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シャワールームを設置したい!工事費用の目安や自分で設置できるかを解説

2022年12月21日
シャワールーム

シャワールームの設置リフォームは、家族の人数が多かったり、湯船に浸かる習慣がなかったりする方を中心に人気のリフォームです。シャワールームは、コンパクトで省スペースなため、限られた空間の有効活用ができます。今回は、シャワールームの設置にかかる費用の相場や必要なサイズの目安、メリット・デメリットなどについてご紹介します。

シャワールーム設置のメリット・デメリット 

シャワーヘッド

お風呂場のリフォームや設置を考えた際に、バスタブではなくシャワールームを設置する必要性はあるのでしょうか。バスルームとは別に簡易的なシャワールームを設置したい方、介護用のバスルームや、賃貸物件の管理人で新設を考えている方にとってのメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット

バスルームではなくシャワールームを設置するメリットには、設置費用の安さ・製品サイズの小ささ・掃除のお手軽さがあります。シャワーだけでも十分という方や、バスタブに浸からない分居住面積を有効的に活用したい方に嬉しいポイントをご紹介します。

バスタブユニットより費用が安い

お風呂のリフォームで人気のユニットバスは、バスタブや洗面器とセットになっています。しかし、シャワールームはシャワーのみとなっているため、製品全体の費用としてはシャワールームの方が安いです。

もともとバスタブに浸かる習慣があまりない人や、要介護者がいてお風呂の世話をするのが大変だからと簡易シャワーを考えている人など、シャワーを浴びられる環境があればOKという場合には嬉しいメリットといえます。

設置に必要なサイズが小さい

シャワールームの設置サイズは、縦×横×高さが900×900×2,000mm程度の規格が大きく、省スペースで設置することができます。部屋の中でも場所を取らないだけでなく、サイズオーダーができるタイプのシャワールームもあり、シャワールーム設置におけるリフォームの幅は広いといえます。

お風呂に浸かる習慣がない方にとってはバスタブ分のデッドスペースを活用できたり、シャワールームを新設したい方にとっては省スペースで済んだりといったメリットがあります。メーカーごとに複数のサイズ展開があるため、住宅の設置したい場所とシャワールームのサイズを照らし合わせて決めるとサイズ選びの失敗を回避することができます。

掃除が比較的簡単

一般的なお風呂には、バスタブや洗面器などのパーツが多くあるため、ひとつひとつ掃除する必要があって大変です。しかし、シャワールームはシャワー以外のパーツがなく、シャワールーム自体の構造もシンプルな形状のため、掃除が簡単です。バスタブにお湯を張ることもないため、汚れも溜まりづらいメリットがあります。

専有面積自体もユニットバスと比べてシャワールームの方が狭く、利用後の換気にかかる時間も少ないです。そのため、カビの発生も抑えることができ、シャワールーム内を衛生的に保つことができます。

デメリット

シャワールームの設置にメリットがある一方で、デメリットもあります。シャワールームならではのデメリットを知っておくことで、リフォームを始めてからの後悔がなくなります。シャワールームの設置におけるデメリットについてみていきましょう。

シャワーの排水音が下に響きやすい

シャワーが上から下へと流れる性質上、水が床へ落ちたときの音はどうしても下へと響いてしまいます。音が響くこと自体は一般的なお風呂でも同じですが、シャワールームは後付けするため、下への防音性が不十分なことも。

特に2階以上の集合住宅や、戸建てのリビング・寝室上の部屋などにシャワールームを設置しようと考えている場合は注意しましょう。排水音が響くこと自体はどうしようもない問題のため、シャワールームは下に音が響いても問題ない1階や下の階がガレージなど音が響いても大丈夫な場所への設置を検討するのがおすすめです。

住宅の状況によっては設置が難しい

戸建て住宅に住んでいる人の中には、築年数が20年、30年と長い人も多いでしょう。築年数が長いほど、老朽化によって床の強度が足りず、シャワールームの設置が出来ない場合があります。特に木造住宅の場合は、カビや腐食などの症状が見られやすく、設置できないケースも考えられます。

また、シャワールームの設置場所が給排水管から離れている場合、給排水管を希望の場所まで延ばす延長工事が必要になることも。給排水管の延長工事も行う場合は、工事費用が追加になり、コストがかかる点にも要注意です。

防水処理を徹底しないと漏水する可能性がある

シャワールームは水を使うものであるため、設置する際は防水処理を徹底したいところです。シャワールームの部材の継ぎ目はもちろんのこと、設置したい湯かの防水処理もしておかないとシャワーの使用時に漏水する可能性があります。

設置時の防水処理だけでは不安という人は、シャワールーム設置リフォーム後のアフターフォローやメンテナンス補償のあるリフォーム業者を選ぶといざというときが起こっても安心です。

シャワールームの設置方法は2つ

シャワールーム 俯瞰

シャワールームの設置には、在来工法とユニット工法の2種類の方法があります。設置方法によって工事の規模や必要な製品が異なるため、これから解説する工法の特徴を踏まえて、どちらで設置するかを決めるのがおすすめです。

また、シャワールームの設置に必要なスペースは0.25~1畳程度。大手住宅メーカーのTOTOやLIXILなどのシャワールームでも、700×700mm・800×800mm・800×1550mm・900×1400mmなどのサイズ展開があります。

設置方法に加えて、シャワールームに必要なスペースの確保や、玄関から設置予定スペースまでの搬入・組み立てなどのリフォーム工事ができる広さかどうかも忘れずに確認しましょう。

在来工法

在来工法は、シャワールームを設置したい場所を決めてから床となる下地を防水加工し、壁や床、タイルなどを使って設置する工法です。シャワールームにしたい場所をあらかじめ決めておき、スペースにあわせて製品を購入するため、オーダーメイドのように個性のあるシャワールームへと仕上げることができます。

製品の規格におさまらないオリジナリティが出せる在来工法。一方で、費用がユニット工法と比べて高くなる傾向があります。

ユニット工法

ユニット工法は、ユニットバスと同様に工場であらかじめ設計・加工してある部材(ユニット)を住宅まで運び、現場で組み立てて施工する工法です。シャワールームのユニットは、壁と床が一体型になっているためすき間が無く、防水性に優れています。

2階以上の部屋にシャワールームを設置する際は、万が一の水漏れリスクを鑑みて在来工法よりもユニット工法を用いるケースが多いです。

シャワールームの設置にかかる費用の目安

シャワールーム

シャワールームの設置で必要な費用の目安は、在来工法で40万円~250万円程度、ユニット工法で25万円~80万円程度の費用がかかります。

費用の幅が広い理由は、シャワールームやその周辺で使用する建材のグレード、給湯器の工事、給排水管の延長工事などによって変わってくるためです。

また、シャワールームを新規で設置したり、既存のバスルームをシャワールームへ変更したり、バス・風呂・洗面器がひとつになった3点ユニットバスを風呂・トイレ別の2点ユニットバスへ変更したりと、リフォーム工事の規模によっても費用が大きく異なります。

費用の相場がわからないと、どのリフォーム業者を選べばいいかの判断ができないため、シャワールーム設置にかかる費用の目安をつけた上で、複数のリフォーム業者から見積もりを取るのがおすすめです。

シャワールームの設置は自分でできる?

シャワールーム

シャワールームの設置にともなうリフォーム工事には、大小あれど多額の費用がかかります。少しでもリフォーム費用を抑えるために、ユニットを自分で購入して搬入・設置を自分でしたいと考える方も。

ブログやYouTubeなどでは、個人でシャワールームをDIYで設置しているコンテンツが見られるため、「自分でもできるのではないか?」とDIYを検討している方がいるかもしれません。しかし、自分でシャワールームを設置するDIY施工はおすすめしません。

理由としては、設置場所によって給排水管の工事や電気配線の工事が必要になるケースがあるためです。水道設備工事や電気工事には、それぞれ資格をもった人物が施工しなければならないため、リフォーム施工の仕事をしていているといった経験者ではなく、資格を持っていない個人がDIYするには適していないためです。

シャワールームの設置におけるリフォーム費用がネックになってしまう場合は、複数のリフォーム業者から見積もりを取って比較することで、費用を安く抑えられる可能性があります。ただし、費用が安いだけで施工が雑だったり、リフォーム後のアフターフォローがなかったりと、ふさわしくない業者を選ばないように注意しましょう。

まとめ

二世帯住宅で家族が多かったり、要介護者のお世話をしたり、シャワーで済ませたりする人にとっては便利なシャワールーム。設置に必要なサイズや、リフォームにかかる費用の相場などを踏まえて、適切な場所への設置を検討しましょう。

また、リフォームする際はシャワーの流れる音や漏水リスクも十分に考えて、アフターフォローが充実しているリフォーム業者を選ぶのがおすすめです。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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