「トイレの内装がなんとなく暗い」
「地味なトイレをおしゃれにしたいけど、リフォーム費用はそんなにかけたくない」
そんなお悩みをお持ちの方には、トイレ壁紙の張替えがおすすめです!壁紙を変えるだけでトイレ全体の印象を明るくすることができ、リフォームにかかる費用もリーズナブルです。これまで地味だったトイレが一新されれば、毎日利用する度に嬉しい気持ちになることでしょう。
この記事では、上手なトイレ壁紙の選び方を項目ごとに解説し、リフォームに必要な費用相場についても紹介します。トレイの壁紙は選び方を知っているかどうかで出来栄えが大きく左右されますので、「家のトイレが暗い」などとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
失敗しない!おしゃれなトイレ壁紙の選び方
自分でトイレの壁紙を選ぶとなっても「どうやって選んだら良いの?」と戸惑ってしまう方がほとんどでしょう。トイレの壁紙を選ぶ際は、まず以下の4点に注目することが大切です。
選び方ひとつで、最終的な見た目は大きく変わってきます。ご自身がどのようなトイレに仕上げたいのかを思い浮かべながら、1つずつポイントを確認していきましょう。
色

トイレの印象を最も左右するのが、壁紙の色。基本的に一般家庭のトイレは決して広くないため、空間を広く見せる効果のある薄い色を選ぶのがポイントです。特に人気の色としては、下記のような色が挙げられます。
- ホワイト
- ベージュ
- 各種パステルカラー(ピンク、ブルー、グリーンなど)
原色などの濃い色が好みの方もいるかもしれませんが、原色は空間を引き締めて見せる効果が高く、トイレ全体が狭く見えるというデメリットが考えられます。どうしても濃い色を入れたいという方は、後でご紹介するアクセントクロスとして好みの色を追加すると良いでしょう。
ホワイトは最もシンプルな色合いである反面、汚れが目立ちやすいというデメリットも存在します。どのような色合いが良いか分からない方は、「西側のトイレはピンク」、「東側のトイレはグリーン」といった風水を参考にしてみるのも良いかもしれません。
柄

「柄付きの壁紙が良い」という方は、なるべく小さめの柄を選ぶようにしましょう。なぜなら、小さな柄にはトイレに奥行きを持たせるという効果があるためです。
- タイル
- ストライプ
- レンガ
- 木目調
- アジアンテイスト
また、柄といっても花柄だけでなく、上記のようにたくさんの種類があります。壁全体に柄をつける際には、あまり「うるさすぎない」ように壁紙の範囲を調整していきましょう。
おしゃれなアクセントクロス

ここまで色は薄め、柄は小さめが良いと解説しましたが、中には「濃い原色を使いたい」、「幾何学模様や派手な柄を取り入れたい」という方も少なくないでしょう。そんな方には「アクセントクロス」を採用することをおすすめします。
「アクセントクロス」とは壁の一面だけ派手にしたデザインのことで、他の壁とのコントラストにより色やデザインをより強調することができます。特にトイレの場合は奥の壁をアクセントクロスにすることで、トイレ全体の空間を広く見せる効果も期待できます。
また、濃い色を全面に取り入れたいという方は、「腰壁」として取り入れることをおすすめします。これは文字通り、地面から腰ほどの高さまでの壁紙のことで、腰以上の壁紙を淡い色にすることで落ち着いた印象を持たせることができます。
凸凹の有無

続いて、壁紙の凸凹の有無についても確認しておきましょう。凸凹の有無は見た目にはそれほど影響しませんが、掃除のしやすさに直結します。
凸凹があるタイプだと、凹んだ部分に小さな汚れが飛び移ってしまい、なかなかキレイに掃除することができません。掃除のしやすさという観点では、凸凹のない壁紙のほうが圧倒的に利便性が高いと言えます。
トイレリフォームで追加すべき「機能性壁紙」とは?

トイレの壁紙を選ぶ際は、追加で「機能性壁紙」を選んでおくのがおすすめです。壁紙の質によって汚れがつきにくくなり、日々のトイレ掃除の負担も大幅に減らすことができます。ここでは特に人気の高い3つの機能についてご紹介しましょう。
消臭・抗菌機能
機能性壁紙として特に人気なのが、壁紙自体に消臭剤などの成分を配合させたもの。あらかじめ消臭・抗菌機能が備わっていることで、トイレ全体の嫌な臭いを最小限に抑えることができます。
特に男性が立ったまま用を足す場合、何百もの細かい粒が周囲に飛び散ると言われています。目には見えない汚れが壁紙に付着するとアンモニア臭の原因になりますが、消臭・抗菌機能付きの壁紙ならアンモニアや硫化水素といった嫌な臭いのもとを吸収・分解してくれるという役割があります。
汚れ防止機能
「日々のトイレ掃除を少しでもラクにしたい」という方には、汚れ防止機能がついた壁紙がおすすめです。これは壁紙の表面がラミネート加工でコーティングされているものであり、仮に汚れが付着しても水拭きであっという間に拭き取ることができます。
今までゴツゴツした壁紙を何度も丁寧に掃除していた人も、汚れ防止機能がついた壁紙に変えれば掃除の手間が大幅に軽減され、自由に使える時間を増やすことができるでしょう。
防カビ・吸放湿機能
トイレは家の中でも特に湿気が高く、カビが生まれやすい場所です。特に日当たりの悪い北側にトイレが設置されている場合は、カビの発生を抑える防カビ機能のついた壁紙を選ぶことをおすすめします。
「トイレ内の湿度が非常に高い」という方は、防カビ機能の壁紙だけでなく防カビコーティングを施すとさらに安心です。これまでずっと換気扇を回していたという方も、ジメッとした梅雨の時期でも安心してトイレを利用できるようになるでしょう。
トイレ壁紙張替えの費用相場

トイレの壁紙を張り替えるとなれば、やはり気になるのが費用面。壁紙は材質自体は安価なため、DIYならかなり費用を抑えて貼り変えることができます。
しかし、トイレがある中で壁紙を正確に貼り付けるのは、素人にとっては困難なもの。よほどDIYに慣れている方を除き、基本的には専門の業者に依頼することをおすすめします。
リフォームを依頼する場合
専門の業者に壁紙の貼り付けを依頼する場合、費用は壁紙の種類によって大きく異なります。主な目安は下記の通り。※費用は0.5坪基準
- 一般的な壁紙:2~4万円
- 機能性壁紙:3~15万円
一般的に、機能性壁紙は通常の壁紙より約一万円ほど高くなる傾向にあります。
機能性壁紙は費用としては高くなりますが、その後の掃除の手間が軽減されることを考えればメリットはかなり大きいと言えます。
また、費用そのままで、一面を別の壁紙にすることでアクセントクロスとなります。
DIYの場合
一方で自分自身でDIYをする場合、費用の相場は約1万円前後となります。費用面ではかなり負担を軽減することができますが、壁紙をシワの無いように貼ったり、隅までズレないように貼ったりと、かなり細かいところにも気を配りながら作業を進めなければなりません。
万が一失敗してしまうとせっかくの費用が無駄になってしまいますので、不安な方はまずは専門業者に見積もりを依頼してみるのも良いでしょう。
新しくなったトイレ壁紙の上手な掃除方法

せっかく壁紙が新しくなったら、なるべく長く、なるべくきれいに使いたいところ。そこで最後に、壁紙を清潔に長く保つための掃除のコツをご紹介します。
黒ずみ
トイレの壁紙に黒ずみが目立つ場合、原因はずばりカビだと考えられます。トイレの便器には常に水が溜まっているように、トイレは家の中でも特に湿度が高い場所です。壁に付着した様々な汚れが湿度によって育つことで、黒カビになって表面に現れてしまうのです。
- エタノール・アルコールなどの除菌スプレー
- カビ用洗剤
黒カビの除去方法としては、主に上記の2つの方法が考えられます。いずれの場合も、ドラッグストアなどで手に入る市販のもので問題ありません。ただの水拭きだと、湿気によってカビをさらに繁殖させてしまうことになり、完全に逆効果です。
ただし、カビ用洗剤は塩素系のものではなく、乳酸系のものを使用するようにして下さい。塩素系のものは洗浄力が高いがゆえに、壁紙の色そのものを変色させてしまう可能性があります。
黄ばみ
トイレの壁紙に見られる黄ばみは、飛び散った尿が付着したもの。長い間汚れが蓄積すると、嫌なアンモニア臭を発する原因となります。主な対策としては、下記の3つの清掃方法が挙げられます。
- 中性洗剤:市販のもの
- クエン酸水:水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かしたもの
- セスキ炭酸ソーダ水:水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を溶かしたもの
黄ばみが腰の高さほどにある場合は、原因は尿ではなく手あかであると考えられます。手あかの汚れはクエン酸水ではなかなか落ちませんので、セスキ炭酸ソーダ水を使用することをおすすめします。
注意点
黒ずみや黄ばみを掃除する際は、「1回に1つの洗剤」を徹底するようにしましょう。これは、複数の洗剤を組み合わせることで有毒ガスが発生するリスクを回避するためです。
例えば塩素系の洗剤を使用する場合、酸性の洗剤と組み合わせることで有毒ガスが発生します。市販の商品には注意書きがあるものの、「これとこれは組み合わせられるの?」と1つずつ確認するのは大変ですし、素人では判断を誤る可能性も考えられます。
「大丈夫そう」と曖昧な判断で複数の洗剤を利用すると、予想外のリスクを自ら招いてしまうかもしれません。1日1つの洗剤を心がけ、別の洗剤を利用する際は2~3日間隔を空けるようにして下さい。
壁紙張替えならトイレの全面リフォームもおすすめ!

トイレの壁紙を変えるだけでもトイレの印象は大きく変わりますが、「いっそのことトイレを一新したい」という方は便器本体を取り換えてみるのも選択肢の一つです。
最新のトイレは洗浄性に優れ、少ない水量でもきれいに汚れを落とすことができます。月々の水道代も軽減することができ、エコなうえに家計への負担も軽くなることでしょう。
カインズならトイレのリフォームが工事込みで126,000円から可能です。「うちにはどんなデザインが合っているかしら?」、「どのくらいの費用が必要かしら?」という方は、ぜひお近くのカインズかWEB窓口までお気軽にお問い合わせくださいね!
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