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縦列駐車用のカーポートの特徴は?購入・設置前のポイントやおすすめのカーポートも解説

2022年04月20日
縦列駐車用のカーポートの特徴は?購入・設置前のポイントやおすすめのカーポートも解説

縦列駐車用のカーポートは、横並びで車を駐車できるスペースがない家庭におすすめです。この記事では、縦列駐車用のカーポートを設置しようと考えている人に向け、縦列駐車用のカーポートの特徴や設置するメリット、縦列駐車におすすめの商品などを紹介するため参考にしてください。

カーポートの概要

カーポートと縦列駐車用のカーポートについて、以下の見出しに沿って詳しく解説します。

カーポートとは?

カーポートとは、車が雨や雪などをしのげるように、支柱に屋根をつけた簡単な車庫です。カーポートはガレージとは別物です。カーポートの周囲は壁で囲まれていないため、ガレージよりも荷物の積み下ろしや車の出し入れが簡単です。また、カーポートはガレージよりも設置が簡単で、取りつけ費用を安く抑えられます。

縦列駐車用のカーポートとは?

縦列駐車用のカーポートとは、縦列駐車をして車を収容する商品を指します。家庭によっては、車が2台あっても横並びに駐車できる敷地があるとは限りません。したがって、各メーカーは横並びに駐車するカーポートに加え、縦列駐車専用のカーポートも発売しています。

縦列駐車用のカーポートは、初めから2台用として発売されているものばかりではありません。1台用のカーポートを縦に連結し、雨などに濡れないようにした縦列駐車用のカーポートも登場しています。

縦列駐車用カーポートの種類

縦列駐車用カーポートには主に4つの種類があります。以下の見出しに沿って、縦列駐車用カーポートの種類を詳しく解説します。

片側支持タイプ(縦連棟タイプ)

片側支持タイプは、左右どちらか片側に柱がある縦列駐車用カーポートです。一般的に1台用のカーポートに使われる片側支持タイプですが、縦につなげて配置すると、縦連棟タイプに変わります。

片側支持タイプは、風や積雪の影響を受けやすい傾向があります。強度を高めたい場合は、着脱式のサポート柱をつけられるタイプを検討しましょう。

勾配に対応したカーポート

勾配に対応したカーポートは、傾斜をつけた屋根を伝って柱に雨が流れるよう設計されています。勾配のつけ方はメーカーにより異なり、前方にのみ勾配がついたものもあれば、前後に勾配がついたものもあります。

勾配に対応したカーポートでは、屋根の低い位置から車に乗り降りすると、雨垂れに当たりやすくなります。周囲に雨や雪が落ちても支障がないように、勾配のつけ方を考えましょう。

両側支持タイプ

両側支持タイプは車の左右両側に柱があり、片側支持タイプよりも縦連棟になったときの安定感が上回ります。ただし、両側支持タイプは両側に柱を設置する分、スペースに余裕がなければ、駐車や乗り降りが困難になります。両側支持タイプでは広い間口が必要になる点を意識しておきましょう。

壁付カーポート

壁付カーポートは、屋根を家屋の壁に接続したタイプです。壁付カーポートは風に強く、屋根が揺れる心配がありません。リビングの横にカーポートをつけると濡れずに家の中に入れます。また、車を停めないときは、テラスのようなスペースとしても使えます。

壁付カーポートを取りつける際は、十分な長さの壁面が必要です。縦列駐車をする際は、最低でも10mほどの長さの壁面があるか確認しましょう。

縦列駐車用カーポートの設置場所

縦列駐車用カーポートは、道路に対して直角、または並行して配置できます。設置場所の選び方を紹介します。

道路と直角

車が道路に出入りできる間口を1台分しか確保できない場合は、道路と直角に縦列駐車するカーポートを設置します。道路に対して直角に縦列駐車をすると、奥に停めた車は前の車をどかさないとカーポートから出入りできません。不便を感じにくくするためには、日常的に使う車を前のほうに停めるなど工夫しましょう。

道路と直角に止める縦列駐車用カーポートを選ぶ際は、片側支持タイプのカーポートと、両側支持タイプのカーポートから選べます。特に、台風や積雪対策に力を入れたい場合には、強度が強くて安心な両側支持タイプがおすすめです。

道路と並行

道路から侵入して切り替えしなしで縦列駐車できるスペースがあれば、道路と並行にカーポートを配置できます。道路と並行にカーポートを設置すると、車をどかさなくても自由に車を出入れさせられます。

ただし、運転の技術しだいでは、道路と並行に設置するカーポートは難しいかもしれません。駐車位置がずれると、2台分を収容できなかったり、車を出入りさせる際に車同士をぶつけたりする可能性があります。

道路と並行設置できるカーポートは、片側支持タイプに限られます。両側支持タイプでは柱が邪魔となるため、車の出し入れに支障が生じます。

縦列駐車用のカーポートを設置する際の注意点

縦列駐車用のカーポートを設置する際の注意点を、以下の見出しにしたがって紹介します。

勾配も計算して設置する

勾配がある敷地では、カーポートの高さをよく計算して設置しましょう。カーポートは、斜面地でも水平を保って設置されます。そのため、数%の勾配であっても、奥行のある縦列駐車用のカーポートの手前と奥とでは、高さが大きく異なります。車種によってはカーポートの屋根に車が接触しかねません。

道路境界線を越えないように設置する

縦列駐車用のカーポートは面積が大きいため、カーポートの屋根が道路にはみ出さないように設置しましょう。屋根が道路にはみ出ると建築基準法や道路交通法に違反するため、道路管理者から撤去命令が出されます。

また、カーポートの屋根は地面から浮いており、どの位置まで延びているかわかりにくいかもしれません。建物などの垂直を確認する測定具の「下げ振り」などでカーポートの屋根の位置を確認し、適切な範囲で設置しましょう。

設置前に配管の位置を確認する

配管が走っている場所には、基礎を作れません。そのため、カーポートを設置する場所を決める前に、水道管やガス管がどこに埋まっているかを確認しましょう。配管とカーポートは、少なくとも50cmは遠ざける必要があります。水道管やガス管などの配管の切り回しは高額になる可能性があることから、事前の確認が大切です。

隣家や周辺に配慮する

縦列駐車用のカーポートから落ちた雨や雪が周囲に迷惑をかけないように、カーポートの設置場所や屋根の勾配に注意しましょう。大きな屋根の縦列駐車用のカーポートからは、勢いよく雨が流れたり、大量の雪が崩れ落ちたりするリスクがあります。隣家や周辺の道路ではなく、自分の敷地に雨や雪が落ちるように配慮しましょう。

縦列駐車におすすめのカーポート

縦列駐車用でおすすめのカーポートについて、以下の見出しに沿って解説します。

スタイリッシュポート ラウンドスタイル 1台用 縦2連棟セット 24-50型 標準柱 | カインズオリジナル

片側支持タイプ(縦連棟タイプ)の1台用カーポートを連結しています。耐風圧強度は風速34m/秒で、耐積雪量は20cmです。サイズは間口が2,400mm、奥行が9,922mm、高さが1,796mmで、本体のカラーバリエーションは3種類です。

本カーポートの屋根材はポリカーボネート板で、オプションで熱線吸収タイプのポリカーボネート板に交換できます。オプションには強度を高めるものが充実しており、着脱式サポートや屋根材ホルダー、母屋補強材などを装着可能です。

カーポート ニューマイリッシュ 奥行2連結タイプ|三協アルミ

片側支持タイプを奥行2連結タイプにすることで、左右に勾配をつけられるカーポートです。勾配の方向は2種類で、柱側の屋根が低い通常勾配タイプと、柱側の屋根が高い逆勾配タイプがあります。

本カーポートの耐風圧強度は風速38m/秒で、耐積雪量は20cmです。カラーバリエーションは豊富で、形材屋根枠、木調屋根枠とも4種類のラインアップがあります。また、屋根材はポリカーボネート板、熱線遮断ポリカーボネート板、熱線遮断FRP板DRタイプから選べます。

レオンポートneo シリーズ たて(2)連棟セット/2台用|YKK AP

両側支持タイプのカーポートで、耐風圧強度は風速46m/秒、耐積雪量は50cmです。カラーバリエーションが豊富で、本体と鼻隠しの色の掛け合わせを楽しめます。また、柱の形・梁や桁を意味する横材の有無、カーポートの高さなど、デザインと機能性にこだわってカーポートを構成できます。

本カーポートはオプションも豊富なため、サイドパネルや外部コンセント、物干しセット、ダウンライトなどから好みに応じて選びましょう。

YKKAPのカーポート商品一覧を見る>

まとめ

縦列駐車用のカーポートは、敷地の大きな面積を占めます。カーポートの使い勝手が悪くならないように、設置場所をよく考えましょう。また、カーポートを設置する前には、地面の勾配や配管の位置などに注意が必要です。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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