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風呂のリフォームにかかる費用はどれくらい?目安や金額ごとの事例を解説

2021年09月29日
TOTOのユニットバス「シンラ」(画像出典:TOTO)

 

風呂をリフォーム するためには、まとまった費用を用意しなければなりません。ただし、風呂のリフォームにかかる費用の目安は、一戸建て住宅とマンションでそれぞれ異なっています。

この記事では、風呂のリフォームにかかる費用の目安を解説します。オプションの費用や費用別の風呂のリフォーム事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

風呂のリフォームにかかる費用の目安

風呂をリフォームする際にかかる費用の目安について、一戸建て住宅とマンションにわけて解説します。

一戸建て住宅の場合

一戸建て住宅の風呂のリフォームにかかる費用の相場は、100~120万円程度となっています。一戸建て住宅の風呂は面積が比較的広めになっているため、リフォームする際にかかる費用も高くなる傾向があります。ただし、風呂のリフォーム方法や希望する内容によっては、コストを低く抑えることも可能です。

マンションの場合

マンションの風呂のリフォームにかかる費用の相場は、80~100万円程度です。一戸建て住宅に比べるとマンションの浴室は比較的狭いため、リフォームにかかる費用も一戸建て住宅より低めになっています。

マンションは大規模な工事が困難なケースもあるため、マンションの風呂のリフォームに対応している商品や業者を選びましょう。

風呂のリフォームのオプション費用

風呂のリフォームでオプションを採用する場合は追加費用がかかります。ここでは、オプション費用の目安について解説します。

素材

風呂の雰囲気を高めるために、オプションで特別な素材を使用するケースもあります。素材ごとの費用の目安は以下のとおりです。

  • FRP:20~35万円
  • 人工大理石(ポリエステル系):30~40万円
  • 人工大理石(アクリル系):50~120万円
  • ホーロー:20~135万円
  • ステンレス:10~30万円

同じ素材でも、リフォームの内容によって費用が大きく変わります。

機能

オプションを追加すれば、風呂の機能性を高めることも可能です。人気のあるオプションの費用の目安は、以下のとおりです。

  • ・手すり・握りバー:4,000円~3万円(1本あたり)
  • ・テレビ:3~14万円
  • ・浴室暖房乾燥機:5~40万円
  • ・ジェットバス:15~30万円
  • ・追い焚き機能:1万5,000円~4万円(給湯器交換は+20万円前後)

追い焚き機能をつける場合、給湯器も交換するなら追加で20万円程度がかかります。同じ機能でも、状況によってかかる費用は異なるため確認が必要です。

風呂のリフォームの方法の違い

風呂のリフォーム方法は複数あります。ここでは、人気のあるリフォーム方法についてそれぞれの違いを解説します。

ユニットバス

ユニットバスは、壁、床、浴槽、シャワーなどの機能をあらかじめセットにしているタイプです。その場でパーツを組み立て直して施工するため、リフォームの作業がスムーズに進みます。自由度が低いものの、比較的安く済みます。リフォームの際、ユニットバスを選ぶ家庭が多いです。

在来浴室

在来浴室は、すべてのパーツを自由に組みあわせて作るタイプです。壁、床、浴槽、シャワーなどのすべてについて自由にデザインを選べます。こだわりがある人も、自分の好みにあわせてリフォームできます。自由度が高い分、リフォームにかかる費用は高めです。

風呂をユニットバスへリフォームするメリット・デメリット

風呂をユニットバスにリフォームするケースが多くなっています。ここでは、ユニットバスのメリット・デメリットを解説します。

ユニットバスのメリット

工事にかかる期間が短い

ユニットバスはあらかじめ完成している風呂を現場で組み立て直すため、短時間でリフォームの作業を完了させられます。自宅の風呂を使えない期間が短くて済むので、不便を感じる時間も最小限に抑えられるでしょう。

掃除がしやすい

ユニットバスは掃除が簡単にできるというメリットがあります。大きなパネルを組みあわせているので、目地があるタイルの風呂よりも掃除がしやすいです。防カビ機能が付いていることも多く、清潔に使用できます。

気密性が高い

ユニットバスは気密性が高く、断熱効果も期待できます。風呂の温かさを保ちやすいため、いつでも快適です。在来浴室の場合、コンクリートやタイルを使用するとユニットバスに比べて冷えやすいという特徴があります。

ユニットバスのデメリット

ユニットバスは在来浴室に比べてデザインの自由度が低いです。また、ユニットバスはサイズがもともと決まっているため、自宅の浴室サイズが小さいと導入できない可能性があります。

ただし、浴室を広げる工事ができる場合は、問題なくユニットバスを導入できます。自宅の風呂にユニットバスのサイズがあわなくても、まずは業者に相談してみましょう。

風呂のリフォーム事例

ここでは、実際の風呂のリフォーム事例について紹介します。

風呂のリフォーム事例【1】:  100万円以下

100万円以下の費用をかけ、一戸建て住宅の在来浴室をユニットバスへリフォームしています。単にユニットバスを導入するだけでなく、オプションをつけて浴室暖房乾燥機や手すりなども追加しています。便利な機能を追加でき、高齢者にとってより使いやすく安全な風呂です。

ユニットバスなので、4日程度でリフォームの工事が完了しています。工事がすぐに終わり、生活への影響も最小限で抑えられました。

風呂のリフォーム事例【2】: 100万円程度

築25年の一戸建て住宅において、もともとタイル張りだった浴室をユニットバスへリフォームしています。木目調の壁パネルを選んだため、温かみのある雰囲気を演出できています。

工事にかかった日数は約5日です。ユニットバスを選んだため、スムーズに工事が進みました。リフォームにかかった費用の総額は、100万円程度です。

※こちらの写真は在来浴室からユニットバスに変更した事例となります。

風呂のリフォーム事例【3】:130万円程度

マンションでも、希望にあわせた風呂のリフォームが可能です。サイズを拡張し、それまで以上にゆったりとした風呂を採用しました。浴槽は「ワイド浴槽」を選んだため、入浴の際に広々とした空間でのんびりできるようになっています。

工事は約2日で完了しました。風呂のサイズの拡張も含んでいるため、リフォームには130万円程度がかかっています。

※こちらの写真は在来浴室からユニットバスに変更した事例となります。

風呂のリフォームにかかる期間は?

風呂のリフォームにおいて、ユニットバス全体を交換するなら4日前後の期間がかかります。在来浴室をユニットバスに変更するなら、かかる期間は1週間前後です。また、在来浴室のまま新しい風呂へリフォームするケースでは、2週間から1ヶ月程度がかかる可能性があります。

リフォームに際して浴室の拡張や移動が伴う場合、拡張工事に1週間から1ヶ月程度、移動に2週間から1ヶ月がかかります。リフォームの内容によってかかる期間は異なるため、注意しましょう。

DIYで風呂のリフォームができる場合・できない場合

DIYで風呂をリフォームしたいと考えている人もいるでしょう。ここでは、リフォームができる場合とできない場合について解説します。

 

DIYで風呂のリフォームができる場合

棚を作って収納スペースを追加したい場合は、DIYでも対応可能です。壁にシールやステッカーを貼り、イメージを変える方法もあります。

ただし、風呂の設備そのものを新しくしたいなら、DIYで対応するのは困難です。設備を交換してリフォームするには、専門の知識や道具が必要となります。自分で対応できない部分については業者に依頼しましょう。

 

DIYで風呂のリフォームができない場合

すでに触れたとおり、DIYによる設備の交換は困難です。風呂の設備は水道や電気などを使用するため、専門業者に依頼して作業してもらう必要があります。適切にリフォームを進めるためにも、信頼できる業者に相談してください。

風呂をリフォームする際のポイント

風呂のリフォームにおいてはさまざまなポイントがあります。ここでは、具体的なポイントを解説します。

家族構成を考慮する

風呂は家族構成にあわせてリフォームすると使いやすくなります。たとえば、親子で一緒に入浴したい場合は、浴室を広めにすると便利です。

また、自宅で家族の介護をしているなら、リフォームで風呂をバリアフリー化しましょう。たとえば、手すりをつけたり、段差を解消したりすると安心です。ヒートショックを起こさないよう、断熱対策も取り入れる必要があります。

家族の状況によって必要な機能は異なるため、自分たちに適したオプションを追加してください。

 

工法の違いを理解しておく

風呂のリフォームにおいては、在来浴室よりもユニットバスが主流になっています。ただし、自分たちにとって最適な工法は状況によっても異なる可能性があります。それぞれの工法の特徴をよく理解し、自分たちにあうものを選べるようにしましょう。ユニットバスや在来浴室だけでなく、パネル工法とよばれるリフォーム方法もあります。

 

予算にあわせてグレードを決める

風呂をリフォームするためには、まとまった費用がかかります。予算を意識しつつ、希望金額に収まるように風呂のグレードを検討しましょう。グレードを下げると、リフォームにかかる費用は大幅に下げられます。リフォームの目的も考慮しながら、無理なく支払える金額に収まるように調整することが大切です。

まとめ

風呂のリフォームをする場合、具体的な内容によって費用は大きく変化します。目的を意識しつつ、予算にも配慮しながらリフォームの内容を決める必要があります。住宅のタイプや選ぶ素材によっても費用の総額が変わるため、まずは信頼できる業者によく相談してみましょう。

CAINZ Reformは長年にわたるリフォームに対応しており、豊富な実績があります。店舗を設けて運営しているので安心してご利用いただけます。自宅の風呂を理想的な状態にリフォームされたい方は、ぜひ相談してください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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