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おすすめの防水屋外物置! 防水性が高い物置素材や防水加工の方法

2022年01月17日
おすすめの防水屋外物置! 防水性が高い物置素材や防水加工の方法

屋外に設置する物置の防水性能は、購入時において大切にしたいポイントのひとつです。意外に思われるかもしれませんが、防水性能がある物置として販売されていても、水を全く通さない完全防水の物置という意味ではありません。水を通さないということは、空気も通さないということ。物置の内部に湿気がこもりますし、溜まってしまった水は、そのまま溜まり続けます。結果として、荷物を痛めてしまうことになるでしょう。

当記事では「防水性能を持つ物置の材質」「完全防水に近づける防水加工の方法」「防水物置に収納できるもの」「防水性能を持つ物置のタイプと選ぶ際の注意点」などを紹介します。安心して屋外で荷物を保管できるよう、防水性能を持つ物置を選ぶ参考にしていただければと思います。

屋外に設置する物置の防水性能とは?

スコッチ屋外用すき間ふさぎ防水テープ

屋外に設置する物置の購入を検討するときに気になることは、収納した荷物が濡れたり錆びたりすることではないでしょうか。ここでは、物置の防水性能と、それを高める防水加工の方法を説明します。

物置の防水性能とは?

防水性能は、物置の材質で発揮されます。防水性能のある材質は「金属製」や「プラスチック製」です。注意が必要なのは、水を全く通さない完全防水の物置はないということ。通気性を保ったままで完全性能に近づけたい場合は、防水性能を持つ物置に防水加工を施すと効果的です。

防水性能のある材質

  • アルミニウム製

雨風にさらされても錆びにくく、日光や紫外線を浴びても劣化しにくい特徴があります。以下のスチール製やガルバリウム製も同様の特徴があります。

  • スチール製

アルミニウム製と同様に、雨風に強く耐食性・耐久性があります。腐食や錆を抑えるパウダーコーティングが施された物置も販売されています。アルミニウム製より強度はありますが、錆びやすい材質です。

  • ガルバリウム製

アルミニウムと亜鉛の合金にめっきを施した鋼板です。注目ポイントは「自己修復作用」。風雨でキズが生じた場合に、亜鉛が溶け出して鋼板を保護します。また、亜鉛が溶け出した部分をアルミニウムの生成物が埋める自己修復作用があります。耐久性や耐酸性が高く、住宅・野球場・多目的アリーナなど、様々な建築物に使用されています。

  • プラスチック製

腐食や錆びの心配がいりません。水洗いもできるので手入れは簡単です。デメリットは、紫外線に弱いこと。紫外線が当たらない日陰に設置できれば理想的です。また、金属製と比較して圧倒的に軽いため、定期的に物置の場所を移動させたい人におすすめの材質です。金属製と比較して価格が安いというメリットもあります。

防水加工の方法

  • 防水シートを貼る

物置の内側に防水シートを貼れば、通気性を確保しつつ、荷物が濡れるのを防ぐことができます。

  • 防水アルミテープを隙間に貼る

耐久性や耐候性のある防水アルミテープを物置の隙間に貼り、雨や泥の侵入を防ぎます。

  • 扉の隙間にラバーパッキンを取り付ける

扉の部分にも隙間ができます。ラバーパッキンを扉の隙間に取り付けて、雨や泥の侵入を防ぎます。

  • 防水ケースに入れる

どうしても雨や泥で汚したくないものは、プラスチック製の防水ケースに入れて物置に収納します。

防水性能のある物置に収納できるものとは?

イナバ物置タイヤストッカーBJX-T

防水性能がある物置だからといって、どんなものでも収納できるわけではありません。屋外の環境を考慮すると、物置に収納できるものは、温度の変化や湿気の影響を受けづらい荷物です。断熱材が入った物置でも、炎天下では物置の内部が50度近くに上昇しますし、湿気がこもりやすくなります。物置の隙間から雨や泥が侵入する可能性もあります。そのため、湿度に弱い荷物は収納に適していません。購入後に後悔や事故がないよう、収納に適した荷物と適さない荷物を紹介します。

収納に適したもの

  • ガーデニング用品(スコップ、植木バサミ、肥料、ホース、芝刈り機など)
  • 掃除道具(ほうき、ちりとり、デッキブラシ、雪かき用スコップなど)
  • DIY道具(ドライバー、のこぎり、金槌、クランプ、タッカーなど)
  • 防災用品(非常食、ミネラルウォーター、調理用具、医薬品、充電器、消火器、ヘルメットなど)
  • 自動車用品(タイヤ、洗車道具など)
  • スポーツ用品(サッカーボール、スキー、スノーボード、ゴルフクラブ、釣り道具など)
  • キャンプ道具(バーベキューセット、コンロ、アウトドアチェア、クーラーボックスなど)
  • 屋外で遊ぶ子どものおもちゃ(プール、鉄棒、ブランコ、ホッピングなど)
  • ポリタンク(灯油タンク、貯水タンク、給水タンクなど)
  • 自転車(ヘルメット、ゴーグル、空気入れなど)

収納に適さないもの

  • 食料品
  • 書籍
  • 写真
  • 電化製品
  • 高級品
  • 衣類
  • 布団
  • ティッシュペーパー、トイレットペーパー
  • 木製の家具

防水性能を持つ物置のタイプと選ぶ際の注意点

イナバ物置タイヤストッカーBJX-T

ここでは、収納するものや設置場所の注意点、地域特性によって選ぶポイントを説明します。

金属製は熱に弱いものの収納には不向き

アルミニウム製やスチール製の物置は優れた防水性能を持ちますが、炎天下にさらされる場所に設置すると内部が高温になります。そのため、プラスチック製品など熱に弱いものを収納したい場合は注意が必要です。天井部分が断熱構造になった物置を選ぶことや、直射日光が当たらない場所に設置することをおすすめします。

「夏に強い物置か」「冬に強い物置か」で選択

南北に細長く伸びる日本列島は、南と北で大きな寒暖の差があります。猛暑が続く地域にお住まいであれば断熱材が入った「耐熱タイプ」をおすすめします。雪が多い地域にお住まいであれば「耐雪タイプ」がおすすめです。一般的な物置は、60センチメートルまでの積雪に耐えられます。なかには100センチメートルや150センチメートルの積雪に耐えられる物置もあります。また、屋根になだらかな傾斜があり、雨水や雪が流れ落ちるタイプの物置もおすすめです。

寒冷地では凍結対策を検討

水道が凍ってしまうような寒冷地では、凍結対策として扉の下にレールがない引き戸タイプを選ぶことをおすすめします。「凍結して扉が開かない」といった事態を防ぐことができるためです。地下の水分が凍って地面が盛り上がるといった現象に対応した物置もあります。

台風が多い地域はシャッタータイプの扉に注意

通勤・通学用の自転車など、日常的に使うものを収納したい場合は、シャッタータイプが便利です。ただし、台風の影響で、シャッター部分がめくれあがってしまう場合があります。強風が直撃しない場所に設置することをおすすめします。

プラスチック製の物置は防犯面が弱点

プラスチック製の物置は、錆びませんし、手入れの手間もかかりません。一方、鍵を取り付けても、ニッパーなどで破壊される可能性があります。高価なものを収納したい人や、防犯対策を徹底したい人には向いていないでしょう。

機能性とデザイン性の間で葛藤

金属製の物置は、防水性や耐久性に優れていますが、デザインは人によって好みがわかれます。金属製のものは、シンプルで無機質なデザインが中心であり、インダストリアルな雰囲気を好む人には人気です。一方、あたたかみのあるデザインを好む人に人気が高いのは木製の物置ですが、防水性能を維持するメンテナンスをこまめに行う手間がネックかもしれません。「防水性能か、価格か、手間の少なさか、デザイン性か」。もっとも優先したい条件を考えて選べば、後悔しない購入ができるでしょう。

デザインにこだわりたい人向けの防水物置の選び方

木製収納庫 小 ホワイト

 

「アルミニウム製やスチール製の物置は、自宅や庭の雰囲気に合わない」。そうデザイン面で悩まれている人もいらっしゃると思います。こだわりを持ってつくった自宅や庭なら、物置のデザインも統一したいでしょう。物置はボリュームがあり目立ちますので、自宅や庭の雰囲気を変えてしまう可能性があります。

木造やレンガを使った住宅や庭の雰囲気に違和感なく馴染むのが、木製の物置です。カフェやログハウスのような可愛らしくおしゃれなデザインのものが多数販売されています。自宅や庭の調和を保ったまま、空間全体を引き締めるアクセントとして機能させることもできるでしょう。

木製物置の問題は、防水性能が低いこと、紫外線や害虫の影響を受けやすいことです。そのため、定期的にペンキやニスを塗り直さなければなりません。あわせて気をつけたい点は、屋根に傾斜がついて雨水を貯めない構造になっているか、腐食・防水加工がされているかです。

なお、海外製の物置では、山小屋をイメージしたおしゃれなプラスチック製の物置も多数販売されています。物置のデザインにこだわりたい方は、ご検討ください。

物置防水のまとめ

屋外に物置を設置するときは、雨風にさらされても錆びにくく、日光や紫外線を浴びても劣化しにくい金属製の物置をおすすめします。腐食や錆を抑えるパウダーコーティングが施された物置であれば耐久性が高まり、より長く使用していただくことができるでしょう。注意していただきたいのは、防水性能のある物置は、完全防水の物置という意味ではないことです。絶対に雨や泥で汚したくない荷物は、防水シートや防水ケースで保護してから収納すると安心です。なお、お住まいの地域の気候にも配慮して物置を選択すれば、後悔のない購入ができるでしょう。

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