YKK APの玄関ドアはさまざまな種類が展開されており、特徴や機能が異なります。この記事では、YKK APのリフォームに対応した玄関ドアの特徴や玄関ドアの選び方などを解説します。YKK APのおすすめ玄関ドアについても紹介しているため、ぜひリフォームの参考にしてください。
YKK AP

YKK APは、ドアやサッシ、窓など住まいを彩る住宅建材の販売や住宅のリフォームなどを取り扱う会社です。玄関ドアは、YKK APの主力商品のひとつであり、幅広いラインナップがそろっています。そこでまずは、YKK APのリフォーム対応玄関ドアの特徴を解説します。
1日で玄関ドアのリフォームが完了
YKK APのリフォーム対応玄関ドアは、1日でリフォームが完了するカバー工法に対応しています。カバー工法とは、今あるドア枠の上から新しいドア枠を設置する施工方法です。カバー工法は外壁工事を伴わないため、工期は約1日と短く、施工費用も抑えられます。
スマートコントロールキー搭載
YKK APの玄関ドアは、鍵穴を見せない高い防犯性と便利な機能を両立した「スマートコントロールキー」を搭載しています。
スマートコントロールキー搭載の玄関ドアは、タグキーをハンドルに近づける、またはリモコンキーを携帯した状態でハンドルのボタンを押すだけで、簡単に鍵の開閉が可能です。一部の対象商品は、リモコンキーを携帯した状態で顔認証を行うハンズフリー施錠にも対応しています。
さらに、専用のアプリを使用すれば、遠隔での施開錠や鍵の管理、施開錠の履歴なども確認できます。リモコンキーを紛失してしまった際も、専用アプリでの施錠ができるので、万が一の場合にも安心です。
ドアを閉めたままでも換気ができる
YKK APの玄関ドアには、通風デザインを採用したタイプもあります。通風デザインの玄関ドアは、ドアを閉めたままでも外気を取り込むことが可能で、室内を効率的に換気できます。「換気したいけれど、防犯やプライバシーにも気になる」という方にもおすすめです。
徹底した防犯・防火対策
YKK APの玄関ドアは、「Low-E網入り複層ガラス」「ダブル鎌錠」「難燃性気密材」「加熱発泡剤貼付」「ガラス脱落防止構造」など、さまざまな防犯・防火対策が搭載されており、安心・安全な暮らしを守ります。さらに、防火ドアシリーズは、国土交通大臣の認定を受けた特定防火設備であり、火災時の延焼を防いでくれます。
引き戸のラインナップも豊富
YKK APのリフォーム対応玄関ドアは、開き戸だけではなく、引き戸のラインナップも豊富です。和モダンや洋風、伝統的な和テイストなどデザインの幅も広く、住まいの外観に合わせた引き戸を選べます。さらに錠の複数設置やディンプルキーの採用なども可能で、防犯性の高い引き戸をお探しの方にもおすすめです。既存の引き戸よりも間口幅を広くできる袖付2枚連動引込み戸にも対応しており、さまざまな要望に対応できる玄関リフォームが実現できます。
YKK APの玄関ドアを選ぶ際のポイント

YKK APの玄関ドアは、幅広いラインナップがそろっているため、なかには「どの玄関ドアを選べばいいのかわからない」と悩んでしまう人もいるでしょう。そこで、ここからは、YKK APの玄関ドアを選ぶ際のポイントについて紹介します。
玄関ドアの種類に注目
玄関ドアの種類は、大きく分けると「開き戸」と「引き戸」の2タイプがあります。
開き戸タイプの玄関ドアは、気密性や防音性が高く、価格の幅が広いことが特徴です。室内の温度を快適に保ちたい人や室内の音が外に漏れるのを防ぎたい人におすすめです。ただし、玄関ドアの前後に開閉スペースを確保する必要がある点に注意しましょう。
一方で、引き戸タイプの玄関ドアは、ドアの前後に開閉スペースを確保する必要がなく、空間を有効に使えます。小さなお子さんやご高齢の方でも開閉しやすく、バリアフリーに対応したい方におすすめです。ただし、開き戸に比べると気密性が低い製品もあるため、機能性を確認した上で選びましょう。
YKK APの玄関ドアは、開き戸と引き戸、どちらのタイプも展開しており、それぞれに豊富なラインナップがそろっています。
<YKK APの開き戸のラインナップ>
開き戸の種類 |
特徴 |
片開きドア |
・スタンダードな玄関ドア
・扉が片側にのみ開く |
親子ドア |
・大小の扉がある両開きドア
・通常時は大きい扉のみ開き、小さい扉は固定しておくのが一般的 |
片袖FIXドア |
・ドアの片側に固定された袖がある
・袖部分は採光窓になっている |
両袖FIXドア |
・ドアの両側に固定された袖がある
・袖部分は採光窓になっている |
両開きドア |
・扉が2枚ある両開きドア
・両側を開閉可能で間口が広い |
<YKK APの引き戸のラインナップ>
引き戸の種類 |
特徴 |
引違い戸(2枚建) |
・戸が2枚あるスタンダードな引き戸
・左右から中央に向かって開閉する |
引違い戸(4枚建) |
・戸が4枚ある引き戸で、2枚建より出入り間口が広い
・中央から左右に向かって開閉する |
袖付2枚連動引込み戸 |
・2枚の戸と、片側に固定された袖がある引き戸
・2枚の戸が連動して開閉する
・2枚建引き戸と同じ幅で設置でき、出入り間口が広い |
玄関ドアを選ぶ際は、まずは開き戸と引き戸の特徴を理解し、家族構成やライフスタイルに合うタイプを選ぶことが大切です。その上で、希望する機能の有無や予算をチェックして、適切な製品を選びましょう。
玄関ドアのサイズとリフォーム方法に注目
リフォームで玄関ドアを交換する際は、ドアのサイズに注目することも重要です。玄関ドアの一般的なサイズは以下のとおりです。
玄関ドアは、ドアの高さよりも幅の選択肢が広く、ドアの幅によって使い勝手が異なります。標準的な玄関ドアの横幅は、80~87cmが一般的です。ややゆとりのある間口のドアを選びたい場合は、幅93~99cmがおすすめです。ベビーカーや車いすで出入りするならば、幅125~130cm程度あると安心でしょう。
ただし、工期や費用を抑えて玄関ドアのリフォームを行う場合は、既存のドア枠の上から新しいドア枠を取り付ける「カバー工法」を採用するのが一般的です。カバー工法の場合、基本的には既存のドア枠よりもひと回り小さいサイズのドア枠を選ぶ必要があります。
既存のドアよりも大きなサイズのドアに変更する場合は、外壁の一部を取り壊す大がかりな工事が必要になるため、カバー工法に比べると工期が長く、費用も高くなります。
リフォームで玄関ドアを交換する場合は、ライフスタイルや家族構成に合わせたサイズのドアを選び、適切なリフォーム方法を採用しましょう。
玄関ドアの機能性に注目
ひとことに玄関ドアといっても、製品ごとに機能性や使い勝手が異なります。そのため、まずはリフォームの目的を明確にした上で、その目的に合う機能を搭載した玄関ドアを選びましょう。
たとえば「玄関ドアをリフォームして、室内の温度を快適に保ちたい」という場合は、気密性の高い開き戸タイプが適しています。それに対して「バリアフリーに対応した玄関にリフォームしたい」というケースでは、間口の広い引き戸タイプが適しています。くわえて、鍵を出さずに施解錠ができるスマートコントロールキーが搭載されていると便利でしょう。
YKK APのおすすめ玄関ドア
ここからは、YKK APのリフォーム対応玄関ドアのおすすめシリーズを紹介します。
ドアリモ 玄関ドア D30

ドアリモ 玄関ドア D30は、カバー工法に対応した開き戸タイプのシリーズです。2ロック式やタイマー施錠機能を搭載し、高い防犯性を実現しています。便利なスマートコントロールキーも採用しており、施開錠もスムーズです。また、ドアを閉めたまま自然の風や光を取り入れられる通風機構が搭載されており、いつでも室内の空気をさわやかに保ちます。
ドアリモ 玄関ドア D30の断熱ドアタイプは、寒冷地にも対応できるD2仕様と温暖な地域におすすめのD4仕様の2タイプから選べます。デザインは「ナチュラル」「シンプル」「シック」「エレガント」の4タイプ・全40デザイン以上。ドアのカラーやサイズ、ハンドルデザインも選べるので、住まいの雰囲気に合わせた玄関ドアのリフォームが可能です。
ドアリモ 玄関引戸

ドアリモ 玄関引戸は、カバー工法に対応した引き戸タイプの玄関ドアシリーズです。錠の複数設置とディンプルキーを採用しているので防犯対策も万全です。さらに、障子の跳ね返りや戸の開きっぱなしを防ぐラッチ機構(オプション)で、うっかり開きも防止します。また、一般的な引き戸は気密性や断熱性に不安があります。しかし、YKK APのドアリモ玄関引き戸は、断熱性の高い複層ガラスを採用。外の冷気が入るのを抑え、冷暖房効率も向上します。また、網戸や通風引き戸のオプションもプラスでき、開けっ放しにしなくてもフレッシュな空気を室内に取り込むことも可能です。
引き戸の種類は「2枚建(2枚建ランマ付)」「4枚建(4枚建ランマ付)」「袖付2枚連動引込み戸」の3タイプあります。デザインは「現代和風」「洋風ベーシック」「伝統和風」の3タイプ・全30デザインがそろっています。和風住宅はもちろん、洋風住宅などさまざまな外観デザインに合わせた玄関引き戸に交換できるのが魅力です。
YKK APの玄関ドアの価格相場
玄関ドアをカバー工法でリフォームする際は、既存のドアを外し、新しいドア枠とドア本体を取り付ける作業が発生します。そのため、リフォーム費用には、ドアの本体代にプラスして、以下の3つの作業費用が含まれます。
- 既存の玄関ドアの取り外し費用
- 既存の玄関ドア廃棄費用
- 新しい玄関ドアの設置費用
カインズリフォームで、YKK APの玄関ドアにリフォームする場合の費用は、約30万~70万円(税込)が相場です。玄関ドアの種類やデザイン、サイズ、グレードによって価格は前後するため、具体的な費用相場を知りたい方は、カインズリフォームまでお問い合わせください。
まとめ
YKK APの玄関ドアは、スマートコントロールキーや、閉めたままでも換気ができる通風デザイン、徹底した防犯・防火対策、幅広いデザインが特徴です。リフォームで玄関ドアを交換する際は、カバー工法に対応した開き戸や引き戸がおすすめです。既存のドアのサイズを確認した上で、求める機能性の有無や予算に合わせて適切なタイプの玄関ドアを選びましょう。
カインズリフォームでは、YKK APの玄関ドアへのリフォームも承っています。店舗にて直接、またWebからでもご相談可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。