カーポートと一言でいってもメーカーによってさまざまな商品が出ているため、商品選びで迷う人も多いことでしょう。数ある中から、自分の家に合うカーポートを選ぶためには各メーカーの特徴を知り、比較検討することが大切です。
本記事では、メーカーごとの特徴や各メーカーのおすすめ商品を具体的に紹介します。カーポートの設置を検討中の方は参考にしてください。

カーポートのメーカー1:カインズ
カインズはエクステリア事業も展開しているホームセンターです。大手エクステリアメーカーが製造しているカーポートを多数取り扱っていて、対応台数や性能などのバリエーションが豊富にあります。
また、標準工事費込みの価格で販売していて、コストパフォーマンスが良い点も魅力です。
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VIC port αII
カーポートのサイズが1~3台用まであり、駐車する車の台数やカーポートの使用用途などに応じて自由に選べます。
価格はお手頃ですが、高強度のアルミ形材や耐衝撃性に優れた屋根材を使用しているため、構造は強固です。
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スタイリッシュポート フラットスタイル
カラーバリエーションが3色、別途屋根材も2色あり、自分の好みに合わせて選択可能です。また、屋根材の形状も、平らで起伏のないフラットタイプのほかに、丸みを帯びたラウンドタイプもあります。
さらに、必要に応じてカーポートをカスタマイズすることも可能です。強い吹き上げで屋根材が抜けるのを防止する屋根材ホルダーや、車の乗降時などにカーポートの外から吹き込む風雨を避けるためのサイドパネルなど、オプションとして取り付けられます。
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カーポートのメーカー2:YKKAP
YKKAPは窓やサッシなどの住宅建材を取り扱っているメーカーで、カーポートも販売しています。YKKAPのカーポートは、日本製で精度の良い商品でありながら価格が抑えられている、コストパフォーマンスの良さが魅力です。
価格を重視してカーポート選びをしたい場合に、おすすめのメーカーとなっています。
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エフルージュ
一般地域対応のほかに積雪対応の商品があるほか、柱が片側のみで高強度な「エフルージュ FIRST」もあるなど、シリーズが豊富な点が特徴です。さらに、各シリーズにはサイズやデザインなどが異なるさまざまな商品があり、「機能柱」や「スクリーン」などのオプションアイテムも、多彩に用意されています。
加えて、42m/秒相当の優れた耐風圧性能を持った商品が取りそろっている点も、魅力です。価格の目安は1台用だと25万円くらいから、2台用は60万円くらいから、3台用だと118万円くらいからとなります。
エクスティアラ
デザイン性の高さが魅力のカーポートです。屋根は、シャープな印象を与える「モダンエッジ屋根」と、エレガントな雰囲気でさまざまな家に合わせやすい「カジュアル屋根」の、2種類のデザインがあります。家などとのデザインバランスを考えながら、自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。
また、屋根から垂直に取り付けられている雨樋を隠す樋カバーも標準で取り付けられているため、すっきりとした見た目で家になじみます。
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カーポートのメーカー3:LIXIL
LIXILは住宅の設備機器や建材の主要メーカーであるトステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生したブランドの会社です。5社各社で出している商品のほか、LIXILによるオリジナル商品もあり、カーポートも種類がたくさんあります。
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フーゴ
カーポートのカラーが、アルミ形材色5種類に加えて木調色も5種類と、バリエーションが豊富なため、家などとの調和も考慮したカーポートを設置できる点が特徴です。さらに、柱の高さや奥行き、間口などのサイズにも豊富な選択肢があり、変形敷地でも設置しやすくなっています。
また、「フーゴR 袖壁 1台用・2台用」「フーゴR 3台用」以外は風圧強度42m/秒相当が標準で装備となっており、風に強い点も魅力です。サポート柱や母屋に入れる芯材、屋根材ホルダーなどのオプションを付ければ、さらに風圧に対する強度を高めることもできます。
価格相場はレギュラータイプが25万円くらいから、ワイドタイプは41万円くらいからです。
ネスカ
柱の高さに3つのバリエーションがあり、いずれも従来品より余裕をもった高さが取られています。そのため、1BOXやRVのような車高が高い車にも使用可能です。さらに、奥行きにも3つのサイズがあり、敷地の広さや用途に応じて、車のジャストサイズで設置したり、車のサイズより余裕をもったスペースを取って設置したりできます。
加えて、横からの風雨の侵入から車を守るサイドパネル、柱部分に取り付けられる物干しセット、ライトの装備も可能な屋外カメラセットなど、オプションも豊富です。価格は1台用だと23万円くらいから、2台用は38万円くらいからが目安です。
アーキフラン
アーキフランの大きな特徴は道路側のフロント部分に柱がないことです。フロント部分に柱がないと見た目が開放的になるだけではなく、車の出し入れもスムーズになります。特に、駐車スペースに接している道路が狭い場合には、動線を広く確保できるアーキフランは便利です。
さらに、駐車スペースが狭い場合にも、ドアを開いて柱に当てる心配がないため安心して乗り降りできます。また、柱パネルの色はアルミ形材色が2色と木目カラーが3色あり、家の門扉やフェンスとコーディネートすることも可能です。
価格はレギュラータイプで42万円くらいから、ワイドタイプで87万円くらいからが目安です。
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カーポートのメーカー4:三協アルミ
総合建材メーカーである三協アルミのカーポートは、デザイン性に優れている点が特徴です。屋根一つを取っても、三角形をつなぎ合わせたトラス構造のものや、直線と曲線の融合により開放感を表現したデザインのものなど、こだわりを感じさせる商品がいろいろあります。
スカイリード
カーポートの屋根が、後方よりも前方が低くなるように傾斜して作られている点が、スカイリードの特徴です。屋根の後方を高く維持することで家の窓からの視界を遮らないようにし、前方を低くすることで風雨の吹き込みを軽減するデザインとなっています。
また、屋根枠は形材色と木目色から選べて、さらに、形材色は5色、木調色は木調部と形材部の組み合わせが4種類あり、好みに合わせて自由に選ぶことが可能です。価格の相場は1台用が34万円くらいから、2台用が54万円くらいから、3台用が116万円くらいからとなっています。
セルフィ
セルフィは間口が余裕をもって取られている点が特徴です。1台用で最大3.354mmの間口を確保している商品もあり、雨の日も体を濡らさず乗り降りできます。また全体のサイズが非常にコンパクトです。小さいタイプだと奥行きが4.346mmと、軽自動車やコンパクトカーを駐車したい場合や、狭小地に設置したい場合などにも便利です。
また偏芯基礎対応で部品さえ別途用意すれば、隣地との境界にぎりぎりでカーポートを設置できます。基本は1台用のカーポートですが、連結すれば駐車台数を増やすことは可能です。価格相場は1台用の場合、22万円くらいからです。
ダブルフェース
2台用のカーポートで、柱の設置場所を敷地の事情や使い勝手などに応じて、サイドと後方のいずれかから選べます。どちらも前方がオープンなため、出入庫時の見通しが良く、車を出し入れしやすい点がポイントです。価格の相場は91万円くらいからとなります。

カーポートの見積もりを出す際のポイント
カーポートを選ぶ際には、まず見積もりを出しますが、見積もりの依頼先は次の2つの点を抑えて選ぶとよいでしょう。
実績があるところに依頼する
カーポートを設置した実績が多い業者なら、さまざまなケースに対応した経験があります。過去に多彩な対応経験があれば、設置場所の環境や地域の特性などを考慮したカーポート選びが可能です。実績は施工会社のホームページなどに掲載されている、施工事例などから確認できます。
業歴が長いところに依頼する
業歴が長い業者は、豊富な経験から作業の進行や工事の注意点などを熟知している場合が多く、利用するとトラブルもなく、スムーズに工事を進めてもらいやすいというメリットがあります。中でもエクステリア専門店は、エクステリアに特化したスキルやノウハウを持っているため、カーポートの依頼先としておすすめです。

まとめ
カーポートは各メーカーでさまざまな商品を出していて、商品によってサイズやデザイン、性能などが異なります。自分の家の敷地や用途などに適したカーポートを上手に選ぶためには、実績が多く業績の長い業者に依頼したほうが安心です。

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