 |
SC 1台用 |
2017年 |
文化的意義のある工業製品を選定する賞。合計50点の中からセレクション賞に選出。 |

機能性抜群!カーポートSCの3つの特徴

カーポートSCが優れているのは、デザイン性だけではありません。ここでは機能性にも焦点を当て、カーポートSCの特徴を3つ紹介します。
1. スマートな見た目の「中骨レス」屋根
一般的なカーポートには屋根全体を覆う骨組みがありますが、カーポートSCには骨組みがありません。これは「中骨レス」と呼ばれるデザインで、屋根そのものを構造材としているのが特徴です。「梁」にあたる部分が見えないだけでも、全体の見た目をすっきりスマートに見せることができるでしょう。
また、カーポートSCには雨樋が見当たらないのも特徴です。雨樋の機能はすべて屋根の中に内蔵されており、屋根に微妙な勾配をつけることで雨水を排水します。ネジやボルトも最小化されており、細部にまでデザイン性にこだわっていることがよくわかります。
2. 屋根は薄さ40mmのアルミ製
カーポートSCの屋根はアルミでできており、太陽光や紫外線を防ぐことで以下のような効果があります。
- 車が日焼けしない
- 車が色褪せにくい
- 車内が高温になりにくい
また、アルミ製の屋根は汚れにも強く、落ち葉や汚れが気にならないのも嬉しいポイントです。ポリカーボネートのように透明な屋根だと、落ち葉や汚れが透けて見えて見栄えが悪くなりますが、アルミ製のカーポートSCならそのような心配はいりません。
アルミならではの耐久性により、カーポートSCの屋根はたった40mmという薄さを実現しています。外から見ると大きな板が一枚乗っているような見た目で、今までのカーポートの常識を覆すようなデザインといえます。
3. ダウンライトで配線すっきり
カーポートSCは、好みの場所にダウンライトを設置することができます。ダウンライトとは天井に埋め込むタイプの照明のことで、屋根内部に設置することで配線がすっきりするのが特徴です。
また、ダウンライトだけでなくスポットライトを屋根に取り付けることも可能です。スポットライトも屋根内部に配線を通すため、見た目が損なわれることはありません。車の駐車場所や時間帯によって、ダウンライトとスポットライトを自由自在に使い分けることができるでしょう。

カーポートSCのサイズ・カラーバリエーション
続いて、カーポートSCの商品ラインアップを紹介します。カーポートSCはサイズやカラーの選択肢が多く、車の台数や好みの応じてカスタマイズできるのが嬉しいポイントです。
1台用

1台用のカーポートSCは、先述した4つのデザイン賞をすべて受賞しているモデルです。シンプルな直線が美しく、家全体をモダンな印象に仕上げることができます。隣の家が近くて視線が気になる場合は、目隠しとなるサイドスクリーンを設置するのもいいでしょう。
2台用

2台用のカーポートSCは、車を横並びで駐車できます。1台用のカーポートSCは柱が片側のみであるのに対し、2台用のカーポートSCは両側に柱が設置されています。
3台用

3台用のカーポートは、カーポートSCは2台用と同様に車を横並びに駐車できるタイプです。屋根の面積は広くなりますが、中間に柱が追加されることがないので、1台用、2台用と変わらない解放感を確保できます。
また、3台用のカーポートACは、両側に配置される柱の数が片側3本ずつになるので、強度にも優れています。
SC1500(1台用・2台用)

SC1500シリーズは、通常のカーポートSCに比べて耐風圧強度・耐積雪に優れているのが特徴です。特に耐積雪は50cm相当と強度が高く、積雪の多いエリアにお住いの人におすすめです。
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通常のカーポートSC |
カーポートSC1500 |
耐風圧強度 |
42m/秒 |
20cm相当 |
耐積雪 |
46m/秒 |
50cm相当 |
※いずれも数値は目安であり、商品保証値ではありません。
ミニ

カーポートSCミニは、自転車を停めることを想定した駐輪場サイズの商品です。自転車2台を停めるには十分なスペースで、敷地面積が狭い家でも設置しやすいでしょう。
豊富なカラーバリエーション
アルミ素材でできているカーポートSCの屋根は、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。定番であるグレーやブラックはもちろん、心地よいぬくもりを感じられる木調色が多いのも魅力でしょう。
- シャイングレーF
- ナチュラルシルバーF
- ブラック
- オーク
- チェリーウッド
- クリエモカ
また、屋根はグレー、柱はブラックのように、屋根と柱の色を別々にすることもできます。柱の色を背景にあわせて選べば、全体としてすっきりとした空間に見えるというメリットがあります。
オプション
カーポートSCは既存の見た目の美しさ、機能性も大きな魅力ですが、多彩なオプションで自由度の高いカーポートを設置できるのが特徴です。オプション一覧と概要は以下の表を参考にしてみてください。
オプション |
概要 |
シームレスラインライト |
屋根材にビルトインされるスタイリッシュなラインライト。 |
ダウンライト |
天井付きのビルトイン照明。 |
人感センサ |
屋根への取り付けまたはスタンド施工。オンオフ型をはじめ、心地よく点灯する段階調光型も選べる。 |
スポットライト・エスコートラインライト |
夜間の防犯対策や足元を照らすのに役立つ。 |
カーポートカメラセット |
柱に設置できるカメラセット。防犯対策を強化したい方におすすめ。 |
カーフロア |
カーポートの床に敷くタイル。カーポート下の耐久性向上や寿命を延ばしたい方におすすめ。
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梁延長 |
梁を延長してエントランスゲートにすることも可能(1本延長、2本延長など柔軟に対応)。 |
雨樋ネット |
屋根から落ちる枯葉やゴミなどが雨樋に詰まるのを防げる。 |
異形対応部材 |
斜めの敷地や家屋の出隅に対応するための部材。 |
柱移動 |
デフォルト位置にある柱の移動。 |
サイドスクリーン |
アルミ材で壁を作ることでガレージのような風合いに。 |

カーポートSCはこんな人におすすめ!

ここまで紹介した特徴を踏まえると、カーポートSCは以下のような方におすすめです。
- 家の外観をきれいにしたい
- 愛車を大切に守りたい
- 積雪が多い地域に住んでいる
家の外観をきれいにしたい
カーポートSCは、数多くのデザイン賞を受賞しているように、デザイン性に優れているカーポートです。カーポートの種類によっては家の景観を損なう可能性もありますが、カーポートSCならどんな家にもなじみやすく、外観をおしゃれにできるでしょう。
愛車を大切に守りたい
カーポートを自宅に設置すれば、愛車を太陽光や落下物から守ることができます。特に屋根がアルミでできているカーポートSCなら、一般的なポリカーボネートのカーポートよりも耐久性に優れ、より安全な環境に車を保管できるでしょう。
透明な屋根のように落ち葉などが下から透けて見えないのも、アルミ製であるカーポートSCならではの魅力です。光を遮ることで暗く感じられることもありますが、ライトを設置すれば不便さは感じにくいでしょう。
積雪が多い地域に住んでいる
アルミ製の屋根は耐久性に優れることから、積雪が多い地域にも適しています。最大50cm相当の積雪にも耐えられるカーポートSC1500なら、突然の大雪にも十分対処できるでしょう。
ただし、耐積雪は一日に積もる雪を想定して計算された数値です。前日に積もった雪は水分を多く含むことで重量が増すため、連日雪が降る場合はこまめに雪下ろしをおこなう必要があります。

カーポートSCを取り入れた外構のアイデア
カーポートSCを取り入れた外構のアイデアを5つ紹介します。カーポートは外構の印象に大きな影響を与えるので、ぜひ参考にして統一感のあるおしゃれな外構をデザインしてみてください。
縦に駐車できる和モダンな駐車スペース

引用元:LIXIL
縦に2台駐車できるカーポートを設置することで、外構のムダなスペースを作らない効率的なデザインになります。また、住宅に沿ってカーポートを設置すれば、アプローチの屋根としての役割も果たしてくれます。
オールブラックのデザインが、住宅の和モダンな雰囲気になじんでいるのも魅力です。
カーポートSCで作るくつろぎ空間

引用元:LIXIL
カーポートSCをテラス屋根として活用した事例です。遮光性の高いアルミ屋根が、夏場でも快適なテラス空間を作ってくれます。
片側の柱で支えられるため、住宅の壁に穴を開けてテラス屋根を設置する必要がありません。また、住宅側に柱がない分、室内からテラスに出るのもスムーズです。
駐車台数よりも大きめのカーポートで作るルーフ空間

引用元:LIXIL
2台用のカーポートSCを設置することで、1台分の駐車スペースと玄関までのアプローチに屋根を確保している事例です。駐車スペースだけでなく、アプローチ部分にも屋根にダウンライトを取り付けることで、夜間でも明るく幻想的な外観になります。利便性とデザイン性を両立しています。
建物のデザインと合わせて統一感のあるエクステリアに

引用元:LIXIL
住宅の外観デザインに合わせて、カーポートも同じ配色にすることで統一感のある外構になります。カーポートSCはアルミの雰囲気を生かして重厚感のあるカラーを選ぶのもおすすめですが、木目調デザインを取り入れて、モダンやナチュラルな雰囲気を楽しむのも一つの方法です。
サイドパネルを追加してデザインも雨風対策も両立

引用元:LIXIL
2台用のカーポートでアプローチの屋根としての役割も確保した機能的なデザインです。また、サイドスクリーンを取り付けることで、フェンスがなくてもプライバシーをしっかり確保できます。
さらにクリアマットパネルを使用した採光タイプなので、カーポート内や敷地内への採光性も確保し、明るい印象に見せます。
カーポートSCの気になる価格帯は?

気になるカーポートSCの価格は、収納台数やサイズによって以下のように異なります。
- 1台用:459,700円~3,025,900円
- 2台用:1,109,600円~4,813,900円
- 3台用:2,368,800円〜4,522,400円
- SC1500(1台用):771,000円~3,784,000円
- SC1500(2台用):1,255,900円~5,218,300円
※メーカー希望価格。いずれも基本モデルを想定。
実際の費用を知りたい方は、自宅の駐車スペースを計測するか、業者に見積もりを依頼しましょう。
まとめ
カーポートSCはデザイン性だけでなく、耐久性やカスタマイズ性にも優れている人気のカーポートです。住宅や既存の外構との相性をもとにカーポートをデザインするのはもちろん、外構も合わせてリフォームするのもひとつの方法です。
カインズリフォームでは「カーポートSC」はもちろん、自社ブランドを含むさまざまな商品を取り揃えています。
- カーポートSCの設置費用を見積もってほしい
- 他にも良いカーポートがないか知りたい
- とにかく費用を安くしてカーポートを設置したい
といった方は、ぜひお近くのカインズかWEB窓口までお気軽にお問合せください。費用相場や希望条件に合わせ、カーポートを探すお手伝いをさせていただきます。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。