自宅の網戸をきちんと閉めていても、虫や土埃が入るようになってきていませんか?もし虫や土埃が入っている場合は、網戸に穴が開いたり隙間が開いたりしている可能性があります。網戸が機能しないことにより、新鮮な外の空気を取り入れることができないため、早急な対応が必要です。そこで今回の記事では、網戸が故障した場合の修理方法について徹底解説します。

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網戸の故障の原因とは

まずは、網戸の修理を行う際に「何が原因で故障してしまったのか」について明確に把握しておくことが重要です。ここからは、よくある網戸の故障の原因についてご紹介します。
紫外線による劣化
実は網戸の故障の原因の多くは紫外線だといわれています。網戸は建物の外部に面するため、直射日光を受けやすい状況です。紫外線に長い間さらされることで、網戸は徐々に劣化していきます。特に「庇や軒がない窓」「西側や南側にある窓」は直射日光に当たりやすい状況であるため、通常よりも早く劣化してしまうのです。紫外線が強いほど、網戸は劣化しやすいといえます。
網戸の交換のサインは、弱い衝撃で網が破れやすくなることや拭き掃除の際に簡単に破れてしまう状態であることです。もし網戸が小さな衝撃で網戸が破れてしまう場合は張り替えるのが安心です。
強風などの自然災害による損傷
強風によって、網戸に物が当たってしまうと網戸の枠や網が損傷します。また、その時に破損していない場合でも、網戸の素材自体が弱くなっていることもあります。そのため、拭き掃除の際に簡単に破れてしまう可能性も考慮すべきです。台風や突風が発生しやすい地域では、通常よりも網戸が損傷を受けやすいともいわれています。
強風などの自然災害による損傷は、雨戸やシャッターを設けることで未然に防ぐことができます。網戸の寿命を長くさせるためにも、自然災害への対策をしておくことが重要です。
物理的な衝撃による破損
網戸の網自体は衝撃に強い素材ではありません。そのため、ペットの引っ掻き傷や小さな衝撃でも破れることがあります。たとえば、猫は頻繁に網戸を引っ掻くため、すぐに網戸が破損してしまう傾向があります。何度も網戸の同じ箇所に衝撃を与えることで、破れてしまう可能性は高まります。できるだけ強い衝撃を与えないように網戸を取り扱うことが大切です。さらに、ペットが網戸を引っ掻かないように気をつける必要もあります。
寿命による劣化
網戸の寿命は、一般的に5〜10年程度だといわれています。耐用年数を過ぎた網戸であっても問題なく使えることもありますが、網戸が破損しやすくなっていることが多いです。もし、耐用年数を過ぎている網戸を使用している場合は、細かな補修を何度も繰り返すよりも網戸本体を交換する方がトータルコストは下がる可能性があります。網戸が寿命を迎える前に、網戸の状態や機能をチェックしておきましょう。

網戸の症状による修理ポイント

網戸にどのような症状があるときに修理をすれば良いのか、判断できないと困ってしまうものです。もし網戸の故障の原因が判明すれば、適切な修理を行えるようになります。ここからは、症状別の網戸の修理ポイントについて詳しく解説していきます。
網目に小さな穴が開いた場合
網目に小さな穴が開いた場合、ホームセンターや100円均一で売られている網戸補修シートなどを使用すると修理が可能です。破損した部分にシートを貼るだけの簡単な作業であるため、DIYをしたことがない方や慣れていない方でも簡単に修理ができます。
また、網戸補修シートは表面に貼っても目立たないのが特徴です。小さな穴を放っておくと、ますます穴が大きくなるリスクがあります。穴が大きくなってしまうと、そこから虫が入ってくることもあります。穴を見つけたら早めに対策をするようにしましょう。ただし、場合によっては補修シートで対応ができないこともあるため注意が必要です。
目の破損や劣化が進んでいる場合
自分で修理できる範囲を超えるほどの大きな穴が網目に開いた時、拭き取れない汚れや劣化がある場合は、網戸の張り替えをおすすめします。自分で修理をする場合は、網戸の張り替えに必要な道具をホームセンターで揃えましょう。網戸の張り替えの際は、手順を確認しながら修理を行うようにすることが大切です。網戸の張り替えは1人でも作業が可能です。
ただし、網戸の取り外しから新しい網戸の取り付けまでをすべて自分で行うのは心配という方もいるのではないでしょうか。もし自分で網戸の修理を行うのが心配な場合は、専門の業者に依頼すると安心です。ただし、業者に依頼する場合は1社だけではなく複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
網戸の動きが悪い場合
網戸の動きが悪い場合は、レールか戸車の故障が原因となっている可能性が高いです。レールに異常がない場合は、戸車にゴミや埃が溜まっている可能性があるため、しっかりと掃除を行いましょう。気づかないうちにゴミや埃は蓄積されていきます。定期的に網戸の周囲を確認し掃除することが大切です。
戸車を確認しても特に異常がない場合は、レールが歪んでいたり損傷したりしている可能性があります。レールの歪みや破損によって網戸の動きが悪くなっている場合は、サッシ枠の調整や交換が必要となります。

網戸の修理別費用相場

網戸の修理は「自分で行う」と「業者に依頼する」のどちらを選ぶかによって費用が変わってきます。網戸を修理するためには、準備や必要な工具、補償など費用以外にも検討すべきことがあるため総合的な判断が必要です。ここからは、網戸の修理別費用相場を詳しく解説していきます。
部分補修
◇自分で行う場合
小さな穴を塞ぐ場合は、網戸の補修シートやテープを購入して、簡単に修理をすることができます。補修シートやテープは、どちらもホームセンターや100円均一で購入可能です。また中には、のりを使用していない補修商品もあります。いずれも手軽に補修ができるため、はじめての方でもスムーズに作業ができるでしょう。穴の大きさに合った補修をするために、あらかじめ塞ぎたい穴の大きさを計測しておきましょう。
・費用相場:100円〜
◇業者に依頼する場合
自分で補修ができない場合や出来上がりの見栄えが気になる場合は、専門の業者に依頼するのをおすすめします。自分で補修するよりも費用は高くなってしまいますが、確実に補修してもらえることや、綺麗に補修してもらえることがメリットとして挙げられます。
・費用相場:15,000〜30,000円
網戸の張り替え
◇自分で行う場合
補修できないほどの大きな穴が開いた場合などは、施工に必要な道具を一式揃えることで自分で網戸の張り替えができます。必要な道具は、部分補修に比べて増えてしまいますがホームセンターなどで購入可能です。
・費用相場:2,000円〜
◇業者に依頼する場合
網戸の張り替えに必要な工具がない場合や新品と同じような出来栄えを求める場合は、自分で張り替えをせず専門の業者に依頼するのをおすすめします。場合によっては、自分で行うのと同じくらいの費用でプロの業者に網戸の張り替えをしてもらえることもあります。
・費用相場:2,000〜10,000円
サッシの交換
◇自分で行う場合
サッシ本体から交換する場合もあります。ホームセンター等で窓のサイズに合う網戸を購入すると、自分でサッシの交換ができます。ただし、部分補修や網戸の張り替えに比べて難しいと感じる方も多いです。
・費用相場:10,000円〜
◇業者に依頼する場合
綺麗にサッシを交換するには、業者に依頼するのをおすすめします。サッシを選ぶところから交換までを1人で行うのは難しいため業者に頼ると安心です。ただし、業者に現地調査にて窓のサイズの計測を依頼する場合は、別途出張費がかかる場合があります。もし窓のサイズがわかっていれば、業者に依頼するのはサッシの交換のみです。そのため、サイズの計測にかかる費用を抑えることが可能です。
・費用相場:10,000〜50,000円

網戸の修理を行う際の注意点

網戸の修理を行う手段には、主に「自分で行う方法」「業者に依頼する方法」「インターネットで依頼する方法」の3つの方法があります。それぞれの方法には、どのような注意点があるのでしょうか。ここからは3つの方法の注意点について詳しく解説していきます。
自分で修理する場合
小さな補修であれば、業者に依頼せずに自分で対応できます。もし少しでも修理の費用を抑えたいと考えている場合は、自分で修理をするのがおすすめです。専門の業者に依頼せず自分で修理をすれば費用を安くすることが可能です。
しかし、慣れていない作業や専門知識がないなどの理由で、補修の際に穴が塞がらないことや穴をさらに大きくしてしまう可能性もあります。もし、自分で修理をすることに不安を感じたら、迷わず専門の業者に依頼するのが安心です。
業者(実店舗)に依頼する場合
業者(実店舗)に修理を依頼する際は、必ず複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。複数社から見積もりを依頼する理由は、1社だけの場合だと修理の価格が適正なのか判断がつかないことも多いためです。
また、修理費用の内訳についてもしっかりと目を通し、他社と同じ項目での価格差がないかどうかを必ず確認するようにしましょう。さらに、業者が現地調査を行う場合は別途出張費用がかかる可能性があるため注意が必要です。
インターネットで依頼する場合
インターネットで修理を依頼する場合は「業者に依頼したいが、なるべく価格を抑えたい」といった場合に検討するようにしましょう。ただし、実物の網戸を確認して購入することはできません。インターネット上で網戸を選択し発注をかけるため、網戸のサイズを間違えないように注意しましょう。事前に網戸の状態を理解すること、どのサイズの網戸に張り替えるのかなど把握しておくことが重要です。

まとめ
今回の記事では、網戸の故障の原因や修理方法、さらに費用相場について詳しく解説しました。自分で修理できる判断基準を参考にすることで、修理の費用を抑えることが可能です。しかし、無理をして自分で修理をすることで被害が大きくなる恐れがあることもあるため、心配な場合は専門の業者に依頼することをおすすめします。網戸が故障した時は、この記事を参考にして適切な判断をして修理をしましょう。
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