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樹脂ウッドデッキを選ぶポイント3つ!寿命や費用・メリット・デメリットを徹底解説

2022年03月07日
樹脂(人工木)ウッドデッキを選ぶポイント3つ!寿命や費用・メリット・デメリットを徹底解説

「樹脂ウッドデッキがほしいけど、種類が多くてわからない」
「購入する前に選ぶポイントを知っておきたい」
このように考える方は多いのではないでしょうか?

樹脂ウッドデッキの設置には費用も時間もかかるので、安易に決められません。
ですが、3つのポイントを押さえたうえで購入すれば、後悔することはないでしょう。

この記事では、樹脂ウッドデッキの選び方や主要3メーカーの特徴を解説しています。
樹脂ウッドデッキ選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:目的別ウッドデッキサイズ3選!重要な素材の選び方も解説

樹脂ウッドデッキの選び方!ポイントは3つ

ウッドデッキのカラー

樹脂ウッドデッキを選ぶポイントは「カラー・サイズ・価格」の3つです。ウッドデッキは近所の人や通行人から見られるインテリアの1つ。住宅や庭の雰囲気に合わせたカラーを選ぶことでオシャレな印象を与えられます。また、使用目的や庭の広さによって最適なサイズは異なるので、目的と庭の広さをふまえてサイズを決めましょう。カラーとサイズが決まれば適正価格がわかりますが、素材によって多少変動があります。性能も確認しつつ、予算に合ったウッドデッキを選べるとベストでしょう。

カラー

樹脂ウッドデッキのカラーは天然木と比較すると豊富です。樹脂ならではの明るい色から、白やグレー系の色など、天然木には出せない色合いを味わえます。

カラー選びのポイントは外壁やフローリングと同系色にすることです。外壁と同じカラーのウッドデッキは統一感が生まれ、インテリアの1つとしてオシャレな雰囲気を演出してくれます。フローリングの色に合わせると、リビングの延長として開放感を味わえるでしょう。

カラーはネットやカタログで確認できますが、写真と現物は色合いが異なることがあるので、ホームセンターなどで肌触りを確かめながら選ぶのがおすすめです。

サイズ

ウッドデッキは使用目的ごとに適したサイズがあります。代表的な使用目的ごとの基準サイズは以下の通りです。

サイズ(間口×奥行き)
家族や友人とバーベキュー 約2.5m×約3.5m(使用人数:4〜5人)
子どもの遊び場 約2.5m×約2m
洗濯物干し 約3.5m×約1.5m

上記は目安ですので、使用する人数や年齢に応じてサイズを調整してください。

価格

樹脂ウッドデッキの価格はサイズやメーカーにより異なります。サイズごとの目安価格は以下の通りです。

サイズ(間口×奥行き) 価格
家族や友人とバーベキュー 約2.5m×約3.5m 25〜30万円
子どもの遊び場 約2.5m×約2m 15〜20万円
洗濯物干し 約3.5m×約1.5m 15〜20万円

上記の価格は設置費用込みの目安価格です。性能や樹脂の素材によっては値段が上下することがあります。

樹脂ウッドデッキのメーカーごとに特徴を解説

樹脂ウッドデッキを販売する主要3メーカーの特徴は以下の通りです。

カラー サイズ 価格 寿命 メンテナンス
YKK AP ★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
三協アルミ ★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
LIXIL ★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★

樹脂ウッドデッキの寿命やメンテナンスの手軽さはどのメーカーも優れているのでメーカーごとに違いがある「カラー・サイズ・価格」で選びましょう。3メーカーの特徴を詳しく解説していきます。

ささくれが少ないエコ素材「YKKAP」

YKKAPのウッドデッキ

「YKKAP」はデッキ表面にねじ止めがない加工方法で、ささくれが発生することがほとんどないので、子どもやペットが自由に遊び回ってもケガをする心配は少ないでしょう。

色は、ホワイトブラウンやウォームグレイなどの5色から選べます。カラーやサイズの種類は他と比べるとやや少なめですが、素材の安全性や価格の安さで選ぶなら「YKKAP」がおすすめです。

モダンでシックなカラー「三協アルミ」

三協アルミのウッドデッキ

三協アルミには「ラステラ」と「ひとと木2」の2種類の樹脂ウッドデッキがあり、カラーバリエーションも豊富です。特に「ラステラ」はホワイトマーブルやグレーマーブルといったモダンでシックなカラーが多く、上品で落ち着いたウッドデッキを演出できます。

ひとと木2と比べると価格はわずかに高くなりますが、節や反りがない優しい肌触りと、ダブルフレーム加工による浮遊感は三協アルミならでは。「ラステラ」なら庭の雰囲気を一気に変化させ、休日のひと時を楽しめるリラックス空間として活用できるでしょう。

天然木の風合い「LIXIL」

LIXILのウッドデッキ

天然木のようなナチュラルな風合いを味わうなら「LIXIL」がおすすめです。耐久性の高い樹脂の表面に天然の木粉を混ぜ合わせることで、温もりのある木の質感を表現した「LIXIL」は、デッキ表面に溝付き加工を施し、より天然木に近くなっています。

カラーバリエーションは三協アルミほど多くありませんが、サイズは多数用意されているので、目的や庭の大きさに合わせて選べるでしょう。

樹脂ウッドデッキのメリット

樹脂ウッドデッキ最大のメリットは劣化スピードが遅く、耐久性が高いことです。人工的に作られているため、雨や日光により劣化することはほとんどありません。

さらに、メンテナンスしなくてもきれいな状態が長持ちするので、天然木に比べると管理の手間やコストが圧倒的に少なくて済みます。また、人工的に作られた樹脂ウッドデッキにしか出せないカラーが豊富なのもメリットの1つです。

劣化スピードが遅く耐久性が高い

20年以上の耐久性がある樹脂ウッドデッキに対して、天然木の寿命は5~15年ほどです。天然木で作られたウッドデッキは、雨で湿気がたまってカビが生えたり、腐食したりすることで劣化してしまいます。さらに、白アリに食い荒らされてボロボロになってしまうことも少なくありません。

樹脂ウッドデッキであれば腐りにくく、白アリに食い荒らされる心配がないので、きれいな状態を長持ちさせられます。

メンテナンスが簡単

ウッドデッキを美しく保つには定期的なメンテナンスが重要ですが、雨や日光などの影響が少ない樹脂ウッドデッキはほとんど手入れする必要がありません。汚れを見つけたら、水洗いしながらデッキブラシで擦るだけで十分です。

汚れがひどい場合には中性洗剤を用いると、デッキ表面が傷つきません。表面の傷は市販のサンドペーパーで磨くと目立たなくなります。

豊富なカラー展開

人工的に作られる樹脂ウッドデッキは、天然木には出せない明るい色や、グレーなどの落ち着いた印象を与える色など、バリエーションが豊富です。天然木に似せたナチュラルなカラーの製品もあるので、樹脂ウッドデッキでも自然の風合いを味わえます。

肌触りや質感はカタログやネット写真だけでは判断できないので、ホームセンターなどで実際の製品に触れてみることが大切です。

関連記事:失敗しない!ウッドデッキの色選び|人気・おすすめの色を解説

樹脂ウッドデッキのデメリット

ウッドデッキの風合い

メリットの多い樹脂ウッドデッキですが、天然木のような劣化による色合いの変化を楽しめないことや、日光が当たり続けると表面が熱くなるなどのデメリットがあります。

劣化による色の変化が楽しめない

適度なメンテナンスを行った天然木は、経年劣化とともに色合いを変化させ、少しずつ深みが増していきます。一方、樹脂ウッドデッキは設置時から色が変化することはほとんどありません。むしろ、日光の影響で色褪せて樹脂の表面に粉をふいた状態になることがあるので、注意が必要です。

直射日光が長時間当たると熱くなる

夏場の直射日光を浴び続けた樹脂ウッドデッキは、表面に熱がこもり、素足で歩けないほど熱くなることがあります。火傷の危険があるので、子どもやペットを遊ばせる時には特に注意が必要です。

最近では温度上昇を抑える工夫が施された樹脂ウッドデッキもあるので、火傷が心配な方はそういった製品を選びましょう。

【比較】ウッドデッキ樹脂と天然木の違い

ウッドデッキの劣化

ウッドデッキの種類を分けると「樹脂」「天然木」の2つです。天然木は自然な風合いを味わえ、色の変化を楽しめますが、劣化スピードが速く、メンテナンスが大変などのデメリットも少なくありません。2種類の素材による違いを詳しく見ていきましょう。

劣化スピード

劣化スピードが遅く、長持ちするのは樹脂ウッドデッキです。人工的に作られているので、雨や日光の影響を受けにくく、きれいな状態が長持ちします。

一方、天然木ウッドデッキは雨によりカビが発生しやすく、腐りやすいのがデメリットです。天然木の中にはカビが発生しにくい木材などもありますが、樹脂ウッドデッキの耐久性には及びません。

カラーとオプション

カラーやオプションが豊富なのは樹脂ウッドデッキです。天然木には出せない明るい色や、グレーなどのさまざまなカラーの中から住宅の雰囲気に合わせて選べます。また、樹脂ウッドデッキは、フェンスやステップなどのカラーバリエーションも豊富なので、ウッドデッキ本体と統一感を持たせることが可能です。

一方、天然木はカラーやオプションは少なめですが、経年による色合いの変化が楽しめます。自然な肌触りを楽しみたい方には天然木がおすすめです。

メンテナンス

樹脂ウッドデッキはメンテナンスがほとんど必要ないので、手間やコストがかかりません。一方、天然木は雨の湿気によるカビの発生や腐食対策のため、塗料を施す必要があります。種類にもよりますが塗料の寿命は1〜3年なので、定期的に塗り替えなければなりません。さらに、こまめに掃除で汚れを早めに取り除くなど、管理に手間と時間がかかります。

関連記事:ウッドデッキ人工木のメリット・デメリット|人工木と天然木の違いを解説

まとめ:樹脂ウッドデッキの選び方を押さえて設置しよう

この記事では、樹脂ウッドデッキの選ぶポイントを解説しました。「カラー・サイズ・価格」の3つを意識して、住宅に合う樹脂ウッドデッキを選びましょう。

カラーは外壁やフローリングの色と統一することで、オシャレな雰囲気を演出してくれます。サイズはウッドデッキの使用目的に合わせて決めましょう。カラーとサイズが決まったら、性能も確認し、予算内で購入できるメーカーのものを選びましょう

中でも「YKKAP」「三協アルミ」「LIXIL」の製品は人気が高く、カラーやサイズが豊富に用意されているので、この3つのメーカーから選ぶと良いでしょう。それぞれの樹脂ウッドデッキの特徴も本記事内でまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

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