面倒な食器洗いの手間を減らしてくれる「食洗機」。近年は1人暮らしにぴったりなコンパクトサイズから、家族みんなの食器を洗える大容量タイプまで、幅広い製品が登場しています。さまざまなメーカーが食洗機を取り扱っているので、どの製品を選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。
本記事では、食洗機の代表的なメーカーの特徴を比較しつつ、おすすめの製品を紹介します。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。
代表的な食洗機メーカーの特徴を徹底比較
それでは早速、日本の代表的な食洗機メーカーである「パナソニック」「リンナイ」「三菱」「シロカ」の特徴をみていきましょう。気になるランニングコストについても解説しますので、節水・節電機能を比較したい方もぜひ参考にしてください。
パナソニック
パナソニックは、日本で初めて家庭用食洗機を販売したメーカーとして知られています。現在も食洗機のトップシェアメーカーとして業界を牽引し、多くの支持を集めています。
パナソニックは、コンパクトな卓上タイプから大型のビルトインモデルまで幅広い製品がラインナップされているので、キッチンの大きさや家族の人数に合わせて選びやすいのがポイントです。
また、独自の技術の「ナノイーX」や液体洗剤自動投入機能など、機能性の高いモデルも多く販売されています。かゆいところに手が届く機能が充実しているので、今現在使用している食洗機に不満を感じている方にもおすすめです。
▼パナソニックNP-45MD9Sの場合の使用水量・ランニングコスト
リンナイ
愛知県名古屋市に本社を置くリンナイは、ビルトイン食洗機を扱うメーカーです。ビルトインガスコンロやオーブンなどのキッチン、システムキッチン向け商品を幅広く取り扱っています。統一感がありおしゃれなキッチンを目指せるので、キッチン全体のリフォームを検討している方にもおすすめです。
リンナイは、フロントオープンタイプの食洗機を扱っているのが特徴です。フロントオープンとは、前扉を開けて前面にカゴを引き出す前開きタイプの食洗機のことを指します。どの角度からでも食器を入れやすく、食器の収納点数も多いことがメリットです。
リンナイではフロントオープンタイプだけでなく、近年人気を集めるスライドオープンタイプもラインナップしており、好みに合わせて選べます。また、プラズマクラスターや銀イオンカートリッジなど、カビや臭いの発生を抑える機能が充実しているのもポイントです。
▼リンナイRSW-F402Cの使用水量・ランニングコスト
三菱
幅広い家電製品を取り扱う三菱も、リンナイと同様ビルトイン食洗機を扱っています。三菱の食洗機は、静音性の高さが特徴です。稼働中の音が少ないので、夜間に食器を洗うことが多いご家庭や、赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使用できます。
また、タッチセンサーに触れるとドアが自動で開く「タッチDEラクドア」など、便利な機能も充実しています。大量の食器をセットしていてもスムーズに開閉するので、腕に負担がかかりません。
▼三菱EW-45H1Sの使用水量・ランニングコスト
シロカ
キッチン家電を多く取り扱うシロカでは、1人暮らし〜3人家族が使いやすいコンパクトモデルの食洗機を展開しています。すべての製品が水道工事不要で、気軽に導入できるのがポイントです。大掛かりなリフォームはしたくない方、賃貸住宅にお住まいの方にもおすすめできます。
タイプ別おすすめの食洗器
食洗機には、キッチンに組み込んで設置するビルトインタイプと、キッチンカウンターなどの上に置いて使用する卓上タイプがあります。ここからは、ビルトインタイプと卓上タイプのおすすめ食洗機をそれぞれ紹介します。
ビルトインタイプのおすすめ食洗機
キッチンのリフォームが可能なら、ビルトインタイプの食洗機がおすすめです。卓上タイプと比べて大容量かつ省スペースと、さまざまなメリットがあります。

AIが食器の汚れ具合や食器量を自動判定する「AIエコナビ」で、食器洗いの手間を削減しながら節水を実現!3Dプラネットアームノズルで立体的に洗浄し、食器の汚れをすみずみまで洗い流します。
前面表示部が薄く設計されており、スリムなデザインも魅力のひとつです。シリコンカップやクッキー型など、キッチン小物が水流で飛ばされないようホールドする「ちょこっとホルダー」も便利です。
深さ |
深型 |
サイズ(mm) |
幅:448、奥行:627、高さ:751-851 |
標準使用水量 |
約9L |
収納点数 |
48点 |

浅型ながら、約7人分の食器を洗浄可能な大容量タイプの食洗機です。
AIエコナビをはじめ、カゴが左右にスライドする「ムービングラックプラス」などの便利な機能を搭載しています。従来の「ムービングラック」は上カゴの動きがスライド・はね上げの2通りでしたが、プラスはこれに加えて上カゴの形状そのものを変化させることが可能です。洗うものの種類や量に合わせて、4つの形状を使い分けられます。
- フルフラット:バー部分を倒して、全体を広く使える
- フラット:左フラップを広げることで、食器を並べる列をもう1つ増やせる
- スライド:上カゴがスライドするので、食器の追加や下カゴへのアクセスがスムーズ
- フルフラップ:上カゴを折りたたむことで、深鍋なども設置できる
深さ |
浅型 |
サイズ(mm) |
幅:598、奥行:627、高さ:450 |
標準使用水量 |
約12.5L |
収納点数 |
50点 |

フロントオープンタイプのビルトイン食洗機です。
食洗機用洗剤に含まれる酵素が活動しやすい温度に湯温をコントロールする「バイタル除菌洗浄」で、油汚れも綺麗に洗い上げます。消費電力も抑えられるので、家計にもうれしい機能です。
また、排気の温度を約35度まで下げる機能が搭載されており、キッチンの温度が上がりにくいため夏場も快適です。
深さ |
深型 |
サイズ(mm) |
幅:448、奥行:564、高さ:755~875 |
標準使用水量 |
約12L |
収納点数 |
56点 |

56点の食器を洗える大容量タイプのビルトイン食洗機です。
手前いっぱいまで引き出せる上カゴと、深めの下カゴを搭載し、小さな食器やグラスから、大きな深皿やフライパンまで設置できます。
深さ |
深型 |
サイズ(mm) |
幅:448、奥行:564、高さ:755~875 |
標準使用水量 |
約12L |
収納点数 |
56点 |

約34.5dBと、図書館(約40dB)よりも静かな静音設計のビルトイン食洗機です。隣接するリビングやダイニングでも音が気にならず、夜間も安心して稼働できます。
噴射角度や方向が変化するターボ噴射で、頑固な汚れもムラなく洗浄可能です。
深さ |
浅型 |
サイズ(mm) |
幅:448、奥行:619、高さ:450 |
標準使用水量 |
約10L |
収納点数 |
40点 |
卓上タイプのおすすめ食洗機
卓上タイプの食洗機は、大掛かりな工事が必要ないのがメリットです。食洗機のタイプによってはちょっとした水道工事が必要ですが、ビルトインと比べると規模もコストも小さく済みます。
本体価格もビルトインと比べてリーズナブルなので、「まずはお試しとして導入したい」という方にもおすすめです。

卓上タイプながらも40点の食器を設置でき、洗浄力が高く、予洗いなしで汚れをしっかり洗い流せます。庫内のフィルターに汚れがまとまるので、お手入れがしやすいのもポイントです。
サイズ(mm) |
幅:550、奥行:344<579>、高さ:598 |
標準使用水量 |
約11L |
収納点数 |
40点 |

分岐水栓の取り付け不要なタンク式で、購入後すぐに設置して使用できます。洗浄力が高く、乾燥力も優れています。また、給水口が本体の下部にあるので、給水カップを持ち上げる必要がなく給水作業が楽々です。
サイズ(mm) |
幅:550、奥行:341<上386,下362>、高さ:600<712> |
標準使用水量 |
約9L |
収納点数 |
24点 |

こちらも給水工事不要なタンク式タイプの食洗機です。コンパクトながらも機能が豊富で、あらゆる角度から食器を洗浄する「360度キレイウォッシュ」や、6つの自動洗浄プログラムを搭載しています。
運転後にドアが自動で開き、自然乾燥で食器を乾かしてくれるのもポイントです。
サイズ(mm) |
幅:420、奥行:440、高さ:470 |
標準使用水量 |
6L |
収納点数 |
16点 |
食洗機に関するよくある質問
初めて食洗機を使用する際は、なにかと不安がつきものですよね。ここからは、食洗機に関するよくある疑問にお答えしていきます。
食洗機は洗い残しが多いと聞いて不安……。
SNSなどで「食洗機を使っても、結局洗い残しを手洗いすることになる」という声を目にしたことがある方も多いでしょう。
食器の容量や食器の向きさえ間違えなければ、基本的に食洗機は手洗いよりも汚れは落ちやすいといえます。しかし、なかには洗浄力が弱いタイプもあるので、洗浄力に関する機能や口コミなどをチェックするのがおすすめです。
ビルトインタイプのリフォームにはどのくらい費用がかかる?
ビルトインタイプの食洗機のリフォーム工事にかかる費用は、5〜10万円程度が相場です。
卓上タイプよりも費用はかかってしまいますが、収納点数が多いので家族が増えても買い替えの必要がなく、機能面で考えても満足度は高いといえます。長く使うことを考えると、リフォームが可能であればビルトインタイプがおすすめです。
まとめ
食洗機メーカーには、それぞれ異なる特徴があります。食洗機を選ぶ際のポイントはさまざまありますが、メーカーをチェックしてみるのもよいでしょう。
また、食洗機にはビルトインタイプと卓上タイプの2種類があります。リフォームが可能であれば、卓上タイプと比べて大容量で省スペースなビルトインタイプがおすすめです。
カインズリフォームでは、代表的な食洗器メーカーの製品を幅広く取り扱っております。販売から設置工事まで一貫したサポートが可能なため、ビルトイン食洗機のリフォームに関するご相談は、ぜひカインズリフォームまでお気軽にお問い合わせください。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。