いつものカインズで、おうちをリフォーム。
紙という性質上、年月が経つとお手入れしていても劣化が目立ってしまうのが襖(ふすま)。破れや色褪せ、黄ばみなどが気になってきたら、そろそろ襖の張替えどきかもしれません。しかし、はじめて襖を張替える場合、わからないことだらけで躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか?
「襖の張替えにはいくらかかるの?」
「張替える襖紙にはどんな種類があるの?値段の違いはなに?」
「襖の張替えはどこに頼めばよいの?」
この記事では、襖の張替えついて徹底解説!張替え費用の相場や襖紙の種類とグレードごとの料金表をご紹介します。また、DIYと業者に依頼する場合のメリット・デメリットなど、みなさんが知りたい疑問にお答えします!
襖の張替えを検討中の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
襖(ふすま)張替えの費用相場は、依頼する業者や選ぶ襖紙の種類などによって変わってきます。カインズリフォームの場合は、片面1枚あたり2,980円〜6,980円です。詳しい料金表は下記のとおりです。
グレード | 片面 | 両面 | 天袋・地袋 |
---|---|---|---|
量産タイプ | 3,980円 | 7,480円 | 2,980円 |
糸入りタイプ | 5,980円 | 10,800円 | 3,980円 |
上新鳥タイプ | 6,980円 | 12,800円 | 4,980円 |
襖張替えの料金が変わるポイントは大きくふたつ。ひとつめは「選ぶ襖紙の種類・グレード」、ふたつめは「襖のサイズ・形状」です。張替えたい襖のサイズや形状は決まっているため、選べるのは襖紙の種類やグレードです。
襖紙は「和紙襖紙(鳥の子紙)」と「織物襖紙(糸入りタイプ)」の2種類があります。さらに、和紙襖紙と織物襖紙それぞれに普及品から上級品まで作られています。まずは和紙襖紙と織物襖紙の特長から種類を決め、次に部屋の用途や予算にあわせてグレードを選ぶとよいでしょう。
ここからは、襖紙の種類・グレードと襖のサイズ・形状について、カインズリフォームの襖紙をベースに解説します。
定番の和紙を使った襖紙が「和紙襖紙(鳥の子紙・とりのこがみ)」です。和紙襖紙は、4つのグレードがあり、上級のものから「本鳥の子・鳥の子・上新鳥の子・新鳥の子」に分類されます。それぞれの特長は下記のとおりです。
手すき和紙のような落ち着いた風合いと、機械すき模様や後加工による模様づけといった種類の豊富さが特長。「上新」とも呼ばれます。鳥の子に比べて価格は手頃なため、一般の住宅や集合住宅に広く使われている普及品の襖紙です。
お部屋の雰囲気やインテリアにあわせてデザインを選びたい方や、品質とコストのバランスがよい和紙襖紙をお求めの方におすすめです。
片面 | 6,980円 |
---|---|
両面 | 12,800円 |
天袋・地袋 | 4,980円 |
「量産タイプ」は新鳥の子に分類される和紙襖紙。製紙から模様付けまで機械生産で、和紙襖紙のなかではもっとも低価格なのが特長です。下張りをしなくても貼れるよう、紙の裏が茶色いため、別名「茶裏」と呼ぶこともあります。
できるだけ張替え費用を抑えたい方はもちろん、小さなお子さまやペットがいるご家庭など、頻繁に貼替えたい方に最適です。
片面 | 3,980円 |
---|---|
両面 | 7,480円 |
天袋・地袋 | 2,980円 |
「織物襖紙(糸入り襖紙)」は和紙に繊維などを織り込んだ襖紙。和紙襖紙に比べて破れにくく、耐久性が高いのが特長です。織物襖紙のグレードは、織糸の種類や本数、印刷方法によって変わります。織糸は天然素材と合成繊維で大きく分けられ、天然素材のもののほうが高級品で、合成繊維は普及品です。それぞれの特長は下記のとおりです。
織糸は縦糸・横糸ともにレーヨン糸を使用。高級感がありながら耐久性もある人気の商品です。リビング隣の和室や、客間にも最適です。こまめに張替えるより、気に入った襖紙をお手入れしながら長い期間楽しみたい方におすすめです。
片面 | 5,980円 |
---|---|
両面 | 10,800円 |
天袋・地袋 | 3,980円 |
襖の標準サイズは「幅90cm×高さ170~180cm前後」で、多くの場合このサイズが採用されています。
しかし、部屋の大きさにあわせて標準サイズよりやや高さや幅が大きいものを採用している場合もあります。名称とサイズは以下のとおりです。
また、一般的な襖と仕様が異なる襖に「源氏襖」があります。襖の一部に障子窓をはめ込んだもので、隣の奥座敷などに光を取り入れることができる仕様です。障子の格子の大きさや形など、デザイン面でも楽しめる襖です。
カインズリフォームでは、基本のサイズをベースに、3種類のサイズや源氏襖により以下のように料金が変わります。
襖の下地は、大きくわけて2種類あります。ひとつが昔からある伝統的な「和襖(本襖)」で、木製の組子の上に何層も紙を重ねて貼ったもの。もうひとつは、手頃な価格で近年多くの住宅で用いられるようになった「段ボール襖」や「スチロール襖」で、木製の組子の変わりに段ボールや発泡スチロールを芯材にしたもの。ぱっと見では大きな違いはありませんが、作りが異なることで張替えが可能な回数が変わってきます。
和襖は、襖紙などすべて剥がして何度でも張替えることが可能なのに対し、段ボール襖は芯材にベタ貼りされているため、現在の襖紙の上から重ね貼りしかできず、重ね貼りの回数は最大で2〜3回が限度になります。何度も張替えて長く使いたい場合は、段ボール襖より和襖がおすすめです。
なお、カインズリフォームでは、段ボール襖の張り替えは原則承っておりません。あらかじめご了承ください。
襖の寿命は、一般的に10年が目安と言われています。しかし、部屋の用途などによって同じ年数でも状態は変わりますので、こまめにお手入れしていてきれいな状態であれば10年以上使えるでしょう。反対に、汚れや破れ、シワなど目に見えるトラブルがあるなら、何年であっても替えどきと言えます。
また、色あせや黄ばみは徐々に進行するため気づきにくく、ついそのままにしておきがち。見映えが気になる場所にあるなら、10年を目安に張替えることを検討するとよいでしょう。
ホームセンターや通販などでよく見るDIYの襖張替えセットは、段ボール襖やスチロール襖向けである既存の襖紙の上から重ね貼りをするタイプがほとんど。重ね貼りであればひとりでDIYすることも難しくないため、DIYが得意な方なら問題なくできるでしょう。
しかし、和襖の張替えは、襖紙を剥がして張替えるためDIYをするには技術的に難しく、歪みやシワが出やすいというデメリットがあります。仕上がりよりコスト優先の方や、DIY経験が豊富で手間や時間がかかっても自分で張替えたい方以外にはおすすめできません。
襖の張替えを業者に依頼するメリットとしてあげられるのは、なんといっても仕上がりの美しさ。張替えのプロがプロ用の道具を駆使して施工した襖には少しの乱れがなく、その美しさはお部屋の印象をがらりと変えてくれることでしょう。また、まとまった枚数を張替える場合はDIYでは時間がかかってしまう場合が多く、業者のほうが短期間で仕上がるのもメリットでしょう。
デメリットは、施工期間中は襖を業者に預けてしまうため、襖のない状態で暮らさなければならない点があげられます。施工期間は業者によって異なりますが、カインズリフォームの場合は原則3日〜1週間程度です。また、DIYと比べると費用が高くなることもデメリットです。
襖張替えの依頼先としてあげられるのは、襖や障子の専門業者やホームセンターです。なかでも、はじめて襖の張替えを頼む方におすすめなのがホームセンター。料金表が公開されておりあらかじめ料金を知ることができ、専門業者は敷居が高くて不安な方も気軽に相談しやすいでしょう。
なお。リフォーム専門業者やハウスクリーニング業者も行っていますが、襖の張替えだけを依頼すると割高になる場合が多い懸念があります。はじめの段階で費用の確認をしておきましょう。
本記事では、襖の張替えについて、張替え費用の相場を中心に詳しく解説。襖紙の種類とグレード、料金が変わるポイントを詳しくご紹介。さらに、DIYと業者のメリット・デメリットついても解説しました。襖の張替えについて、お悩みや疑問は解消できましたか?ぜひ本記事を参考に襖を張替えて、より快適なお部屋でお過ごしください!
カインズでリフォームでは、襖の張替えを承っております。カインズ店舗への持ち込み、ご自宅への引き取りのどちらも対応しています。カインズ店内販売の張替えネットへの張替えも可能です。もし、わからないことや知りたいことがございましたら、店頭または下記フォームよりお気軽にご相談ください。
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