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ユニットバスの水漏れの原因とは?応急処置や修理のポイントも解説

2025年03月28日
システムバスルーム|ユアシス

蛇口を閉めてもポタポタと水が出続ける。お風呂に入るたびに床が水浸しになる。シャワーホースから水が漏れる。そんな緊急事態が起きると、対処方法がわからずに焦ってしまいますよね。

ユニットバスが水漏れする原因とは?

SCPS(シャワー・ド・バスタイプ)_HA(シャワー+トイレ)  

ユニットバスは毎日使用するものなので、いつの間にか劣化が進んで突然水漏れが発生する場合があります。ユニットバスで水漏れが起きる原因には、どんなものがあるのでしょうか。ここでは、複数の原因をご説明します。

蛇口の劣化

家庭で使われる蛇口は2種類あります。冷水と温水二つのハンドルがついた「ハンドル混合水栓」と、一つのレバーを上下左右に動かして水量や温度を調節する「シングルレバー混合水栓」です。「ハンドル混合水栓」の蛇口を閉めたのに、吐水口やハンドルの下、パイプの接続部から水が漏れ続けることがあります。原因は、ナットやバルブの緩み、パッキンや節水コマの劣化です。

「シングルレバー混合水栓」もレバーを下げたのに吐水口やレバーの下、胴体部分、止水栓の接続部から水漏れすることがあります。原因は、バルブやパッキンの劣化、ナットの緩みです。

どちらの蛇口も配管の詰まりや破損が原因となっている場合もあります。

シャワーの劣化

シャワーヘッドから水漏れする原因は、シャワーヘッド内に水が残っているだけの場合もありますが、内蔵されているパッキンの劣化や破損、バルブの損傷が考えられます。シャワーヘッドを上向きにしても、水が溢れてくる場合は、これらの部品が故障している可能性が高いでしょう。また、ホースとつながっている部分から水漏れしているときは、接続部のパッキンやヘッド本体の損傷が考えられます。なお、シャワーホースから水漏れする原因は、劣化によってホースが裂けたり、穴が開いたりしている場合です。

浴槽のひび割れ

浴槽は、使用頻度によりますが、時間の経過とともに劣化が進みます。たとえば、樹脂製の浴槽はお湯を張ると膨張し、お湯を抜くと元に戻る性質があります。それを繰り返すうちに樹脂が劣化してひび割れにつながることもあるようです。また、研磨剤入りの洗剤で掃除をすることも、ひび割れを促進させます。劣化によって衝撃に弱くなった浴槽は、シャワーヘッドなどの硬い物をぶつけたり、体重がかかったりすることで、蜘蛛の巣状のひび割れが入って水漏れします。

床の防水コーティングの劣化

ユニットバスの床によっては、タイルとタイルの間に水が浸入することを防ぐ防水コーティングが施されています。防水コーティングの耐用年数は10年ほどですが、10年経っていなくても、地震などによってすき間ができてしまう場合もあります。床から水漏れする場合は、これが原因かもしれません。床のひびは掃除などの際に比較的見つけやすいため、気付いたら放置せず、補修することをおすすめします。

トイレの不具合

トイレが一緒になったユニットバスの場合、トイレから水漏れが起きる場合があります。トイレタンク内の部品が壊れて水が流れ続けることもあれば、便器にひびが入ってトイレの床が濡れることもあります。便器と配管をつなぐ排水経路に異常が起これば便器と床の間から水が染み出しますし、壁や床から出ている止水栓の接続部にあるパッキンが劣化して、水漏れすることもあります。いずれも部品交換や修理が必要です。

配管の詰まり

蛇口・シャワー・浴槽・床・トイレから水が漏れているように見えないのに、床が水浸しになることもあります。その場合は、「配管」が原因の水漏れを疑いましょう。目に見えないので気付きにくいのですが、いつもどおり水を使っているにも関わらず水道料金が高くなっていれば、配管から水漏れしている可能性があります。

配管に髪の毛が詰まって水がスムーズに流れていないことが原因ということが多いため、こまめな掃除が大切です。配管は手が届きにくく見えにくいため、修理業者に対応を依頼することも検討しましょう。

壁材や床材の劣化

浴室の壁材や床材が劣化すると、すき間が空いて水が床下に染み込んでしまうケースがあります。わずかなすき間でも、染み込んだ水が蓄積し、気付かないうちに水漏れしていたという場合もあるので、定期的にメンテナンスするのが理想的です。

水漏れが表面化していない場合でも、経年によって浴室は劣化しやすいほか、ひび割れが起こるケースも多いので、定期的に業者に依頼してチェックしてもらうと、大きなトラブルに発展する前にリフォームなどの対処もできます。

 

水漏れを抑える応急処置

修理業者にすぐに修理を依頼しても、水漏れを放置したままで待っている時間は、心もとないものです。ここでは、水漏れを抑える応急処置をご紹介します。

止水栓を閉める

蛇口から水漏れしている場合は、止水栓を閉めます。修理業者が自宅に到着するまでに水漏れの量が増えることはありません。修理業者が修理をはじめても水が勢いよく噴き出すことがないため、安全対策にもなります。トイレや床の水漏れにおいても、止水栓を閉めることで止まります。

止水栓が見当たらない場合は、元栓を閉めます。元栓を閉めると家全体に供給されているすべての水を遮断することができます。その際は、水を汲み置きしておくことをおすすめします。

市販のシーリング材でひびを補修する

浴槽のひび割れは、市販のシーリング材で補修をします。シーリング材とは、ひびのすき間に充填する合成樹脂などの補修材料です。水漏れの量を抑えることができますし、ホームセンターやECサイトで簡単に手に入ります。シーリング材が劣化すれば再び水漏れが起きますので、一時的な補修とお考えください。

テープで水漏れ箇所をふさぐ

シャワーホースの水漏れ箇所は、テープで補修します。水に濡れて破れる素材のテープではなく、ビニールテープなどの水に強いものを使用します。テープで巻いてもわずかなすき間から水漏れが続く場合がありますので、完全に水漏れを止めることはできないでしょう。

配管の周りをタオルで巻く

配管が原因の場合、配管が手の届きそうな所や目に見える場所にあれば、その周りをタオルでしっかり巻きます。それでも漏れてくる水は、バケツで受けとめておいてください。水漏れがひどいときは止水栓を止めて、修理業者の到着を待ちましょう。

ユニットバスの水漏れは自分で直せる?

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多くの水漏れは、素人が完璧に修理することは難しいでしょう。修理できたつもりでも水漏れが再発する危険性があり、これから長く使い続けていくことを考えると不安が残ります。そのため、自分で対応するのは一時的な補修であると考え、できるだけ早く修理業者に依頼することをおすすめします。

水漏れ修理の依頼のポイント

修理業者に水漏れ修理を依頼する場合、何を基準に修理業者を選べばいいのか、判断に迷うかもしれません。ここでは、修理業者の選び方や依頼のポイントをご紹介します。

修理業者の選び方

修理業者を選ぶ際は「修理費用」「対応スピード」「実績・口コミ・創業年数」「補償内容や保証期間」「技術力(資格の有無や水道局指定工事店の確認)」などに注目しましょう。

また、お住まいの地域にある修理業者に依頼すると思いますので、地域の費用相場を調べることも大切です。水漏れは修理内容によって費用が変わるため、明確な費用を公開していない会社が多いようです。1社だけに見積もりをとると適正価格なのかどうかの判断がつきませんので、複数社に見積もりを依頼しましょう。修理費用や見積もりに来たスタッフの対応に納得ができるようであれば、修理を依頼してください。

修理費用の相場

一般家庭で起こる水漏れの修理費用の相場は、8,000円~1万円ほどです。もちろん、中には1万円を超える費用が必要になることも、5,000円前後で済むこともあります。

修理費用の内訳は、基本的に「出張料」「作業料(部品交換・部品修理・詰まり解消・工事など)」「部品代」です。そのほか「基本料金」「見積もり料金」「深夜・早朝料金」などがかかる場合もあります。注意したい点は「基本料金」だけを広告に掲載している修理業者や、見積もりや出張費は無料でも断ったらキャンセル費がかかる修理業者が一部存在することです。そのため、依頼前に費用の内訳をしっかり確認することをおすすめします。

対応スピード

水漏れは一刻も早く解決したい緊急事態です。水漏れの水量が多い場合は、修理が遅いと被害が拡大する恐れがあります。応急処置の期間が長引けば、生活にも支障が出てしまうでしょう。そのため、お住まいの近所で即日対応してくれる修理業者を選ぶことをおすすめします。また「深夜・早朝料金」がかかってもスピードを重視したい場合は、24時間365日対応している修理業者に依頼することをご検討していただければと思います。

浴室リフォームの施工事例

水漏れが原因で浴室をリフォームした事例を紹介します。今回はカインズが施工した2つの事例をピックアップしました。それぞれ水漏れの原因が異なるので、ぜひ浴室リフォームをご検討の方は参考にしてみてください。

経年劣化による水漏れのリフォーム事例

経年劣化による水漏れのリフォーム事例

購入当初から25年経過したマンションの浴室で、気になっていた水栓の水漏れをリフォームした事例です。わずか30分の水栓リフォームによって水漏れが解消し、大変ご満足いただけました。カインズでは、工事費込みのわかりやすい価格設定で、水漏れをはじめとした浴室のリフォームを承っております。また、こちらのお客様は気になっていた洗濯機の蛇口の水漏れについてもご相談いただきました。

浴室をはじめ水回りのトラブルでしたら、来訪時にご相談いただければお答えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

関連記事:朝霞市のお客様の浴室水栓交換工事

浴槽のひび割れによるトラブルのリフォーム事例

浴槽のひび割れによるトラブルのリフォーム事例

築20年以上経過しているマンションの浴室で水漏れやカビが発生し、浴室全体をリフォームした事例です。経年劣化などが原因で浴槽の外側がはずれて、露出してしまった内部にカビが発生していました。水まわり用の接着剤で応急処置を繰り返していたものの、何度もはずれてしまうことがお悩みだったそうです。

また、シャワーホースにもひびが入ってしまい、シャワーを使うと複数箇所から水漏れが発生してしまっていたことから、浴室全体のリフォームを検討したそうです。思いきって浴室全体をリフォームしたことにより、気になっていた水漏れが解消したのはもちろん、水まわりが清潔になり、お風呂に入るのが楽しみになったというお声をいただきました。

カインズでは浴室の水栓など一部の水漏れはもちろん、水漏れ以外のトラブル、浴室全体のリフォームも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

関連記事:越谷市のお客様の水回りリフォームパック工事

ユニットバスの水漏れについてのよくある質問

ユニットバスの水漏れに関するよくある質問にお答えします。突然の水漏れをはじめ、気になる変化を見つけると不安な気持ちになる方も多いでしょう。
業者に相談しても解決しないときや、業者に相談する前など、不安や疑問を解消するために役立ててみてください。

ユニットバスの水漏れは自分で直せる?

多くの水漏れは、素人が完璧に修理することは難しいでしょう。修理できたつもりでも水漏れが再発する危険性があり、これから長く使い続けていくことを考えると不安が残ります。そのため、自分で対応するのは一時的な補修であると考え、できるだけ早く修理業者に依頼することをおすすめします。

賃貸のユニットバスが水漏れしたらどうすればいい?

賃貸のユニットバスが水漏れした場合、業者に相談する前にまずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。というのも、賃貸物件において経年劣化による水漏れなど故意ではないトラブルが発生した場合、賃貸物件の修理費は基本的に建物の所有者が負担します。

そのため、管理会社や大家さんに連絡して状況を説明し、指示を仰ぎましょう。管理会社や大家さんが得意先の業者を呼んでくれることもあるので、業者から連絡が来たら、日程を決めて対応してもらいましょう。
ただし、契約内容によっては修理費が入居者負担となる場合もあるので、契約内容を確認してみてください。

ユニットバスの排水溝に水が貯まるのは水漏れが原因?

ユニットバスでは浴槽と洗い場の排水管がつながっているため、浴槽に貯めたお湯や水を排水するときに洗い場の排水溝から溢れてしまうことがあります。これは水漏れしているわけではないので、安心してください。

しかし、以前は平気だったのに最近になって洗い場の排水溝からお湯や水が溢れるようになった場合は、排水溝が詰まっている可能性があります。特に詰まりやすいのは、髪の毛や石鹸、シャンプーなどがあげられます。

排水溝が詰まっている場合、こまめに掃除をすることで排水溝からお湯や水が溢れてくるのを解消できるので、意識して掃除するように心がけてみてください。

 

まとめ

ユニットバスの水漏れは突然起こるものです。絶え間なく流れ続ける水を見ると慌ててしまいますが、原因を特定して適切な対応をすれば迅速に改善できる可能性があります。

まずは慌てずに応急処置をして、信頼できる業者に修理を依頼しましょう。トラブル時にすぐに対処するためにも、事前に業者を見つけておくのもひとつの方法です。

また、ユニットバスが古くなってきている場合は、リフォームも検討してみてください。カインズでは、人気メーカーのユニットバスを多数取り扱っております。

全国のカインズ店舗をはじめ、お電話、Webサイトからもご相談いただけるので、お気軽にお問い合わせください!

関連記事:お風呂(浴室・ユニットバス)のリフォーム交換費用|格安にするコツ&おすすめメーカー

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。

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