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お風呂の壁をリフォームするには?壁材の種類と費用についても徹底解説

2023年01月31日
くつろぎビバスイメージ 浴室正面 夜

「リラックスできる場所」といえば、お風呂を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。毎日入る方も多いお風呂は、壁のみをリフォームすることも可能です。またリフォーム費用と一口に行っても、どんな壁材を使うかによって金額は変わってきます。そこで今回の記事では、壁材ごとのリフォーム費用について詳しく解説していきます。掃除をしても壁の汚れが取れなくなったり、デザインの変更をして気分転換をしたくなったりしたら、ぜひリフォームを検討してみましょう。

お風呂に使える壁材の種類

ビバスの素 素材イメージ

「そろそろお風呂の壁をリフォームしたい」とお考えの場合、使用する壁材について考える必要があります。お風呂の壁をリフォームする際、どのような壁材を使えるのでしょうか。ここからは、お風呂に使える壁材の種類をいくつかご紹介します。それぞれの種類の特徴をチェックし、お気に入りの壁材を探してみてください。

タイル

お風呂などの水回りに多く使われる壁材といえばタイルです。従来からお風呂で広く使われていた壁材であるため、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。浴室だけではなく、床や天井にも使われることがあります。タイルはデザイン重視の浴室にしたい方におすすめです。また、タイルは色や種類が多いため、自分の好きなものを選べる点がメリットではないでしょうか。

硬いイメージを持たれがちのタイルですが、中にはクッション性のあるタイルもあります。このように、タイル種類が多いということはさまざまな価格帯の中から選べるため、予算内に収めやすいのも魅力です。耐水性や耐火性に優れているといった特徴もあります。ただし、目地があるため、ひび割れや隙間ができている場合は水漏れが発生してしまいます。

そのため、タイルの補修が必要な場合は、正しい補修方法でお手入れをする必要があります。タイルによっては冷たいため、冬場のことも考えておく必要もあるでしょう。デザイン的には昔ながらのお風呂をイメージできるほか、今時のデザインを指定すればより華やかなお風呂場にもなります。タイルは柄や色で個性を出せるため、オリジナリティあふれるお風呂場にしたい方におすすめです。

木材

自然の中にいるような木のぬくもりを感じたい場合は、木材をお風呂の壁として使うことも良いでしょう。木材は水回りには向かないと思われがちですが、加工された木材なら安心して使用できます。

例えば、木材の中でも耐水性に優れたものやカビが発生しにくいものがあります。浴室に向いている木材を選べば問題はありません。

しかし、木材はリフォームにかかる費用が高くなること、木材を扱っているリフォーム会社が少ないことなどがデメリットとしてあげられます。ただ、木材をお風呂の壁に使用している家庭は少ないため、よりおしゃれで高価なリラックスできる空間を求める方に木材はおすすめです。例えば、独特な木の香りが人気なヒノキは、リラックス効果の高い素材の1つです。お風呂でゆったりとくつろぐ時間を大切にしている方やお風呂の時間が長い方、家の中でたっぷり自然を感じたい方に木材はぴったりの壁材です。

浴室シート

浴室シートというものを使えば、浴室の壁一面のリフォームができます。浴室シートは塩化ビニル製のシートのことです。施工が完了するまでに時間がかからず手軽なリフォームとなるため、リフォーム後でもすぐにお風呂に入れます。

また、自信がある方はDIYも可能です。お風呂の雰囲気を簡単に変えられることから、浴室シートは人気が高い壁材となっています。

さらに、どのような浴室でもリフォームでき、防カビや防水などのコーティングもされています。本物のタイルのデメリットを解消したい場合は、タイル状のシートを使う手もあります。保温性に優れた商品もあるため快適な浴室となるでしょう。ただし、シートのため剝がれるリスクや気泡が入るリスクが生じてしまいます。また、シートの下でカビが繁殖しないようにシートを張る前にはカビ掃除が必須です。

パネル

パネルを使えば、ユニットバスのような浴室に仕上げられます。簡単にできるリフォームにも関わらず、防水などの機能性が高いことがパネルのメリットです。モルタルを使用した在来工法のお風呂のリフォームも可能です。

さらに、ユニットバスに入れ替えるよりも壁をパネルにする方が安くリフォームができます。デザインも豊富である点から、ホテルのお風呂のような空間に憧れている方や古い浴室のイメージを大きく変えたい方におすすめの壁材です。

ただ、パネルの貼り方によってはムラができたり隙間から水が入ってしまったりするため注意が必要です。また、タイルの張り替えに比べるとコストがかかってしまう点はデメリットとしてあげられます。下地の状態によってはパネルの裏側でカビが繁殖してしまうため、リフォーム前に必ず下地を確認するようにしましょう。

お風呂の壁リフォームにかかる費用

ライトアップロングカウンター 正面 点灯

「お風呂の壁のリフォームが気になる」「お風呂の壁のリフォームについて詳しく知りたい」という方は、どれくらいの費用がかかるのか気になるところではないでしょうか。お風呂の壁をリフォームは、使用する壁材によって費用が異なります。ここからは壁材ごとのリフォーム費用について詳しく解説していきます。お風呂の壁のリフォームをお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。

タイル

浴室の壁をタイルに張り替えるのにかかる費用は約15万円です。ただ、実際にはお風呂の壁のみをリフォームするケースは少なく「壁と床」「浴室全部」などのように、一部だけではなく他もセットでリフォームをすると費用が安くなるプランが豊富です。リフォーム費用がお得になることがあるため、セットでのリフォームも考えておくと良いでしょう。

また、お風呂の壁をタイルにしようと考えている方は気をつけなければならないことがあります。タイルは製法上、在来工法あるいはハーフユニットバスの浴室しか使えない場合があるのです。そのため、リフォーム前に専門業者に工事が可能かどうかを相談してみることが重要です。

木材

木材の壁のリフォームは約60万円と非常に高価であるのが特徴です。水回りにおいても問題ない木材を作るためには加工が必要であるため、コストがかかることは覚悟しておく必要があります。ただし、リフォームを依頼する業者によっては木材の取り扱いがない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

浴室シート

塗装シートを使ってお風呂の壁をリフォームするなら20万円程度かかります。もし、壁のみをリフォームしたいなら浴室シートでも十分です。浴室シートはタイルより値段が張るため、タイル状の浴室シートを選ぶなら本物のタイルを選んだ方がお得にリフォームができます。ただし、浴室シートの下でカビが繁殖する可能性がある場合は、別途リフォーム費用が発生する場合もあります。

パネル

ユニットバス風になるパネルは20万円程度かかります。ただ、ユニットバスそのものを導入するより安上がりなため、家全体のリフォームを考えている方にもおすすめです。パネルは、撥水性の高さによってカビの繁殖を防げるのが特徴の1つとしてあげられます。しかし、パネルの貼り方に問題があるとカビが繁殖するリスクもあります。そのため、数々のリフォームの実績がある信頼できる専門業者に依頼することがおすすめです。

お風呂の壁をリフォームする際の注意点

エプロン(ささっとキレイ仕様)イメージ

実際にお風呂の壁をリフォームする際、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。納得のリフォームを実現するために押さえておきたいポイントがあります。ここからは、お風呂の壁をリフォームする際の注意点についてご紹介します。ぜひ、リフォーム前にチェックしてみてください。

リフォーム後すぐは入浴できない

どんな壁材を使うかにもよりますが、お風呂の壁をリフォームして数日は入浴できないこともある点が注意すべきポイントです。使用する壁材によって、お風呂のリフォームは工期も数日間かかり塗装を乾かす必要もあるため、リフォーム後すぐは入浴ができないこともあります。

お風呂の壁をリフォームする場合は「すぐにお風呂に入って良いのか」「どれくらいの期間お風呂に入れないのか」「自宅のお風呂に入れない場合の対処法」など、気になる点を事前に確認しクリアにしておきましょう。

DIYでは上手くいかないことが多い

「DIYの方が安上がりだから」「簡単にできそう」という理由で、業者に頼まず自分でお風呂の壁をリフォームする方もいます。しかし、実際にはDIYでは上手くいかないことが多いです。例えば、簡単にできる浴室シートのリフォームは後で剝がれてくることもあります。また、カビが取り切れていないならシートの下で繁殖する恐れもあります。

さらに、気泡が入らないように壁材を張るのも案外難しいのです。正しい知識を持っていない素人がDIYでお風呂のリフォームをしてしまうと、漏水や劣化の原因になる可能性も高まってしまいます。リフォームがうまくいかず後悔するよりも、はじめから専門業者に頼んだ方が賢いといえるでしょう。専門業者にリフォームを依頼する場合はアフターサービスや保証などがつくこともあるため、万が一のトラブルを考えると安心できるのではないでしょうか。

一般の塗装業者には依頼できない

お風呂の壁をリフォームする際、塗装する場合もあります。しかし、一般の塗装業者はお風呂の壁の塗装を請け負っておらずリフォームの依頼ができないため注意が必要です。そのため、必ずリフォーム会社や工務店に依頼するようにしましょう。お風呂の壁をリフォームした実績が豊富だったり、評判が良かったりするリフォーム会社や工務店に依頼するのが安心です。

ただし、経験や実績が求められるお風呂の壁のリフォームでは、なかなか専門業者が見つからないこともあるため、余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。

まとめ

今回は、お風呂の壁をリフォームする際に選べる壁材と費用について解説しました。お風呂の壁をリフォームするなら、どのような種類の壁材を使うかを決めておきましょう。デザイン性と予算を天秤にかけて検討すれば、どの壁材が適切かわかってくるものです。壁材の種類によっては、リフォーム後しばらくは入浴できないこともあるため、その間どうするかを決めてから専門業者に依頼するようにしましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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