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駐車スペースの素材として「王道」ともいえるのが、土間コンクリート。土間コンクリートは、耐久性が高いうえに手入れも簡単なため、「長く大切に駐車場を使いたい」という方にぴったりです。
しかし、同時に気になるのが工事にかかる費用。土間コンクリートはアスファルトや砂利に比べると工事費用が高くなるため、安くするためのコツを知っておくことも大切です。
この記事では「これから駐車スペースを土間コンクリートに変えよう」と考えている方に向けて、費用の詳細やメリット、注意点などをわかりやすく解説します。
目次
駐車スペースを土間コンクリートに変えるための費用は、1㎡につき約2万円が目安。たとえば、普通車は1台につき約18㎡ほど必要なため、トータルの費用相場は約36万円となります。
なお、必要な駐車場のサイズは、車種によって次のとおり異なります。
いずれも、少し余裕をもって間口や長さを設定しています。これは、人の出入りはもちろん、ハンドルを切りながら車を出し入れすることを想定しているためです。駐車場の面積を小さくすればそれだけ工事の費用は安くできますが、設置後の利便性のためにも、必要最低限のサイズは確保しましょう。
自宅の駐車スペースを土間コンクリートに変えれば、主に以下のようなメリットが得られます。
土間コンクリートの最大のメリットといえば、やはり耐久性が高いことでしょう。コンクリートの耐用年数は半世紀以上とも言われており、「駐車場を長く大切に使っていきたい」という方には最適です。
また、土間コンクリートは耐久性が高いことにくわえ、基本的にメンテナンスが必要ありません。はじめの費用こそ高いものの、長く手間をかけずに駐車場を維持できるのは、土間コンクリートならではのメリットといえます。
土間コンクリートは、スタイリッシュなデザインも特徴の一つ。駐車スペースが白っぽい色になることで、自宅全体の印象を明るくできます。
また、洋風と和風のいずれにもマッチしやすく、基本的に自宅の外観のデザインを選びません。メンテナンス不要で清潔な状態を維持しやすいことから、それだけスタイリッシュな見た目をキープしやすいといえます。
土間コンクリートは手入れがとても簡単で、ランニングコストはほとんどかかりません。たとえ汚れがついたとしても水で簡単に洗い流すことができ、すぐにきれいな状態を取り戻すことができます。
また、雑草の心配をしなくてよいのも土間コンクリートならではのメリット。駐車場に雑草があるとそれだけできれいな見た目を維持しにくく、きれいに取り除くにはかなりの重労働を強いられます。
こうしたメンテナンスを気にする必要がないことをふまえると、土間コンクリートは「仕事や家事が忙しくて、自宅のメンテナンスに手が回らない」といった方に最適です。
駐車スペースを土間コンクリートにすれば、車が汚れにくいというメリットもあります。車をきれいな状態にできれば洗車の回数も減り、車のメンテナンス費用を節約することも可能でしょう。
一方で、駐車スペースに土が露出していると、泥はねなどにより車のボディーが汚れやすくなります。たとえ晴れていても砂埃によってボディーが汚れるため、特に黒色の車をお持ちの方は土間コンクリートのメリットを感じやすいといえます。
一方で、土間コンクリートにはデメリットがあるのも事実。あとになって「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、あらかじめデメリットについても確認しておきましょう。
駐車スペースの素材としては、主に土間コンクリート、アスファルト、砂利の3種類が挙げられますが、土間コンクリートはその中でもっとも費用が高くなります。
土間コンクリートの費用がもっとも高いのは、施工に塗装など多くの工程があるためです。また、場合によっては地面を掘り起こすために重機(ユンボ)が必要になり、さらに追加で費用(約2~3万円)が発生します。
メンテナンスが簡単とはいえ、はじめにまとまった費用が必要になるため、あらかじめ十分な予算を用意しておく必要があるでしょう。
土間コンクリートの駐車スペースを長年使い続けると、ひび割れのリスクは避けられません。ひび割れは「クラック」とも呼ばれ、直射日光や雨水に晒されたり、経年劣化したことが原因で起こります。
とはいえ、アスファルトに比べると、土間コンクリートで「クラック」が起きる可能性は高くありません。現在の工事技術ではクラックを完全にゼロにはできないため、あくまで1つのリスクとして覚えておきましょう。
土間コンクリートの駐車場を長年使い続けると、タイヤの黒ずみが目立つようになります。
駐車場の黒ずみが気になるときは、高圧洗浄機やデッキブラシなどで取り除くことが可能です。また、どうしても汚れが落ちないときには、コンクリートの表面をあらためて塗装することで、真新しい状態に一新できます。
土間コンクリートは、ほかの素材に比べて工事期間が長くなる傾向にあります。これは、単純に工数が多いということに加え、コンクリートが固まるまでの期間が必要なためです。
一般的に、土間コンクリートの工事には約1週間程度必要と考えられます。しかし、実際の工期は駐車場の規模などよって大きく異なり、1週間以上の時間を要することも少なくありません。
特に、悪天候が続くとそれだけ工期が長くなり、工事が完了するまでは別の駐車場を利用するなどの対策が必要となります。
自宅の駐車スペースをリフォームする場合、素材としては土間コンクリート以外にも以下のような選択肢があります。
アスファルトは、耐久性と費用のバランスを重視する方におすすめ。コンクリートに比べると耐久性は劣るものの、工事費は節約しやすくなります。
たとえば、2~3台分の広めの駐車場をリフォームする場合は、耐久性と費用のバランスに優れたアスファルトが特に人気です。自宅の外観を邪魔することもなく、どんなタイプの建物にもマッチしやすいでしょう。
「とにかく費用を安く抑えたい」という方には、砂利がおすすめです。砂利とは、河川敷にあるような丸みを帯びた小石のことで、人が歩いたり車が動いたりすると音が立つのが特徴です。
音が立てば、自宅の防犯対策になるというメリットがありますが、同時に早朝や夜間には近隣の迷惑になるというデメリットがあります。また、長年使い続けると砂利の量は減りやすいため、数年おきに追加していく必要がある点にも注意しなければなりません。
デザイン性を重視する方には、インターロッキングブロックもおすすめ。インターロッキングブロックは、重圧がかかることで素材同士がガッチリと噛み合い、強度が高くなるのが特徴です。
インターロッキングブロックはレンガのような見た目をしており、色や形のバリエーションがとても豊富です。費用はコンクリートよりも高くなりますが、「せっかくだから自宅の見た目も一新したい」といった方にはぴったりでしょう。
「自宅全体をナチュラルな雰囲気に仕上げたい」という方は、人工芝を検討してもよいかもしれません。
人工芝は自宅の庭などに使われることが多い素材で、より自然な風合いを出せるのがメリットです。一方で耐久性は低く、車が出入りすることで草1本1本が倒れてしまうというデメリットもあります。
「なんとなく無機質なコンクリートは気が引ける」という方は、コンクリートの目地として芝をワンポイントで使うのがおすすめです。
駐車スペースの素材としては、土のままの状態にしておくという選択肢もあります。
土のままならもちろん工事が不要なため、コストはかかりません。しかし、雨の日に水たまりができたり、足元が泥で汚れたりとさまざまなデメリットもあります。
さらに、夏には雑草の対応も欠かせないため、あくまで暫定的な選択肢として考えるべきでしょう。
「駐車スペースを土間コンクリートに変えよう」とお考えなら、カインズホームがおすすめ。カインズホームでは主に次の4種類の駐車場リフォームが可能で、予算や外観に合わせ、自宅に最適な素材を選ぶことができます。
土間コンクリートは駐車スペースの素材としては「王道」で、和風や洋風を問わず、さまざまな建物にマッチします。当記事で紹介した土間コンクリートのメリット・デメリットをおさらいすると、以下のとおり。
メリット | デメリット |
耐久性が高い スタイリッシュな見た目 手入れが簡単 車が汚れない |
初期費用が高額 ひび割れのリスクがある タイヤ痕や黒ずみが目立つ 工事期間が長い |
駐車場を土間コンクリートに変えれば、白っぽい見た目により自宅全体を明るくできます。また、土間コンクリートは耐久性が高いため、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。
ぜひ自宅の駐車場を土間コンクリートにリフォームし、デザイン性と快適性の両方を手に入れましょう!
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。
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