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住宅の敷地に設置され、入口の役割を果たしている門柱。単に敷地の範囲を示すだけではなく、表札やインターホン、郵便ポストなどの機能も備わっています。そんな門柱の高さですが、使う人のことを考えて設定されています。そこでこの記事では、基本的な門柱の高さや自宅の門柱の高さを選ぶポイント、自宅に適した高さの門柱を設置するコツ、高さ以外にもある門柱を選ぶポイントなどについて解説していきます。
門柱は、その住宅の第一印象を決める重要な存在とも言えます。また、単に見栄えを良くするためだけではなく、インターホンなど様々な機能も備わっています。そんな門柱ですが、どれくらいの高さが適切なのでしょうか。
門柱は、多くのエクステリアメーカーが製造・販売しているエクステリアの一種です。様々なタイプ、デザインがありますが、地面から門柱の上までの高さはおおむね140cm~170cmで、150cm程度が一般的となっています。
門柱には様々な機能を設けることが可能ですが、基本的には来客を知らせるインターホンが付いています。そのため、インターホンの位置は、訪問者が話をしやすい高さであることが大切です。人によって身長は異なりますが、呼び鈴の押しやすさやカメラの映りやすさなどから、地面から120cm~130cmほどの高さが適切です。
門柱は、多くの場合、インターホンと一緒に郵便ポストも取り付けられています。郵便ポストは郵便物や新聞が入れやすい高さに設置されるため、地面から郵便ポストの真ん中まで90cm~100cmほどとされています。なお、郵便ポストには縦型と横型があります。
住人の名前が書かれている表札(サイン)は、インターホンよりもやや上。人の目線と同じくらい高さが基本です。さらにその上に、夜間でも表札が見えるように照明が設置されている場合もあります。
門柱を設置する際、どれくらいの高さにするかは悩ましい点。そこでこちらでは、門柱の高さを選ぶ上でのポイントについて解説していきます。
門柱は、道路と住宅の境界に取り付けられる扉である門扉とセットで設置することがあります。門柱の高さが150cmであれば、門扉も同様の高さで販売されていることが多いので、門扉と同じ高さにするとバランスが取れて見えるでしょう。
玄関の目の前に門柱を設置した場合、玄関の向きによっては住宅が門柱の影に入ります。門柱が高いと影は長くなるので、日当たりが悪くなってしまうかもしれません。また、門柱は壁のような存在でもあるため、風の通りも遮ります。結果、住宅内の風通しにも影響が及びます。日当たりや通風性を気にするのであれば、標準よりも高い門柱を設置するのは避けましょう。
門柱が非常に高い場合、自宅の中から外を見た際に壁が高くそびえ立っているように見えて、圧迫感を覚える可能性があります。圧迫感を出さないようにするためには、閉鎖的ではない空間にすることが大切です。そのためにも、門柱はあまり高くし過ぎず、外が見えるくらいの高さにするといいでしょう。
門柱を設置したいと思っても、自宅に適した門柱を見極めるのはなかなか難しいもの。わからないまま自分で決めるのではなく、門柱に詳しいプロの手を借りることも、自宅に合う門柱を選ぶコツの1つと言えます。
実際に門柱の設置工事を行うのは、住宅の庭など外構工事を手がける施工会社です。現地調査では門柱の種類や特徴に精通しているプロに、どのような門柱が適しているかを判断してもらうことができます。自宅の住宅の大きさや敷地の広さなどを確認してもらい、プロの目線からのアドバイスや提案をしてもらえば、最適な高さを見つけられるでしょう。
様々なエクステリアメーカーが門柱を開発しており、種類は豊富です。高さだけではなく、機能面においてもバリエーションは多岐にわたります。多くの種類の中から門柱を選ぶのは、知識がなければなかなか大変な作業です。しかし、外構業者であれば商品知識は豊富で、最適な門柱を見つけてくれます。外構業者は当然施工も行っているため、門柱選びから設置工事までをトータルに任せることでより迅速に門柱を設置することが可能です。
高さは門柱を選ぶ上での重要な要素ですが、注目すべき点は他にもあります。
◎基本的な機能
表札や郵便ポスト、インターホンが1つに集約されている門柱を「機能門柱」と呼びます。夜間でも訪問者の顔を判別できるよう照明が付いていることも特徴です。
◎宅配ボックス
自宅に誰もいないときでも宅配便を受け取ることができる宅配ボックスは、自宅を留守にすることが多い人にはとても便利です。そんな宅配ボックスは、幅が広く面積が広い門柱であれば埋め込むことが可能です。
◎電気自動車用のコンセント
世界的に電気自動車の普及が進んでいることもあり、電気自動車に充電するための屋外コンセントを設けることができる門柱もあります。門柱に充電用のコンセントがあれば、帰宅後すぐに電気自動車に充電することができます。
◎水道
門柱に水道の蛇口を設けて、水が使えるようにすることもできます。愛車の洗車、栽培している植物や庭の芝生への水やりなどにとても便利です。
◎四角柱タイプ
「四角柱タイプ」は、細い柱に表札とインターホンが取り付けられている門柱です。細長いためスペースを取らず、狭い場所にも設置できます。郵便ポストを取り付けることもでき、その際は郵便物を入れる口が縦か横かを選びます。
◎ウォールタイプ
壁状で幅広い形状が「ウォールタイプ」の門柱です。横幅が広いので、玄関前に設置すれば目隠しの役割も果たしてくれます。また、面積が広いため表札やインターホンといった基本的な機能はもちろんのこと、宅配ボックスも取り付けやすいという特徴があります。
◎ポールタイプ
丸い柱に表札や郵便ポスト、インターホン、照明などが集約されているのが「ポールタイプ」です。特徴的なデザインも多く、たとえばヨーロッパの街灯のような門柱は、ポールの先端や横に装飾が施されており、洋風のデザインの住宅にぴったり。自宅の個性をアピールしたい場合に適した門柱と言えるでしょう。
様々な形状がある門柱ですが、素材の種類も豊富です。それでは、門柱に使われる主な素材とそれぞれの特徴について見ていきましょう。
天然木や木目調の人工木を使った門柱は、温もりのある質感や色合いが魅力。和風建築やナチュラル系など、様々な住宅に合わせやすいのが強みです。木製の玄関ドアと見た目の相性が良く、木でまとめることで全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。
レンガは優しい色合いが特徴で、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。鋳物や鉄の門扉と合わせやすく、洋風住宅の雰囲気を引き立たせるのに一役買う素材です。
ブロックやコンクリートの門柱に、漆喰や珪藻土などを塗って仕上げるタイプです。重厚感や高級感がありながらも、比較的安価で作ることができるというメリットがあります。デザインの自由度も高く、表面を滑らかにしたり、コテで模様を作ったりすることも可能です。
コンクリート打ちっぱなしの、シンプルな見た目の門柱です。やや冷たい印象はありますが、コンクリート特有のスタイリッシュでクールな雰囲気に仕上がるため、デザイナーズ住宅のようなモダンテイストの外観によくマッチします。また、雨風にも強く、汚れが付きにくいのでメンテナンスも容易です。
ブロックは塀だけではなく門柱の素材としても重宝します。ブロックを積んだ門柱は、和風と洋風のどちらのデザインの住宅にも合わせやすいのが特徴です。メンテナンスをする必要もそれほどなく、値段も安いので、導入しやすい素材と言えます。表面にデザイン性を持たせるよう加工された化粧ブロックは、デザインやカラーの種類が豊富です。
貼り材とは一般的にタイルのことを指し、ブロックやコンクリートで作った門柱にタイルを1枚1枚貼って仕上げていきます。タイルは大きさや色、質感などのバリエーションが豊富で、たとえば白いタイルは明るい印象、黒いタイルは重厚感やスタイリッシュさを醸し出すことができます。また、タイルは汚れが付きにくく、手入れに手間がかかりません。
門柱を設置する場合、基本的に外構工事の専門業者に施工を依頼することになります。実際に門柱を設置することになったら、失敗はしたくはないもの。そこで、信頼できる外構業者の見分け方について解説します。
外構工事のジャンルは幅広いため、中には門柱の設置工事の実績が少ない外構業者もあるかもしれません。工事を依頼する前には、門柱の施工実績や得意とする分野について聞くなど、任せられる会社かどうかを確認しましょう。
同じ内容の工事でも、施工する会社によって費用は異なります。工事の内容や費用が適正かどうかを見極めるためには、1社だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることが大切。各社の見積もりの内容を比較・検討することで、失敗は防げるでしょう。
門柱は、インターホンや郵便ポストなどの位置はどの製品もおおむね同じです。ただ、製品の高さはやや異なり、自宅に合った高さでなければ雰囲気が損なわれたり、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。外構の新設やリフォームをする際、見本を見て選ぶことがあるかもしれません。しかし、それでは自宅にぴったり合うかどうかわかりません。門柱の設置を検討しているのであれば、外構工事の専門業者の力を借りるなどして最適な門柱を見つけましょう。
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