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片開きの門扉の特徴は?選ぶポイントとおすすめ製品3選を紹介

2024年06月04日
片開きの門扉の特徴は?選ぶポイントとおすすめ製品3選を紹介

自宅の入り口前に設置する門扉にはさまざまなタイプがあります。形や素材、デザインが異なることから、どれを選んだらいいか悩む人も多いのではないでしょうか。門扉の開き方のひとつが片開きです。1枚の扉だけで構成される片開きの門扉は、どのような家に合うのでしょうか。今回は、片開きの門扉の選び方や設置に向いている場所、おすすめ商品についてご紹介します。

片開きの門扉とは

片開きの門扉とは

片開きの門扉は、住宅の敷地と道路を仕切るために設置する門のうち、1枚の扉が左右どちらかに開くタイプです。他のタイプに比べて狭い間口に設置できるため、門扉を設置できる場所の広さによって設置の可否が左右されない門扉として、多くの住宅で採用されています。

また、他のタイプに比べて門扉そのもののサイズが小さいことから、門扉の費用を安く抑えられる傾向があります。

片開き以外の門扉のタイプ

門扉のタイプは大きく分けて3種類に分類されます。片開き門扉のほかにも「両開き門扉」「親子開き門扉」の2タイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

両開き門扉は、2枚の均等サイズの扉が左右対称に開くタイプの門扉です。片開きと比べると設置には広いスペースが必要ですが、家具のような大きな荷物を運び入れる際にも邪魔にならないメリットがあります。また、玄関先に設置する門扉としてはもっともスタンダードな形であるため、商品バリエーションが豊富でありデザインやサイズなどの選択肢が豊富です。

親子開き門扉は、両開き同様に2枚の扉が左右に開くタイプの門扉です。扉のサイズは非対称であり、普段は小さい扉を固定し、大きな扉を片開き門扉のように開閉します。普段は出入りがしやすい片開きとして利用し、荷物を運び入れる際には小さな扉を開放して間口を広げるなど、状況に応じて柔軟な使い方を選べるのがメリットです。

片開きの門扉が向いている場所

門扉はタイプによって、ある程度設置に向いている場所が決まります。片開きの門扉が向いている場所は、おもに「裏口・勝手口」「玄関」の2箇所です。

玄関の裏側にある裏口・勝手口は、一般的に玄関ほど頻繁に出入りする場所ではありません。また玄関よりも間口が狭い傾向がありますので、門扉もあまり主張しないサイズの片開きを設置することで、家と門扉のバランスがよくなるでしょう。

玄関前は裏口と比べて設置場所が広くとりやすいため、裏口に比べて選べる門扉のタイプが豊富です。人の出入りが多い家などは、間口の広さを優先して両開きや親子開きの門扉が選ばれる傾向があります。一方で、門扉をくぐった直後に玄関があるように敷地が狭い場合には、扉のサイズがコンパクトな片開きがフィットする場合も多いでしょう。

片開き門扉の選び方

片開き門扉の選び方

片開きの門扉にはさまざまな商品のバリエーションがあり、開き方やサイズ、デザインといった要素を組み合わせて選ぶ必要があります。確保できる間口の広さや道路との距離、庭の広さなどの条件によって適した門扉が変わってくるため、設置する環境に合わせた門扉を選びましょう。

門扉の開き方

門扉の開き方には「内開き」「外開き」「スライド」の3種類があります。

内開きは、門扉が住宅側に開くタイプです。門扉が外側に開かず道路上にはみ出さないため、敷地が狭い住宅にも設置できます。また、住宅側から門扉を手前に引かないと開かないため、小さなお子様が外に飛び出すのを防ぎやすい構造です。
門扉のメーカーは一般的に「内開き右勝手(道路から見て右側の扉が内側に開閉する)」を標準仕様としているため、片開き門扉の中ではもっとも多くの住宅に採用されています。

外開きは門扉が道路側に開くタイプです。開いた扉が敷地の境界線を越えて道路にはみ出さないよう、道路から離れた場所に設置する必要があります。もし、門扉が道路上にかかるような位置に設置してしまうと、建築基準法第44条に抵触する違法建築と判断される場合があります。外開き門扉の設置は十分な広さの敷地がある場合にのみ検討するのが無難です。

スライド式とは、門扉が横にスライドするタイプです。開放時には道路側・住宅側のどちらにも門扉が張り出さず出入りの邪魔にならないため、ベビーカーや車いすなどが出入りする家に向いています。また、門扉を前後に開くためのスペースの確保が不要であることから、建物と道路の間の敷地が狭い住宅への設置が容易です。

サイズ

門扉のサイズは、玄関前に設置する壁(門袖)の高さが基準となります。一般的には、門扉の上は門袖の高さから10~20cm程度下げた位置に合わせ、下は地面から8cmほどすき間を空けて設置します。ただし、門扉の形状や材質、設置目的によっては上記の設置位置にこだわる必要がありません。自宅と門扉のバランスを意識したサイズの門扉を選ぶとよいでしょう。

デザイン・素材

門扉には以下のようなさまざまな素材が使われています。それぞれ異なるデザインが施されており、建物や庭を含めた住宅のデザインに適した商品が数多く登場しています。

・アルミ製(形材)

アルミは門扉に使われるもっともメジャーな素材です。板状の形材を組み合わせるタイプの門扉が一般的であり、高い目隠し性が期待できます。そのほかにも、木目調やカントリー調、アルミの質感があるシンプルなものなどデザインが豊富です。また、アルミ製は軽量で高い耐久性があり、メンテナンスの手間がかかりません。ただし、外部からの衝撃にはあまり強くないため、ボールなどが当たるとゆがみやへこみが発生する場合があります。

・アルミ製(鋳物)

アルミを型に流し込んで形作られた門扉です。棒の組み合わせにより意匠性が高いデザインが施された商品が豊富であり、大きな洋風住宅に設置する門扉に多く選ばれています。すき間が大きいため目隠し効果はありませんが、アルミ製ならではの軽さと耐久性に優れています。

・ステンレス製

ステンレス製の門扉は、マンションやアパートといった集合住宅や商業施設などに多く採用されています。無骨なデザインの商品が多く意匠性は高くありませんが、アルミよりも頑強であり、サビや汚れに対する耐久性も高めです。ただし、重量がある大型の商品が多いため、一般の戸建住宅にはあまり適していません。

・スチール製

スチール製の門扉はメッシュ形状が多く、施設等の敷地の仕切りに多く使用されています。また、一般家庭では同じスチール製のフェンスと組み合わせ、庭への出入り口や裏口前の門扉として用いられるケースがあります。デザインがカジュアルかつシンプルなものが多いため、和風・洋風といった住宅側のデザインを問いません。ただし、アルミ製や木製に比べる意匠性の高さオリジナリティには期待できません。

・木製

木製の門扉は、自然素材ならではの温かみや風合いを感じられる点が魅力です。同じ製品でも木目が異なるため、自分だけのオリジナリティあるデザインを楽しめます。ほかの金属製の門扉とは異なり、腐食や虫の被害を防ぐためのメンテナンスが必要になるため、手間を軽減したい場合には、耐久性に優れた人工木の門扉を選ぶのがよいでしょう。

・樹脂製

門扉における樹脂製は、一般的にプラスチック等の合成樹脂を指します。材料に木粉が加えられた天然木に近い質感を楽しめる製品も多く登場しています。雨風に強く、天然木のような腐食・虫食いが発生しにくいため、金属製と同様に小まめなメンテナンスは不要です。デザインのバリエーションが豊富であることから、住宅のデザインに適した門扉が見つかりやすいのもメリットのひとつです。

耐久性・メンテナンス

門扉は一般的に、頻繁な交換を想定した設置がされません。一度設置した後は長年に渡って使い続けることになりますので、耐久性やメンテナンスを意識した製品を選びましょう。天然木・人工木は、長年の使用によって生まれる変化を楽しめる側面があります。ただし、腐食や虫食いといった経年劣化が激しくならないよう、小まめで定期的なメンテナンスをし続けるつもりで設置する必要があるでしょう。

一方で、アルミやスチール製の門扉は経年劣化が発生しにくく、小まめな手入れがなくても長く使い続けることが可能です。ただし完全に傷みや劣化が発生しないわけではありませんので、汚れやサビを防ぐための手入れは定期的に行う必要があります。

どの材質を選んでも、大なり小なりメンテナンスの手間は必要です。住人が許容できるメンテナンスの手間の範囲の中で材質やデザインを選ぶとよいでしょう。

使いやすさ

門扉は家の出入りにともない毎日開け閉めするものです。重さや大きさが毎日の生活の邪魔にならないよう、使いやすさを意識した製品選びが必要になるでしょう。

重量がある門扉を選ぶと、力が弱い住民が多い家では使い勝手が悪くなってしまいます。小さな子どもがいる家では、外に飛び出しやすい外開きは避けた方が無難でしょう。敷地に面した道路から家をのぞかせたくないようなら、目隠し性が高いデザインを選ぶのがおすすめです。

おすすめの片開き門扉

おすすめの片開き門扉

ここまでご紹介した門扉選びの条件を踏まえ、おすすめの片開き門扉を3点ご紹介します。

シンプレオ門扉 2型

工事費(税込) 37,900円~
カラーバリエーション ブラウン、カームブラック、プラチナステン、ピュアシルバー、ホワイト
間口(mm) 600
高さ(mm) 1,000
タイプ 片開き
キャスタータイプ なし
工事期間目安 1日

ベーシックなシンプルデザインのアルミ製門扉です。ややすき間のある縦格子により、開放感と目隠し性の高さを共存させています。

シンプレオ門扉 2型 片開き 埋込仕様  06・10|YKKAP

シンプレオ門扉 1型

工事費(税込) 38,900円~
カラーバリエーション ブラウン、カームブラック、プラチナステン、ピュアシルバー、ホワイト
間口(mm) 700
高さ(mm) 1,000
タイプ 片開き
キャスタータイプ なし
工事期間目安 1日

ベーシックなシンプルデザインのアルミ製門扉です。空間に馴染みやすい横格子タイプは、どんな住宅にもぴったりです。

シンプレオ門扉 1型 片開き 埋込仕様  07・10|YKKAP

シンプレオ門扉 5型

工事費(税込) 41,500円~
カラーバリエーション ブラウン、カームブラック、プラチナステン、ピュアシルバー、ホワイト
間口(mm) 700
高さ(mm) 1,000
タイプ 片開き
キャスタータイプ なし
工事期間目安 1日

ベーシックなシンプルデザインの門扉です。扉の先が見えない目隠し格子により、家族のプライバシーを守ります。

シンプレオ門扉 5型 片開き 埋込仕様  07・10|YKKAP

まとめ

門扉ひとつを設置するだけで自宅の印象は大きく変わります。さまざまなデザインの中からどの門扉を選んだらいいのか悩む場合は、まずは玄関のサイズにあったタイプから選びましょう。玄関の扉が片開きの場合は、門扉も片開きを選ぶのがおすすめです。敷地の広さや使い勝手を踏まえて好みの門扉を選びましょう。

カインズリフォームでは、門扉のリフォームも承っています。店舗でもWebでもご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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