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ウッドデッキ人工木のメリット・デメリット|人工木と天然木の違いを解説

2022年03月07日
ウッドデッキ人工木のメリット・デメリット|人工木と天然木の違いを解説

ウッドデッキの設置を検討しているが、天然木にするか人工木にするかで悩んでいるという人は多いのではないでしょうか?

人工木ウッドデッキは、耐久性の高さやメンテナンスの手軽さが魅力ですが、天然木のような自然な風合いを楽しめいないなどのデメリットもあります。

この記事では、天然木と比較しながら、人工木のメリットとデメリットを解説します。おすすめのメーカー3つの特徴も紹介するので、ウッドデッキ選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ウッドデッキの人工木と天然木の違い

YKKAPウッドデッキ天然木

ウッドデッキの種類を大きく分けると「人工木」と「天然木」の2つです。それぞれの特徴を比較すると、以下のようになります。

人工木 天然木
自然な風合い
塗装 ×
費用
安全性
耐久性
メンテナンス

天然木の魅力は自然な風合いが感じられることに加えて、好きな色に塗装することができます。しかし、雨や紫外線の影響を受けやすく、劣化のスピードが速いのが欠点です。また、デッキの表面にささくれができたり、シロアリに食い荒らされたりするため、安全性は高くありません。

一方、人工木は質感や塗装の自由度では天然木に劣るものの、ほとんど劣化しないので安全性が高く、手入れも簡単です。導入コストは人工木の方がやや高くなりますが、メンテナンスコストがほとんどかからないので、総合的な価格は人工木の方が安くなります。人工木ウッドデッキは、以下のような人におすすめです。

【人工木ウッドデッキはこんな人におすすめ】

  • 子どもを安全に遊ばせたい
  • 20年以上使用したい
  • メンテナンスを簡単に済ませたい

ウッドデッキに人工木を使うメリットとは?

LIXILウッドデッキ

​​天然木のように塗装はできませんが、DIYしやすいのは人工木のメリットです。さらに、耐久性が高いことから、ささくれの心配がなく、シロアリ被害に遭うこともありません。簡単なメンテナンスだけで長持ちするのも人工木の魅力の一つです。

DIYしやすい

人工木は天然木のようにノコギリでのカットや、ビス留めなどの加工が簡単にできるので、DIYを楽しみたい人にもおすすめです。好きな色に塗装することはできませんが、豊富なカラーバリエーションの人工木なら、自宅の庭にピッタリな色を見つけられるでしょう。

ささくれがない

人工木は天然木のようなささくれが発生しないので、子どもやペットが自由に遊び回っても安心です。また、天然木のように割れたり、反り返ったりと、雨や紫外線の影響で劣化することがほとんどないので、安心して裸足で過ごせるでしょう。

シロアリ被害がない

室外に設置された天然木ウッドデッキはシロアリの住処になりがちです。食い荒らされて、気づいた時にはボロボロになっていることも少なくありません。

一方、人工木は原料にプラスチックが含まれています。プラスチックなどの人工的に作られた素材は、シロアリが食べられないので、ウッドデッキを使い続けていてもボロボロになる恐れはないでしょう。シロアリ対策への費用がかからないこともメリットの1つです。

メンテナンスが簡単

ウッドデッキを長持ちさせるためにはメンテナンスが重要です。天然木の場合は雨や紫外線による劣化を抑えるために塗料を塗り、定期的に再塗装が必要になります。ウッドデッキが大きければ再塗装に手間や時間がかかるので、きれいな状態をキープするのは簡単ではありません。

一方、人工木は劣化の少ない工業製品なので、頻繁なメンテナンスは必要ありません。腐食や害虫の心配がほとんどなく、簡単な水洗いとブラッシング程度の手入れで十分長持ちさせられます。

寿命が長い

ウッドデッキの寿命は素材ごとに異なります。天然木なら5~15年ほど、人工木は20年以上です。あくまで目安ですが、雨や紫外線などの影響が少ない人工木の寿命が長いのは間違いないでしょう。天然木の種類やメンテナンス、設置環境によっては寿命が長くなることもありますが、人工木より長持ちさせるのは簡単ではありません。

ウッドデッキに人工木を使うデメリット

三協アルミウッドデッキ

シロアリ被害がないことやメンテナンスが簡単など、メリットが多い人工木ウッドデッキですが、デメリットも理解したうえで選ぶ必要があります。人工木最大のデメリットは、天然木のような自然な風合いがなく、劣化による色合いの変化が味わえないことです。

さらに、夏の直射日光を吸収し、デッキ表面が熱くなりやすいことや、天然木のように自由に塗装できないなどのデメリットがあります。中には、熱がこもりにくい素材を使った製品や、豊富なカラーを展開しているものもあるので、詳しく見ていきましょう。

天然木のような風合いがない

天然木はナチュラルな雰囲気に加えて、劣化することで徐々に色合いを変化させますが、人工木は劣化で色が変わることはありません。むしろ人工木は、紫外線の影響による色褪せや、デッキ表面が粉を吹いたような状態になることもあります。

木本来の自然な風合いを楽しみたい人や、劣化による変化を味わいたい人には天然木がおすすめです。

表面が熱くなりやすい

熱を吸収するため、デッキ表面が熱くなりやすいのも人工木のデメリットです。人工木に含まれる「ポリプロピレン」や「ポリエチレン」は強い日差しを受けるとかなり高温になります。熱くなったウッドデッキに裸足で踏み入れば火傷の危険があるので、子どもやペットを遊ばせる時には特に注意が必要です。

中には熱がこもりにくい「ウレタン樹脂」を用いた製品もあり、「ポリプロピレン」や「ポリエチレン」ほど熱くなることはありません。デッキ表面の熱さが気になる人は「ウレタン樹脂」で作られたウッドデッキを選ぶと良いでしょう。

塗装ができない

人工木は天然木のように自由な塗装はできません。DIYで好きな色に塗装したい人や、定期的に塗り替えることで色の変化を楽しみたい人は、人工木では物足りなさを感じるでしょう。

つまり、人工木ウッドデッキは、交換しない限り色を変えることはできないため、納得できる色を選ぶことが重要です。天然木にはない明るい色や、グレーなどのさまざまなカラーが用意されているので、自宅や庭に合った色を探してみましょう。

人工木ウッドデッキのおすすめメーカー3選

三協アルミのウッドデッキ

人工木ウッドデッキの中でも人気の高い3つのメーカーの特徴を解説します。どのメーカーの人工木でも、耐久性の高さやメンテナンス方法にはほとんど違いがないので、カラーや雰囲気、サイズなどで選ぶことがおすすめです。

独特な浮遊感が魅力の「三協アルミ」

「三協アルミ」の人工木ウッドデッキの特徴は、デザイン性の高さです。中でも独特な浮遊感を味わえるダブルフレーム加工は「三協アルミ」ならでは。子どもの遊び場や洗濯物干し用としてだけでなく、休日のティータイムを楽しむリラックス空間としても最適です。

モダンでシックな色合いが大人の雰囲気を醸し出す「三協アルミ」の人工木ウッドデッキなら、近所の人や通行人からもオシャレなインテリアの1つとして見られることでしょう。

カードも落下しないスキマ加工の「YKKAP」

「YKKAP」の人工木ウッドデッキの特徴は、実用性の高さです。独自の繋ぎ合わせ技術でウッドデッキのスキマを無くしたことで、カードや紙のような薄いものでも落下することはありません。

さらに、スキマから光を通さないので、雑草の繁殖が抑えられます。デッキ下は手が届きにくくお手入れが大変ですが、「YKKAP」であればその心配も少なくなるでしょう。また、健康に配慮したノンアルデヒド製品なので、長期間安心して使用できます。

天然木の風合いが特徴の「LIXIL」

「LIXIL」の人工木ウッドデッキは、天然木のような風合いが特徴です。樹脂に木粉を混ぜることで、天然木の温もりが表現されています。デッキの表面は溝加工が施されており、雨が降っても水溜りができて劣化の原因となる心配はありません。

さらに、劣化に強い高耐久性樹脂を使用しているので、人工木の中でも耐久性が高いウッドデッキです。耐久性もあり、天然木のような風合いで自宅の庭に馴染みやすい「LIXIL」のウッドデッキは、多くの人気を集めています。

まとめ:人工木のウッドデッキにはメリットが豊富

この記事では、人工木ウッドデッキのメリット・デメリットを解説しました。天然木と比較すると、自然な風合いや自由な塗装ができないなどのデメリットがあります。一方、劣化によるささくれが発生しにくく、シロアリの被害がないことや、メンテナンスが簡単で寿命が長いなどのメリットも豊富です。

また、人工木ならではの明るい色を楽しめたり、雨が降っても水溜りにならない溝加工が施されていたりと、メーカーごとにさまざまな特徴があります。人気の高い3メーカーの特徴を紹介していますので、人工木ウッドデッキ選びにお悩みでしたら、ぜひ参考にしてください。

関連記事:樹脂(人工木)ウッドデッキを選ぶポイント3つ!寿命や費用・メリット・デメリットを徹底解説

関連記事:天然木ウッドデッキの種類・特徴!人工木との違いや手入れ方法

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