人工芝は、ベランダやウッドデッキ、庭の雰囲気を手軽に変えられるほか、天然の芝より管理が楽なので人気です。自分で人工芝を購入してDIYする人も多いですが、「人工芝はたくさん種類があって選べない」「人工芝でDIYする方法が知りたい」とお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は、おすすめの人工芝や選び方を紹介します。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。
おすすめの人工芝5選
人工芝は各種メーカーやホームセンターで販売されているため、迷ってしまう方も多いはず。今回は通販やホームセンターで購入できる人気の人工芝を5つ紹介します。
スパックターフ MD-PE|東レ・アムテックス

引用元:東レ・アムテックス
長年に渡ってポリプロピレンなどの研究・開発を進めている東レ・アムテックスの人工芝は、耐摩耗性、耐候性に優れているのが特徴です。
復元性が高く、パイルが起き上がってくれるため、スポーツ施設でも採用されています。ロールタイプをはじめ、ジョイントタイプも取り扱っているので、設置する場所の広さに合わせて選べるもの魅力です。
ふわふわターフエクセレント pd0065-090059|

引用元:白崎コーポレーション
思わず寝転びたくなるほど、ふわふわな肌ざわりの人工芝です。1本1本が細くボリュームがあることから、チクチクしないので、小さなお子さんが遊ぶスペースに敷くのもおすすめです。
パイルは長めの40mmとなっており、高級感のある見た目に。幅1m×長さ5mのロール人工芝なので、狭いスペースでも設置しやすいのが魅力です。
人工芝|モダンデコ

引用元:モダンデコ
35mmの高密度な人工芝は、マットな質感なので、まるで天然の人工芝のような風合いが楽しめることが魅力です。カラーは2色展開となっており、庭や室内の雰囲気に合わせて選べます。
モダンデコでは、パイルの長さやロールの長さごとに人工芝を選べます。静電気が防止できる商品やより自然な仕上がりの5葉がミックスされた商品もあるので、細かい部分までこだわって人工芝を選びたい方におすすめです。
人工芝 防草シート付き PS7B-B3512|YAMAZEN

引用元:YAMAZEN
防草シート付きの製品で、手間を減らして人工芝を敷くことができます。夏芝と春芝の2種類があり、カラーや風合いからお好みの人工芝を選べます。
また、人工芝の根本が三層構造になっているため、パイルが抜けにくく、へたりにくいのも魅力です。耐候性にも優れているため、屋外に敷く人工芝を探している方におすすめです。パイルの長さは35mm、1m×2mのコンパクトなロールタイプとなっています。
丸巻リアル人工芝|カインズ

引用元:カインズ
カインズの「丸巻リアル人工芝」は商品名の通り、リアルな風合いが特徴です。4色のパイルがミックスされているので、質感にこだわりたい方におすすめです。
1本1本「V字パイル加工」されているため、復元性に優れているのも魅力のひとつです。水はけを良くする「透水穴」も確保しているので、人工芝がカビるのを防げます。
パイルの長さは20mm、2m×10mのロールタイプなので、屋外の広いスペースに敷くのに向いています。
後悔しない人工芝の選び方
予算や見た目で人工芝を選ぶのもひとつの方法ですが、素材や機能性を重視して選ぶと人工芝が長持ちします。コスパのいい人工芝を選ぶためにも、次の3つのポイントを意識してみてください。
パイルの長さから選ぶ
人工芝の葉にあたる部分を「パイル」といい、このパイルの長さをもとに人工芝を選ぶのもひとつの方法です。というのも、パイルが長い方が敷いたときによりナチュラルな見た目に仕上がるほか、程良いクッション性があり、歩いたり座ったりしたときに心地よさを感じられるためです。
適度な長さのパイルは30mmを目安にしてみてください。より高級感のある人工芝を求めている方は40mmもおすすめです。
ゴルフの練習をしたい方は短めのパイルが向いているので、20mmを目安に選んでみてください。
人工芝の素材で選ぶ
人工芝の素材は、大きく次の3種類に分かれます。
- ポリプロピレン:熱や紫外線ダメージを受けにくく、耐久性に優れている
- ポリエチレン:耐候性や耐久性など機能面のバランスが良く、比較的コストがかからない
- ナイロン:やわらかい肌ざわりが特徴だが、カビが発生しやすいため屋外には不向き
耐久性で選ぶならポリプロピレンの人工芝がおすすめです。ただし、設置する場所は設置スペースの広さによっては、コスパがいいポリエチレンの人工芝も検討してみてください。
また、人工芝は密度によって耐久性や見た目が変わってきます。密度が高い人工芝は、パイルが倒れにくいのできれいな状態を保ちやすいという特徴があります。
敷く場所に合うタイプの人工芝を選ぶ
人工芝の形状はおもに次の2つのタイプに分かれます。
- ジョイントタイプ:正方形の人工芝で、組み合わせて使用する
- ロールタイプ:ロール状の人工芝で、広い場所に敷きやすい
狭い場所に人工芝を敷きたい場合は、ジョイントタイプの人工芝が向いています。ロールタイプの人工芝はロールを転がして人工芝が敷けるので、広い庭などに設置するときにおすすめです。
ただし、複雑な形状の場所に人工芝を敷く場合は、ロールタイプだと何度もカットしなければいけないため、かえって手間がかかる可能性があります。
人工芝の施工方法

人工芝は、DIYが苦手な方も自分で敷けます。ただし、人工芝をきれいに敷くためには準備段階を丁寧に行うのが大切です。次の4つのステップをもとに、ぜひ人工芝の施工にチャレンジしてみてください。
設置場所に必要な人工芝の量を計算する
人工芝を購入する前にまずは面積を測って、必要な人工芝の量を把握しましょう。ロールタイプの人工芝は幅と長さが決まっているため、余らずに使い切れるサイズ、長さの商品を選ぶのがおすすめです。
人工芝を敷くための土台を整える
水はけが悪いと人工芝がカビる原因になってしまうので、人工芝を敷く範囲を整備して水はけが良くなるようにしておくことも大切です。地面がコンクリートの場合はコンクリートを高圧洗浄機やブラシできれいにしておきましょう。
一方で、地面が土の場合は雑草対策も必要になります。水はけを良くするために再生砕石などを敷いて、雑草が成長するのを抑止する防草シートを貼るなど、雑草対策もしておきましょう。
人工芝を敷く場所はできるだけフラットな状態で固めておくのがおすすめです。
人工芝の向きに注意しながら敷いていく
人工芝を土に敷くときはピンを使って固定しながら敷いていきます。コンクリートに敷くときはコンクリート用接着剤を使って人工芝を固定しながら敷いていきましょう。
人工芝を敷くときは方向を見ながら作業を進めると、仕上がったときの見た目がきれいです。人工芝をよく見る方向(たとえば玄関先)に立ったとき、垂直に人工芝を敷くよりも平行(縦のライン)に敷く方が美しく見えるので、ぜひ実践してみてください。
ブラッシングして見た目を整える
ロールタイプの人工芝は、敷いたときにパイルが寝てしまっているケースが多く見られます。そのため、人工芝を敷き終わったら、デッキブラシでブラッシングしてパイルを起こしていきましょう。
きれいに整ったら人工芝を敷く作業は完了です。
人工芝のお手入れ方法
人工芝を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスとこまめなお手入れが大切です。次の3つのお手入れ方法を参考に、常に清潔できれいな状態の人工芝をキープすることを心がけてみてください。
定期的にブラッシングをして芝を起こす
ブラッシングは人工芝を敷いたときだけでなく、定期的に行うことできれいな状態を保ちやすくなります。こまめにパイルの状態をチェックして、気づいたタイミングでブラッシングをしてみてください。
落ち葉やゴミが溜まらないように掃除する
人工芝にはゴミや枯葉などが絡まりやすいので、定期的にほうきでゴミを集めて掃除しましょう。ホコリなどがパイルに絡まってしまった場合は、掃除機をかけるのもひとつの方法です。
掃除機をかけるときは、パイルをつぶさないよう、軽くなでるようにゴミを吸い取ることを心がけてみてください。
土や砂、油などの汚れはこまめに掃除する
人工芝に土や砂がついたときは、水拭きをしたり高圧洗浄機を使ったりして清潔な状態を保ちましょう。ジュースはベタつきの原因になるので、こぼしたら早めに掃除することが大切です。
また、油は発火の原因になるため、放置せず必ず取り除くようにしてください。
人工芝に関するよくある質問
人工芝に関するよくある質問にお答えします。人工芝に関する疑問や不安を解消し、最適な人工芝を選んでみてください。
人工芝は虫がつきやすい?
人工芝の水はけが悪くなるとゴキブリなどの虫が寄ってくる危険性があります。そのため、人工芝を自分で敷くときは地面をしっかり整備して、水はけを良くしてから敷くことを心がけてください。
自分で地面を整えるのに不安がある方や、時間がなかなか作れない方は、人工芝の施工を得意とする専門業者に依頼するのがおすすめです。
人工芝は何年くらい持つ?交換時期はいつ?
商品や素材によって人工芝の寿命は変わりますが、一般的に5〜8年ほどといわれています。ただし、人工芝を敷いている場所や環境によっても寿命が変わるため要注意です。
たとえば屋内は天候の影響を受けないので、人工芝が10年以上持つケースもあります。屋外においても、屋根がある場所とない場所では寿命が異なります。
いずれにしても、できるだけ人工芝を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスやこまめな掃除を心がけることが大切です。
まとめ
人工芝は自分で購入して敷くこともできますが、土台をしっかりと整えた上で人工芝を敷かないと耐久性や水はけに問題が発生する可能性があるので、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。
カインズでは、豊富な実績とノウハウを活かし、エクステリアをはじめ家中のリフォームに対応しております。全国のカインズ店舗をはじめ、お電話、Webサイトからもご相談可能なので、お気軽にお声がけください。
※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合や、取り扱いのない場合がございます。