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カーポートが雹で破損!火災保険がおりる条件&愛車を守る3つの方法

2024年01月31日
カーポートが雹で破損!火災保険がおりる条件&愛車を守る3つの方法

近年の異常気象に伴い、日本国内でも雹(ひょう)による被害が各地で報告されています。2022年6月には、関東地方でもピンポン玉サイズの雹が降り、各地でカーポートが破損する被害が相次ぎました。

雹は直径が5mm以上の氷の塊のことで、大きいものだと野球ボールサイズになることも。時速100km/hになることもあり、カーポートを突き抜けたら愛車の破損も避けられません。

そこでこの記事では、万が一雹でカーポートが破損したときの対処法、雹による被害を最小限におさえるための3つの方法を解説します。

雹による被害は、火災保険によって補償される可能性があります。万が一のときに備え、不安な人は補償内容を見直しておきましょう。

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そもそも雹(ひょう)が降る条件とは?

雹とは、積乱雲から降る直径5mm以上の氷の塊を指します。直径5mmに満たないものは霰(あられ)と呼ばれ、いずれも雷を伴いやすいのが特徴です。

雹が降りやすいのは5月から6月の初夏や10月

雹が降りやすいのは5~7月

雹が降りやすいのは、5月から6月の初夏や10月などに雷雨を伴って降ることが多く、短時間に局地的に降ります。

雹は積乱雲の中で作られ、小さな氷の結晶が他の結晶とぶつかり合うことで大きくなっていきます。本来ならある程度の大きさで氷の結晶が地上へ落ちるのですが、積乱雲の中には上昇気流が生じているため、小さな氷の結晶は再び積乱雲の中で結合を繰り返すことになります。

こうして徐々に大きくなった雹は、ピンポン玉や卵と同等のサイズとなって地上へ降ってきます。また、大きいものだと野球ボールサイズになることも少なくありません。それだけ大きな雹が降ってくれば、カーポートはもちろん、家屋や農作物への被害も甚大になります。

雹の落下速度は時速100km/h以上にも

雹の落下速度は時速100km/h以上にも

雹の落下スピードは、直径サイズが大きいほど速くなります。サイズごとの落下速度の目安は、以下のとおりです。

雹の直径 落下速度の目安
5mm 30km/h
10mm 50km/h
30mm 90km/h
50mm 120km/h
70mm 140km/h

直径70mmは、野球ボールとほぼ同等のサイズです。野球ボールと同じ大きさの氷の塊が時速140km/hで降ってきたら、カーポートはおろか人体への危険性もきわめて高いでしょう。

また、サイズが小さいものでも、地面に雹が積もると路面は滑りやすくなります。そのため、路上に雹が白く目視できる場合、車で走行するとスリップする危険性が考えられます。

雹被害は北日本や東日本に多い

雹被害は北日本や東日本に多い

雹は北日本や東日本に発生しやすい自然現象で、西日本で起こることは決して多くありません。特に多いのは北関東をはじめとする内陸部で、ここ数年でも群馬県から茨城県にかけての被害が多数報告されています。

特に多い地域だと、雹の降る回数が年間で10回を超えることもあります。こうした内陸部に住んでいる人は、火災保険に加入しておいた方が万が一のときにスムーズでしょう。

雹でカーポートが破損した!火災保険がおりる2つの条件

雹でカーポートが破損した!火災保険がおりる2つの条件

雹によってカーポートが破損したときは、火災保険によって被害を補償してもらえる可能性があります。ただし、以下の2つの条件を満たしていることが最低条件となります。

  • 補償内容に「雹災」が含まれている
  • 被害から3年以内

補償内容に「雹災」が含まれている

火災保険は風災や雪災などさまざまな自然災害をカバーしていますが、雹災についてはオプションとしているケースもあります。雹災が含まれていなければ、当然雹で被害を受けても補償されることはありません。火災保険を契約する際は、雹災の有無をしっかり確認する必要があります。

被害から3年以内

火災保険の請求は、3年を期限としてるケースが一般的です。3年を過ぎてしまうと補償対象外となってしまうため、なるべく早めに申請しておくのがいいでしょう。また、保険会社によっては期限が3年より短いこともあるため、契約書を事前にチェックしておくことが大切です。

雹でカーポートが破損しても火災保険がおりない4つのケース

雹でカーポートが破損しても火災保険がおりない4つのケース

雹によってカーポートが破損したとしても、以下の4つに当てはまる場合は補償を受けることはできません。

  • 「雹災」を外していた
  • 破損から3年以上経過した
  • 経年劣化と判断された
  • 損害額が免責金額より安い

1. 「雹災」を外していた

先述の通り、火災保険による補償を受けるためには「雹災」が含まれていることが条件となります、そのため、保険料を安くするために雹災を外してしまうと、たとえ雹によってカーポートが破損しても補償を受けることはできません。

2. 破損から3年以上経過した

火災保険の補償期限は、一般的に3年と定められています。そのため、3年以上前にさかのぼって申請しても、補償が却下される可能性が高くなります。「3年もあれば十分」と油断していると忘れてしまう可能性もあるため、被害を受けた時点で早めに申請の手続きを進めておきましょう。

3. 経年劣化と判断された

カーポートの設置年数が古いと、雹による被害ではなく経年劣化により破損したと判断される可能性があります。判断基準は火災保険会社によって異なりますが、経年劣化と見なされていまうと、被害額を補償してもらうことはできません。

4. 損害額が免責金額より安い

火災保険には「免責金額」が定められていることがあります。これは、万が一被害が起きても自己負担になる金額のことで、免責金額内なら保険会社からの補償はありません。たとえば免責金額が5万円でカーポートの修理費用が5万円以下なら、費用はすべて自己負担となります。

雹が降ってもカーポート&愛車を守る方法

雹が降ってもカーポート&愛車を守る方法

5~7月のように雹が降りやすい時期は、事前準備をしておくことで被害を最小限に抑えられる可能性があります。内陸部など雹の多い地域に住んでいる人は、あらかじめ以下の3つの対策をしておくのもいいでしょう。

  • ダメージに強い素材を選ぶ
  • ベニヤ板を乗せる
  • 車に毛布をかける

ダメージに強い素材を選ぶ

雹からカーポート本体を守るには、屋根の素材にこだわることが大切です。一般的なカーポートはポリカーボネート板で作られることが多いですが、雹対策としてはポリカーボネート板よりもさらに耐久性にすぐれた「ガルバリウム鋼板」を選ぶといいでしょう。

薄いスチール板を折りたたむことで強度をアップさせたガルバリウム鋼板は、軽いうえに頑丈なのがメリット。波打つような形状にデザインされていることから、ポリカーボネート板のように雹が屋根を貫通するリスクを抑えることができます。

また、日差しを100%カットするのも、ガルバリウム鋼板ならではのメリットです。ポリカーボネート板より値段は高くなりますが、後々の安全性を考えれば購入する価値は十分にあるでしょう。

ベニヤ板を乗せる

万が一雹がカーポートを貫通してしまった場合や、屋外に車を駐車している場合は、車の上にベニヤ板を乗せるだけでもダメージを和らげることができます。ベニヤ板ならホームセンターなどで気軽に購入でき、立てて収納すればスペースもそこまで気にならないでしょう。ただし、強風時はベニヤ板が飛ばされて別の被害が生まれてしまうことも考えられるため、十分な重りで固定する必要があります。

車に毛布をかける

ベニヤ板など車を守れるものが見つからない場合は、家にある毛布を敷くのも効果的です。100%衝撃を吸収することはできませんが、一枚敷くだけでも車に伝わるダメージはかなり緩和されるでしょう。どうしても毛布の枚数が限られる人は、フロントガラスに毛布を重点的に敷くことで、ガラスが割れてしまうリスクを抑えられます。

【まとめ】自然災害に備え、雹に強いカーポート選びを!

【まとめ】自然災害に備え、雹に強いカーポート選びを!

この記事の内容を整理すると、雹&カーポートに関するポイントは以下の5点です。

  • 雹が発生しやすいのは5月から6月の初夏や10月
  • 雹は北日本や東日本の内陸部で発生しやすい
  • 火災保険のポイントは「雹災が含まれているか」、「被害から3年以内か」の2点
  • 雹に強いカーポートの屋根材はガルバリウム鋼板
  • ベニヤ板や毛布でもダメージを抑えられる

予算の関係でガルバリウム鋼板が難しい場合や、すでにポリカーボネート板のカーポートを設置している場合は、まずは火災保険の契約書を確認しましょう。雹災の項目が含まれていなければ、まずは雹災を追加することで万が一のときにも補償を受けられるようになります。

雹は台風や雪などと違って、いつ降るのか予想がつきにくいものです。いざという時に慌てないためにも、この機会に雹に対する準備は十分にできているか、あらためて見直してみましょう。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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