三協アルミのおすすめカーポート｜台数＆特徴別に最適なモデルを紹介

三協アルミは、富山県に本社を持つ「三協立山株式会社」が展開する総合建材メーカーです。LIXILやYKK APと並んで国内のカーポート三大メーカーに数えられ、デザイン性が高いことからおしゃれ志向の人におすすめです。

しかし、三協アルミからは20種類近くのカーポートが展開されているため、「どれがいいかわからない」と迷ってしまう人も多いでしょう。

そこでこの記事では、カーポートの基本の選び方を解説したうえで、特におすすめのカーポートを紹介します。駐車台数や価格によって最適なモデルは変わってきますので、ご自宅の状況と照らし合わせながら参考にしてください。

三協アルミのカーポートは種類が豊富！基本の選び方は？

三協アルミのカーポートは、シリーズだと10種類以上、モデルに分けると20種類近くの商品が存在します。一つずつ比べるのはあまりにも大変なため、まずは基準とすべきポイントをおさえておきましょう。

敷地条件

まずはじめに考えなくてはならないのが、カーポートを設置できる敷地面積です。最低限必要な駐車スペースのサイズは、車種によって以下のように異なります。

	全幅	全長	全長
軽自動車	1480mm	3400mm	1750mm
小型車	1700mm	4100mm	1500mm
中型車	1700mm	4700mm	1500mm
大型車	1850mm	5000mm	1500mm
ワンボックス車	1700mm	4800mm	2000mm

 

また、駐車台数は現在の所有台数だけでなく、将来的なことを見据えて決めることが大切です。たとえば現在1台しか必要ないと思っていても、将来的に子供が増えたら車を乗り換える必要があるかもしれません。また、子供が免許を取得したら、新たに車を購入する可能性もあるでしょう。

現在の車を想定してカーポートのサイズを選ぶのがわかりやすいですが、この先10年と使い続けるカーポートだからこそ、将来的なことを見据えて選ぶようにしましょう。

屋根材

カーポートは直射日光や汚れから車を守るのがメリットですが、その性能は屋根の素材によって大きく左右されます。最も一般的で価格帯が安いのはポリカーボネート素材ですが、遮光性や強度にこだわるならアルミ素材の屋根を選んだ方が良いでしょう。

【カーポートの屋根素材（一例）】

• ポリカーボネート板：価格が安い
• 熱戦遮断ポリカーボネート板：熱戦カット率をアップ
• アルミ板：耐久性や防火性に優れる
• スチール板（折板）：強度に優れる

デザイン性

三協アルミのカーポートはデザイン性に優れる商品が多く、家をおしゃれに見せたい人にぴったりです。「どれも素敵で迷ってしまう」というときは、まず屋根の形状から選ぶといいでしょう。

• フラット（F）型：直線状の屋根。全体がスマート＆スタイリッシュに見える。
• ラウンド（R）型：カーブ状の屋根。優しい印象で雪が積もりにくい。
• アーチ（A）型：弓張状の屋根。両側に支柱があるため、安定している。

三協アルミのカーポートには、木調使いで自然のぬくもりを感じられる商品もあります。暗くて無機質になりがちなカーポートだからこそ、デザイン性にこだわることで他の家との差別化を図ることができます。

強風や積雪への強度

強風や積雪の多い地域では、突発的な異常気象にも対応できる強度が必要です。

たとえば、耐風圧強度は「46m/s」のように表記されます。これは秒速46mの風に耐えられるという意味で、三協アルミのカーポートでは38～46m/sであるのが一般的です。また、商品名に「Z」が付いているモデルは、通常モデルよりも耐風圧強度が高いことを意味しています。

• カムフィエース（38m/s）→カムフィエースZ（42m/s）
• エクオーレNex（38m/s）→ニューエクオーレZ（42m/s）
• スカイリード（42m/s）→スカイリードZ（46m/s）

一方の耐積雪量は、「20cm」のように積雪量によって表記されます。ただし、これは降ったばかりの新雪を想定した数値であり、締雪（積雪の重みで圧縮された雪）や粗目雪（一度解けて再度凍って細かな氷の粒が集まった雪）には対応していません。締雪は新雪の60%、粗目雪は新雪の約40%で既定の重量を超えてしまいます。

一定量以上の雪が降り積もった場合は、安全面に配慮しながらこまめに雪かきをする必要があります。

耐積雪量	新雪	締雪(60%)	粗目雪(約40％)
20cm	20cm	12cm	8cm
30cm	30cm	18cm	12cm
50cm	50cm	30cm	21cm
100cm	100cm	60cm	42cm
150cm	150cm	90cm	64cm
200cm	200cm	120cm	85cm

三協アルミのおすすめカーポート

カーポートの選び方を踏まえたうえで、ここでは実際に三協アルミの人気カーポートを紹介します。それぞれデザインが個性的なため、自宅との相性を考えながらチェックして下さい。

カムフィエース

三協アルミを代表するカーポート「カムフィエース」。正統派タイプのカーポートで、1台用〜3台用まで車の台数に合わせて選べます。

対応台数	1～3台
屋根の形	フラット型・アール型
耐風圧強度	38m/s、42m/s
耐積雪強度	20cm

 

セルフィ

「セルフィ」もスッキリとしたフォルムと細部へのこだわりが光るカーポートです。コンパクトなサイズもあるので、限られた敷地への設置や所有される車が小さめの場合におすすめです。

対応台数	1台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	38m/s
耐積雪強度	20cm

 

G1-R

G1-Rは、三協アルミのカーポートの中でも特に耐風・耐雪性に優れた商品です。耐風圧は46m/s相当で、耐積雪量は居住地域にあわせて50cm、100cm、150cm、200cmの中から選べます。

また、以下のような施工をプラスすることで、少々イレギュラーな形状にも対応できます。敷地が狭いときはもちろん、間口が広くなることからバックでの駐車が苦手な人にもおすすめです。

• 延長梁：前面の柱を最大7800mmまで延長。柱が邪魔になりにくく、車の出し入れがしやすくなる。
• 異形地対応：屋根の形状を台形にする、四隅の一部をカットするなど。
• 柱移動：フレーム1本のみなら最大300mmまで移動可能（奥行55サイズ）。障害物を避けて設置できる。

対応台数	1～4台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	46m/s
耐積雪強度	50cm、100cm、150cm、200cm

 

U.スタイル アゼスト

U.スタイル アゼストは、三協アルミのカーポートの中でも特にデザイン性へのこだわりが感じられる商品です。以下の3タイプに分けられ、高級感のある木調の屋根を選ぶことができます。

• スタンダードタイプ：中桟をなくした新構造によりスタイリッシュな印象に。
• プレミアムタイプ：室内のような木調の屋根がラグジュアリー空間を演出。
• セレクトラインタイプ：細かい格子で高級感を演出。最大6mまで、ワイドな通し格子を設置できる。

対応台数	1～4台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	38m/s、42m/s、46m/s
耐積雪強度	20cm、50cm

 

ビームス

ビームスは、シンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴のカーポート。N型モデルなら最大56m/sと耐風圧強度が非常に高く、強風時でも安定感があるでしょう。

天井タイプは主に以下の3つに分けられ、ノイズレスなデザインによりスタイリッシュな印象に仕上がります。

• スタンダードタイプ：折板タイプ。ボルトを見せないノイズレスデザイン。
• プレミアムタイプ：ローレット加工を施したフラットな屋根。
• フルフラットデザイン：左右勾配、前後勾配のないフルフラットモデル。

対応台数	1～4台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	34m/s、50m/s、56m/s
耐積雪強度	30cm、100cm

 

M.シェードⅡ

M.シェードⅡは、アルミ素材を用いた屋根ユニットが特徴。アルミ素材で耐久性に優れるだけでなく、きめ細かなデザインでおしゃれな印象になります。

M.シェードⅡには「上吊りタイプ」と「梁置きタイプ」の2種類があり、それぞれ以下のように特徴が異なります。特に梁置きタイプは最大間口12mまで対応可能で、これは業界最長クラス。車の出し入れがしやすいだけでなく、エクステリアの一部として様々なシーンで活用できるでしょう。

• 上吊りタイプ：柱が後方にある後方支持スタイル
• 梁置きタイプ：フレームに屋根を乗せた安定感のあるスタイル

対応台数	1～4台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	34m/s、38m/s、42m/s
耐積雪強度	20cm、50cm

 

グランフローア

グランフローアはカーポートとしての機能だけでなく、2階部分をバルコニーとして活用できる斬新なデザインが特徴。バーベキューなどアウトドアシーンに役立ち、休日の過ごし方の幅が広がるでしょう。

独立タイプとして駐車スペースに設置するのはもちろん、自宅の壁に取りつけることも可能です。2階のドア部分に取り付ければ、いつものベランダが広々したテラスに早変わりします。

対応台数	1～2台
屋根の形	フラット型
耐風圧強度	–
耐積雪強度	–

 

ぜひこの記事を参考に三協アルミのカーポート商品を比較し、自宅をおしゃれにしてくれるデザイン性の高いカーポートを手に入れてくださいね！

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