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ソーラーカーポートの選び方【価格・後悔しないコツ・メリット】

2024年03月29日
ソーラーカーポートの選び方【価格・後悔しないコツ・メリット】

ソーラーカーポートを設置すると、自宅で簡単に発電でき、電気代を節約することができます。しかし、導入にあたって次のような悩みを抱えている方も少なくないでしょう。

  • どんな種類があるの?
  • 設置費用はどれくらいかかる?
  • どうやって商品を選んだらいい?

そこでこの記事では、「ソーラーカーポートをはじめて設置する」という方向けに、商品の選び方から実際の費用までわかりやすく解説します。

結論から言うと、ソーラーカーポートの設置にはおよそ200万円程度かかり、けっして安いとはいえません。あとになって「もっとこうすべきだった」と後悔しないよう、商品選びで失敗しないコツを押さえておきましょう。

 

ソーラーカーポートとは?3つのメリット

ソーラーカーポートとは?3つのメリット

「ソーラーカーポート」とは、その名の通り車を停めるカーポートとソーラーパネルが一体になった太陽光発電システムです。ソーラーカーポートを設置する主なメリットとしては、次の3つが挙げられます。

  1. 電気代節約につながる
  2. 自宅の外観を損なわない
  3. ソーラーローンを利用できる

1. 電気代節約につながる

ソーラーカーポートを設置すれば、太陽光を利用した発電が可能となります。たとえば、蓄電池やV2Hを導入すれば、自宅への給電はもちろん、EVへ給電することもできます。そのため、電気自動車を所有している方にとっては、ソーラーカーポートを設置するメリットは大きいでしょう。

ソーラーカーポートで発電した電気を自宅で活用すれば、電気代の節約にもつながります。設置に約200万円程度の費用がかかりますが、毎月の電気代が安くなれば長い目で見たときにお得感にもつながるでしょう。

2. 自宅の外観を損なわない

ソーラーカーポートでは、カーポートの屋根の部分に太陽光パネルを設置するため、基本的に自宅の外観を損なうことはありません。本来ならデッドスペースともいえる部分を利用することで、自宅内の限られたスペースを最大限に有効活用できます。

たとえば、「太陽光パネルを設置したいけど、自宅の屋根に設置するのは嫌だ」と考える方も多いでしょう。ソーラーカーポートなら太陽光パネルが目立ちにくいうえ、近年はデザイン性に優れる商品も多数展開されているため、設置にあたって心理的ハードルも低いといえます。

3. ソーラーローンを利用できる

ソーラーカーポートを設置するときには、カーポートの費用も含めてソーラーローンを組むことができます。

ソーラーローンの有無は金融機関や信販会社により異なりますが、一般的にリフォームローンに比べると金利が低めに設定されています。さらに、ローンの期間も最大約15年と長いため、毎月の返済額を10,000円程度に抑えることも可能です。

一度に高額な費用を負担する必要がなく、毎月無理なく返済できるため、ソーラーローンを利用するメリットはかなり大きいでしょう。

 

ソーラーカーポートは3タイプにわかれる

ソーラーカーポートは3タイプにわかれる

「ソーラーカーポート」と一口に言っても、大きく次の3種類に分かれます。それぞれのメリットやデメリットを比較し、自宅に最適なタイプを選んで下さい。

  • 太陽光発電・カーポート一体タイプ
  • 太陽光発電・カーポート別々タイプ
  • オーダーメイドタイプ

太陽光発電・カーポート一体タイプ

ソーラーカーポートとして最もシンプルなのは、太陽光発電とカーポートが一体となったタイプです。2つの機能が一緒になることで外観がすっきりとおさまり、発電量を最大化しやすくなります。

一方で、デメリットとしては太陽光発電とカーポートを取り外しできないこと、設置可能な太陽光パネルのメーカーが限られることなどが挙げられます。特に、カーポートとしての機能を重視する場合は、希望を満たす商品がかなり限られてしまうかもしれません。

太陽光発電・カーポート別々タイプ

太陽光発電とカーポートが別々になったタイプは、とにかく選択肢の幅が広いのが特徴です。価格も安めの商品が多いため、「できるだけコストを抑えたい」という方に向いています。

太陽光発電・カーポート別々タイプを購入する場合は、はじめにカーポートを設置し、あとから太陽光パネルを載せるのが一般的です。太陽光パネルは取り外し可能のため、もし不要になった場合にも通常のカーポートとして使い続けることができます。それぞれお気に入りの商品を組み合わせることで、自分の理想にかなったソーラーカーポートを設置しやすいでしょう。

一方でデメリットとして、カーポートによっては太陽光パネルの設置に対応していないことが挙げられます。たとえば、カーポートで特に人気の素材であるポリカーボネートは、太陽光パネルの設置には対応していません。そのため、ソーラーカーポートの設置を想定してカーポートを選ぶ際は、素材にも注意が必要です。

オーダーメイドタイプ

「自宅の敷地にぴったりの商品を選びたい」、「車のサイズに合わせて無駄のない商品を選びたい」といった方は、オーダーメイドするのも選択肢の1つです。

オーダーメイドなら、経験豊富な業者から最適なサイズや商品を提案してもらうことができ、自分の理想にかなったソーラーカーポートを見つけやすいといえます。場合によっては屋根材を設置せずに、太陽光パネルをそのまま屋根として設置することも可能です。

一方で、オーダーメイドのデメリットとしては、費用が高くなりがちなことが挙げられます。一般的な価格より高くなることを想定し、それだけの価値があるかを慎重に判断する必要があるでしょう。

 

後悔しない!ソーラーカーポートの選び方

後悔しない!ソーラーカーポートの選び方

ソーラーカーポートは設置費用も非常に高いため、商品選びで失敗しないことがきわめて重要です。「何を基準に選んだらいいかわからない」という方は、まずは次の6つのポイントを意識してみましょう。

  • 価格
  • サイズ
  • 両面発電可能か
  • 発電容量
  • カーポートの強度
  • 気候条件

価格

ソーラーカーポートの設置費用は、一般的に200万円が目安とされています。ソーラーカーポートのタイプとサイズを基準にすると、費用の目安は以下の通りとなります。

  • 2台用:200万円〜
  • 3台用:300万円〜

カーポートと太陽光パネルを別々に選択すれば、費用を100万円台に抑えることも十分に可能です。「自宅の敷地に合わせて実際の費用を知りたい」という方は、事前に見積もりをとってみるのが良いでしょう。

サイズ

ソーラーカーポートを選ぶときには、サイズにも十分注意が必要です。ソーラーカーポートは商品ごとに設置可能な敷地面積が決まっているため、どれだけお気に入りの商品でもサイズが合わなければ設置することができません。

また、発電量を重視するあまり「車より大きいサイズのソーラーカーポートを設置しよう」と考える方もいますが、結果的に自宅の敷地が狭くなっては本末転倒です。発電量はあくまで副次的要素として考え、車のサイズや自宅の敷地面積を最優先にサイズを選ぶべきでしょう。

両面発電可能か

太陽光パネルによっては、表面と裏面の両方で発電可能なことがあります。両面発電可能な商品なら、悪天候などにより表面で発電できなくても、裏面で発電量を確保することができます。

「天候や季節にかかわらず、毎月一定量の発電量を確保したい」という方は、太陽光パネルの発電タイプを事前によく確認しておきましょう。

発電容量

節電効果を重視している方は、発電容量も商品選びのポイントとなります。特に敷地面積の関係で設置できる太陽光パネルが少ない場合、発電容量が非常に重要な要素となるでしょう。

発電容量を確保できれば自宅の電力を十分に賄うことができ、毎月の電気代がかなりお得になります。

カーポートの強度

地震や台風といった自然災害に備えるには、カーポートの強度も非常に重要です。強度の高い商品を選べば、いざというときにも安心感につながりやすいでしょう。

特に、カーポートと太陽光パネルを別々に設置する場合は、太陽光パネルを上に乗せたことを想定してカーポートの強度を選ぶことがポイントとなります。

気候条件

カーポートの強度と一緒に考えるべきなのが、自宅の周辺地域の気候条件です。特に注意すべきポイントとして、「耐積雪量」と「耐風圧」の2点が挙げられます。

  • 耐積雪量:カーポートが耐えうる積雪量を示した数値。30cm~200cmと幅広く、豪雪地帯に対応した商品も。
  • 耐風圧:カーポートが耐えうる最大風熱を示した数値。一般的に38m/s程度が目安で、商品によっては54m/s以上のものも。

たとえば、積雪量が多い地域は耐積雪量、台風の多い地域は耐風圧が重要です。ギリギリ耐えうるものではなく、少し余裕を持った強度を選ぶことで、いざというときの安心感にもつながるでしょう。

 

ソーラーカーポートを設置すれば売電も可能に

ソーラーカーポートを設置すれば売電も可能に

ソーラーカーポートを設置すれば自動的な発電が可能となり、自宅で必要な電力を賄うことができます。さらに自宅で電力があまった場合には、売電によって収益を得ることも可能です。毎月余った電力でお小遣い稼ぎができれば、家計にとっても大きな助けになるでしょう。

この記事で紹介したソーラーカーポート選びのポイントをおさらいすると次の6点が挙げられます。

  • 価格
  • サイズ
  • 両面発電可能か
  • 発電容量
  • カーポートの強度
  • 気候条件

ソーラーカーポートは、自宅の敷地面積を把握したうえで、面積と発電量のバランスを考えながら選ぶことがポイントです。ぜひこの記事を参考に、自分の理想にかなうソーラーカーポートを見つけ、毎月の電気代節約につなげてください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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