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【料理好き必見】キッチンの間取り・レイアウトのポイント|後悔・失敗例と便利で理想な間取りを徹底解説

2024年12月25日
【料理好き必見】キッチンの間取り・レイアウトのポイント|後悔・失敗例と便利な間取りを徹底解説

キッチンをリフォームするとき、どんな間取りやレイアウトにしようかとあれこれ考えるのは楽しい時間ですよね。定番のI型キッチン、おしゃれなアイランドキッチン、使い勝手がよさそうなコの字型…。見れば見るほど迷ってしまって決められない、そんな方もいるのではないでしょうか?

「わたしの家に最適な間取りが知りたい!」
「気になるキッチンの間取りはあるけれど、失敗しないか不安…」
「効率のよく料理できるキッチンのレイアウトはどれ?」

この記事では、キッチンの間取り・レイアウトについて、あなたにあう選び方と成功のポイントを詳しく解説。みなさんの疑問やお悩みを解決します!また、それぞれの間取りについてのメリット・デメリットや、よくある失敗例もご紹介。さらに、使いやすいキッチンのアイデアもご紹介します。

キッチンの間取り・レイアウトに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※当ページのコンテンツや情報において、カインズリフォームでは、取り扱いが異なる場合がございます。

目次

使いやすいキッチンの間取り・レイアウトのポイント

クリナップ「ステディア」のII型キッチン施工イメージ(画像出典:クリナップ)
クリナップ「ステディア」のII型キッチン施工イメージ(画像出典:クリナップ)

ショールームで見るような、最新機能が搭載されたおしゃれなキッチン、いかにも使い勝手がよさそうですよね。しかし、キッチンを機能性やデザイン性で決めてしまうのは、後悔のもとです。

「使いやすいキッチンにリフォームしたい」誰もが思うことですが、そのことばの意味は実はひとそれぞれ。効率よく料理や片づけができるキッチンなのか、家族みんなで料理できるキッチンなのか、たっぷりの収納力でまとめ買いしたストックの置き場所に困らないキッチンのなのか…。ライフスタイルや大切に思うことによって「使いやすいキッチン」は異なります。

家庭のなかで、キッチンをどんな場にしたいのか、どんな役割を持たせたいのか?いま現在だけでなく、少し先の未来も見据えて考えながら、使いやすいキッチン選びをしていきましょう!

ワークトライアングルを意識

使いやすいキッチンの間取りはひとそれぞれではありますが、「ワークトライアングル」と呼ばれるコンロ・シンク・冷蔵庫のレイアウトには、料理をするうえで最適とされるバランスがあります。

コンロ・シンク・冷蔵庫の3つを結ぶ三角形の作業動線「ワークトライアングル」

ワークトライアングルは、正三角形に近いほど作業効率が高くなり、さらに3辺の合計が360~600cmに収まるとよいといわれています。
この範囲を超えてしまうと動きにムダが出てしまい、逆に距離が短すぎる場合は、配膳などの作業スペースが狭くなり、どちらも作業効率が悪くなるといわれています。

「使いやすいようにと大きなシステムキッチンにしたのに、なぜか効率よく料理できない…」という場合は、ワークトライアングルのバランスが悪いのかもしれません。リフォームの際は、このワークトライアングルを念頭に、キッチンの間取り・レイアウトを選ぶことをおすすめします。

カウンターや腰壁の高さは家族に合わせて検討する

キッチンカウンターは、家族全員が作業しやすいように、高すぎても低すぎてもいけません。使いやすいキッチンカウンターの高さは「身長÷2+5㎝」という公式から割り出せるので、家族の中でも平均的な身長の人やよく使う人物の身長をもとにキッチンカウンターの高さを決定しましょう。お子さんは将来的に身長が大きくなるので、大人の身長をもとに検討するのがおすすめです。

また、オープンタイプのキッチンは、腰壁を作るとリビングから調理中の手元や調理器具などが見えないので、空間がスッキリして見えます。腰壁の高さは大人の腰の高さくらい(約90~120cm)に設定するのが一般的です。腰壁を高くしすぎると空間に圧迫感が生まれてしまうので注意しましょう。

パントリーの設計は奥行きに注意

奥行きが深いパントリーは、奥に調理器具やストック用の食材を収納すると取り出しにくくなってしまいますが、手前に収納すると奥側にデッドスペースが生まれてしまいます。

一般的に奥行きを30cm〜40cmほど確保できれば、ほとんどのキッチン用具を収納することができます。収納力にこだわることも大切ですが、出し入れしやすい奥行きでパントリーを設計するのがおすすめです。

ストレスない通路幅を確保する

キッチンでの作業は立ち作業だけではありません。しゃがんだり、中腰になったり、背伸びしたりなど、さまざまな動作が伴います。また、複数人が同時にキッチンを利用することも少なくありません。とくにキッチン内ですれ違うときは、ある程度のスペースがないとストレスになるほか、調理中の鍋やフライパンにぶつかってしまうと、火傷の恐れがあるため、余裕を持ったスペース設定がおすすめです。一般的に、キッチンの通路幅は90㎝以上確保するのが理想的といわれています。

使う人目線でコンセントの数や位置を決定する

キッチンでは、コンロのほかにフードプロセッサーやオートクッカー、トースター、コーヒーメーカーなど、さまざまなキッチン家電を使用する家庭が多いでしょう。また、料理のレシピをスマホやタブレットで確認したり、動画を見ながら調理をしたりする人も増えています。そのため、キッチンには十分にコンセントを確保すると、キッチンを快適に使えます。

その他にも、コンセントの数だけでなく、実際にキッチンで家電を使用するときや設置場所をシュミレーションしながら、コンセントの配置を決定していきましょう。コンセントは、キッチン側に配置すると使いやすいほか、リビングから見たときにスッキリします。

現在のキッチンのよい点・わるい点を洗い出そう

使いやすいキッチンの間取りを選ぶためには、まず現在のキッチンの間取りについて、使いやすい点と使いにくい点の洗い出しからはじめるのがおすすめです。

次に、洗い出した使いやすい点・使いにくい点それぞれの優先順位づけをしていきます。優先順位の高いものを課題としてリフォームで解決すれば、満足度の高いキッチンリフォームができます。また、自分がキッチンにどんな場所としてとらえているのかも見えくるでしょう。

洗い出しと優先順位づけをしないまま、キッチンの間取り選びを進めてしまうと、せっかくリフォームしたのに、前のキッチンと同じようなところが使いにくい…と後悔につながる場合も。

次のチェックリストをもとに、使いやすいキッチンの間取りを決定していきましょう。

  • 収納スペースは十分あるか
  • コンセントは必要な数確保しているか
  • 冷蔵庫と作業スペースを行き来しやすいか
  • 戸棚の中身が取り出しやすいか
  • ゴミ箱は使いやすい位置にあるか
  • 通路で家族とすれ違う際に渋滞が起きないか
  • キッチン家電を設置するスペースは十分に確保できているか
  • 通路を塞いでいるもの(ゴミ箱や家電など)はないか
  • 戸棚、カウンターの高さは最適か

上記の項目は最低条件としてチェックし、譲れない条件がある場合は、優先順位を決定してベストなキッチンの間取りを選択してみてください。

キッチンの間取り・レイアウトの特長&メリットデメリット

キッチンの間取りにはたくさんの種類がありますが、使いやすさにどんな違いがあるのでしょうか?ここからは、間取り・レイアウトについて、それぞれの特長とメリットでメリットを解説します。

独立キッチン・オープンキッチン・セミオープンキッチンの比較

まずキッチンの間取りを選ぶ際、はじめに、基本の間取り「独立型キッチンとオープンキッチン、セミオープンキッチンのどれを選ぶか」を決める場合が多いでしょう。

ここからは、基本の間取り3タイプについて、特長とメリット・デメリットを見ていきましょう。

タイプ イメージ 特長/メリット・デメリット
独立型キッチン
独立型キッチンの施工イメージ(画像出典:TOTO)
キッチンが独立した個室になっているタイプ
○料理に集中できる
○匂いがリビングに広がりにくい
○来客の視線が気にならない
×家族の様子が見えない
×配膳や片づけに手間がかかる
オープンキッチン

オープンキッチンの施工イメージ(画像出典:TOTO)
オープンキッチンの施工イメージ(画像出典:TOTO)
壁や仕切りがなく、リビングの中にキッチンを設置するタイプ
○家族とコミュニケーションをとりながら料理ができる
○複数人でも使いやすい
×匂いや油はねがリビングに広がりやすい
×目隠しがないため散らかりや汚れが見えてしまう
セミオープンキッチン

セミオープンキッチンの施工イメージ(画像出典:リクシル)
セミオープンキッチンの施工イメージ(画像出典:リクシル)
コンロ前の壁や吊戸棚などで部分的にリビングとの仕切りがあるタイプ
○家族とコミュニケーションをとりながら料理ができる
○収納スペースを作りやすい
×匂いがリビングに広がりやすい

独立型キッチンは、集中して料理したい方やキッチンの様子をあまり見せたくない方に向いています。一方、オープンキッチンは、開放感を感じながら料理したい方や、キッチンを生活の中心に置きたいご家庭に最適です。

セミオープンキッチンは、リビングの様子を気にしておきたい小さなお子様がいるご家庭や、収納スペースをしっかり確保しつつもゆるやかな仕切りがほしい方におすすめです。

オープンキッチン3種の比較(壁付けタイプ・対面アイランド型・対面ペニンシュラ型)

独立キッチンの場合は壁付けキッチン、セミオープンの場合は対面キッチンに必然的に決まりますが、オープンキッチンの場合は、壁付けキッチンか対面キッチンか、キッチンの向きを選ぶ必要があります。

ここからは、壁付けキッチンと対面キッチンについて、特長とメリット・デメリットを解説します。

 

タイプ イメージ 特長/メリット・デメリット
壁付けキッチン
壁付けキッチンの施工イメージ(画像出典:リクシル)
壁に向かって料理するタイプ
○集中して作業できる
○リビングダイニングを広く取れる
○収納スペースを作りやすい
×家族とのコミュニケーションをとりにくい
×キッチンが丸見えになる
対面アイランド型

対面アイランド型の施工イメージ(画像出典:TOTO)
対面アイランド型の施工イメージ(画像出典:TOTO)
キッチンと壁に接する面がない独立したレイアウト
○家族とのコミュニケーションをとりやすい
○解放感があり、複数人で作業しやすい
○両側から出入りでき、配膳や片づけがしやすい
×調理のにおいや煙がリビングに広がりやすい
対面ペニンシュラ型

対面ペニンシュラ型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
対面ペニンシュラ型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
左右どちらか一方が壁に接しているレイアウト
○家族とのコミュニケーションをとりやすい
○広いキッチンスペースがなくても設置できる
×片側からしか出入りできない
×調理のにおいや煙がリビングに広がりやすい

壁付けキッチンはキッチンスペースを広く取れない間取りや、低予算でのリフォームが希望の方に向いています。

対面キッチン・アイランド型は、四方どこからでもキッチンを使えるため、家族みんなで料理をするご家庭に最適です。また、ホームパーティーをよくするなど、来客に料理をふるまう機会が多いご家庭にもよいでしょう。

対面キッチン・ペニンシュラ型は、小さなお子さまがいるご家庭など、リビングの様子をいつでも視界に入れておきたいご家庭に最適です。また、リビングのテレビを見ながら料理したい方にもおすすめです。

I型・L型・II型・U型の比較

基本の間取りとキッチンの向きが決まったら、何型キッチンにするか、レイアウトを選びます。ここからは、キッチンのレイアウトについて、特長とメリット・デメリットを解説します。

 

イメージ 特長/メリット・デメリット
I型
I型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
I型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
シンクとコンロが横に並んだ定番のレイアウト
【独立キッチン・オープンキッチン壁付け・オープンキッチン対面アイランド・オープンキッチン対面ペニンシュラ・セミオープンキッチン】
○ラインナップが豊富
○低価格帯も多くある
○狭いスペースにも配置できる
×横移動の距離が長くワークトライアングルのバランスが悪くなりやすい
L型
L型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
L型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
角を挟んでシンクとコンロをL字型に配置するレイアウト
【独立キッチン・オープンキッチン壁付け・オープンキッチン対面ペニンシュラ・セミオープンキッチン】
○I型に比べて収納量が多い
○I型に比べて作業スペースが広い
×角がデッドスペースになりやすい
U型
U型
U型の施工イメージ(画像出典:トクラス )
シンクやコンロをコの字型に配置するレイアウト
【独立キッチン・オープンキッチン壁付け・オープンキッチン対面ペニンシュラ・セミオープンキッチン】
○3方向がカウンターに囲まれ、作業効率がよい
○収納スペースも大きくとれる
×角部分がデッドスペースになりやすい
II型
II型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
II型の施工イメージ(画像出典:リクシル)
シンクとコンロの調理カウンターを分け、並列に配置したレイアウト
【オープンキッチン対面アイランド・オープンキッチン対面ペニンシュラ】
○動線が短く、作業効率がよい
○狭いスペースにも配置できる
×リビングやダイニングから全体が見えてしまう

キッチンの間取り選びでよくある後悔・失敗例

トクラス「Bb」のI型キッチン施工イメージ(画像出典:トクラス)
トクラス「Bb」のI型キッチン施工イメージ(画像出典:トクラス)

自分にあう使いやすいキッチンがわかっても、知っておきたいのが失敗例。「キッチンのリフォームをしたけれど、思ったよりも使いにくかった」と後悔をされる方は、どんな点に後悔をされているのでしょうか?

アイランドキッチンにしたらリビングが狭くなった

それなりの広さがあるLDKでも、対面キッチン、とくにアイランドキッチンにすると思ったよりもリビングやダイニングを圧迫してしまい、狭く感じるようになりがちです。

その理由は、アイランドキッチンは本体自体がほかのキッチンよりサイズ(寸法)の大きいモデルが多く、さらにキッチンの周囲で作業したり移動したりするためには、広めのスペースが必要だから。

アイランドキッチンに必要なスペースは6畳ほど。もしLDKが16畳なら、リビングやダイニングとして使えるのは10畳になります。LDKのサイズをよく確認して選ぶようにしましょう。

オープンキッチンにしたら片づいていないのが目立つ

おしゃれな印象があるオープンキッチンですが、キッチン全体が見えてしまうため、おしゃれな空間を保ちたいなら日頃から常に片づけておく必要があるのです。とくに困るのが急な来客時。独立型キッチンなら気にならないシンクにある未洗いの食器も、オープンキッチンだと丸見えに。

忙しくてこまめな整理整頓ができない方や、まとめて一気に片づけるタイプの方は、ストレスに感じる場合もあるかもしれません。

増える調理家電やゴミ箱のスペースを考えていなかった

キッチンは多くの家電を使う場所。リフォーム時には持っていなかった調理家電が増えることも少なくありませんが、サイズの大きな調理家電の場合、収納場所に苦労することも少なくありません。また、キッチンカウンターにコンセントがなくて困ってしまった、という失敗もあります。

また、忘れがちなのがゴミ箱の設置スペース。ゴミ箱が視界に入る場所にあると、とくに生活感が出てしまうもの。リフォームの間取りを検討するときには、ゴミ箱のスペースも確保しておくとよいでしょう。

対面キッチンにしたら収納スペースが足りなくなった

壁付けキッチンからアイランドキッチンやペニンシュラキッチンにリフォームした場合、吊り戸棚がなくなることでリフォーム前より収納スペースが減ってしまうことも。

背面に棚を設置するなど、キッチンのキャビネット収納以外の収納スペースを検討するとよいでしょう。

使いやすいキッチンの間取り・レイアウトのアイデア5選

クリナップ「セントロ」のペニンシュラキッチン設計イメージ(画像出典:クリナップ「)
クリナップ「セントロ」のペニンシュラキッチン設計イメージ(画像出典:クリナップ「)

最後に、使いやすいキッチンの間取り・レイアウトの例をご紹介します。キッチンリフォームの間取りを考える際、ぜひ参考にしてください。

【オープン壁付けI型】カウンターを加えてII型風に

リクシル「シエラS」のI型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)
リクシル「シエラS」のI型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)

オープンキッチン壁付けI型キッチンの場合、キッチン全体が丸見えになってしまうのが気になりますよね。その目隠しとしておすすめなのが、II型キッチン風にカウンターを追加するというアイデアです。

目隠しになるだけでなく、調理スペースや収納スペースを増やすことができ、目につく場所に置かざるをえなかったゴミ箱も、カウンターの中に隠すこともできます。もっとキッチンを見せたくない場合は、高さのある造作壁を設置とよいでしょう。

【オープン対面ペニンシュラL型】コンロを壁付けにして油はねを回避

リクシル「リシェルSI」のL型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)
リクシル「リシェルSI」のL型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)

対面ペニンシュラ型キッチンで気になるのが、油はねや匂いがリビングにも広がってしまうこと。対面ペニンシュラ型なら、定番のI型だけでなくL型もおすすめです。コンロを壁向きに設置すれば、ペニンシュラキッチンの開放感を確保しながら、油はねや匂いの対策もできるというアイデアです。

また、L型はI型と比べて、調理スペースや収納スペースが広いのもメリットのひとつ。間口は広げずに大きなキッチンにしたい方におすすめです。

【オープン対面ペニンシュラU型】カウンター付きペニンシュラコの字でカフェ風

TOTO「ザ・クラッソ」のペニンシュラU型キッチン施工イメージ(画像出典:TOTO)
TOTO「ザ・クラッソ」のペニンシュラU型キッチン施工イメージ(画像出典:TOTO)

カウンターやキャビネットがコの字にレイアウトされたU型キッチンの前面にカウンターを造作した、おしゃれなカフェのようなキッチンです。ハイチェアを置いて朝食などの食事スペースに。カウンターが手元隠しにもなる、一石二鳥のアイデアです。

【オープン対面II型】シンクのみのカウンターでコンパクトなアイランドに

リクシル「リシェルSI」のII型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)
リクシル「リシェルSI」のII型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)

アイランドキッチンに憧れるけれど、設置スペースの広さが足りない…そんな方におすすめなのがII型キッチン。アイランドキッチンと似た開放感の高いレイアウトですが、リビング側の調理カウンターにはシンクしかないため、アイランドキッチンよりコンパクトなサイズにおさえられるのがポイントです。

また、コンロや換気扇を壁側に設置できるため、アイランドキッチンのデメリットである油はねや匂いの心配もありません。

【セミオープン対面ペニンシュラI型】手元隠しの造作壁を飾り棚に

リクシル「リシェルSI」のペニンシュラI型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)
リクシル「リシェルSI」のペニンシュラI型キッチン施工イメージ(画像出典:リクシル)

オープン対面ペニンシュラキッチンに高さのある造作飾り棚を設置した、目隠しとしてもインテリアとしても効果的なアイデアです。リビングのインテリアと統一感を持たせることで、キッチンの生活感を一切感じさせません。

キッチンの目隠しとしても、油はねや水はねもしっかりガード。しかし視線を遮ることはなくリビングを見渡せるため、小さなお子さまがいるご家庭にもおすすめのアイデアです。

【オープン対面アイランド型】カウンターと一体型のダイニングテーブルで子どもから大人まで集まれるキッチンに

パナソニック「Lクラス」のアイランド型キッチン施工イメージ(画像出典:パナソニック)
パナソニック「Lクラス」のアイランド型キッチン施工イメージ(画像出典:パナソニック)

アイランドキッチンを囲むように造作テーブルを設置した、まるで料亭のようなキッチンです。イスだけでなく畳席も設けることで、子どもからご年配の方まで誰でもリラックスして座ることができます。

親族や複数の家族で集まり、食事を囲みながら団欒する機会が多いご家庭におすすめのアイデアです。

まとめ

使いやすいキッチンはひとそれぞれです。キッチンにどんな役割を持たせたいのか、長い目で考えることからはじめましょう。

後悔しないキッチンを作るためには、現在のキッチンの現状を正確に把握して、家族全員が心地よく使えるように工夫することが大切です。デザインや空間、使い勝手など、さまざまな角度からキッチンの間取り・レイアウトを決定してみてください。

カインズでは、コストパフォーマンスの高いシステムキッチンを多数ご用意しています。また、主要なメーカーのシステムキッチンを各種取り扱っております。システムキッチンのリフォームについて、わからないことや知りたいことがございましたら、ぜひお近くの店頭で、実物を体験し、店頭またはWebの問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

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