自転車は近所への買い物や子どもの送り迎えに利用することが多い、便利な移動手段です。サイクルポートを設置することで、自転車の盗難被害や劣化・故障を防げます。それにも関わらず「サイクルポートを設置しても意味がない」とおっしゃる方もいるようです。本当にサイクルポートは意味がないのでしょうか?
今回の記事では、サイクルポートで後悔しないための基礎知識をお伝えします。サイクルポートの設置や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
サイクルポートとは
サイクルポートとは、自転車を駐輪するための場所です。サイクルガレージとも呼ばれます。自動車のカーポートと同じく、屋根が付いている商品もあります。自転車をきれいに長持ちさせる効果があり、種類はさまざまです。
サイクルポートには、自分でDIYできる組み立てタイプのものや、業者による設置工事が必要なタイプのものがあります。
サイクルポートは意味がないと言われる理由
インターネットで情報収集をしていると「サイクルポートは意味がない」「設置して失敗した」という内容を目にすることがあります。意味がないと言われる理由は、次のものが多いようです。
- 値段が高い
- 雨風がしのげない
- 場所を取る
- カーポートだけで十分
それぞれの理由について詳しく見ていくとともに、どうすれば解決できるかを解説します。
値段が高い
人によってサイズや機能、強度など何を求めるかは違います。中には見た目のおしゃれさにこだわりを持つ方もいるでしょう。求めることが多いほど、値段は高くなります。
ただし、サイクルポートにはたくさんの種類があるので、予算に合った商品も見つかるはずです。
コスパの良いものがよければ、DIYできる組み立てタイプのサイクルポートがおすすめです。
カインズでは「自転車置き場 雨よけ サイクルポート 2台用 ブラウン」という商品があります。これなら自分で組み立てられますし、お値段は9,480円(税込)とお買い得です。1台用で8,980円(税込)、3台用で9,980円(税込)となっています。

自転車置き場 雨よけ サイクルポート 2台用 ブラウン
雨風がしのげない
台風や強い雨風などの横なぐりの雨風だと、自転車が濡れたり倒れてしまう可能性は高いです。ただ、通常の雨や雪であれば、自転車を守ってくれます。どうしても自転車を濡らしたくなければ、雨から守ってくれる自転車カバーを購入して被せるようにしましょう。ただし、毎回カバーを被せるのは大変だと感じる方もいるはずです。そうした方には、設置工事が必要なタイプのサイクルポートがおすすめです。カインズオリジナルの「グラッセ GLA-F1209」であれば、丈夫なサイクルポートが物置と合わせて省スペースで設置できます。

グラッセ GLA-F1209
場所を取る
確かにサイクルポートには場所を取るというデメリットがあります。しかし、サイクルポートを自転車置き場としてだけで考えずに、スペースの有効活用を考えてみてはいかがでしょうか。たとえば、こちらの「ベルフラット 一般地域向 KLB-M1421L-K | 三協アルミ」はゴミストッカーや喫煙所としても利用可能です。

ベルフラット 一般地域向 KLB-M1421L-K | 三協アルミ
また、先ほど紹介した「自転車置き場 雨よけ サイクルポート 2台用 ブラウン」のようにコンパクトに折り畳めるものもあります。
カーポートだけで十分
カーポートに自転車を置くことはできますが、出し入れの際に邪魔になりますし、台風や強風の場合に自転車が倒れて車にぶつかってしまう可能性があります。車が傷ついた場合、補修が必要になるので予想外の出費が発生してしまいます。
サイクルポートを設置すれば、車を傷つける心配はありません。スペースを確保できず、サイクルポートの設置が難しければ、カーポートの中にサイクルスタンドを付けてください。自転車の転倒を防いでくれるので、車を傷つける可能性は減ります。
サイクルポートは意味がある!
「サイクルポートは意味がない」と言われる理由を挙げてきましたが、サイクルポートは意味があります。どうして意味があると言い切れるのか。3つの理由を紹介します。
サイクルポートは意味があると言える理由1.盗難防止
サイクルポートがあると、盗難防止に効果があります。サイクルポートにチェーンをつなぎとめれば、簡単には盗めません。サイクルポート内には、ライトや防犯カメラも付けられます。このようにプラスでカスタマイズすることで、さらに盗難被害を防ぎやすいです。もちろん、鍵をしっかりと施錠したり、タイヤロックするといった基本的なことも盗難防止には欠かせません。
サイクルポートは意味があると言える理由2.サビや劣化を防げる
サイクルポートは、ほこりや雨風、鳥のフンだけでなく「紫外線」からも自転車を守ってくれるメリットがあります。サイクルポートがない状態で自転車を置いてしまうと、紫外線を浴びっぱなしの状態です。紫外線はサビの原因になります。自転車のサビを放置してしまうと、その部分が破損してしまい、走行時の事故につながる可能性があります。しっかりと紫外線を防ぐことで、自転車の劣化を防ぎ、事故防止にもつながるのです。
サイクルポートは意味があると言える理由3.転倒の防止
サビと同様に、自転車の転倒も故障に繋がります。故障に気づかずに自転車を運転してしまうと怪我につながる可能性があり、非常に危険です。サイクルポートがあれば、風が吹いても自転車が倒れにくくなります。サイクルポート内に転倒防止スタンドを設置して固定すれば、さらに転倒のリスクを減らせるのでおすすめです。
サイクルポートで後悔しないために 設置する際の注意点
サイクルポートを設置する際に、注意すべきポイントを3つ紹介します。サイクルポートを注文する前にチェックしてください。
施工場所にサイズが納まるか事前に確認
サイクルポートに置きたい自転車の台数を把握したうえで、事前に必要な間口や奥行や横幅を調べてください。購入や設置工事を依頼したものの、サイクルポートが納まらなければ設置できません。また、サイクルポートのサイズが小さすぎると自転車がはみ出てしまい、意味がありません。余裕を持ったサイズのものを選びましょう。
給湯器や暖房機器の近くは避ける
給湯器や暖房機器の熱排気がサイクルポートに当たると、塗装劣化や剥離につながる可能性があります。塗装が剥がれてしまうと、自転車のデザインが台無しになってしまいます。愛車を守るため、熱排気を発する場所からは遠ざけて設置しましょう。
正しく設置する
DIYで設置できるサイクルポートもありますが、正しく設置しなければ強度が不足して台風や強風の際に飛ばされてしまう可能性があります。そうすると、事故につながる可能性もあります。自分で設置することに自信のない方は、プロの業者に依頼したほうが安心です。
まとめ
自転車を盗難や雨風から守ってくれるサイクルポートは、非常に大切です。サイクルポートにはさまざまな種類があるので、ご自身のライフスタイルや予算に合ったものを選びましょう。
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※ご紹介した商品は一部店舗ではお取り扱いがない場合がございます。また価格は変更される可能性があります。ご了承ください。