いつものカインズで、おうちをリフォーム。
この記事では、以上のような疑問や悩みを解決します。
コンクリートは駐車場のリフォームとしては定番の素材で、家のデザインを問わず外観になじみやすいのがメリットです。しかし、費用はアスファルトや砂利に比べると高くなるため、あらかじめ余裕を持った予算が欠かせません。
この記事で費用を抑えるためのコツを身に付け、コスト・質ともに満足のいく駐車場リフォームを目指しましょう。
目次
駐車場のコンクリート工事は、アスファルトや砂利などに比べて工程が多いのが特徴。工事の流れは主に次の10ステップにわかれ、最短で1週間、最長で約1ヵ月かかることもあります。
コンクリート工事の期間は、駐車場の面積が広いほど長くなり、悪天候が続くとさらに長期化する可能性があります。工事期間中は車を自宅に停められないため、あらかじめ別の駐車場を確保するなどの対応が必要でしょう。
駐車場のコンクリート工事にかかる費用は、1㎡につき約20,000円が目安。費用の内訳は主に次の4つに分かれます。
「掘削費」は、駐車場予定地を掘り起こすための費用のこと。コンクリートの場合は約20cmほど地面を堀り起こす必要があり、ほかの素材に比べて掘削費は高くなります。
また、駐車場の面積や地盤の強さなどによっては重機(ユンボ)が必要なことも。この場合は追加費用として約2~3万円程度かかるため、見積もりの段階で重機が必要かどうかを確認しておくと安心でしょう。
「残土処分費」とは、掘り起こした土を処分するための費用のことです。コンクリートはほかの素材よりも深く掘り起こす必要があるため、必然的に残土処分費も高くなります。
なお、残土処分費の相場は約2,000円/㎡で、自治体によって異なります。あらかじめ目安を知りたい方は、自治体の窓口に問い合わせるのも良いでしょう。
「砕石実費」は、コンクリートの土台として使う砕石にかかる費用のこと。コンクリートはほかの素材より砕石実費を抑えやすいものの、一般的に300〜500円/㎡が必要となります。
「塗装費」とは、整地したコンクリートの表面を塗装する費用のこと。費用相場は、10,000円/㎡で、塗装することでコンクリートならではの白っぽい見た目を実現できます。
駐車場コンクリート工事にかかる費用は、駐車場の面積によって大きく変動します。ここでは実際に駐車する車の台数に分け、工事費の目安を確認してみましょう。
軽自動車 | 小型乗用車 | 普通車 | |
1台 | 20万円 | 30万円 | 40万円 |
2台 | 40万円 | 60万円 | 80万円 |
3台 | 60万円 | 90万円 | 120万円 |
車1台分の駐車場をコンクリートにする場合、必要な費用は約20~40万円ほど。駐車する車の種類によって必要な面積も異なり、結果的に工事費にも差が出ます。
上記のサイズは、いずれも実際の車体より広めに設定されています。これは人が出入りするスペースはもちろん、カーブしながら車を出し入れすることを想定しているためです。
自宅に必要な駐車場の面積を知りたい方は、間口は「車の全幅+100cm」、長さは「車の全長+80cm」を目安に計算してみましょう。
2台分の駐車スペースをコンクリート工事する場合、費用相場は約40~80万円ほど。普通車と軽自動車のように異なる車種の2台を停める場合は、それぞれの必要面積を算出する必要があります。
3台分の駐車スペースにかかる工事費は、約60~120万円ほど。こちらも2台のときと同様に、まずは駐車する車の種類によって面積を算出しなければなりません。
「費用が高すぎて工事に踏み出せない」という方は、後述するようにコンクリートを車の上だけと最小限にとどめるのも効果的です。
コンクリートは、アスファルトや砂利に比べると工事費が高くなります。そのため、「予算オーバーしている」、「コンクリートにはこだわりたいけど、費用が安くしたい」などと頭を悩ませる方も少なくないでしょう。
そこでここでは、駐車場のコンクリート工事にかかる費用を少しでも安くするための方法を3つ紹介します。
駐車場のコンクリート工事費用を抑えるには、コンクリートの使用面積をできるだけ小さくするのがもっとも効果的です。
たとえば、タイヤが乗る部分だけコンクリートを使い、あとは芝や砕石にするという手法も人気です。特に、芝はコンクリートと対照的な色合いが映え、自宅の外観のアクセントにもなるでしょう。
しかし、同時に高低差が発生することで、車の運転に支障が生じやすいというデメリットもあります。あとから「やっぱりコンクリートにすればよかった」となっても工事費はさらに高くなりやすいため、デメリットについても十分に理解しておく必要があるでしょう。
少しでも安い業者を見つけるなら、複数の業者に相見積もりを取るのも効果的です。相見積もりを取ることで実際の費用相場が分かり、より低価格でサービスの良い業者を選びやすくなります。
相見積もりを取る場合は必ず明細をもらい、業者ごとに費用や工程を比較するようにしましょう。たとえ費用が安くても、工程が不十分だと駐車場の強度に不具合が出る可能性があるため、「費用とクオリティのバランス」が重要となります。
「どうしても工事費を安くしたい」という方は、DIYを検討するのも選択肢の1つです。DIYなら人件費や技術料が不要となり、業者に依頼するより約3~5割ほど費用を節約できます。
ただし、コンクリートの工事はDIYの中でも特に失敗が多い作業とされています。たとえば、土間コンクリートの工事には2〜3%程度の傾斜(水勾配)を付ける必要がありますが、よほどこうした作業に慣れている人でないと、正確な作業はきわめて難しいといえます。
ほかにも、コンクリート工事をDIYしようと思うと、素材を自分で選んだり、自分で土を掘り返したりとかなりの重労働を強いられます。こうした作業によほど慣れている方を除いては、はじめから専門業者に依頼したほうが確実でしょう。
駐車場に用いられる素材としては、コンクリートのほかにアスファルトや砂利などが挙げられます。工事費が高いことを踏まえると、「やはり別の素材でもいいんじゃないか」と迷ってしまう方も少なくないでしょう。
そこで最後に、駐車場をコンクリートにするメリットを4つ紹介します。
コンクリートの最大のメリットは、なんといっても耐久性の高さです。コンクリートは耐用年数が約半世紀とも言われるように、とにかく強度に優れています。特に、ワイヤーメッシュや鉄筋を追加すれば、ひび割れリスクをさらに下げることができるでしょう。
コンクリートは初期費用こそ高いものの、使用できる年数が長いため、長い目で見ると費用対効果は高いといえます。
コンクリートはデザイン性が高いのもメリットの1つ。明るい白色が特徴的で、自宅全体を明るい色に仕上げることができます。
また、そのシンプルなデザインからコンクリートは設置する場所を選びません。洋風の建物はもちろん、和風の建物にもマッチしやすく、駐車場だけが浮いてしまうというリスクを回避しやすいといえます。
コンクリートはメンテナンスは非常に簡単で、基本的にランニングコストはかかりません。一度工事してしまえばその後の手間はほとんどかからないため、「仕事や家事で忙しくて時間がない」といった方に最適です。
たとえば、土や砂利などの汚れがついてしまった場合には、高圧洗浄器やブラシなどで簡単に汚れを出すことができます。また、コンクリートなら雑草が生えてくる心配もないため、夏の暑い時期でも雑草対策が不要です。
駐車場をコンクリートに変えれば、大切な愛車を汚れから守りやすくなります。
たとえば、駐車場が土のままだと雨が降るたびに足元が汚れたり、泥跳ねによって車体下部が簡単に汚れやすくなります。しかし、コンクリートならこうした心配も一切不要で、水はけが良いことから足元が汚れにくいというメリットもあります。
車が汚れにくければ洗車の回数も減らせるため、長い目で見ると節約できる費用も大きいでしょう。
駐車場のコンクリートにかかる工事費用は、車1台あたり約20~40万円が目安。少しでも費用を安くするには、コンクリートの面積を最小限にしたり、複数の業者に相見積もりをとったりといった方法が効果的です。
なお、カインズホームでは次の4種類の素材を用意しており、予算や外観などにあわせ、自宅にぴったりの駐車場工事が可能です。
駐車場は長く使い続けるからこそ、質感やデザインにこだわることも大切です。ぜひ4種類の素材の特徴を比較し、自宅に導入したときのイメージを膨らませてみましょう。
「近所にカインズホームがない」という方でも、インターネットから見積もり依頼が可能です。少しでも気になった方は、下記リンクからお気軽にお問い合わせください。
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