室内窓はおしゃれに見えるだけでなく、機能性も高めてくれるので、リフォームを検討する方が増えています。そこで今回は、室内窓の設置を悩んでいる方に向けて、室内窓を設置するメリットとデメリットを紹介します。また、おしゃれな室内窓の活用事例も紹介しますので、室内窓を設置する位置やデザインの参考にしてみてください!
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室内窓のメリット
デザイン性の高さが注目されがちな室内窓ですが、実は機能性にも優れています。ここからは、室内窓リフォームを検討している方向けに室内窓のメリットを5つ紹介します。
採光性が高くなる
部屋の暗さが気になる場合、室内窓を取り付けて隣の部屋から光を取り込めば、部屋が明るくなります。窓がない部屋でも採光性を確保できるため効率的です。
また、光が差し込まなかった部屋の採光性を高めると、家全体が明るく見えるというメリットもあります。
風通しが良くなる
窓がない部屋や光が当たらない部屋は湿気やニオイがこもりがちですが、開閉できる室内窓を設置すれば、通気性を確保できます。また、隣の部屋の通気性もアップするので、室内窓を複数箇所に設けることで家全体の換気がしやすくなります。
開放感のある広々とした空間に
窓のない壁は隣の部屋が見えないので、どうしても圧迫感が出やすいことが懸念点です。しかし、室内窓を取り付けると視界が広がり開放感がアップします。
また、室内窓があると視覚的に部屋が広く見えるため、部屋を広く見せる効果もあります。室内窓のサイズを大きくしたり、思い切って一面ガラスにしたりすると、より開放感のある広々とした空間を演出できるでしょう。
家族の存在を感じながら過ごせる
室内窓を取り付ければ、隣接する部屋やスペースにいる家族の様子を確認したり、会話をしたりしながら過ごせます。例えば、キッチンとリビングを仕切る壁に室内窓を取り付ければ、家事をしながらお子さんの様子をすぐに確認可能です。
また、学習スペースや書斎、おもちゃスペースなどを区切っている壁に室内窓をつければ、プライベートな空間を確保しつつ、家族の気配が感じられるスペースとして使えます。
空間をおしゃれに見せるアクセントになる
室内窓の種類はたくさんあるので、室内の雰囲気と調和する窓や窓枠を選ぶことで、おしゃれなインテリアとして活躍してくれます。例えばウッド調の窓枠を選ぶことで、ぬくもりが感じられるナチュラルな雰囲気に、アイアンの格子窓を選ぶとカジュアルな雰囲気になるでしょう。
部屋の雰囲気をガラリと変えたいときにもおすすめです。
室内窓のデメリット
室内窓は部屋のアクセントになるほか、通気性や採光性を高めてくれるという機能面でのメリットも多いです。しかし、室内窓にはデメリットもあります。
リフォームを検討する前にメリットとあわせてデメリットも知っておきましょう。
断熱性が低下する
ガラスは壁と比較すると薄いため、室内窓を取り付けることで断熱性が低下する可能性があります。特に開閉ができる室内窓を設置する場合、部屋の空気が隣接する部屋に流れてしまい、冷暖房にかかるコストが上がってしまうかもしれません。
反対に隣接する部屋の空気も流れてきやすくなるので、快適な温度を保つのが難しくなるケースもあります。
防音性が低下する
ガラスは壁と比較すると空気だけでなく、音も伝わりやすくなります。そのため、室内窓を設置することによって、隣の部屋の音が気になってしまうケースもあるでしょう。
例えば、防音ルームなどに室内窓を設置すると、せっかく防音対策をしていても音漏れしやすくなるので気をつけましょう。防音性を保ちながらも室内窓を取り付けたい場合は、二重窓を選んだり、開閉できないコンパクトな窓を設置したりと、窓選びを工夫すると防音性を確保しやすくなるでしょう。
家具の種類によっては設置できる場所が限られる
低い位置の室内窓や、面積の大きい室内窓は、背の高い家具を設置すると窓をふさいでしまう可能性があります。家具の配置を再度検討する必要が出てきたり、新しく設置する家具が限られてきたりするケースもあるでしょう。
機能性やデザイン性だけでなく、家具の配置も考慮して設置する場所やサイズを検討することが大切です。
室内窓でおしゃれな空間を実現するポイント
室内窓リフォームをしておしゃれな空間を作るにはコツがあります。リフォームした後に「イメージと違った」ということがないよう、次の2つのポイントを意識して室内窓リフォームを検討してみてください。
インテリアや空間との統一感があるデザインに
室内窓は部屋の雰囲気に大きな影響を与えるため、部屋の雰囲気やインテリアのテイストに調和するデザインを選ぶのがおすすめです。また、室内窓は2つの部屋やスペースを仕切っているので、両方の場所から見て空間に調和するデザインを選ぶ必要があります。
それぞれのテイストがまったく違う場合は、ベーシックなカラーの窓枠を選んだり、窓のサイズを小さめに設定したりするとバランスがとりやすくなります。
部屋の広さに合ったサイズや種類を選ぶ
室内窓を設置するときは空間とのバランスを見て選びましょう。室内窓が大きすぎるとプライバシーが確保できなかったり、耐震性が下がったりなど、生活や構造に影響を及ぼす可能性があるので、慎重に検討することが大切です。
また、室内窓は開閉できないFIX窓(はめ殺し)と開閉できるタイプがあります。どちらを選ぶかによって、対応できるデザインが制限されるケースもあるので、機能面とデザイン面のバランスを見ながら検討するのがおすすめです。
おしゃれな室内窓の活用事例
室内窓はサイズやデザイン次第で用途の幅が広がります。ここからは、おしゃれな室内窓の活用事例を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ワークスペース(学習スペース)に開放感をプラス
引用元:LIXIL

リビングの一角に設けたワークスペース(学習スペース)を仕切っている壁に室内窓を取り付けることで、開放感が生まれ、リビングが広々とした空間に見えます。また、壁の一部ではなく2面にかけて窓を取り付けているため、よりリビングとなじむスペースに仕上がっています。
見せる収納でインテリアとの親和性を高める

引用元:LIXIL
クローゼットのスペースを確保しつつ、室内窓を大きく取り入れることで、まるでショップのような雰囲気を実現しました。クローゼットの洋服や小物をインテリアの一部として活用できるため、ファッションが好きな方におすすめです。木目調のフレームが家具とマッチして、統一感のある空間に仕上がっています。
室内窓で部屋の奥に位置するキッチンに光をプラス

引用元:リノベりす
廊下とキッチンを仕切っている壁に室内窓を取り付けることで、外からの採光を確保した機能的なデザインです。木目調の太めのフレームを採用することで、白い壁に映える存在感のある室内窓になっています。室内窓があることによって、廊下とリビングダイニングに統一感が生まれています。
リビングをスチールサッシで区切ってインナーテラスを作る
引用元: エイトデザイン株式会社
壁の大部分に格子状の室内窓を取り付けることによって、開放感のあるインナーテラスを作っている事例です。ホワイトとウッドのナチュラルな空間に、アイアンフレームがいいアクセントになっています。
壁の大部分を室内窓にしているため、採光性が格段にアップする効果も。インナーテラスで洗濯物を干したり、椅子を用意して読書をしたりなど、第二のリビングとして楽しみの幅が広がります。
室内窓リフォームの注意点
建物や部屋、壁の構造によっては、室内窓が向いていないケースもあります。次の2つの注意点を確認した上で室内窓リフォームを検討してみてください。
壁の種類によっては設置できない場合がある
家を支える役割を持つ壁には室内窓を設置できません。家を支える壁は「構造壁」と呼ばれ、間取り図で位置を確認できます。
柱や梁が出っ張っていない場合は構造壁である可能性が高いので、室内窓を設置する壁を決める際に参考にしてみてください。
見た目だけでなく室内窓の機能も把握して設置する
室内窓を取り付けると、防音性や断熱性が低下したり、隣接する部屋同士で影響を受けたりするので、見た目のデザイン性だけでなく、「室内窓を設置しても快適に過ごせるか」という機能面も考慮して検討しましょう。また、目的に合わせてデザインを決めるのもひとつの方法です。
通気性を高めるなら開閉式、プライバシーを守りつつ採光性を確保したい場合は小さめの窓にするなど、設置した後の生活をイメージして検討してみてください。
まとめ
暗い部屋や壁で仕切られたスペースも、室内窓を設置すると一気に開放感のある空間に変わります。しかし、室内窓を設置することで通気性が良くなり、断熱性や防音性が低下する可能性もあるので、デメリットを把握した上で室内窓リフォームを検討してみてください。
カインズでは、豊富な実績とノウハウを活かし、さまざまな窓リフォームに対応しております。全国のカインズ店舗の窓口をはじめ、お電話、Webサイトからもご相談いただけるので、お気軽にお声がけください!
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