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ウッドデッキには野良猫対策が必須!床下に入り込ませない対策とは

2022年08月29日
独立ステップ(オプション)_クリエラスクA

屋外に快適な空間を作ってくれるウッドデッキは、人間だけでなくペットにとっても居心地の良い場所となります。しかし、その快適さゆえに、野良猫が住み着いてしまうことも少なくありません。ウッドデッキに野良猫を侵入させず、家族や飼い猫と快適に過ごすためには、適切な対策を行う必要があります。この記事では、ウッドデッキに野良猫が住み着かないための対策や、飼い猫と楽しく過ごすための工夫について紹介します。

ウッドデッキに野良猫が入るデメリット

ベランダ仕様_点検口_クリエラスクA

ウッドデッキに野良猫が入り込むようになることで、せっかくの快適さが大きく損なわれてしまうかもしれません。具体的に野良猫が入り込むことで発生するデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。

糞尿の臭いが不快

ウッドデッキの床は、野良猫にとって雨風をしのげる絶好のスポットです。暑い時期には直射日光も避けられるため、頻繁に出入りするようになってしまうでしょう。野良猫の滞在時間が長くなるにつれ、その場で糞やおしっこをしてしまう機会が多くなります。そうなると糞尿が発する悪臭がどんどんと強くなってしまい、特に夏場には厳しい臭いに悩まされてしまいます。

ウッドデッキの床下は頻繁に掃除を行うのが困難な空間であるため、野良猫の糞尿をこまめに掃除しなければならない状況は避けたい方が多いでしょう。

爪とぎで傷つく・汚れる

爪とぎは猫の習性です。飼い猫なら決められた場所でとぐようにしつけることもできますが、野良猫は自分に都合が良い場所でといでしまうため、時にはウッドデッキの床板でとがれてしまう場合があります。

木製のウッドデッキで爪とぎをされることで、表面が汚れてしまうだけでなく、傷から木材の劣化が始まってしまう可能性があります。修繕のために何度も塗装を繰り返す必要が出てくるなど、手間暇がかかるだけでなく金銭面でも大きな痛手に繋がってしまうでしょう。

昼夜を問わずうるさい

ウッドデッキは雨風や日差しを避けられるため、野良猫にとって非常に居心地の良い場所になります。居着く時間が長くなるにしたがい鳴き声を発する機会も増えるため、騒音に悩まされかねません。特に繁殖期になると夜中の鳴き声が増えるため、ご近所にも迷惑をかけてしまうおそれもあります。

そのまま住み着いてしまうことも

糞尿や爪とぎなどであれば、一回や二回なら我慢できるという人も多いでしょう。しかし居心地が良いあまりに野良猫がウッドデッキに住み着いてしまった場合は、毎日悩まされることになるかもしれません。

また、ウッドデッキそのものの傷みや汚れだけでなく、ウッドデッキから庭に停めた車に飛び乗り傷をつけたり、ウッドデッキに隣接した庭で糞尿をしたりなど、被害の拡大も考えられます。さらには自宅だけでなく近隣の家にかける迷惑も大きくなってしまい、クレームに繋がってしまうかもしれません。

ウッドデッキ下に野良猫を入れない対策

リウッドデッキ 200 2段・段床セット 正面・両側面タイプ ID

ウッドデッキへ野良猫が住み込んでしまう問題は、広範囲に迷惑がかかるかもしれません。被害を拡大しないためにも、なるべく早く野良猫対策を行う必要があります。

多段幕板の設置

多段幕板は、ウッドデッキの下の空間を外から見えないように隠す幕板の一種です。束柱が外から全く見えないようにウッドデッキの周辺を囲むため、野良猫が入り込むスキマをなくせるでしょう。さらに落ち葉やゴミも入り込みにくくなるため、ウッドデッキ周辺の掃除をしやすくなるのも大きなメリットです。

高さがあるウッドデッキに対応できる製品が多く、あらゆるタイプのウッドデッキに設置が可能です。ウッドデッキの床板にあわせた素材の多段幕板を選ぶことで、デザインが統一されすっきりとした見た目を楽しめます。

床下のメッシュ囲い

メッシュ囲いも、床下に野良猫が入り込まないようにする方法です。幕板の代わりに金属製の網を設置し、野良猫が入り込めるスキマをなくせるでしょう。多段幕板に比べ設置の費用が安く、通気性を確保しやすいのも大きなメリットです。防虫効果があるメッシュを選ぶことで、床下で虫が繁殖するリスクを軽減できるのも魅力です。

ただし、多段幕板に比べてデザイン性は劣る傾向があり、見た目が気になるという方も少なくありません。また、一般的なメッシュ囲いは動物の侵入は防げても、落ち葉やゴミを防ぐほどの効果はありません。落ち葉やゴミによる景観の乱れが気になる場合は、取り外しができるメッシュ囲いの製品を選ぶことで、掃除がしやすくなります。

猫避けの薬剤を散布

野良猫避けを第一に考える際は、猫避けの薬剤を散布する方法も効果的です。多段幕板やメッシュ囲いに比べて費用が安く済み、見た目や機能性を変えずに野良猫対策を行える点が大きなメリットです。

ただし、定期的に薬剤の散布を行わなければならないため、猫避け効果を維持させるためにはある程度の手間がかかります。また、製品の中には非常に強力な薬剤もあるため、ペットを飼育している家では使用を控えた方が無難です。

トゲトゲシートの設置

ウッドデッキの下へ野良猫が侵入するのを防ぐアイテムとしてトゲトゲシートも効果的です。突起物が張り巡らされているシートをウッドデッキ下へ設置し、野良猫がくつろぐ場所をなくすことができます。ただし、トゲトゲシートの上を歩いてしまう猫もいるため、入口部分にだけ敷いても奥まで侵入されてしまうかもしれません。できるだけウッドデッキ下の全面に敷き詰めることが効果的な使い方です。

一度敷いた後はこれといった手入れの必要がなく、安価で長期間猫避けの効果を発揮してくれる優れたアイテムです。ウッドデッキ下から飛び出てしまうと見た目がよくないため、時折トゲトゲシートがウッドデッキ下からズレていないか定期的にチェックしましょう。

超音波発生器の設置

猫が嫌がる超音波発生器を設置するのも、野良猫避けに有効な手段です。薬剤散布同様、ウッドデッキの見た目を変えずに野良猫対策ができるため、ウッドデッキを含めた家のデザインを重視する方に人気があります。電源はUSB充電可能のバッテリーや乾電池、ソーラー充電などさまざまなタイプがありますので、使い勝手のよいタイプを選んでください。

ただし、製品によっては超音波が遠くまで届かないため、置き場所によってはウッドデッキ下をすべてカバーできない可能性があります。そのため、野良猫が超音波の影響がない場所を学習し、ウッドデッキの下に居着いてしまう場合もあります。

また、人によっては超音波の音が聞こえてしまうため、音が煩わしいと感じるかもしれません。特に赤ちゃんから20代頃までの耳年齢が若い方は聞き取りやすい傾向があるため、家族構成によっては超音波発生器の使用を控えた方が無難です。

飼い猫と一緒に過ごせるウッドデッキの作り方

ウッドパーティション ライトウッド

ウッドデッキを作られた方のなかには、飼い猫と一緒に過ごす時間を楽しみにしている方も多いでしょう。野良猫に煩わされずに飼い猫との楽しい時間を過ごすためにも、飼い猫の安全と快適さを守れる対策を行いましょう。

高いフェンスを設置する

ウッドデッキの内側と外を区切るために、ウッドデッキに高いフェンスを設ける方法があります。低いフェンスでは飼い猫が飛び越えてしまったり、反対に野良猫がフェンスを跳び越えて侵入してしまったりする場合があります。飼い猫の飛び出し防止と野良猫の侵入防止を同時に実現できるように、通常の手すりよりも高いフェンスを設置することも一つの選択肢です。なお、猫が飛び越えられないフェンスの高さは、およそ150cmが目安とされています。

板を斜めに取り付けるルーバーフェンスなら風通しが良く、臭いや湿気対策も万全です。ウッドデッキから隣接した庭へ降りることも考慮し、フェンスの一部をドアにすることで広々とした空間での生活を楽しめるでしょう。

ネット・メッシュで囲う

高いフェンスにより外が見えにくくなるのを避けたい場合は、ウッドデッキをネットやメッシュで囲うとよいでしょう。高くまでネットやメッシュで囲うことで、野良猫の侵入と飼い猫の飛び出しを同時に防ぎつつ、外が見えやすい状態を維持できます。

ただし、ネットやメッシュはデザイン性に乏しいため、景観はあまり良いとはいえません。家全体のデザインのバランスを崩してしまうおそれがあるため、道路に面していないウッドデッキなど、見た目が影響しない場所に向いているといえます。

テラス囲いを設置する

ウッドデッキをガラス張りのテラスで囲うことで、景観の良さと安全性を両立することが可能です。日々の天候や時間経過による景色の変化をウッドデッキから楽しめるのは、ガラス張りのテラス囲いならではでしょう。また全面をガラスで覆うことにより、外からの侵入と内からの飛び出しをどちらも防止することができます。

ガラス張りは他の対策に比べて増築コストが高くなる傾向がある点は注意しましょう。ガラスは衝撃に弱いため、外からの衝撃などによるひび割れが発生する度に、修理費用がかかってしまうでしょう。また風通しは良くないため、日光により暖まった空気が逃げにくく、テラス内が高温になりやすい点にも注意が必要です。

まとめ

ウッドデッキに野良猫が住み着いてしまうと、臭いや騒音で不快な思いをするかもしれません。ウッドデッキを快適で楽しい場所にするためにも、野良猫が入り込めないような空間作りを行うと同時に、飼い猫は楽しめるように工夫するとよいでしょう。家族や飼い猫との時間を大切にできる空間を、ぜひ作りあげてください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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