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カーポートの高さ・サイズの基礎知識|失敗しないカーポート選びのポイント

2021年12月20日
カーポートの高さ・サイズの基礎知識|失敗しないカーポート選びのポイント

柱と屋根と梁からできているカーポートですが、タイプやデザインだけではなく、「柱の高さ」も頭を悩ませるポイントの一つではないでしょうか。柱の高低によってカーポートの印象は大きく変わりますし、機能の面でも違いが生まれるためです。適切な高さはどれくらいなのか的確に判断するには、カーポートの高さについて知っておくことが大切です。当記事では、柱の種類や屋根の高低がもたらす影響、カーポートの高さを選択する上で注意すべきポイントなどについて説明していきます。

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カーポートの高さの基礎知識

屋根の横幅と奥行きのサイズは、敷地の広さからスムーズに決まりやすいでしょう。しかし、高さに関しては選択の基準がわからない人もいるかもしれません。まずは、カーポートの高さの意味合いなど、基礎的な知識について見ていきます。

車高+30~50センチメートルが理想の高さ

カーポートの「高さ」とは、屋根の一番高いところではなく、地面から柱と交わる梁の一番下の部分までを指します。そのためカーポートの高さは、「車高+30~50センチメートル程度」がベストといわれています。セダン、ミニバンなど車種によって車高は変わりますので、カーポートの高さは車のサイズに合わせて選ぶことになります。

駐車スペースに勾配や傾斜があるか確認が必要

雨が降ると、駐車スペースには水がたまることがあります。それを防ぐため、駐車スペースの地面は雨水を流すための勾配・傾斜がつけられていることがあります。そのため、カーポートの出入口側と奥側では地面の高さが異なる点に注意が必要です。カーポートは柱と屋根を垂直に設置することになっているため、車の出入口側が低くなっていることを考慮して、駐車スペースの出入口側よりも奥側の柱が短くなっています。柱の高さが低いタイプの場合、傾斜の角度がきついと車がカーポートの屋根に接触してしまうかもしれません。駐車スペースの勾配や傾斜も、高さを決める判断材料になります。

柱の高さの種類

カーポートの柱には、大きく分けて3つの種類が用意されています。そのなかから、駐車スペースに適した高さを選択することになります。どのようなタイプがあるのか確認してみましょう。

標準タイプ

有効高(地表から屋根面までの高さ)が1.8~2.2メートル程度の柱が、標準的な高さとされているものです。主にセダンやスポーツカー、コンパクトカー、軽自動車など、背の低い車を所有している人から選ばれています。カーポートとしては、雨が吹き込んでくるのを一番抑えることができます。

ロングタイプ

有効高は2.3~2.5メートル程度で、標準タイプと比べてやや高めのものです。主にミニバンやワゴンを停めるのに適しています。標準タイプだとちょっと低く感じたり、屋根の下に入ったときの圧迫感が気になったりする場合に、ロングタイプを選ぶとよいでしょう。使い勝手のよさがあるので、この高さのカーポートは人気があります。ちなみに、標準タイプと比較して価格の差はそれほど大きくないので、予算的にも手が届きやすいのも嬉しい点です。

ハイロングタイプ

2.8~3.0メートル程度の有効高で、非常に高いタイプです。背の高い大型車や、サーフボードを収納するルーフキャリアなどを装着している車は、屋根までの空間に余裕のあるこちらのタイプがおすすめです。また、駐車スペースに開放感を持たせたいという希望もかないます。ただし、柱に使われる材料が多く必要ということで、他のタイプよりも金額は高めです。

カーポートの屋根の高低による影響

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屋根の高さは、実際にどのような違いや影響をもたらすのでしょうか。高い屋根と低い屋根、それぞれのメリットとデメリットをあげていきます。

高い屋根のメリット

  • 長く使いやすい

普通サイズの車はもちろんのこと、ミニバンやハイルーフなど、背の高い車も収めることができます。将来、車を乗り換えることもあるかもしれません。現在よりも大きいサイズに乗り換えたとしても、高いカーポートであればそのまま使い続けることができます。

  • 開放的な雰囲気

頭上の空間が広々としており、開放的な雰囲気を作ることができます。また、屋根が高いため頭上に注意する必要もなく、使い勝手がよく感じられるでしょう。

高い屋根のデメリット

  • 風雨にさらされやすくなる

風がなければ特に問題はありませんが、風が吹いていると横から雨が吹き込み、車が雨に濡れてしまいます。また、乗り降りの際に自分自身が濡れてしまうこともあるでしょう。同様に日光も入り込みやすく、夏は車内の温度が上がり、車の塗装が傷むスピードにも影響してしまいます。

  • メンテナンスの頻度が増える

重心が高いので風の影響を受けやすく、強風が吹いたときには大きく揺れるかもしれません。柱が動くと基礎部分にも振動が伝わるため、安全性の観点でメンテナンスの頻度を増やす必要があるでしょう。

低い屋根のメリット

  • 風雨を遮りやすい

カーポートの重要な機能である「風雨を防ぐこと」に関しては、高い屋根よりも効果が期待できます。自宅の壁とも高さが近くなれば、横から吹き込むことも減るためです。

  • 掃除がしやすい

身長にもよりますが、脚立の高い位置に登らなくても屋根の上が見えるでしょう。屋根の上の掃除がしやすいので、劣化が進むのをある程度防ぐごとができます。

低い屋根のデメリット

  • 圧迫感がある

車と屋根の間の空間が狭いので、カーポートの下に駐車していると圧迫感やプレッシャーを感じる人もいるでしょう。身長によっては、頭上を気にしながら車の乗り降りをしなければいけないかもしれません。

  • 車の選択肢が限られる

車を買い替えた際、以前の車よりも背が高いと収まらない可能性が生じます。「この車が欲しい」と思っても、カーポートの高さが足りないことから断念しなければならないといった状況に直面するかもしれません。

高さに余裕を持てる屋根のタイプ

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カーポートにはさまざまなタイプがありますが、こちらでは高さに余裕を持てるカーポートを紹介します。

片方支持タイプ

屋根の両側ではなく、片側にのみ柱が設置されるタイプです。屋根は地面と平行ではなく、柱とつながっていない側を高くあげることができるので、頭上に空間を作ることができます。屋根の形状は、平らな「フラット型」と、屋根先が緩やかにカーブしているラウンド屋根の「アール型」があります。また、片側支持タイプは柱がない側を連結して中心部分が高いドームのような形にすることも可能です。そうすると屋根が高く感じられるため、カーポート全体に開放感が生まれるでしょう。

後方支持タイプ

一般的なカーポートとは異なり、駐車スペースの奥側にのみ柱が設置されるタイプです。このタイプの屋根は地面と平行ではなく、駐車スペースの出入口側の屋根が高くなっています。車と屋根の間にスペースができるので、乗り降りの際にそれほど圧迫感を感じることはありません。また、駐車スペースの前方に柱がないので、左右の視野も広くとれます。道路上の車や歩行者などもしっかり確認できるので、より安全に車を出すこともできます。

カーポートのサイズを選択する上で注意するポイント

三協アルミカーポートフォーグ

自宅の駐車スペースや車に合ったカーポートを選ぶために、知っておきたいことはまだあります。カーポートのサイズを選択する上で注意すべきポイントについて、確認していきましょう。

車と屋根の高さの間隔

カーポートは、高さの判断を誤ると、車が屋根にぶつかってしまう可能性があります。たとえば、車のリアゲートをオープンすると、最も高い部分はどの車種でも2メートルほどの高さになります。屋根の高さが不十分な場合、ゲートを全開にしたら屋根や梁にぶつかってしまうかもしれません。

同様に、車についているアンテナも屋根と接触する可能性があります。たとえ接触してもアンテナ自体が壊れる心配はそれほどありませんが、カーポートに引っかきキズがついてしまう恐れがあります。アンテナがあっても、駐車する際にアンテナをたたむなどすれば解決できますが、そのためにわざわざ乗り降りしなければならないのは手間に感じるでしょう。また、大きい車に買い替えることも考えられます。将来的に車を買い替えることも頭に入れて、カーポートの高さを選んだほうがよいでしょう。

柱の長さと強度

柱が高くなればなるほど、柱には強度が必要となります。ハイロングタイプ(2.8メートル以上)になると、強度を保つために材料や製造法が変わってくるため、ロングタイプと比較して値段が高くなります。加えて、より深く柱を埋め込むことにもなり、設置工事の費用も上がります。このように柱が長くなるほど金額も高くなっていく点は、あらかじめ知っておきたいポイントでしょう。「階段があるので、高い柱でなければならない」「車にルーフキャリアを載せている」「所有しているのがキャンピングカー」など絶対に必要という状況でなければ、ロングタイプまたは標準タイプで検討してもよいかもしれません。

関連記事:柱は邪魔になるもの?柱を軸としたカーポート選びのポイント

カーポートの高さ・サイズまとめ

カーポートは、低すぎたら車と接触する可能性があり、高すぎると雨風を防ぎにくくなります。適切な高さを見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、柱の高さが持つ特徴を見極めることで後悔のない選択ができるでしょう。車のサイズや敷地の状態、将来的な車の買い替えなども考慮して、ベストな高さのカーポートを選択してください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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