Logo Cainz Reform

【テラス囲いの選び方】後悔しないための簡単6ステップ&メリット

2021年09月08日
【テラス囲いの選び方】後悔しないための簡単6ステップ&メリット

洗濯物を干すだけでなく、子供やペットの遊び場、カフェスペース、日用品の収納スペースなど、実にさまざまな活用法があるテラス囲い。

テラス囲いがあるだけで生活に新しいアイディアが加わりますが、床・屋根・囲いと選ぶべきパートも多いため、「何をどうやって選んだら良いのかわからない」と戸惑ってしまう方も多いでしょう。

そこでこの記事では、テラス囲いを持つメリットを3つご紹介した上で、理想のテラス囲いを手に入れるための簡単6ステップをご紹介します。

6つの要素をうまく組み合わせることでリフォーム全体にかかる費用を大きく下げることも可能ですので、後になってデザインや費用で後悔しないよう、事前にポイントを押さえておきましょう!

 

テラス囲いがもたらす3つのメリット

テラス囲いの選び方:3つのメリット

ライフスタイルに合わせて多様な活用法があるテラス囲いは、私たちの生活にたくさんの変化をもたらしてくれます。ここでは、テラス囲いを設置することで得られる具体的なメリットを3つご紹介しましょう。

天候に関係なく洗濯物が干せる

テラス囲いのメリットとしてまず最初に挙げられるのが、いつでも洗濯物が干せるということ。テラス囲いのタイプによって乾きやすさの違いはありますが、よほどの暴風暴雨でない限り、基本的に洗濯物が濡れる心配はありません。

急に雨が降ってきたとしても、慌てて家に帰ったり急いで洗濯物をしまったりといったこともなくなり、わざわざ天気予報をチェックせずに洗濯物を干せるようになります。

花粉や大気汚染物質がつきにくい

洗濯物に関しては、花粉やPM2.5などの大気汚染物がつきにくいというメリットも挙げられます。特に花粉症の方は、洗濯物に付着した花粉によって一日の快適性は大きく左右されるもの。周囲の外気から守られたテラス囲いで洗濯物を干せば、花粉症の辛さを少なからず和らげることができるでしょう。

設置費用が安く、施工期間も短い

テラス囲いとよく似たものとして「サンルーム」がありますが、サンルームはリフォーム費用が高額になりがち。場合によっては100万円を超えるケースもあり、リフォーム後は固定資産税が課されるルールとなっています。

一方のテラス囲いにかかる費用は、一般的に30~50万円ほどが目安。施工期間も最短1日から完成となるため、費用や日程面でのハードルを大きく下げることができます。

テラス囲いとサンルームの違いを知りたい方は『テラス囲いに固定資産税はかかる? 後付けリフォームの費用相場』を併せて読んでみて下さい。

 

後悔しないテラス囲いの選び方【基礎編】

テラス囲いを後付で設置するには、まずは選び方のポイントを押さえておくことが必要不可欠です。リフォーム後に「思っていたのと違う」となっても、そう簡単に一からやり直すことはできません。

そこでここからは、理想のテラス囲いを手に入れるための簡単6ステップをご紹介します。まずテラス囲いの大枠となる基礎編として、下記の3つをご紹介しましょう。

  1. 納まりタイプ
  2. サイズ

 

いずれもテラス囲いの見た目を左右する大切なポイントです。ご自宅の色やサイズ感を思い浮かべながら、ご自宅にぴったりのテラス囲いをイメージしてみて下さい。

納まりタイプ

後悔しないテラス囲いの選び方:納まり

まずはじめに決めなくてはならないのが、テラス囲いの納まりタイプ。大きく以下の2タイプに分かれます。

床の有無 地面の高さ メリット
床納まり 家のフロアと一緒 部屋からスムーズに出入りができる
土間納まり × 庭と一緒 庭へスムーズに出入りができる

 

人気が高いのは、やはり部屋からスムーズに出入り可能な「床納まり」。「家の延長」のようなイメージで活用でき、履物を変える必要もありません。洗濯物を干すのが一番の目的であれば、やはり床納まりの方が利便性が高いと言えます。

一方の「土間納まり」は、テラス囲いをガーデンスペースやペットのシャンプースペースとして活用したい方に人気のスタイル。基本的に履物を変える必要があり、「屋根付きベランダ」としての性格が強いと言えます。

サイズ

後悔しないテラス囲いの選び方:サイズ

続いて確認しておきたいのは、実際に設置するテラス囲いのサイズ。テラス囲いのサイズでは「間」、「尺」という聞き慣れない単位が使われますが、1間は約180cm、1尺は約30cmに該当します。

【テラス囲いの横幅】

  • 1.5間:約270cm
  • 2.0間:約360cm

【テラス囲いの出幅】

  • 3尺:約90cm
  • 4尺:約120cm
  • 5尺:約150cm
  • 6尺:約180cm

 

特に人気が高いのは2.0間×6尺(約360cm×180cm)。最大では2.0間×9尺(約360cm×270cm)なども可能ですが、そもそも外壁がないところにテラス囲いを設置することはできません。

テラス囲いを設置しようとしている場所の外壁サイズはどれくらいか、目の前の庭のスペースは十分かなどを事前にチェックし、後になってから「思ったより庭が狭くなってしまった」などとならないよう十分に気をつけましょう。

後悔しないテラス囲いの選び方:色

家全体の見た目にも大きく影響してくるのが、テラス囲いのカラー。メーカーによってカラー展開は様々ですが、主に下記のようなカラーが主流です。

  • ホワイト:清潔感がある印象に
  • ナチュラルシルバー:モダンで明るい印象に
  • ブロンズ:シックでレトロな印象に
  • ブラック:引き締まったシャープな印象に

 

いずれも他の色に馴染みやすい色であるため、「何色を選んだら良いのかわからない」と困ってしまう方も多いかもしれません。そんな時は、ぜひ家の窓サッシと同じ色を選んで下さい。テラス囲いと窓サッシの色を統一させることで、家全体にもまとまりが生まれ、「テラス囲いが浮いてしまう」ということも回避することができます。

後悔しないテラス囲いの選び方【素材編】

テラス囲いの大枠を決めたら、続いて3つのパートごとに上手な選び方を押さえておきましょう。

  • 床の素材
  • 屋根の素材
  • 窓の素材

 

同じ形のテラス囲いでも、素材一つでリフォーム費用は大きく左右するもの。想定以上に費用がかさむと家計にも影響を与えかねませんので、理想とお財布のバランスを上手にとりながら素材を決めて下さい。

床の素材

後悔しないテラス囲いの選び方:床の素材

床は、テラス囲いの見た目にも大きく関わってくるパート。冒頭でご紹介した「納まりタイプ」に併せ、それぞれ下記のような選択肢があります。

  • 床納まり:人工木 or 塩化ビニル
  • 土間納まり:コンクリート or タイル

 

人気の高い「床納まり」の場合、主な素材は人工木と塩化ビニルの2種類。それぞれの特徴は、下記のとおり一長一短であることが分かります。

価格 デザイン性 気密性 耐久性
人工木
塩化ビニル

 

土間納まりの場合は、コンクリート打ちっぱなしでも生活に支障をきたすことはありません。デザイン性の高いタイルは追加費用が高くなりがちですが、見た目がカラフルになれば見るたびに気持ちが嬉しくなることでしょう。※機種によっては、人工木の設定がない機種もあります。

屋根の素材

後悔しないテラス囲いの選び方:屋根の素材

屋根の素材は、主に「ポリカーボネート」と「熱線遮断ポリカーボネート」の2種類に分けられます。

  • ポリカーボネート:紫外線を100%カット
  • 熱線遮断ポリカーボネート:紫外線を100%カット&赤外線を軽減

 

熱線遮断ポリカーボネートは赤外線を遮断することで、室内の温度上昇を防ぐという効果が期待されます。特に夏が暑い地域では、より遮断性に優れた熱線遮断ポリカーボネートを選ぶのがおすすめです。

また、屋根については「フラット型」、「アール型」のどちらかを選択しなくてはなりません。

  • フラット型(F型):直線を基調とした形状
  • アール型(R型):曲線を基調とした形状

 

フラット型はスマートでモダンな印象を与えるのに対し、アール型は丸みを帯びた柔らかな印象を与えます。曲線の方が水の流れがスムーズなため、降水量や積雪量の多い地域ではアール型の方が利便性が高いでしょう。

窓の素材

後悔しないテラス囲いの選び方:ガラスの素材

最後に、テラス囲いの窓の素材を選びましょう。

  • ガラス材:透明で外の景色が鮮明に見える
  • 型ガラス:表面が凸凹しており、シルエットのみが見える

 

ガラス材の方が開放感がありますが、「隣の家が近い」「通行人が気になる」といった場合には型ガラスがおすすめ。プライバシー面が不安な方は、下半分を透明性のない別素材にしてしまうという方法もあります。

さらにテラス囲いの窓を選ぶ上では、正面と側面それぞれにおいてお好みの窓タイプを選ぶことができます。

  • 掃出し窓:横にスライド可能
  • 折りたたみ戸:2つ以上のパネルが折り重なったもの
  • 高窓:採光や換気に便利
  • ルーバー窓:何枚ものガラスをブラインド状に重ねたもの
  • ドア:ベランダへの出入りに便利

 

最も人気が高いのは横にスライドできる掃出し窓ですが、より開放的な雰囲気を味わえるのは折りたたみ戸でしょう。テラス囲いを言わば「全開」にできるため、天気が良く風のある日には家の空気を快適に入れ替えることができます。

テラス囲いの選び方次第でリフォーム費用は節約できる

記事で紹介した内容をおさらいをすると、テラス囲いを上手に選ぶ方法は以下の6ステップに分けられます。

  1. 納まりタイプ:床納まりor土間納まり
  2. サイズ:2.0間×6尺(約360cm×180cm)など
  3. 色:ホワイト、ナチュラルシルバー、ブロンズ、ブラックなど
  4. 床の素材:フローリング材、塩ビ、タイルなど
  5. 屋根の素材:ポリカーボネート or 熱線遮断ポリカーボネート
  6. 窓の素材:ガラス材 or 型ガラス

 

この6ステップにのっとれば、はじめての方でも予算や理想にかなったテラス囲いが手に入ります。「どうしても迷ってしまう」、「うちの場合はいくらくらいかかる?」などと気になる方は、まずはお気軽にお問い合わせください!

ご自宅にテラス囲いができれば、「いつ洗濯しよう」と天気予報をチェックする必要もなくなり、家事の細やかなストレスを取り除くことができます。カフェスペースやペットスペースなど活用法は様々ですので、ぜひテラス囲いを設置してライフスタイルの選択肢を増やしてくださいね!

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

テラス囲いの基礎知識

テラス囲いをおしゃれに!3つのポイント&後悔しない選び方を解説

テラス囲いをおしゃれに!3つのポイント&後悔しない選び方を解説

開放的な気分を味わえたり、雨の日でも洗濯物を干せたりと、さまざまなシーンで役に立つテラス囲い。 しかし、商品のバリエーションも多いため、「どのように選んだらいいのかわからない」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?… Continue reading テラス囲いをおしゃれに!3つのポイント&後悔しない選び方を解説

テラス囲いは台風で壊れる?すぐできる対策&台風に強い商品の選び方

テラス囲いは台風で壊れる?すぐできる対策&台風に強い商品の選び方

台風が来たらテラス囲いが壊れちゃうかも。 今すぐにできる対処法はない? いまこの記事を読んでいるあなたは、このような不安を抱えているのではないでしょうか? 近年は大型かつ勢力の強い台風が増えており、「大丈夫だろう」と油断… Continue reading テラス囲いは台風で壊れる?すぐできる対策&台風に強い商品の選び方

テラス囲いのよくある失敗談10選 | 後悔しないコツとは?

テラス囲いのよくある失敗談10選 | 後悔しないコツとは?

テラス囲いを設置するにあたって「失敗したらどうしよう・・・」と不安に感じる方も少なくないでしょう。 テラス囲いは天候に関係なく洗濯物を干せるといったメリットがある一方で、使い方次第ではデメリットになる要素も少なからず存在… Continue reading テラス囲いのよくある失敗談10選 | 後悔しないコツとは?

テラス囲いのデメリットは?考えられる7つのリスクと対処法

テラス囲いのデメリットは?考えられる7つのリスクと対処法

洗濯物を干せるだけでなく、自宅で気軽にアウトドア気分を楽しめるテラス囲い。しかし、いざ設置するとなると「あとで後悔するのではないか」と心配してしまう方も多いでしょう。 そこでこの記事では、テラス囲いでよくある7つの失敗例… Continue reading テラス囲いのデメリットは?考えられる7つのリスクと対処法

テラス囲いのメリット

テラス囲いに固定資産税はかかる?後付けした場合は?後悔しないための予備知識

テラス囲いを設置するなら、必ず確認しておきたいのが固定資産税。固定資産税はリフォーム後も毎年払い続けていくため、事前に確認しておかないとあとで思わぬ負担になってしまいます。 そこでこの記事では、テラス囲いは固定資産税の対… Continue reading テラス囲いに固定資産税はかかる?後付けした場合は?後悔しないための予備知識

テラス囲いに固定資産税はかかる? 後付けリフォームの費用相場

テラス囲いに固定資産税はかかる? 後付けリフォームの費用相場

プライベート感が強く、「家の延長」のような感覚で使用できるテラス囲い。しかしリフォーム費用が高くなるうえに固定資産税も関係してくる可能性があるため、「お金が心配で購入に踏み切れない」という方も少なくないでしょう。 この記… Continue reading テラス囲いに固定資産税はかかる? 後付けリフォームの費用相場

お電話でのご相談

受付時間 9:00〜18:00(日曜定休)

メールでのお問い合わせ

お問い合わせフォーム