門柱はエクステリアの重要な要素です。なかでもポストや照明、宅配ボックスなどを組み合わせた機能門柱は、利便性が良く、スペースを効率的に使えます。この記事では、おしゃれな門柱の選び方やメリット・デメリット、おすすめ商品などについて詳しく解説します。
門柱とは

門柱は、建物の玄関先や門の入口に立てられる柱状の構造物です。エクステリアや外構デザインにおいて、門柱は重要な要素となります。なぜなら、門柱はポストや表札、インターフォンなどを取り付け、道路と家の境界を区切る機能を担っているからです。
門柱のデザインは多岐にわたるため、家の外観や機能性に合わせて選ぶことが重要です。コンクリートブロックで作られた堅固な門柱は、重厚感や安定感を与えます。一方で、タイルや左官仕上げの門柱は、繊細さや洗練された雰囲気を醸し出します。また、和風の家屋には和風の門柱がマッチし、洋風の家屋にはモダンでシンプルなデザインの門柱が適しているでしょう。
ほかにも、門柱には外灯を取り付けることもできます。夜間には家の出入りをサポートするだけでなく、エクステリアの美しさも引き立てることが可能です。
デザインを重視するなら、機能門柱もおすすめ!

デザインを重視するのであれば、機能門柱を候補にしましょう。機能門柱の特徴やメリットについて詳しく解説します。
機能門柱とは
機能門柱(ファンクションユニット)とは、ポスト、照明、インターフォン、表札、宅配ボックスなどが一体化された便利な設備のことです。これらの機能が1つの柱にまとめられているため、個別にそれぞれを設置するよりも低価格で、しかも短期間で利用できるのが大きな特徴です。
たとえば、一般的な家庭では、玄関先や門の入口にポストや表札、照明、インターフォン、宅配ボックスなどが必要です。しかし、それぞれを別々に設置すると場所を取ってしまい、見た目もスッキリしません。そこで、機能門柱を利用すれば、これらの機能を1つの柱に統合できます。
また、機能門柱は限られたスペースでも容易に設置できる利点があります。敷地が狭い場所や、デザイン上の制約がある場合でも、機能門柱を設置すれば、スペースの有効活用が可能です。
【機能門柱のメリット①】雰囲気がスッキリする
機能門柱のメリットの1つは、雰囲気がスッキリすることです。必要な機能が1つにまとまっているため、狭い敷地や門まわりがスッキリとした印象になります。たとえば、表札、ポスト、インターフォン、照明、宅配ボックスなどの機能が1つの柱にまとまっていると、空間を有効活用できるうえに、ガーデニングや装飾の幅も広がるでしょう。具体的には、機能門柱には以下のような機能があります。
機能門柱に組み込まれたものを使用するか、市販のものを別途購入して取り付けられます。デザインや素材にはバリエーションがあり、全体の調和を考えて選ぶことが重要です。
種類が豊富で、大型郵便物に適したものや取り付け場所に応じたタイプがあります。設置場所や出し入れのしやすさを考慮し、適切なポストを選ぶことが重要です。
ワイヤレスモニター、録画機能、スマホ連携など多機能なものがあります。必要な機能を選択することが重要で、価格にも差があるため、ニーズに合った商品を検討しましょう。
アプローチ全体を照らすものや限定的な範囲を照らすものがあります。センサーやタイマー機能がある商品もあり、防犯対策に役立ちます。
単体設置型と一体型があり、デザインや機能性が異なります。盗難防止やスマホとの連動など機能に差があるため、必要な機能を備えた商品を選ぶことが重要です。
【機能門柱のメリット②】設置場所がほぼ問われない
機能門柱のもう1つのメリットは、設置場所に制約がほとんどないことです。柔軟に対応できるため、敷地の境界や道路側、玄関前やフェンス横など、住まいや庭に合わせて自由に配置できます。設置場所の選択肢が広いため、使い勝手やデザイン性を重視して、自分の好みや生活スタイルに合わせて設置することが可能です。
たとえば、敷地が広い場合は玄関先に機能門柱を設置し、郵便物の受け取りや来客対応をスムーズに行えます。一方で、敷地が狭い場合や道路に近い場所に住んでいる場合は、フェンス横や門の近くに機能門柱を設置して、スペースを有効活用できるでしょう。また、設置場所を選ぶ際には、周囲の景観や使い勝手、安全性などを考慮して最適な場所を選ぶことが重要になります。
おしゃれな門柱を選ぶポイント

門柱は、建物やその周辺との相性を踏まえて選ぶことが大切です。おしゃれな門柱を選ぶポイントについて、詳しく見ていきましょう。
全体の統一感を重視
おしゃれな門柱を選ぶ際の重要なポイントの1つは、全体の統一感を重視することです。住宅のサッシや玄関扉、他のエクステリアとの調和を考え、全体の統一感があると、おしゃれな門柱も一層際立ちます。同じカラーコードやデザインの系統を選ぶことで、まとまりのある外観を実現できます。
たとえば、モダンな住宅にはシンプルでモノトーンの門柱がおすすめです。サッシや玄関扉も同様のデザインやカラーで統一することで、洗練された雰囲気を演出できます。一方で、クラシカルな住宅にはレンガ調の門柱や装飾のあるデザインがマッチします。周囲の植栽やフェンスとも調和させることで、趣のある外観を作り出すことが可能です。
周囲の景観との相性を考慮する
門柱を選ぶ際には、設置場所や周囲の環境との相性も重要です。周囲の景観にマッチし、通行人や訪問者が一際目を引くようなデザインを選ぶことで、エクステリア全体の印象が向上します。その場合は、景観に溶け込みやすい色や素材を選ぶことがポイントです。
たとえば、自然豊かな環境に囲まれた住宅では、木目調の門柱やナチュラルな色合いの素材のものを選ぶとよいでしょう。木目調の門柱は周囲の緑や木々と調和し、自然な雰囲気を演出できます。また、モダンな街並みにある住宅では、シンプルでモダンなデザインの門柱が映えてきます。
おしゃれな門柱

おしゃれな門柱について、おすすめを3つ紹介します。
ルシアスポスト ユニット WB01型
ルシアスポスト ユニット WB01型は、エレガントなデザインと機能性を兼ね備えた門柱です。キャラメルチークとブラックのカラーバリエーションで、照明を含まないタイプもあります。別途インターフォンを取り付けられ、宅配ボックスも付属しています。さらに、ステンレスバー付きの表札も付いているため、上品な印象を与えてくれるでしょう。
ルシアスポスト ユニット WB01型 複合色 R ステンレスパー付き表札|YKKAP
ルシアス ウォール BE01型
ルシアス ウォール BE01型は、シンプルでモダンなデザインが特徴であり、上質な雰囲気を演出します。ショコラウォールナットとブラックのカラーバリエーションがあります。また、ポスト加工とインターフォン加工が付いているほか、ステンレスバー付きの表札が付属しており、エレガントな印象になるでしょう。
ルシアス ウォール BE01型 W10 複合色 L ステンレスパー付き表札 エクステリアポストT9型|YKKAP
ポスティモαⅢ C型 照明付き ポストN1型
ポスティモαⅢ C型は、映えるレッドカラーと照明付きなことが特徴です。鮮やかなレッド色が目を引き、エントランスに活気と華やかさを与えます。照明付きのポストは、夜間や暗い場所でも郵便物の受け取りがスムーズに行えるので、安心感を得られるでしょう。ほかにも、ポスティモ宅配ボックス(レッド色)が付属しており、宅配ボックスは便利な機能で、不在時でも荷物を安全に受け取れます。さらに、追加柱(プラチナステン色)も用意されており、スペースに応じた設置が可能です。
ポスティモαⅢ C型 照明付き ポストN1型|YKKAP
おしゃれな門柱を選ぶ際の注意点
おしゃれな門柱を選ぶ際は、次の3つの注意点を押さえましょう。
追加費用がかかる
おしゃれな門柱は、一般的な門柱よりもデザインや機能性にこだわったものが多く、そのため本体価格が高めです。一般的に、門柱の本体価格は最低でも5万円以上から購入できますが、デザインやより機能性を高めるとなると、価格が上がってきます。たとえば、高品質な素材や特殊な加工が施された門柱は、より高価になる傾向があります。
駐車に影響を与える
門柱の配置によっては、マイカーの駐車が制限されることがあります。たとえば、門柱が道路に面しており、その周囲にスペースが限られている場合、マイカーの駐車スペースが制限される場合があるでしょう。また、門柱が道路から離れた場所に設置されていると、マイカーが切り返す際に余裕がなくなり、駐車が難しくなるケースもあります。
来訪者の顔を確認できない場合がある
門柱にインターフォンのカメラが設置されている場合は、ドア前の様子を把握できず、訪問者が誰であるかを確認するのが困難になるでしょう。その結果、訪問者の身元を確認できないままドアを開けることになり、不安やトラブルの原因となる可能性があります。
まとめ
門柱は建物の玄関先や門の入口に立てられる柱状の構造物で、エクステリアや外構デザインにおいて、ポストや表札、インターフォンなどを取り付け、道路と家の境界を区切る要素として機能します。材質やデザインは多岐にわたるため、外観や機能性を考慮した門柱を選びましょう。
カインズリフォームでは、門柱のリフォームも承っています。お近くの店舗でもWebからでもご相談いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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