さまざまな住宅設備機器を販売するリクシル(LIXIL)では、リフォームに対応した玄関ドアも幅広く展開しています。しかし「リクシルの玄関ドアは種類が多くて悩んでしまう」「リクシルの玄関ドアのおすすめ製品を知りたい」とお考えの方も多いでしょう。この記事では、リクシルの玄関ドアの特徴や選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。リクシルの玄関ドアのおすすめ製品も紹介しますので、ぜひリフォームの参考にしてください。
リクシルの玄関ドアの特徴

リクシル(LIXIL)は、さまざまな建築材料や住宅設備機器を販売している会社です。キッチンから浴室、トイレ、洗面所、リビングなど、住まいのあらゆる場所で使用される住宅設備機器を取り扱っています。
玄関ドアもリクシルの主力商品のひとつであり、幅広いラインナップが揃っています。まずは、リクシルのリフォーム用玄関ドアの特徴を詳しく見ていきましょう。
1日で交換可能な「カバー工法」に対応
リクシルのリフォーム用玄関ドアは、1日で交換が可能な「カバー工法」に対応しています。玄関回りの外壁を取り壊して交換を行う場合、一般的にはリフォームに約5日かかります。しかし、既存のドア枠の上から新しいドア枠を設置するカバー工法なら、最短1日でリフォームが可能です。
リクシルでは、このカバー工法に対応した玄関ドア「リシェントシリーズ」を展開しています。リシェント独自の枠固定方式で、既存のドア枠のメーカーを問わず対応できる点が魅力です。
施解錠システム「FamiLock」搭載
リクシルの玄関ドアは、スマートフォンやリモコン、カードキー、タグキーを使用して施解錠ができる「FamiLock」を搭載しています。家族一人ひとりに合わせて、最適な鍵タイプを選べるので、使いやすさも抜群です。また、専用アプリを使用すれば、スマホでの施解錠や施解錠履歴の確認もできるので、鍵の閉め忘れ対策や防犯対策にも役立ちます。
お住まいの地域に合わせた最適な断熱性
リクシルの玄関ドアは「夏は涼しく、冬は暖かく」を叶える高い断熱性を実現しています。断熱性能は3段階あり、お住まいの地域に合わせて適切なタイプを選べます。
- 高断熱仕様:極寒冷地におすすめ
- 断熱仕様(k2仕様):寒冷地におすすめ
- 断熱仕様(k4仕様):比較的温暖な地域におすすめ
極寒冷地にも対応できる高い断熱性能の玄関ドアも用意されているので、地域にかかわらず、快適な住まいを実現できるでしょう。
高い防犯性
リクシルの玄関ドアは、安心・安全な住まいを守るために、室内・室外の両側からの防犯対策を強化しています。室内側にはドアガードの設置はもちろん、破壊されにくい「安全合わせガラス」を採用しています。また、ボタンを押すだけでサムターン(室内側の施錠部分のツマミ)を取り外せる「セキュリティサムターン」を使用しているため、万が一、ガラスに穴をあけられても、サムターン回しによる侵入を防ぐことも可能です。
一方で、室外側には、ピッキング対策に有効な鍵穴がカバーに覆われた「S型ハンドル」を採用しています。さらに、開錠に時間のかかる「2ロック仕様」や複製が難しい「ディンプルキー」も採用されており、外からの侵入を防ぎます。
採光・採風デザイン
リクシルの玄関ドアは、扉を閉めたままでも外の光や外気を取り込める採光・採風デザインも充実しています。採光・採風デザインの玄関ドアなら、鍵を閉めたままでも、ドアに設置された細長い窓から光や風を取り入れられます。そのため、プライバシーや防犯性が気になる方でも安心です。また、採光スリットは大開口タイプや中央スリットタイプ、2列スリットタイプ、腰窓デザインなど豊富な選択肢があり、採光性や好みのデザインに合わせて選べます。
リクシルの玄関ドアを選ぶ際のポイント

リクシルの玄関ドアには、さまざまなバリエーションがあるため「我が家には、どの玄関ドアが適しているの?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。ここでは、リクシルの玄関ドアを選ぶ際のポイントについて紹介します。
玄関ドアのサイズに注目
リフォームで手軽に玄関ドアを交換したい場合は「カバー工法」を採用するのが一般的です。カバー工法の場合、既存のドア枠の上から新しいドア枠を取り付けるため、既存のドアのサイズより小さいサイズの製品を選ぶ必要があります。
リクシルのリフォーム用玄関ドアは、片開きタイプや親子タイプ、両開きタイプ、片袖タイプ、両袖タイプなど、既存の玄関ドアのサイズに合わせて選べる豊富なラインナップが揃っています。まずは、既存のドアサイズをもとに、適切なサイズの製品を選んでみましょう。
玄関ドアのデザインに注目
玄関ドアは、住まいの第一印象を左右する重要なパーツです。そのため、外観のデザインテイストにマッチする製品を選ぶのも重要なポイントになります。
リクシルの玄関ドアは、シンプルモダンやナチュラル、和風、洋風などさまざまなデザインが展開されています。ご自宅のデザインテイストや外観のイメージに合わせて、相性のいいデザインを選んでみましょう。
玄関ドアの機能性に注目
玄関ドアを交換する際は、リフォームの目的に合わせて製品を選ぶことも大切です。たとえば、住まいの断熱性を高めたいのであれば、断熱性能の高い玄関ドアを選びましょう。また、玄関の暗さや空気のこもりが気になる場合は、採光・採風性の高い玄関ドアがおすすめです。ご家族が安心して暮らせる住まいのためには、防犯性にも注目しましょう。
リクシルのおすすめ玄関ドア

ここでは、リクシルのリフォーム用玄関ドアのおすすめ製品をピックアップしました。各製品の特徴やデザイン、機能性などを紹介しますので、玄関ドア選びの参考にしてください。
リシェントドア3 M24型
扉とモールのツートンが特徴的な玄関ドアです。扉には2列スリットが入っており、外の光を自然に取り入れて、明るい玄関を実現します。さまざまな外観デザインの住宅に調和するスタンダードなデザインの製品です。
リシェントドア3 G14型
扉の全面に立体的な格子が施された独創的なデザインが魅力の玄関ドアです。すっきりとした縦ラインが高級感のある住まいを演出してくれます。室内側はシンプルなデザインになっており、幅広いインテリアと調和します。
リシェントドア3 G15型
縦に配置されたボリューム感のあるモール(飾り)が印象的な玄関ドアです。立体的なデザインが高級感と重厚感を演出してくれるので、エレガントな印象を目指したい方におすすめです。室内側はシンプルなデザインで、すっきりとした雰囲気に仕上がります。
リシェントドア3 G82型
扉の中央に採風窓を取り入れたタイプで、玄関ドアを閉めたままでも換気が可能です。ボリューム感のある立体モールと縦型スリット、スリット上下のアルミ素材が伸びやかさを演出してくれます。
リシェントドア3 M17型
扉の素材感の美しさを最大限に生かしたシンプルデザインが魅力の玄関ドアです。余計な装飾を排したデザインで、すっきりとミニマルな玄関を実現します。豊富なカラーバリエーションで、さまざまな外観デザイン、インテリアと調和する製品です。
リシェントドア3 D41型
鍛鉄鋳物と錆風塗装がアンティークな雰囲気を演出してくれる個性的な玄関ドアです。洋風住宅やクラシカルな外観の住宅との相性がいいでしょう。ハンドルデザインは丸みを帯びたアーチタイプ。くわえて腰窓も備わっているため、採光性の高さも魅力です。
リシェントドア3 C15型
エレガントなデザインと乳白色のデザインガラスが、住まいの入り口を上品に彩ってくれる玄関ドアです。手で塗ったようなペンキのかすれ感をリアルに再現したデザインで、経年による風合いが表現されています。アンティーク調の住まいにもおすすめです。
リクシルの玄関ドアの価格相場
リフォームでリクシルの玄関ドアに交換する費用には、玄関ドア本体の価格に加えて、既存の玄関ドアの撤去・廃棄費用、新しい玄関ドアの設置費用が含まれます。ここでは、カインズリフォームでリクシルの玄関ドア(リシェントドア3シリーズ)への交換を行った場合の費用相場をまとめました。
玄関ドアの開き方 |
リフォームの費用相場(税込) |
片開きタイプ |
316,000円~481,000円 |
親子タイプ |
368,000円~567,000円 |
片袖タイプ |
348,000円~596,000円 |
両袖タイプ |
370,000円~685,000円 |
両開きタイプ |
548,000円~661,000円 |
※リフォーム費用は変更になる場合がございます。
※上記価格は2024年5月時点のものです。
リクシルの玄関ドアへの交換費用は、ドアの開き方やデザインによっても異なります。詳しいリフォーム費用を知りたい方は、ぜひカインズリフォームにお問い合わせください。
まとめ
リクシルのリフォーム用玄関ドアは、1日で工事可能なカバー工法に対応しており、手軽に交換できます。また、施解錠システム「FamiLock」や、お住まいの地域に合わせた最適な断熱性、高い防犯性、採光・採風デザインなど、安心・快適な暮らしを守る機能が充実しています。
リクシルの玄関ドアを選ぶ際は、玄関ドアのサイズやデザイン、機能性に注目しましょう。玄関ドア選びでお悩みの際は、リフォーム会社に相談してみるのもおすすめです。カインズリフォームでは、リクシルの玄関ドアへのリフォームも承っています。店舗でもWebでもご相談いただけますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
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