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レンジフードの修理費用はいくら?故障原因と対策を解説

2023年06月22日
ほっとくリーンフード お手入れ

キッチンの上部には「レンジフード」と呼ばれる換気設備があります。レンジフードは、料理の際に発生した「臭い」「煙」「油」などを室内から排出してくれます。そんな便利なレンジフードですが、故障してしまった際の修理費用はご存知ですか?

キッチンは毎日使う方も多いため、修理にかかる費用は気になるポイントではないでしょうか。もし、レンジフードが動かなくなる、あるいは明らかに異常が見られる場合は、専門業者に問い合わせをするようにしましょう。この記事では、レンジフードの修理費用と合わせて故障原因と対策についてもご紹介します。

レンジフードが故障する原因

面倒だったレンジフードのお手入れを技術の力でカンタンに

キッチンで頻繁に使われているレンジフードですが、油やホコリなどの汚れによって故障してしまうこともあるのです。実は、この他にもレンジフードが故障してしまう原因はあります。一体何が原因で故障してしまうのでしょうか。ここからは、レンジフードが故障する主な原因について詳しく解説していきます。1つずつチェックしてみましょう。

接触不良

レンジフードの電源を入れても反応しない場合は、接触不良を起こしている可能性があります。また、定期的に掃除をしている場合、電気ケーブルに触れてしまったことで接触不良を引き起こすこともあるのです。さらに、電気ケーブルが断線している可能性も考えられます。他の家電の電源が入るのにレンジフードが動かないなら接触不良を疑うようにしましょう。

接触不良かどうかを確認するために点検する際は電源をオフにしてから行うことが大切です。キッチン周辺には水があるため、感電には十分気をつけなければなりません。ご自身で判断ができない場合は無理をせず専門業者に点検してもらうようにしましょう。

モーターの不具合

レンジフードの電源は入るものの「異音がする」「換気扇が上手に動かない」などの場合は、モーターの不具合が考えられます。ただ、モーターの不具合による故障の場合、レンジフードの解体が必要になってしまいます。ご自身でレンジフードを解体するのは難しいと感じるのではないでしょうか。

そのため、レンジフードを長く使っている場合や換気性能が落ちたと感じる場合は、専門業者に依頼してモーターを交換してもらうようにしましょう。モーターの性能が低下してしまうことで、レンジフードの性能も落ち劣化が進行してしまうため、早めに修理をしてもらうと安心です。

部品の劣化

レンジフードにはさまざまな部品が使われています。その部品のひとつでも異常が生じれば、レンジフードが正常に動かなくなってしまうこともあります。例えば、部品にサビが発生することで部品本体の劣化につながってしまうのです。

ただ、詳しくない方がレンジフードの中を確認しても劣化状態を見極めるのは難しいことが多いです。そのため、専門の修理業者に依頼する必要があります。

レンジフードを故障させないための対策

レンジフード 小さくなった整流板

レンジフードを故障させないようにするために、私たちができることはあるのでしょうか。ここからは、レンジフードを故障させないための具体的な対策について詳しく解説していきます。レンジフードをできるだけ長く使い続けるために、ぜひ参考にしてみてください。

こまめに掃除をする

まず、レンジフードのこまめな掃除は大切です。油汚れがこびりついてしまうと、換気が上手くいかなくなってしまいます。さらに換気が上手くいかなくなると、モーターが回りづらくなり、軸がズレる原因にもなるのです。

汚れを放置しておくだけでもレンジフードに負担をかけてしまうため、できればレンジフードの本体カバーは週に1回程度、フィルター・ファンなどの部品は月に1回程度を目安に掃除するのが良いでしょう。

レンジフードの主な汚れとなる油やホコリを取り除くために中性洗剤を使うのがおすすめです。定期的に掃除を行い、常に綺麗な状態を保つことが故障を生じさせないことにもつながります。どうしても掃除が大変と感じてしまう場合は、後で紹介する掃除がしやすいレンジフードに変えることもおすすめです。

標準使用期限を守る

レンジフードには、メーカーが定めた標準使用期限があります。標準使用期限とは、標準使用条件下において安全上問題なく使用できる期間のことです。レンジフードの場合、標準使用期限はおよそ10~15年に設定されています。所定の使用期限がきたら、新しいレンジフードへの買い替えを検討するようにしましょう。

使用期間が8年を過ぎるとトラブルが出てきやすくなるものです。また、修理をするよりも買い替える方が安くなる場合もあります。「我が家のレンジフードはどれくらい使用できるのか分からない」という方は、必ずチェックしておくようにしましょう。

部品交換をする

部品の交換も、レンジフードを故障させない対策としてあげられます。レンジフード本体を買い替えなくても、部品交換をするだけで修理ができることもあります。

しかし、部品交換の場合は素人での判断が難しいものです。もしレンジフードに異常があれば、専門業者にみてもらうのが良いでしょう。部品のひとつが劣化してきているのであれば、すぐに他の部品が劣化し始める可能性もあるということを覚えておきましょう。部品交換で済むのか、買い替えた方がお得なのか、ご自身で判断せずにプロに相談してみるのがおすすめです。

なお部品のメーカーの保持期間は販売から10年となりますので、それ以降は部品がない場合があるので、ご注意ください。

レンジフードの修理費用相場

換気扇をチェックする男性

レンジフードを修理する上で気になることといえば、やはり修理費用ではないでしょうか。できるだけ予算内で納得のいく修理をしてもらいたいものです。ここからは、レンジフードの修理費用相場について詳しく解説していきます。「スイッチ」「モーター」の2つの修理費用について順番にみていきましょう。

スイッチの破損修理

レンジフードには数々のスイッチがあります。もし、スイッチを押してもレンジフードが動かない場合は、スイッチの破損が考えられます。スイッチの破損の原因になるのは接触不良や断線などです。ただし、動かないからといって何度もスイッチを押すことは発火の危険性が高まってしまうため避けましょう。このスイッチの破損を修理するためには、約2万〜3万円程度かかります。レンジフードそのものが寿命を迎えていなければ、スイッチを修理するだけで正常に動作し始めます。

モーターの交換費用

レンジフードのファンを回すためにはモーターが必要です。経年劣化や潤滑油不足、回転軸のずれなどが生じた場合にモーターの修理が必要となります。モーターの交換費用は、本体込みで約3万〜6万円です。モーターが正常に回らないようになると肝心の換気ができなくなってしまいます。また、モーターが正常に回らない状態が続けば、軸からズレてしまうこともあります。モーターの回転数を元に戻せば異音もなくなることが多いです。

レンジフードの種類

レンジフード 梁対応 薄型フード

レンジフードと一口にいっても、さまざまなタイプのものがあります。レンジフードには、どのような種類があるか気になるところではないでしょうか。ここからは、レンジフードの種類を5つ紹介します。

フラット型(浅型)

レンジフードの修理ではなく、交換を考えるならフラット型もおすすめです。フラット型は一体型とも呼ばれています。フラット型は狭いスペースにも取り付けられるため、キッチンがより広く見えるのが特徴です。例えば、天井が低い住宅などにおすすめです。

ただし、フラット型は真上を向いて掃除しなければならない点がデメリットとしてあげられます。また、どの部分をどう掃除するのかがわからなくなるほど、内部の構造が複雑になっています。シロッコファンやターボファンが上手く使われているのも特徴です。

ブーツ型(深型)

ブーツ型は、もっともスタンダードなレンジフードです。一体型、分離型とも呼ばれており、一戸建てにもマンションにも取り付け可能です。ただ、ブーツ型は「カバー」「フィルター」「ファン」などの内部部品が多いため、素人では掃除できる範囲が限られてしまいます。油が直接レンジフードに入らないように、市販の掃除用具などを使って工夫をする必要もあります。

また、定期的にフィルターの交換が必要です。一方で、他の種類のレンジフードと比べると価格が安いのがメリットです。さらに、ガスコンロに向かって大きく口が開いたような形状をしているため、頭をぶつけることがなく安心して料理ができるのも魅力ではないでしょうか。

スリム型(薄型)

スリム型は、名前の通り凹凸が少ないデザインであることが特徴です。継ぎ目がないため掃除がしやすく、油汚れもつきにい点がメリットといえます。また、スリム型はお部屋のインテリアともマッチすることから、最近ではデザイン重視の家庭で採用されやすくなっているレンジフードです。スリム型のすっきりとした見た目から、小さめのキッチンでも馴染むものとなっています。ただし、掃除のしやすさや高い機能性から他の種類のレンジフードに比べて費用が高くなる傾向があります。

マウンテン型

マウンテン型の名前の由来は、フードが山の形をしているからといわれています。マウンテン型のデメリットとして掃除のしにくさがあげられます。しかし、曲線があるタイプはデザインの観点から人気を呼んでいます。換気設備と思えないようなかわいらしいフォルムが特徴です。

ファルコン型

ファルコン型は、曲線が珍しいレンジフードです。吸い口を狭くし、吸い込む力を集中させるための板がなく、他のフードよりも低い位置に取り付けられるのが特徴です。独特な形状をしているため、設置に制限がありますが、掃除がしやすい点がメリットとしてあげられます。レンジフードの掃除といえば、椅子の上に立って行うなど少々危ないこともあるのではないでしょうか。しかし、ファルコン型なら低い位置にあるため掃除を楽に行えるのがメリットといえます。

まとめ

「レンジフードから異音がする」「スイッチを押しても動かない」「スイッチが入ったままになって切れない」などのトラブルがあったら、ぜひ専門業者に相談して修理をしてもらいましょう。修理費用は1万円からになりますが、場合によってはレンジフードごと買い替えた方が安くなることもあります。レンジフードは10年ほどの寿命であるため、時期を見て修理するか買い替えるか考えてみましょう。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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