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ウッドデッキにスロープを設置するメリットは?注意点や費用相場・工期も解説

2022年08月29日
リウッドデッキ200 スロープ仕様 ルシアス デッキフェンスB01型(笠木のみタイプ) スロープ補助用手摺(2段笠木A)

ウッドデッキにスロープを設置するかどうか迷う方は多いのではないでしょうか。スロープを設置しない方がトータルコストは抑えられるものの、コストを上回るメリットがあるかどうかをチェックし、スロープを設置するか判断しましょう。この記事では、ウッドデッキにスロープを設置するメリットや注意点、費用相場や工期などについて詳しく解説します。

ウッドデッキのスロープとは

 

リウッドデッキ 200 スロープ納まり(現地対応) FF

ウッドデッキには、スロープを設置できます。スロープを設置する目的は、庭からウッドデッキに上がるときの段差を解消することです。子どもから高齢者まで、誰もがウッドデッキを使えるよう緩やかな傾斜で設置されることが多いでしょう。また、スロープだけではなく階段も併設すれば、より多くの人が快適に使えるウッドデッキにできます。

なお、ウッドデッキを作る際にスロープも設置するパターンと、後から追加で設置するパターンがあります。追加で設置する場合は工賃が余計にかかること、ウッドデッキとセットで依頼すると工賃を節約できる可能性があることから、費用を抑えたい方はウッドデッキと一緒にスロープを設置するのがおすすめです。

ウッドデッキにスロープを設置するメリット

 

リウッドデッキ 200 スロープ仕様 ルシアス デッキフェンスB01型(笠木のみタイプ) スロープ補助用手摺

ウッドデッキにスロープは必須ではありませんが、より多くの人と一緒に使いたい、安全に使いたいという方は設置を検討してはいかがでしょうか。スロープの必要性やメリットについて見ていきます。

転倒のリスクを抑えられる

ウッドデッキにスロープを設置することで、子どもや高齢者、妊娠中の方など、転倒に特に注意したい人も利用しやすくなります。車いすや松葉杖を使用している方は、簡単にウッドデッキに上がることができません。そうなれば、ウッドデッキを家族全員が楽しめなくなるため、実質的な価値が下がってしまうでしょう。ウッドデッキを有効活用するためにも、家族全員が使えるようにスロープの設置を検討してみてください。

ペットと一緒にウッドデッキを使いやすくなる

ペットと一緒にウッドデッキを使いたい場合もスロープを設置した方がよいでしょう。ペットは段差で転倒するリスクがあり、また上がりにくいとウッドデッキに登らなくなることも予想されます。ウッドデッキはペットと遊びながらゆったりとした時間を過ごすにも適しているため、ペットと一緒に利用したい場合はスロープの設置がおすすめです。

スロープを設置する際の注意点

すべてのウッドデッキにスロープを設置できるとは限らないため、条件や注意点などについて確認しておくことが欠かせません。ウッドデッキにスロープを設置する際は、次のポイントに注意しましょう。

スロープの設置には十分な広さが必要

スロープを設置するには、ウッドデッキの面に十分な広さが必要です。ウッドデッキの前方に十分なスペースがない場合は、広さがある側面への設置を検討してみてください。スロープのサイズは商品によって異なりますが、狭い場所でもオーダーメイドのものであれば設置できるでしょう。スロープを設置できるかどうか自分で判断することが難しい場合は、業者に相談することをおすすめします。

傾斜によっては危険を伴う

スロープの傾斜が強い場合は、かえって転倒のリスクが高まります。スロープは車いすや松葉杖の方もウッドデッキを利用できるように設置するもののため、緩やかな傾斜にしましょう。傾斜が強くなる原因は、ウッドデッキの周りに十分なスペースがないことがほとんどです。傾斜を強くすれば小さなスペースにも設置可能ですが、ウッドデッキを快適に利用するという本来の目的を達成できないかもしれません。ウッドデッキの周りに十分なスペースがあるかどうかは、スロープを設置する際の重要なポイントといえます。

ウッドデッキのスロープに使用する素材の特徴

テクスチャー_ダークステインウッド

ウッドデッキの素材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。ウッドデッキのスロープに使う素材の種類とその特徴について紹介します。

天然木

天然木とは、樹木から切り出した木材のことです。使用する木材の特性が大きく反映され、見た目や耐久性、価格などが異なります。天然木は「ハードウッド」と「ソフトウッド」の2つに分けられ、ウッドデッキのスロープには主にハードウッドが使用されます。ウッドデッキとスロープに用いられることが多い天然木を紹介します。

■ウリン

高級感があり黄褐色や赤褐色をしている天然木です。耐久性と耐水性が優れている一方で、樹液が出やすく加工性が低いという難点があります。

■イペ

高級感がある黄褐色~赤褐色で耐久性に優れており虫にも強い天然木です。その一方で、ささくれが出やすい、価格が高いなどのデメリットがあります。

■オーストラリアサイプレス

木肌に節が出るため、天然木らしい印象のウッドデッキのスロープに仕上がります。そのため、デザイン性が高い天然木といえます。シロアリに強く、加工性に優れていますが、ハードウッドの中では耐久性が低めで、割れや反りも出やすくなっています。

既存のウッドデッキとの相性や設置環境なども考慮する必要があるため、まずは業者に相談することをおすすめします。

樹脂・人工木

樹脂・人工木とは、天然木に似せて作られた木材で、3種類に分類されます。それぞれ質感や耐久性、直射日光を受けたときの影響が異なるため、スロープを設置する環境や場所に応じて選ぶことが大切です。樹脂・人工木の種類とそれぞれの特徴について詳しく見ていきます。

■木粉と樹脂を混ぜて成形したもの

天然木に近い質感になる一方で、木粉の比率が高いと腐食しやすいという難点があります。質感と耐朽性のバランスがよい比率の製品を選ぶとよいでしょう。

■樹脂のみを原材料に成型したもの

プラスチック再生材だけで作られているため腐食に強いことがメリットです。その一方で、直射日光を浴びると熱くなりやすいため、日差しが強いところにスロープを設置するのであれば不向きです。

■木粉やメーカー独自の素材を原材料に成型したもの

独自技術によって耐久性や機能性、見た目などを向上させています。メーカー独自の付加機能が期待できる一方で、メーカーによって品質や機能の差が大きい点に注意が必要です。

スロープ設置の相場と工期

スロープ設置の費用には、厳密な相場が存在しません。スロープの素材やサイズなどにより、10万円以下のものから100万円以上のものまで幅広い製品があります。また、工期は5~7日程度が目安ですが、こちらも業者の作業スピードや使用する素材の加工のしやすさなどで変わってくるでしょう。費用と工期については業者に詳しい説明を受けて、依頼するかどうかを決めましょう。

ウッドデッキのスロープの設置を業者に依頼する流れ

" ウッドデッキ スロープ "

ウッドデッキのスロープの設置を業者に依頼する際は、事前の現地調査や見積もりなどが必要です。各工程の流れについて詳しく見ていきます。

現地調査

スロープの設置場所を確認し、設置可能かどうかを業者が判断します。また、スロープを設置するために追加工事が必要と判断された場合、当初の予定よりも多くの費用がかかることになるため、それも踏まえてスロープを設置するかどうか考える必要があるでしょう。なお、複数業者に見積もりを取るのであれば、現地調査は日程をずらして依頼してください。相見積もりを取る場合、業者同士が顔を合わせてしまう状況を避けることがマナーといわれているためです。

見積もり

現地調査で確認した情報をもとに見積もりをもらいます。追加工事が必要な場合、スロープの購入費用や設置費用に加えて追加工事の費用もかかるため、忘れずに確認しましょう。見積もりの内容に納得できない場合は、依頼を取りやめても問題ありません。業者を効率的に探したいのであれば、相見積もりを取るとよいでしょう。

施工

あらかじめ決めておいた作業開始日に業者が来訪し、スロープの設置を開始します。作業時間や日数は業者によって異なります。来客などウッドデッキを利用する予定がある場合は、あらかじめ業者に伝えておきましょう。

ウッドデッキへのスロープ施工業者の選び方

施工例_ブラウンステインウッド

ウッドデッキにスロープを設置したいときは、信頼できる業者に依頼したいところです。業者の質はピンキリのため、ここで紹介する選び方のポイントを踏まえて選ぶことをおすすめします。

ウッドデッキの施工実績が豊富

ウッドデッキの施工実績から、スロープ設置の実績もある程度予想できます。施工実績が豊富な業者は、スロープの加工・施工のノウハウを多く持っており、依頼主の希望どおりに仕上げる能力に優れているでしょう。ただし、施工実績が豊富でも実際に作業する人によって技術に差があるケースも少なくありません。そのため、業者の口コミ・評判も可能な限りチェックして、依頼先の候補にするかどうか検討しましょう。

見積もりや施工内容の説明が丁寧

施工業者によって見積もりや施工内容に差がある場合、その根拠をしっかり説明してもらえるかどうかにも注目しましょう。依頼主の不安を解消したうえで施工を始める業者は信頼できます。そのため、見積もりをもらった際は気になる点など説明をしてもらうとよいでしょう。

アフターフォローの有無

スロープは屋外に設置するため、どうしても経年劣化します。特に、天然木は保証期間が短いケースもあるため、トラブルが起きたときの対応について確認しておくことが大切です。アフターフォローが充実している、修理を比較的安く引き受けてくれるなど、諸対応が充実している業者に依頼すれば、スロープの品質を長く保つことができます。

まとめ

ウッドデッキにスロープを設置することで、子どもから高齢者、ペットまで安全にウッドデッキを利用できるようになります。ただし、設置する位置や傾斜角度などについてプロに相談したうえで慎重に検討することが大切です。業者によって信頼性や工事の品質などが異なるため、実績や口コミ・評判などを参考に依頼先を選んでください。今回、解説したウッドデッキにスロープを設置するメリットや注意点などを参考に、スロープの設置を検討しましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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