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ウッドデッキのよくある失敗例まとめ | 成功のコツとメンテナンス方法

2022年06月29日
ウッドデッキのよくある失敗例まとめ | 成功のコツとメンテナンス方法

「ウッドデッキがほしいけど、設置してから後悔することはない?」

みなさんは、このような不安を感じていませんか?ウッドデッキの設置には20~40万円ほどのまとまった出費が必要なため、施工前にこうした不安を抱いてしまうのは仕方ありません。

設置してから後悔しないためには、事前に以下の3点を徹底しておくことが大切です。

  • よくある失敗例を知っておく
  • デメリットを理解する
  • 将来的に必要なメンテナンスを知る

ウッドデッキがあれば自宅でアウトドア気分が味わえるなどのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。この記事で紹介する失敗例を参考に、不安をクリアにした状態で施工にのぞみましょう。

【業者に依頼】ウッドデッキの失敗例

【業者に依頼】ウッドデッキの失敗例

ウッドデッキを設置する場合、施工業者に依頼する人がほとんどでしょう。新築や注文住宅にウッドデッキを追加する場合、中には無料で設置してくれる業者まで存在します。

業者に依頼する場合は、設置後の姿をイメージし、要望を業者にしっかり伝えることがポイントになります。

1. 庭や通路が狭く感じられる

ウッドデッキの失敗例として特に多いのが、ウッドデッキが大きすぎて庭や通路が狭く感じられるというものです。

庭の敷地面積によっては、ウッドデッキを設置することで庭がほとんどなくなってしまうことも十分に考えられます。将来的に「家庭菜園をしたい」、「花を植えたい」と思っても、ウッドデッキがあることで叶わなくなってしまう可能性もあるでしょう。

また、ウッドデッキがあることで通路が狭く感じられたり、玄関から外までの距離が長くなってしまうこともあります。特にデザインにこだわりすぎると導線が悪化してしまうリスクが高いため、「ウッドデッキの使用頻度」と「通り道として使用する頻度」の2点を比較しておきましょう。

ウッドデッキのスペースを生かしつつ、導線をしっかり確保するためには、ウッドデッキの角を斜めにしたり円状のウッドデッキを選んだりするのも効果的です。

2. サイズが狭い

一方で、「設置してみたら思ったより小さかった」という声も見受けられます。洗濯を干す際やバーベキューをする際など、サイズが狭いと何かに窮屈に感じられることも多いでしょう。

ウッドデッキは大きすぎても小さすぎても後悔する原因となり、サイズには非常に慎重になる必要があります。ウッドデッキのサイズにあわせて庭に線を引けば、実際のサイズ感をあらかじめイメージしやすくなります。

3. 虫が発生しやすい

ウッドデッキの下は日当たりが悪いうえに、湿気がこもりやすくなるものです。そのため、特に夏場にはボーフラがわきやすくなり、蚊となってウッドデッキに上がってくることがあります。

せっかくバーベキューなどアウトドア気分が楽しめても、大量に虫が出てしまっては気分も台無しでしょう。虫が発生しにくくするためには、ウッドデッキの下に防虫剤などを散布しておくと効果的です。

また、場合によっては近所の猫が住み着いてしまうケースも少なくありません。この場合、デッキ下に囲いを付けたり、地面をコンクリートにするなどの対策が考えられますが、いずれにしても追加で費用がかかってしまいます。

4. 人目が気になる

ウッドデッキでのんびりしたり、バーベキューなど食事をしたりすると、意外と人目が気になるものです。特に人通りの多い道に面している場合は、せっかくのリラックス時間も人目が気になって落ち着かなくなってしまいます。

プライバシーを確保するためには、ウッドデッキにフェンスを設置すると効果的です。フェンスは後付けも可能ですが、フェンスだけを設置する手間を考えると、はじめから依頼しておいたほうがラクでしょう。

5. 意外と使い道がない

ウッドデッキは日当たりが良いため、真夏は暑すぎてほとんど使用できません。また、冬になると寒さが厳しく、とてもウッドデッキで過ごそうという気分にもなりません。

そうなると、ウッドデッキを活用できるのは、一年の中でも4~6月、9~11月と約半分程度になってしまいます。どれだけ見た目がおしゃれで気に入っていても、使用頻度が少なければせっかく設置した意味も薄れてしまうでしょう。

ウッドデッキを設置するかどうかを決める際は、「なんとなくおしゃれだから」、「他の家も設置しているから」という理由ではなく、具体的な利用例をイメージしたうえで決めることが大切です。

【DIY】ウッドデッキの失敗例

ウッドデッキの設置費用を抑えるために、DIYを検討している人も少なくないでしょう。DIYではウッドデッキの有無や不便といった問題よりも、安全性に関する失敗例が目立ちます。

土台やフェンスが傾いてしまう

【DIY】ウッドデッキの失敗例:土台やフェンスが傾いてしまう

DIYの基礎的なミスとして、土台やフェンスが傾いてしまうことが挙げられます。特に地面が完全に水平でないと安全性のリスクが高く、利用していても不快感につながりやすいでしょう。

また、フェンスや扉が傾いていると、強度が不十分なことで倒壊してしまうリスクがあります。寄りかかった際にフェンスごと落下する事故も考えられるため、ウッドデッキを水平に設置できるかはきわめて重要です。

ビスが飛び出てしまう

【DIY】ウッドデッキの失敗例:ビスが飛び出てしまう

ウッドデッキの設置にビスや金具を用いる際は、木材の内部までしっかりと打ち込むことが大切です。ビスなどが表面に出ていると足などに引っかかり、ケガにもつながりやすいでしょう。

また、ウッドデッキ下など目立たない部分でも、ビスには十分注意が必要です。小さい子供だとウッドデッキ下にもぐりこんで遊ぶこともあり、思わぬケガにつながってしまうリスクがあります。

ひび割れてしまう

【DIY】ウッドデッキの失敗例:ひび割れてしまう

固い木材でウッドデッキを作る場合、ビスを打ち込むことでヒビ割れや破損につながる可能性があります。ひび割れた木材はささくれもできやすく、足に刺さると非常に危険です。

ヒビ割れを防ぐためには、ビスを打ち込む前に下穴をあけておくのが効果的です。ビスの直径より少し小さめに下穴を設置しておけば、ビスがしっかりと木材に刺さり、ヒビ割れのリスクを下げることができます。

失敗しないために!ウッドデッキ設置前に考えるべきこと

後になって「もっとこうしておけばよかった」と後悔しないためには、ウッドデッキ設置前に以下の7点をチェックしておくことが大切です。

  • サイズ
  • 素材
  • フェンスの有無
  • 扉の有無
  • テラス屋根の有無
  • ライトの有無

「費用をなるべく抑えたい」という理由でシンプルにする人も多いですが、後から何かを追加で設置する場合、また依頼する手間や工賃がかかってしまいます。長い目で見て手間を減らすためにも、必要なものは一回にまとめて設置するといいでしょう。

サイズ

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:サイズ

先述の通り、「サイズが思っていたより小さい&大きい」という失敗例が非常に多く見られます。こうしたサイズに関する後悔をしないためには、まずウッドデッキで何をしたいのか目的を明確にしておきましょう。

  • チェアを置いて読書やカフェタイムを楽しみたい
  • 休日に友人を招いてバーベキューしたい
  • 洗濯物を干したい

少人数でまったりするくらいなら小さめのサイズで問題ありませんが、友人を招いたり大量の洗濯物を干したりとなると、どうしても手狭に感じられてしまうものです。使い勝手が悪いと次第にウッドデッキ自体を使わなくなってしまうため、まずは目的に応じてサイズをよく考えましょう。

素材

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:素材

ウッドデッキに用いる素材は、「天然木」と「人工木」の大きく2つに分類されます。ウッドデッキの質感にこだわりたい人は天然木、メンテナンスをできるだけ簡単にしたい人は人工木が向いています。

種類 特徴 メリット デメリット
天然木 「ハードウッド」
バツ・イペ・ウリンなど
自然の温もりがある
経年変色を楽しめる
定期的なメンテナンス・塗装が必要
ささくれやすい
「ソフトウッド」
SPF材、レッドシダーなど
ハードウッドより価格が安い 定期的なメンテナンス・塗装が必要
柔らかいため腐食しやすい
耐久性に劣る
人工木 樹脂と木片を混ぜたもの 天然木より耐久性が高い
メンテナンスが簡単
定期的な塗装は不要
見た目の質感が劣る
表面温度が高くなりやすい
静電気が発生しやすい

天然木には「ハードウッド」と「ソフトウッド」の2種類があり、ハードウッドの方が耐久性に優れます。ソフトウッドは価格が安いのが魅力ですが、定期的なメンテナンスを怠ってしまうとすぐに腐食につながってしまうでしょう。

現在ウッドデッキの素材として圧倒的に人気なのは、メンテナンスが簡単な人工木です。表面を塗り直す手間もいらないため、ウッドデッキが初めての人や普段は忙しい人でも、比較的管理しやすい素材といえます。

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:色

ウッドデッキを選ぶ際は、色も重要な要素の一つです。ウッドデッキをできるだけ違和感なく設置したい人は、自宅の建物となるべく同系列の色を選ぶといいでしょう。

また、ウッドデッキは時間の経過とともに変色していくものです。特に天然木のハードウッドは次第にシルバーグレーに変色するため、もとの素材の色とはまったく違って見えるようになります。「変色前の色が良かった」という声も少なくないため、変色を避けたい人はできるだけこまめに塗りなおすことをおすすめします。

フェンスの有無

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:フェンスの有無

ウッドデッキの安全性を向上させたい人は、フェンスの設置を検討しましょう。フェンスを設置することで、以下のようなメリットが生まれます。

  • 転落防止になる
  • 目隠しになる
  • 防犯対策になる

特にウッドデッキでのんびり過ごしたい人にとって、周囲の目線は気になるものです。隣の家が近い場合や人通りの多い道路に面している場合は、あらかじめフェンスを設置しておいた方がいいでしょう。

扉の有無

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:扉の有無

フェンスとあわせて設置しておくと便利なのが扉です。フェンスの間に扉を設置することで、以下のようなメリットが生まれます。

  • 庭への出入りが簡単
  • よりプライベートな空間になる

フェンスだけを設置すると庭への出入りが不便になってしまいますが、扉を設置することでその不便さが解消されます。「昼間に子供が遊ぶときは開けっ放しにする」、「使わない時は閉めておく」の2点を徹底すれば、開放的かつプライベートな空間の両方を実感できるでしょう。

テラス屋根の有無

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:テラス屋根の有無

ウッドデッキの使用目的として洗濯物をメインに考えている人は、テラス屋根の有無を検討してもいいでしょう。費用をできるだけ抑えたい人は、カフェなどによく設置されている開閉式のオーニングがおすすめです。

種類 費用相場 メリット
テラス屋根 8~30万円 雨や日差しを常に遮断できる
オーニング 20~30万円 晴れの日はしまうことができる
パーゴラ 20~30万円 デザイン性が高くおしゃれ

ライトの有無

ウッドデッキ設置前に考えるべきこと:ライトの有無

夜にウッドデッキで大人時間を過ごしたい人は、優しい明かりでウッドデッキを照らすライトを設置するのもいいでしょう。荷物を外に出したい時や夜にお酒を飲みたいときなど、さまざまなシーンで役立ちます。

ライトは電気工事が必要になるため、ウッドデッキ設置後に取り付けるのは意外と面倒なものです。実際の利用シーンをイメージし、必要そうな場合はウッドデッキとあわせて設置しておきましょう。

ウッドデッキのメンテナンス方法【長持ちさせる3つの習慣】

ウッドデッキのメンテナンス方法

ウッドデッキの寿命を長くするためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。特に天然木のウッドデッキを購入したい人は、事前に必要なメンテナンス方法をチェックしておきましょう。

こまめな掃き掃除

ウッドデッキのメンテナンスで最も基本になるのが掃き掃除です。屋外に設置されたウッドデッキには細かな砂埃がたくさん溜まっているため、いつもの掃除の延長でウッドデッキも掃いておきましょう。板の間に挟まった細かな砂埃も、ブラシなどで取り除いておくと安心です。

ささくれを取り除く

ウッドデッキが傷んでくると、表面に小さなささくれが出てきます。こうしたささくれは木材のさらなる劣化を進めるだけでなく、足に刺さるとケガにつながりかねません。細かなささくれは掃き掃除をするときにほうきで見つけやすいので、日常的に取り除いておきましょう。

デッキブラシで水洗い

アルミや人工木など水に強い素材であれば、デッキブラシで水洗いするのも効果的です。砂埃や花粉が溜まっているときや汚れが気になるときなど、思い立った時におこなう程度で十分です。

ただし、天然木など繊細な素材は、水洗いによって傷んでしまうリスクもあります。たとえ汚れが気になっても、こうした素材に洗剤を用いてはいけません。

まとめ

ウッドデッキ選びで後悔しないためには、まずはウッドデッキを設置する目的を考えることが大切です。目的さえしっかり定まれば、サイズや素材をどうすべきかが次第にクリアになるでしょう。

気になる商品が見つかったらじっくりと比較し、実際に設置したときの姿をイメージしましょう。実際に長さを計測しておくと、設置してから後悔するリスクも下がるはずです。

  • 「どのウッドデッキがいいか迷ってしまう」
  • 「できるだけ費用を抑えてウッドデッキを設置したい」

などとお困りの人は、ぜひお近くのカインズかWEB窓口までお問い合わせください。実際にウッドデッキの素材や写真をチェックすれば、どの製品が自宅にぴったりかイメージしやすくなりますよ。

ぜひこの記事を参考に失敗するリスクを最小限に抑え、ウッドデッキを生活の一部として取り入れてみてくださいね!

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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