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人工芝でも雑草は生えることがある!雑草が生える原因と雑草対策を解説

2025年05月06日
人工芝でも雑草は生えることがある!雑草が生える原因と雑草対策を解説

人工芝は雑草対策ができるだけでなく、天然の芝よりもメンテナンスが簡単なので、庭のアクセントとして取り入れる方が増えています。しかし、「人工芝を敷いたのに雑草が生えてきてしまった」という声も少なくありません。実は人工芝で雑草が生えるのを防ぐためには、下準備が重要なのです。

本記事では、人工芝から雑草が生えてしまう原因や雑草対策方法について解説します。また、雑草対策方法別にやり方やコツも併せて解説しますので、ぜひ参考にして、自宅の庭をきれいな状態に保ちましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。

人工芝から雑草が生える原因とは?

人工芝から雑草が生える原因とは?

人工芝の隙間に雑草の種が入り込むと、太陽の光や水を得て雑草が成長してしまう場合があります。特に人工芝を敷く際に、シートとシートの間に隙間ができていたり、水抜き用の穴が空いていたりする場合は、そのわずかな隙間から雑草が生えてくることもめずらしくありません。

また、雑草対策に効果的と言われている防草シート(除草シート)を敷いてから人工芝を敷いた場合でも、シート自体が破れてしまったり隙間ができていたりすると、雑草が生える原因となります。

人工芝の雑草対策

人工芝の隙間から雑草が生えないようにするためには、人工芝を敷く前にベースとなる下地をしっかり整える必要があります。加えて、正しい方法で人工芝を敷くことも大切です。以下の3つの方法を参考に、雑草が生えないように対策をしてみてください。

防草シート(除草シート)を敷く

防草シート(除草シート)を敷くと地面に日光が当たるのを防げるため、雑草が生えにくいと言われています。ただし、隙間ができると雑草が生えてきてしまう恐れがあるため、シートをカットするときはできるだけ隙間ができないように注意しましょう。

防草シート(除草シート)の敷き方

防草シート(除草シート)の敷くときは、以下の手順を参考に進めてみてください。

  1. 防草シート(除草シート)を広げる
  2. 丸釘またはU字釘でシートを固定する
  3. シートとシートのつなぎ目は重ねた上から固定する
  4. マンホールまわりや壁際など、不要な部分を丁寧にカットする

水道メーターのまわりなど、配管がある部分に釘を打つときは、配管を傷つけないように少しずつ打ち込むようにしましょう。

人工芝を敷く前に雑草を根本から抜く

人工芝を敷く前に雑草を根本から引き抜いておくと、雑草が生えにくくなります。根本から上の部分だけ刈り取っても、根が残ったままだと再び雑草が成長してしまいます。

根本からしっかり雑草を抜いておくことで、種が落ちない限り、雑草が再び生えることがありません。

雑草を根本からしっかり抜く方法

手で雑草を引き抜くと、途中で切れて土の中に根本が残ってしまう可能性があります。また、雑草が生い茂っている場合でも、手で抜くには時間がかかってしまいます。

そのため、スコップを使って根本を掘り起こしながら雑草を処理するのがおすすめです。例えば、雨が降った後に作業をすると、土が柔らかくなっているため、掘り起こす作業が楽になるでしょう。

雑草が育つのを防ぐ下地材を敷く

人工芝を敷く前に雑草が育ちにくい下地を作っておくことも大切です。土のように下地が柔らかいと雑草が成長しやすくなってしまいます。

ただし、下地が固いと雑草が成長しにくくなる効果が期待できます。例えば、コンクリート材質の砂や山砂を敷いてから人工芝を敷く方法がおすすめです。雑草が目立ちにくくなる効果もあるので、お手入れの手間を抑えられます。

人工芝の下地材を敷く方法

人工芝の下地材を敷く手順は次のとおりです。

  1. スコップで雑草を根本から引き抜く
  2. かかとやタンパーで転圧する
  3. 下地材を追加した上で、再度転圧する

人工芝の下地作りは、雑草の成長に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。そのため、下地材を敷く作業は時間をかけて丁寧に行うことをおすすめします。

防草シート(除草シート)の選び方

防草シート(除草シート)の選び方

人工芝の雑草対策に効果的な防草シート(除草シート)を選ぶにはコツがあります。以下の3つのポイントを参考に、ベストな防草シート(除草シート)を選んでみてください。

遮光率の高い防草シートを選ぶ

雑草は水や太陽の光を吸収して成長するため、遮光性に優れた防草シートを選ぶことで雑草が成長するのを防げます。ただし、遮光性が90%以上ある防草シートでも、晴れていると土の中の雑草が太陽の光を吸収してしまう可能性があるため、注意が必要です。

防草シートの遮光性をチェックするときは、99.51%以上のものを選びましょう。この遮光性であれば、雑草が光をほとんど吸収できないようになっているため、雑草の成長を抑止できます。

不織布の防草シートを選ぶ

防草シートの織り目が粗いと、隙間から雑草が生えてくる可能性があります。不織布の防草シートは織り目がないため、隙間から雑草が生えてくる可能性が低く、カットしてもほつれることがありません。

不織布の防草シートは複数ポリプロピレン製、ポリプロピレン製、ポリエステル製など、種類が複数あります。中でも特におすすめなのがポリエステル不織布です。ポリエステル不織布の防草シートは、紫外線や熱によるダメージに強いため、耐久性が高いという特徴があります。

防草シート(除草シート)と一体型の人工芝はおすすめできない

人工芝の中には防草シートと一体型になっている商品もあります。一体型の人工芝であれば、施工が一度で済むため、手間を抑えて手軽に人工芝を敷けることがメリットです。その反面、施工性が下がる可能性があります。

というのも、カットするときに人工芝の葉を切らないように防草シート部分を切る必要があり、複雑な形状の場所に敷くときに時間と手間がかかってしまいます。そのため、人工芝と防草シートが一体型になっている商品はあまりおすすめできません。

対策しても人工芝から雑草が生えてくるときは?

雑草対策を行なっても人工芝から雑草が生えてきてしまう場合は、まず雑草をしっかり根本から引き抜きましょう。その上で除草剤を撒くと再び雑草が生えてくるのを防ぎます。

もしも防草シートの隙間から雑草が生えてきてしまった場合は、雑草を根本から引き抜いた上で除草剤を撒きましょう。さらに隙間ができないように新しい防草シートを入れ込むことで、雑草が生えにくくなります。

よくある質問

よくある質問

ここでは、人工芝についてよくある質問を紹介します。主に雑草対策を強化するための下地作りや、人工芝の取り扱い方法についての質問や回答を紹介しますので、人工芝を敷く前にぜひ参考にしてみてください。

人工芝と土間コンクリートや砂利ならどれがいい?

雑草対策を検討している場合は、人工芝以外に土間コンクリートや砂利を検討する方もいるかもしれません。人工芝は見た目が美しく、設置場所の印象を大きく変えられるのが特徴です。しかし、確実に雑草を防げるとは限りません。土間コンクリートや砂利の特徴やメリットは以下のとおりです。

  • 土間コンクリート:ほぼ雑草が生えることがない。耐用年数が長い。価格もそこまで大きく変わらない。
  • 砂利:費用が安い。石の種類や色を選べる。防犯性が高い。

それぞれ好みの外構テイストやメンテナンスの手間、費用などを比較して、ベストな雑草対策を検討してみてください。

人工芝は何年くらい持つ?

人工芝の寿命は一般的に10年前後と言われています。ただし、人工芝によって品質が異なるため、耐久性や品質を重視して人工芝を選ぶのがおすすめです。

また、人工芝がきれいな状態でも、防草シートを突き破って生えてくる雑草があります。そういった雑草は人工芝を傷つける可能性があるため、高品質な防草シートを選ぶことも重要です。

人工芝に除草剤を撒いても大丈夫?

人工芝は天然芝とは違い、除草剤を撒いても草が枯れる心配がありません。そのため、人工芝の隙間から雑草が生えてきたときは、雑草自体の根本を引き抜いた上で除草剤を撒いても人工芝には影響が出ることはほとんどありません。

繰り返し雑草が生えてくるのに除草剤を撒かないと、かえって人工芝が破損してしまう可能性があります。そのため、雑草が気になる場合は早めに除草剤で対策しておくことがおすすめです。

防草シート(除草シート)は必ず敷くべき?

防草シートを敷いてから人工芝を敷くのが基本です。というのも、防草シートを敷かないで人工芝を敷いた場合、雑草が人工芝にダメージを与えて劣化させる恐れがあるほか、見た目も悪くしてしまうからです。

コンクリートやタイルなど、固い下地の上に人工芝を敷く場合は、防草シートを敷く必要はありません。ただし、土などの上に人工芝を敷く場合、防草シートは必須と言えるでしょう。

まとめ

人工芝の下に防草シート(除草シート)を敷いていなかったり、雑草をしっかり処理しないまま人工芝を敷いたりすると雑草が生えてくる原因になります。雑草が生えてくることによって、人工芝が破損する恐れもあるため、人工芝を敷く前の下準備は丁寧に行いましょう。

とはいえ、下地を整えて人工芝をきれいに敷くには手間がかかります。また、そのための技術も必要です。カインズリフォームでは、人工芝を敷く外構工事にも対応しています。ご自宅近くのカインズ店舗をはじめ、Webサイトやお電話からでもお問い合わせは可能なため、お気軽にご相談ください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。

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