「現在のお風呂を10年以上使用している」
「最近お風呂の温まりが悪い」
「排水の調子が悪い」
以上のうち一つでも当てはまる方は、そろそろお風呂をリフォームするタイミングかもしれません。
とは言え、いきなりリフォームをするとなっても「一体いくらかかるの?」と困惑してしまいますよね。実際、費用面が心配で、なかなかリフォームに踏み出せずにいる方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、お風呂のリフォームにどのくらいの費用がかかるのか、戸建て・マンションなどのタイプ別に解説します。
リフォーム費用を格安に抑えるポイントや工事期間、さらに実際の施工例も解説しますので、ぜひご自宅のお風呂に照らし合わせながらおおよその費用をイメージしましょう。
お風呂のリフォーム方法は主に3種類

一般的に、お風呂のリフォームには以下の3種類があります。
- 在来浴室 → ユニットバス
- ユニットバス → ユニットバス
- 在来浴室 → 在来浴室
「在来浴室」とは、床や壁がタイル張りになっているタイプで、築30年以上の古い家屋に多く見られます。一方の「ユニットバス」は、FRP(繊維強化プラスチック)やホーローなどでできており、多くの家庭で使用されている組み立て型タイプです。
お風呂のリフォームでは最新のユニットバスに変更するのが一般的ですが、在来浴室のスタイルを維持することも不可能ではありません。まずは、それぞれのリフォームで得られるメリットを、一つずつ確認しましょう。

1. 在来浴室からユニットバス
お風呂のリフォームで特に多いのが、タイル張りの在来浴室を最新のユニットバスに取り換えるリフォームです。在来浴室からユニットバスに変えることで、以下のようにたくさんのメリットを手に入れることができます。
- 保温性が改善する
- 断熱構造にできる
- 掃除がしやすくなる
- 足元が滑りにくくなる
- バリアフリー構造でもできる
ユニットバスにリフォームすると見た目が飛躍的に改善するだけでなく、機能性や安全性も向上します。浴室内の保温機能が改善することで、寒い時期の快適性も向上するでしょう。
2. ユニットバスからユニットバス
古いユニットバスから最新のユニットバスに変えるのも、お風呂のリフォームとしては定番です。最新のユニットバスに取り換えることで、以下のようなメリットが期待できます。
- 節水効果が上がり、水道代を節約できる
- 除菌性が高くなり、お湯が清潔に保てる
- 排水機能が改善する
ユニットバスを長年使用していると、どれだけこまめに掃除していても細かいところに汚れが溜まりやすいものです。新しいユニットバスにすれば清潔になるのはもちろん、節水効果も期待でき、将来的に水道代の節約にもつながるでしょう。
3. 在来浴室から在来浴室
3つ目は、在来浴室から在来浴室へと変更するパターンです。施工例としてはきわめて少ないものの、決して不可能なリフォームではありません。
タイル壁の場合、タイルにひびが入ったり破損したりすると、床下まで水が漏れてしまうことがあります。水漏れが起きると土台の柱が腐食するだけでなく、白アリが発生しやすい環境になってしまうでしょう。
また、在来浴室はユニットバスのように完成した部品を組み立てるのではなく、一つ一つ部品を設置していく作業が必要です。工事日数は1~2週間程度で、ユニットバスよりも長くなる傾向にあります。

【住居タイプ別】お風呂のリフォーム費用目安

お風呂のリフォームにあたり、特に気になるのが費用面での負担ではないでしょうか?お風呂のリフォームにかかる費用は、戸建てタイプかマンションタイプかによっても異なります。
戸建ての費用
戸建てタイプの場合、お風呂リフォームの相場は80~200万円程度です。シンプルなユニットバスであれば100万円以下でも十分にリフォーム可能ですが、最新の多機能を搭載したユニットバスを導入するなら、150万円程度を予算として想定しておくと良いでしょう。
マンションの費用
マンションの場合、お風呂リフォームの相場は60~150万円程度です。マンションタイプはシンプルな機能のユニットバスが人気で、それだけ価格帯も戸建てに比べると安くなる傾向にあります。
所有しているマンションなら自由にリフォームできますが、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんの許可が必要となります。何も確認せずにリフォームしてしまうと、退去時にトラブルのもとになってしまうため、必ず事前に許可をとっておきましょう。
各種アイテム交換の費用
ユニットバスと併せて他のパーツをリフォームする場合は、以下の追加費用が必要になります。
- 手すり:約1~5万円
- LED照明:約1~3万円
- テレビ:約5~30万円
- 床暖房:約10~15万円
- 給湯器:約10~30万円
- ジェットバス:約15~20万円
- 浴室暖房乾燥機:約10~20万円
床暖房や浴室暖房乾燥機は冬場でも浴室を暖かくできるのがメリットで、ヒートショックのリスクを下げることができます。高齢者がお住まいの世帯は、追加で設置した方が入浴時の快適性を確保できるでしょう。

お風呂リフォーム費用を格安にするためのポイント

お風呂リフォームの費用相場は、戸建てタイプなら80~200万円、マンションなら60~150万円程度が相場で、きわめて幅が大きいことがお分かりでしょう。実際、お風呂のリフォームにかかる費用は「ピンキリ」で、どこまでこだわるかによっても左右されます。
ここでは、お風呂のリフォーム費用を左右する4つのポイントをご紹介しますので、「リフォーム費用を格安にしたい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。
グレード
お風呂のリフォーム費用を抑えたい方は、まずはグレードに注目しましょう。各社から販売されているユニットバスは、性能によっておおよそ以下の3つに分類されます。
- スタンダード:各部品シンプルな機能。浴室全体も爽やか&シックな印象。
- アップグレード:浴槽や床に断熱材を搭載。保温性が高く、冬でも暖かい。
- ハイグレード:各部品とも高性能で、高級感のあるデザイン。
リフォーム費用を100万円以下に抑えるなら、スタンダードクラスのユニットバスを選ぶのが鉄則となります。
素材
続いて注目すべきなのは、ユニットバスの素材です。ユニットバスは素材次第で値段が大きく変わり、高級な素材を選ぶとそれだけリフォーム費用も膨らんでしまいます。
- FRP(強化繊維プラスチック):約20~35万円
- ステンレス:約10~30万円
- ホーロー:約20~135万円
- 人工大理石(ポリエステル系):約30~40万円
最も価格帯が安く、一般家庭に人気なのはFRP(強化繊維プラスチック)です。プラスチックの一種であることから汚れが目立ちやすいのがデメリットですが、日々こまめに掃除すれば常に清潔な状態でバスタイムを楽しめるでしょう。
サイズ
リフォーム費用は、浴室のサイズによっても変わります。まずは現在の浴室の縦×横のサイズを計測し、ユニットバスのサイズを選ぶようにしましょう。
浴室と一緒に洗面台をリフォームするのも人気で、まとめてリフォームすれば以下のようなメリットが生まれます。
- 浴室と洗面所を同系統にカスタマイズできる
- 洗面所を縮小し、浴室サイズを拡張できる
- 別々で依頼するより費用や工事期間を抑えられる
費用を抑えるなら現在の浴室サイズのままユニットバスへ取り換えるのがおすすめです。しかし、数年以来に洗面所のリフォームが必要そうであれば、併せてリフォームしておいた方が長い目でリフォーム費用を節約できるでしょう。
アウトレット品を購入する
ユニットバスを格安で手に入れるなら、各メーカーや販売店が不定期で販売するアウトレット品を購入するのも効果的です。ただし、どのような商品を手に入れられるかは運次第で、確実に欲しい品を手に入れられるわけではありません。
リフォームの時期がある程度決まったら、販売店が行うアウトレット情報をチェックしてみるのも良いでしょう。

お風呂リフォームに必要な期間は?

費用と並び、お風呂のリフォームで特に重要なのが期間です。工事期間中は自宅で入浴することができないため、あらかじめどこで入浴するかの考えておかなければなりません。
いざ工事当日になってあたふたしないためにも、あらかじめ工事日数や対処法をチェックしておきましょう。
工事日数の目安
冒頭でご紹介したリフォームタイプに分けると、工事日数の目安はおおよそ以下の通りです。
- 在来浴室 → ユニットバス:4日~1週間
- ユニットバス → ユニットバス:2~5日
- 在来浴室 → 在来浴室:1~2週間
現在のお風呂が在来浴室の場合、工事期間は約1週間と長くなる傾向にあります。工事期間は見積もりの段階でも目安を知ることができるため、早めに確認しておくと安心でしょう。
入浴は工事中どうする?
工事期間中は、当然自宅で入浴することはできません。考えられる入浴方法としては、主に以下の3つが考えられます。
- 近所の入浴施設(銭湯や日帰り入浴)を利用する
- コインシャワーやインターネットカフェなどでシャワーを浴びる
- 友人宅でお風呂を借りる
最も気軽に利用できるのが近所の入浴施設ですが、毎日家族全員分の入浴代が必要になります。また、施設によっては休業日があったり、家から遠いと湯冷めしてしまうリスクも考えられるでしょう。
費用を抑えるには友人宅などを借りるのが理想ですが、家族の人数が多いと気を遣うものです。近所に頼めそうな友人がいれば、なるべく早めにお願いしておくようにしましょう。

【国内大手メーカー】リフォームにおすすめのユニットバス
ユニットバスを取り換えるとなっても、「どんなメーカーがある?」、「どんな商品が人気なの?」と困惑してしまう方がほとんどでしょう。ユニットバスは約10年に一回しか変えないため、商品選びに迷ってしまうのは仕方ありません。
そこでここでは、国内大手の2社から、それぞれおすすめの商品を一つずつ紹介します。「どの商品を選んだら良いか見当がつかない」という方は、ぜひ参考にして下さい。
LIXIL(リクシル):アライズ

ユニットバスメーカーの最大手に数えられるLIXIL(リクシル)では、「アライズ」シリーズが特に人気です。
「もっとお風呂が好きになる」をコンセプトに生み出されたアライズからは、高いデザイン性と機能性を誇る「Kタイプ」、家族向けに便利機能を搭載した「Mタイプ」の2種類が展開されています。
肩やヒザ周りが広々としている「ミナモ浴槽」が特長で、安定した入浴姿勢を維持できることでリラックス空間を演出してくれます。
LIXILの浴室商品一覧
価格・工事期間・商品概要の詳細はこちら→

TOTO:サザナ

LIXILと並び、国内最大手のユニットバスメーカーに数えられるTOTOからは、日々の手入れが簡単な「サザナ」シリーズがおすすめです。翌朝にはカラッと乾燥する「ほっカラリ床」や、ボタン一つで浴槽内を清掃する自動洗浄機能などにより、忙しい人でも無理なく清潔なお風呂を維持できるでしょう。
壁や床はもちろん、照明やカウンタ―など細かくカラーバリエーションが設定されているため、自分好みのお風呂にカスタマイズすることができます。
TOTOの浴室商品一覧
価格・工事期間・商品概要の詳細はこちら→

お風呂リフォームの施工事例【カインズ】

工事期間 |
7日 |
工事費用 |
75万円 |
お客様の声 |
デザインの良いお風呂希望でお願いしました。 お安くできてとても満足です。 |


工事期間 |
5日 |
工事費用 |
94万円 |
お客様の声 |
浴槽が狭く広くしたかったのと、タイルのため冷たかった点を相談させていただきました。いろいろ相談に乗っていただき、大変きれいになりました。ありがとうございました。 |



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節水や省エネ機能に優れたモデルを選べば、将来的に光熱費や水道代の節約にもつながり、毎月の家計の負担も軽減されることでしょう。
お風呂は自宅の中で最もリラックスできる場所であり、ピカピカのお風呂に入れば気持ちも体もほっこりするものです。毎日の疲れがしっかりと取れれば、また次の日への活力もみなぎってくるはずです。
ぜひこの記事を参考にして自宅にぴったりの浴槽を選び、自宅に至高のリラックス空間を取り入れてくださいね!

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。