「キッチンリフォームを格安でする方法ってないの?」「できれば10万円以下でキッチンリフォームがしたい!」
大きなパーツを交換し、水道や電気の大がかりな工事をするキッチンリフォームは、高い費用がかかるイメージが強いですよね。しかし、キッチン全体ではなく気になる部分だけ交換するポイントリフォームなら、10万円以下から可能なことをご存じですか?
本記事では、10万円以下でどんなキッチリフォームができるのかをご紹介。また、システムキッチン全体を格安でリフォームしたい方にむけて、リフォーム費用を抑えるポイントも解説します。
キッチンリフォーム費用を抑えたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

10万円以下のキッチンリフォームでできることは?
壁付I型キッチンのリフォームイメージ:TOTOの「ミッテ」(画像出典:TOTO)
費用がかかるキッチンリフォームも、壊れたり劣化したりした部分のみを交換するポイントリフォームなら、10万円以下から実現できます。ここからは、10万円以下でできるキッチンリフォームとはなにができるのか?具体的に見ていきましょう。
ビルトインコンロの交換なら74,800(税込)〜
ガスコンロのリフォームイメージ:パロマの「Sシリーズ」(画像出典:パロマ)
システムキッチンのビルトインコンロの交換は10万円以下から可能です。
ビルトインコンロの寿命は、使用頻度やメンテナンス具合により異なりますが、約8〜10年が目安。「何度かくりかえし点火しないと炎がちゃんと点かない」、「火が勝手に消えるときがある」といった不具合があるなら、日々の作業効率と安全面を考えると、早めの交換をおすすめします。
レンジフードの交換なら64,800円(税込)〜
レンジフードのリフォームイメージ:タカラスタンダードの「ベーシックタイプ」(画像出典:タカラスタンダード)
レンジフードの交換も10万円以下から可能です。レンジフードの寿命は約10年が目安。しかし、使用頻度やお手入れ具合によって異なるため、7〜8年あたりから不具合が生じることも。「以前と比べて音が気になる」、「以前より振動が大きくなってきた」などの不具合が出てきたら、交換の目安です。
最新のレンジフードはお手入れも簡単にできるよう設計されています。不具合はないけれど汚れが落ちなくて気になる場合も、交換をおすすめします。
水栓は2万円〜、ビルトイン食洗機は10万円〜
水栓とビルトイン食洗機のどちらも、機能がシンプルな低価格モデルを選べば、水栓なら2万円〜、ビルトイン食洗機なら10万円前後〜工事費込みでリフォームできます。
なお、取り扱いのあるメーカーや価格はリフォーム会社によって異なります。このモデルにしたいという希望がある場合は、リフォーム業者に取り扱いがあるかを確認しておきましょう。

システムキッチンのリフォーム費用相場|格安なプランは50万円以下〜
壁付I型キッチンのリフォームイメージ:リクシルの「アレスタ」(画像出典:リクシル)
システムキッチン全体のリフォームにかかる費用は、100〜150万円前後が相場です。
システムキッチン本体のみの価格は、50~120万円あたりが平均的な価格です。工事費はケースによって異なるため一概にはいえませんが、一般的なリフォームなら20~40万円程度を目安にするとよいでしょう。
しかし、格安なプランにしたい場合は、システムキッチンをごくシンプルな機能のモデルにすれば交換すれば、30万円以下からあります。元のキッチンと交換するだけなら、40〜50万円からリフォーム可能。相場の半分以下からキッチンリフォームできます。

システムキッチンのリフォームを格安にする5つのポイント
壁付I型キッチンのリフォームイメージ:TOTOの「ミッテ」(画像出典:TOTO)
システムキッチンのリフォーム費の内訳は、主に「システムキッチン本体の価格」と「工事費」のふたつです。ふたつのうち、割合が大きいのは「システムキッチン本体の価格」ですので、リフォーム費を抑えるには「システムキッチン本体の価格」を抑えるのが一番簡単で効果的です。
ここからは、システムキッチン本体を安くする方法を中心に、キッチンリフォームを格安にするための5つのポイントについて、詳しく解説します。
アウトレット商品や旧モデルを選ぶ
システムキッチン本体を安くする方法のひとつとして、ショールームなどでの展示品や型落ちした旧モデルを選ぶ方法があります。
しかし、展示品のシステムキッチンで気をつけなければならないのは、サイズや仕様が変更できない場合が多く、保証期間も短くなることがある点。もしサイズや仕様変更をしたい場合は、型落ちした旧型モデルを選ぶほうが無難でしょう。
システムキッチンのグレードを下げる
キッチンメーカーのシステムキッチンは、ほとんどの場合、ハイグレードなモデルからシンプルなモデルまで、2〜3つのグレードが用意されています。このメーカーのシステムキッチンにしたい!という希望がある場合は、グレードを下げれば価格を抑えることができます。
たとえばリクシルの場合、シンプルモデルとハイブレードモデルでは、同じサイズでも下記のように最大4倍近い価格差があります。
グレード・モデル名 |
価格(税込) |
ハイグレードモデル「リシェルSI」 |
933,000~2,289,500円 |
スタンダードモデル「アレスタ」 |
741,000~1,458,500円 |
シンプルモデル「シエラS」 |
562,000~748,000円 |
※すべてメーカー希望価格
※表示価格は間口255cm・奥行き65cmの場合
また、メーカーによっても価格は変わります。ブランドへのこだわりがなければ、ホームセンターオリジナルのシステムキッチンなら、同等のスペックでも低価格に抑えられるためおすすめです。コスト重視の方は候補に入れてはいかがでしょうか?
カインズオリジナルのシステムキッチンなら298,000円(税込・工事費別)~

素材・オプション機能は最低限に
システムキッチン本体の価格は、同じモデルでも扉やワークトップなどの素材選びで変わります。たくさんの選択肢があり、つい高級感のある素材を選びたくなりますが、目立つ部分だけをこだわりの素材に、ほかは安価な素材を選ぶのが格安に抑えるポイントです。
また、近年のシステムキッチンは、魅力的なオプション機能も豊富にあります。「シャワータイプ水栓」「浄水器」「IHクッキングヒーター」「食洗機」「オーブン」など、どれもあれば便利ではありますが、本当に必要なものだけに絞るようにしましょう。
ほかにも、ガスコンロからIHへの変更は追加費用が高く、20万円以上になることも少なくありません。それだけの費用をかける必要があるか、しっかり検討することをおすすめします。
キッチンの位置や向き、レイアウトを変更しない
同じ型のキッチンでも、位置や向きを変更すると、排水管や電気工事など大掛かりな工事が必要となり、リフォームの工事費は高くなります。
また、壁付けI型をアイランドキッチンにするなど、キッチンレイアウトを変える場合も、同じように水道や電気の工事が必要となり、工事費が高くなってしまいます。
低価格でのリフォームを重視するなら、現状と同じレイアウトでサイズも同じにするのが、工事費を最低限に抑えるポイントです。
相見積もりをとる
キッチンリフォームはそう何度も経験することがないため、リフォーム業者から見積もりをもらっても、それが妥当な金額なのか判断するのは難しいもの。気に入ったリフォーム業者があったとしても、複数の会社から相見積もりをとることをおすすめします。
キッチンリフォームは安ければ安いほどお得、という単純なものではありませんが、相見積もりをとれば無駄に高いリフォームを避けることができます。また、見積もりを比較することで、不必要な項目に気づくことができる場合も。
「信用できそうな会社だから」「複数の業者とやりとりするのは面倒だから」とはじめから1社に決めてしまわずに、相見積もりをとって検討してから決めるようにしましょう。

まとめ
本記事では、10万円以下でできるキッチンリフォームと、キッチンリフォームを格安でするためのポイントをご紹介しました。
キッチンリフォームはまとまった費用がかかるため、少しでも安くしたいところですが、安かろう悪かろうでの後悔をしたくはないですよね。この記事を参考に、安いのに満足できる理想的なキッチンリフォームを、ぜひ実現してください!
カインズでは、コストパフォーマンスの高いシステムキッチンを多数ご用意しています。ぜひお近くの店頭で、実物を体験してください。
また、主要なメーカーのシステムキッチンを各種取り扱っております。システムキッチンのリフォームについて、わからないことや知りたいことがございましたら、店頭または下記フォームよりお気軽にご相談ください。

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