- 「新築の間取りで、階段下にトイレを設置しようか迷っている」
- 「階段下にトイレを設置したものの、なんだかパッとしない」
- 「階段下のトイレをおしゃれに見せる方法を知りたい」
この記事にたどり着いた方は、そのような不安や悩みを抱えているのではないでしょうか?
階段下にトイレを設置すると自宅のスペースを最大限に活用できますが、同時に圧迫感が生まれるなどのメリットが考えられます。
この記事では、階段下のトイレをおしゃれ&快適にするための5つの方法や、今すぐ実践できるおすすめのDIYアイデアをご紹介します。
階段下トイレの圧迫感は工夫次第で取り除くことができます。ぜひこの記事を参考に階段下トイレならではのデメリットを取り除き、メリットたっぷりの階段下トイレに仕上げましょう!
階段下のトイレはよくない?メリット・デメリットを比較
まず初めに、階段下にトイレを設置することのメリット・デメリットを比較してみましょう。設置してから「思っていた以上に狭い」とならないよう、特にデメリットについては事前によく把握しておくことが大切です。
メリット

階段下にトイレを設置するメリットは、やはり間取りを最大限に有効活用できることです。特に家をできるだけコンパクトサイズにしたい人、部屋数をできる限り多くしたい人にとって、階段下のデッドスペースを有効活用できるのは大きな魅力でしょう。
階段下のスペースは物置として利用するのが一般的ですが、階段の段差があることからも収納スペースとしては決して十分ではありません。その点、トイレとして活用すれば工夫次第で圧迫感は消すことができ、結果的にスぺースも有効活用することができます。
デメリット

一方で、階段下にトイレを設置するデメリットとしては圧迫感が挙げられます。階段の段差が天井部分に突き出すため、どうしても天井が低くなり、見栄えも決して良くはありません。
特に高身長の人は頭をかがめないと使用できないこともあり、可動域が限られてしまいます。そのまま利用すると圧迫感はなかなか取り除けないため、後ほど紹介する何かしらの工夫を取り入れることをおすすめします。
また、風水の観点から見ると、階段下にトイレを設置するのは決して良い選択とは言えません。トイレは風水的には気が出ていく場所ですが、階段があることで気が外に出ていかず、屋内に溜まってしまうと考えられるためです。風水にこだわりがある方は、念のため風水的なデメリットも頭に入れておきましょう。
階段下のトイレの形状は2タイプ
階段下にトイレを設置する場合、主な形状には2つのタイプが存在します。新築の間取りをお考えの方は、事前にどちらのタイプを取り入れるか決めておきましょう。
段々を残した階段なり

一つ目のタイプは、階段の段差がそのままトイレ内に突き出す、階段なりのタイプです。階段下にトイレを設置するうえでは最もポピュラーなタイプですが、段差が目に入ることで少なからず圧迫感が生じてしまいます。
階段の圧迫感を最小限にするためには、およそ9段目以上、高さとしては約150cm以上に設定するのがおすすめです。高さ150cm以下の階段がトイレに突き出していると圧迫感が強くなるため、できるだけゆとりをもった設計が大切になります。
天井を斜めにする勾配天井

もう一つのタイプは、天井を階段に沿って斜めに設計する勾配天井タイプです。勾配天井タイプは段差の凸凹が突き出ないのが一番のメリットで、トイレ全体をスマートな印象に仕上げることができます。
「階段下のデッドスペースを有効活用したいけど、できるだけ広々空間にしたい」という方は、勾配天井タイプを取り入れることをおすすめします。
階段下のトイレをおしゃれ&快適にする5つの工夫
階段下トイレの最大のデメリットとして圧迫感を取り上げましたが、圧迫感は工夫次第で軽減することができます。
- 手洗い別置きのタンクレストイレを選ぶ
- スリムなトイレを選ぶ
- 間接照明を使う
- 明るい色の壁紙を使う
- 折りたたみ式ドアを使う
ここでは特に効果の高い5つの方法をご紹介しますので、これから階段下トイレを導入する人、すでにある階段下トイレをおしゃれに見せたい人はぜひ参考にしてください。
1. 手洗い別置きのタンクレストイレを選ぶ

トイレを利用するにあたり、利用者から見てもっとも奥に設置されるのが手洗い器です。階段下トイレは奥に行くほど天井の高さが低くなるため、手を伸ばして手を洗う際に、どうしても圧迫感が強くなってしまうでしょう。
そこでおすすめなのが、手洗い器が別置きになるタンクレストイレです。タンクレストイレはその名の通りタンクのないトイレで、スペースを広く見せるデザイン性の高さが人気です。手洗い器の設置には別途15万円ほどの費用が必要になりますが、限られたトイレスペースを広く見せるためには非常に効果の高い方法と言えます。
2. スリムなトイレを選ぶ

階段下のスペースを有効活用するためには、できるだけスリムなトイレを選ぶことも大切です。特に横幅がコンパクトなトイレを選べば、視覚効果としてトイレをより広く見せることができるでしょう。
一般的な便器の横幅は約45~50cmですが、コンパクトサイズなら40cmと、約5cm以上も横幅をコンパクトにすることができます。
3. 間接照明を使う

天井が低い階段下トイレでは、天井から大きな照明器具を吊り下げることはできません。トイレの圧迫感を強めるだけでなく、背が高い人だと頭がぶつかってしまう可能性があるためです。
そこでおすすめなのが、間接照明を取り入れるという方法です。壁などに埋め込む間接照明ならスペースをとることもなく、トイレ全体をおしゃれに演出することができます。間接照明の近くにオブジェなどを置けば、さらにおしゃれさも増すことでしょう。同様の理由から、天井に照明を設置する場合には埋め込み式の照明を取り入れるのがおすすめです。
4. 明るい色の壁紙を使う

限られた階段下トイレのスペースを少しでも広く見せるためには、壁紙の色合いを工夫するのも一つの手です。特に白やベージュなどの明るめの色は膨張色と言われ、空間を広く見せる効果が期待できます。カラフルなトイレにしたいときは、パステルカラーのようになるべく明るめの色を選ぶと良いでしょう。
壁紙として柄ものを選びたい方もいるかもしれませんが、柄ものは空間を狭く見せる可能性があるため、階段下のトイレにはあまり適していません。どうしても柄ものを使いたい場合は、なるべく小さな柄のデザインを選ぶようにしてください。
5. 折りたたみ式ドアを使う

階段下にトイレを設置する際に、意外に重要なのがドアです。階段下のトイレは出入口の幅が通常のトイレに比べて狭く、自ずとトイレ全体に圧迫感を与えてしまいます。そこで開閉式ではなく折りたたみ式のドアを導入することで、ドアによる圧迫感を最小限に留めることができ、トイレへの出入りもスムーズにすることができます。
失敗&後悔してない?階段下のトイレをDIYするアイデア
階段下にトイレを設置した後で、「想像以上に圧迫感があった」と後悔している方もいるかもしれません。そんな時はDIYのアイデア次第で、トイレの圧迫感を上手に取り除くことも可能です。
収納棚を設置する

階段下のトイレの圧迫感を取り除く最も簡単な方法は、天井に突き出している段差を隠してしまうことです。例えば段差が出ている部分などに突っ張り棒で台を作りカーテンで隠してしまえば、階段下トイレ特有の圧迫感を上手に取り除くことができます。収納スペースとしては決して広くはありませんが、トイレットペーパーや掃除用具を置くには十分でしょう。
ウォールステッカーなどの小物を活用する

階段の段差が気になる場合には、逆に段差を利用してウォールステッカーを貼るのも選択肢の一つです。おしゃれな柄のデザインを貼れば、段差特有の圧迫感もおしゃれなアートに早変わりさせることができるでしょう。段差ごとに違うデザインのステッカーを貼っても、ポップアップアートのようなかわいらしさを演出することもできますよ。
階段下トイレはタンクレストイレへのリフォームがおすすめ!

階段下の限られたスペースにトイレを設置するなら、なるべくスペースを取らないスリム型トイレかタンクレストイレを導入するのが最適です。便器サイズをできるだけ小さくすることで、階段下トイレのスペースも最大限に大きく見せることができます。
カインズなら最新型のトイレが126,000円~取り付け可能で、便器の取り換えはもちろん、壁紙張替えを含めた総合的なリフォームが可能です。
「階段下にトイレを設置したけど、なんとかおしゃれにリフォームできないかしら?」とお困りの方は、ぜひお近くのカインズホームかWEB窓口までお気軽にお問い合わせください。
トイレは1日で何度も利用する、家の中でもとても大事なパートです。利用する度に「素敵だな」と感じるか、「なんとかしたいな」と感じるのとでは、気持ちの面でも大きな差が生まれてしまいますよね。
ぜひこの機会に自宅のトイレをおしゃれにリフォームし、使うたびに気持ちが明るくなるトイレを手に入れてください!
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